昨日(4日)の衆院予算委員会で自民党の中谷元議員が宜野湾市長選にからむ防衛局「局長講和」と「市ぐるみ政治闘争」について政府を激しく追及したが、肝心の宜野湾市職労の「政治闘争」について報じるメディア皆無である。
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■真部局長の更迭は事実上消滅
「選挙があるからとか、お騒がせをしたからとかで早く処分するのではトカゲの尻尾切りだ。こんな安易に決めていいのか」
3日の衆院予算委員会集中審議で、自民党の中谷元・元防衛庁長官はこう野田首相や田中防衛相、川端総務相らに迫った。
さらに中谷議員は、宜野湾市の市職労の「市ぐるみ政治闘争」について追及し、真部局長を処分したら公平性にかけると述べ、更迭案件を「白紙」に戻させた。
自衛隊OBで元防衛庁長官である中谷氏の獅子奮迅の活躍の結果、真部更迭説は「白紙」となり、事実上消滅した。
そう、「大事な選挙なので投票をしよう」と「講話」をしただけで処分をされたら、たまったものではない。
真部防衛局長が「講和」をしたからという理由で更迭されたら世界中の恥さらしだと書いた。投票率を上げるように訓示したことが巷に騒がれてるような局長更迭に相当するような事案だとは到底考えられないからだ。
一連の真部バッシングが、全マスコミが、「沖縄」に迎合し大騒ぎをしたに過ぎないのだが、ここで言う「沖縄」とは、「反日左翼複合体」を意味することは言うまでもない。
「反日左翼複合体」が騒いだからと言って防衛局長を更迭したら世界の恥さらしである。
いやいや、恥をかくだけで済む問題ではない。
何の罪も犯していない真部氏を、マスコミが騒いだだけの理由で処分したら逆に提訴される恐れさえある。
■共産党議員と反日左翼複合体との連係プレー
さらに「講話」の内容の当否より深刻なのは、防衛局内の情報が反日左翼複合体の構成員である共産党議員に漏洩した事実である。
沖縄の反日左翼共同体(極悪共同体)が、防衛局内部の情報を県選出の赤嶺共産党議員に流出させ、マスコミが「沖縄」に迎合し真部局長の大バッシングをした。 これが、今回の「局長講和」騒動の顛末である。
反日左翼複合体と共産党とがリンクしたことが、結局宜野湾市の「市ぐるみ政治闘争」をあぶり出すというブーメランとなった。
大笑いである。
中谷議員が、国家公務員と地方公務員、それぞれの公職選挙法のいう中立性について野田首相の言質を取ったうえで、宜野湾市職労の「市ぐるみ政治闘争」について追及したにもかかわらず、今朝の沖縄タイムスには一行の記述もない。 念のため、ぐぐって見たが、筆者の調べた限り、全国紙でも中谷氏が「市ぐるみ政治闘争」について追及した記事は一行もないのである。
とりあえず中谷議員の国会質疑をご覧ください。
中谷議員の追及【動画】
H24/02/03 衆院予算委・中谷元【講話問題 ならば自治労日教組を問え!】
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■共産党との連係プレーの証拠
本島保護者さんのコメント
≪真部局長の談話を、「講話の内容は間違いなく、イハ洋一さんの相手候補への協力の依頼だったと思います。」と、浦添市の市議が決めつけ、自らのブログで拡散しています。
色々な方が質問を出していますが、何の音沙汰もなく沈黙しています。
イケイケのときには、マスコミの尻馬に乗って大騒ぎ。
都合が悪くなると、見ないフリです。
政治家たるものが、自分の発する言葉に責任を持たないなんて最低。
http://nishimeken.ti-da.net/e3776020.html ≫
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【おまけ】
宜野湾市民の安全よりイデオロギーを優先する伊波洋一氏について、過去エントリー最強の偽善者は伊波市長!「基地は財産」 県知事選へ立候補より抜粋して引用する。
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「危険除去と移設は別」?
どういう意味?
