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日露戦争の2年前、今から百年以上前のこと、大阪で行われた博覧会の出し物に「沖縄人差別があった」と現在も声高に叫ぶ勢力がいる。
沖縄タイムス、琉球新報を始めとする反左翼複合体の面々である。
沖縄差別の歴史を風刺/「人類館」30年ぶり東京公演【12月17日】30年ぶりの東京公演となった演劇「人類館」の舞台=16日、早稲田大学大隈記念講堂大講堂
演劇集団「創造」/早稲田大学で
【東京】演劇集団「創造」による「人類館」(作・知念正真、演出・幸喜良秀)が16日夜、早稲田大学大隈記念講堂大講堂であった。同演劇集団の東京初演(1978年)からちょうど30年ぶり、一夜限りの公演に、学内外から1000人が詰め掛け、沖縄が差別を受け続けた歴史を風刺した劇に見入った。
一九〇三年に大阪天王寺で開催された第五回内国勧業博覧会で沖縄、アイヌ、朝鮮、インドなどの人々が民族衣装姿で見せ物として陳列された、いわゆる「人類館事件」を題材にした喜劇。
三人の役者が場面ごとに役を変え、沖縄戦で日本軍の迫害を受け、「集団自決(強制集団死)」に追い込まれたり、戦後の米軍占領下で抑圧されたりした沖縄の人々への差別の歴史、人間の中に潜む差別の意識を一つ一つ巧みに演じきった。
演劇は明治時代の琉球藩設置から現在に至るまで、沖縄がたどった「近代」をテーマに東京国立近代美術館で開催中の「沖縄・プリズム1872―2008」展(二十一日まで)の関連イベントとして、同美術館と同大学が主催した。 ◇ ラジオ、テレビもなく、現在とは比べられないほど情報が極端に少なかった100年以上前のこととはいえ、明治政府が実際にこの『人類館』が行ったような差別政策を取っていたとしたら、沖縄人として不愉快に感じる「事件」である。 では明治政府が実際に沖縄人にたいしてこのような差別政策を取っていたのか。 明治政府がこのような差別政策を沖縄に対して行ったことはなかった。 この「人類館事件」が沖縄県民の間に知られるようになるのは、米軍占領下で「祖国復帰運動」が盛んだった頃ではなく、 復帰後沖縄左翼が「反日」に運動を変換し始めた頃である。 日本の左翼が沖縄に根付き始めた頃の1976年、沖縄生まれの知念正真氏が書いた戯曲「人類館」を契機に沖縄人の間にもこの「人類館事件」知られるようになる。 「人類館事件」の概略はタイムス記事にあるが、念のため同じ日に報じられ琉球新報記事も参考のため、引用しておく。 琉球新報 差別突く舞台、泣き笑い 創造「人類館」30年ぶり東京公演 2008年12月17日
30年ぶりに東京で上演された演劇集団「創造」による戯曲「人類館」=16日夜、早稲田大学大隈記念講堂
【東京】東京国立近代美術館で開催中の「沖縄・プリズム 1872―2008」展の関連イベントとして、演劇集団「創造」による演劇「人類館」(作・知念正真、演出・幸喜良秀)が16日夜、早稲田大学大隈記念講堂で上演された。東京での上演は30年ぶりで、一夜一幕限りの公演に約1000人が詰め掛けた。沖縄がたどったさまざまな差別の歴史を描いた作品に観客は引き込まれ、笑い、涙し、最後は惜しみない拍手を送った。
「人類館」は、1903年に大阪天王寺で開催された内国勧業博覧会で沖縄やアイヌ、朝鮮などの人々が民族衣装で見せ物にされた、いわゆる「人類館事件」を題材にした戯曲。沖縄から連れて来られた男女と、2人に日本人への同化を強いる調教師の3人を軸に描かれている。
戦争、米軍統治下、本土復帰など沖縄の歴史を織り交ぜ、それに合わせて3人の役柄も変化する。笑いを取り入れながらも人種や言語、性などあらゆる差別の本質を突いている。1978年に岸田戯曲賞を受賞した。
沖縄テレビ⇒第13回ドキュメンタリー大賞ノミネート作品『よみがえる人類館』
さて、結論を延ばしてきたが、地元紙が隠蔽する事実をは「人類館事件」で、当時の沖縄県民が怒ったのは、単に差別されたからではない。
沖縄県人が「人類館」で、台湾の生蕃と北海のアイヌと同列に展示されたことが沖縄県人の侮辱だというのである。
当時の『琉球新報』(4月11日)では「我を生蕃アイヌ視したるものなり」という理由から、激しい抗議キャンペーンが展開されたのである。特に、沖縄県出身の言論人太田朝敷が、
学術の美名を藉りて以て、利を貪らんとするの所為と云ふの外なきなり。我輩は日本帝国に斯る冷酷なる貪欲の国民あるを恥つるなり。彼等が他府県に於ける異様な風俗を展陳せずして、特に台湾の生蕃、北海のアイヌ等と共に本県人を撰みたるは、是れ我を生蕃アイヌ視したるものなり。我に対するの侮辱、豈これより大なるものあらんや。(ウィキペディア)
このように悲憤慷慨して、沖縄県全体に非難の声が広がり、県出身者の展覧を止めさせた。
当時の沖縄の代表的知識人であり、琉球新報社長も勤めた太田朝敷の論説が、
「いふーなむん(異風な者)」に対しては、このように差別的要素を含んでいたのだ。
まさに沖縄人にとって「差別」とは己が持つ差別性を映しだす鏡であったのだ。
もう一つ、戯曲「人類館」と沖縄紙が隠蔽する事実は、
「人類館」が、博覧会場の中にあったように報道され、そのように思っている人が多いが、実際はそうではなく、
博覧会に便乗して会場外で開かれていたイベントの「場外パビリオン」で行われていた。(『沖縄文学選』)
あたかも当時の明治政府が沖縄差別政策を行うため、自ら「人類館」を設営したかのように報じられているが実際はそうではなかったのだ。
「人類館」が、政府行事への便乗商売をした業者の商行為だったことは「利を貪らんとするの所為と云ふの外なきなり」という怒りの言葉でも伺える。
今年に入ってから急に「人類館」の話題が沖縄のマスコミを賑わすようになったが、いずれの論調も「日本が沖縄に行った差別政策」であるという反日の怨念に満ちている。 沖縄タイムスの記事などは 「沖縄戦で日本軍の迫害を受け、「集団自決(強制集団死)」に追い込まれたり」 と、100年以上も前に、便乗商売をもくろんだ一業者の行いを、強引に「悪逆非道の日本」、さらには「集団自決」にまでも結び付けている。 沖縄タイムスよ、いくらなんでも少し強引過ぎはしないか。 それとも誇大妄想の病にでも陥ったのか。 いやいや、来るべき「集団自決訴訟」の最高裁判決に備え、「悪逆非道の日本軍」の印象操作に「人類館」を利用しようと言うのだろう。 さもなくば、100年前の一業者が行った便乗商法が 「集団自決」に結びつくはずもない。
タイムスはしつこく、コラムでも「人類館」を取り上げている。
[魚眼レンズ]前嵩西一馬さん
ラジオで「人類館」紹介
このほどNHK「ラジオ深夜便こころの時代」で、演劇「人類館」を紹介した早稲田大学琉球・沖縄研究所客員研究員の前嵩西一馬さん。「初体験でアナウンサーに遠慮した部分もあったが、いい勉強になった」と感想を話す。一九〇三年、大阪の勧業博覧会会場周辺で、琉球人が見せ物として展示された事件を取り上げた同劇。十六日には大隈講堂で劇団「創造」が上演を行い、再び注目が集まる。
「社会の周辺の人々を考える際、同劇の現代性は重要。決して昔話ではない」と説明。
「巷に溢れるお気楽な笑いではなく『人類館』ならではの錯綜した笑いの面白さを知ってほしい」と指摘し来場を呼びかけている。 関連ブログ: 知念正真の戯曲「人類館」を読む いつの時代にも便乗商法を目論む業者はいるもの。 政府主催の博覧会会場周辺で一業者が行った商売を、あたかも明治政府自体が「沖縄差別の政策」を行ったかのように捻じ曲がった報道を現在も続ける沖縄2紙の本意は何か。 彼ら極悪複合体の真意は沖縄の日本政府に対する憎悪を掻き立て、明治政府が断行した「琉球処分(廃藩置県)が間違いであった」という歴史観を浸透させることにある。 ★
■パンドラの箱掲載拒否訴訟六回口頭弁論のご案内
上原正稔氏の戦いをご支持御支援賜ります皆様、第六回のと報告会を下記の如く行いますので、参加賜りますようご案内申し上げます。下記の日程で行われますので、ご参加をお願いいたします。
尚、多くの皆様に裁判の経緯をご報告申し上げる為の「第二回沖縄戦を考える集い」は、講師の日程調整がつかず、今月に行う事が叶わなくなりました。来月以降の実施とさせて頂き、決定次第、お知らせ申し上げます。ご了承願います。
記
■第六回口頭弁論
日時 :三月十三日(火) 午前十時半より
場所: 那覇地方裁判所
■報告会
日時: 同日 午前十一時半より
会場 :沖縄県護国神社社務所内会議室
【注】三善会事務局より、一部の皆様に対して日程を間違って御連絡した可能性がありますので、日程をご確認の上ご参加下さいますようお願いいたします。
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琉球新報の言論封殺と捏造報道に敢然と戦いを挑んでいる上原正稔さんをご支援下さい。
■カンパ協力のお願い■
琉球新報の言論封殺に対し、徒手空拳で戦いを挑んでいるドキュメンタリー作家上原正稔氏の「パンドラの箱掲載拒否訴訟」の第6回公判3月13日(火)の予定です。
これまで皆様のカンパにより戦いを継続してきましたが、沖縄のマスコミから村八分状況の上原氏は現在闘争資金に不足をきたしています。
担当弁護士の先生も手弁当で支援して下さっていますが、打ち合わせ等をするにも交通費・滞在費等の出費を無視できません。
沖縄の閉塞した言論空間に戦いを挑んでいる上原さんの訴訟にカンパ協力をお願いしております。
三善会は上原正稔氏が琉球新報社を提訴した裁判「パンドラの箱掲載拒否訴訟」を支援する為、皆様の支援金のご協力のお願いを致しております。
支援金は、裁判の支援・報告会・講演会等の開催や広報活動等に活用させて頂きます。
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