外相に宜野湾市長反論「危険除去と移設は別」
岡田外相は5日午前、那覇市内で、米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長と会談した。
岡田氏は、4日の日米外務・防衛当局の閣僚級作業部会で、米側が同飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行案の早期履行を強く求めたことを受け、「状況は厳しく、米国は辺野古以外の選択肢はないという。このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないとの考えをにじませた。現行案に反対している伊波氏は「危険性除去と移設は別の話だ」と反論した。(略)
(2009年12月5日 読売新聞)
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最近になってやっと夢から現実に立ち返った岡田外相は、「このまま行くと普天間の危険性がなくならないことを最も懸念している」と述べ、現行案での早期決着もやむを得ないと述べて、最も普天間住民の安全を考えるべき伊波市長を説得したが、最強の偽善者・伊波市長の言葉は常人の理解の範疇をはるかに超える。
危険地域の市長なら住民の危険除去を真っ先に考えるのが責務ではないのか。
それを現行案に反対する理由が「危険性除去と移設は別のこと」だとはどういう意味なのだ。
世界一危険とされる普天間基地に隣接する普天間住民から危険性を除去するのが基地移設の目的ではなかったのか。
沖縄タイムス 2008年8月12日(火) 朝刊 1面
民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局
宜野湾市大謝名/米軍機の安全で
【宜野湾】宜野湾市大謝名に設置された個人所有の高さ約四十メートルの電波塔に対し、沖縄防衛局が隣接する米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の事故防止を理由に、撤去を求めていたことが十一日、分かった。専門家によると、法律に違反しない建物に、米軍基地運用の妨げとなるとして国が撤去を求めるのは異例だという。(略)
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普天間基地があるために一番得をしているのは伊波市長だといわれる理由は数多くの補助金の他に、テレビ等のマスコミ露出の数の多さだ。
次期県知事候補といわれる伊波市長は基地関連のニュースの度にマスコミに登場し、今や那覇市長を押さえて最もマスコミ露出の多い市長として全国的にも知られ始めてきた。
これまで伊波市長が知事選を狙って演じてきた数々のパフォーマンスを嫌われメアの逆襲!民間地の鉄塔 撤去要請から抜粋し補筆して以下に引用する。
誰もが認める伊波市長の財産は「普天間基地」であり、それには次の大前提が不可欠である。
「住宅密集地に隣接した普天間基地は危険である」
これを基に伊波市長は数多くのパフォーマンスを演じてきた。
「クリアゾーン(土地利用禁止区域)」を滑走路両端に設けているが、実際は、ゾーン内に小学校や住宅がある。市はこれが米軍自身の安全基準違反になると指摘し、同飛行場の運用停止を求める。」
伊波市長訪米、米基準違反を追及へ(2008.7.26)
米海軍省作成の「普天間飛行場マスタープラン」のクリアゾーンを宜野湾市の航空写真に重ねた図
これに関しては当日記は、危険を承知でこれに近づいて、これを危険だとして、ゆすりたかりをするのはヤクザの手口と批判した。
⇒ゆすり、たかりはマフィアの生業
これに対し当時のケビン・メア在沖米総領事(現国防総省日本部長)が、「逆に滑走路の近くの基地外に、なぜ、宜野湾市が建設を許しているのか疑問」と反論した。⇒“無理解”メア氏 「近くに建設許す宜野湾市に疑問」
なるほど、基地外の建築許可は宜野湾市の管轄だからこれを許可した宜野湾市の責任こそ問われるべきで、米軍基地に責任を問うべきではない。
ところが、メアさん、言わんでよいことも、つい口に出してしまった。⇒ メア総領事 宜野湾市長訪米効果を疑問視
その結果がこれだった。
そして、新聞にはこんなことも書かれ⇒メア発言 こんな米総領事、要らない
基地外にはこんなこともされた。⇒在沖米総領事館に火炎瓶:
「そんなに危険と思う基地の側に鉄塔を作る方が危険だろう」と言ったら、再度「メア、出て行け」コールが起きかねない。
そこで防衛省をクッションにして、今回の「民間地の鉄塔 撤去要請/防衛局 」ということになった。
メアさん、前にこんなことを言っていた。
「米政府は日本の基地外の建設に何も権限がない。日本政府と県と市がコントロールしているので、米側は何もできない。普天間の滑走路の南の進入灯の近くにタワーができているが、これも安全の面で米側からはよくない。でも米側からは何もできない」
危険な滑走路を含む基地の側に鉄塔を作ることは危険地域をより危険にすると思うのだが、そんな理屈は伊波市長には通用しない。
危険を除去したかったら「飛行場で、飛行禁止」をすれば済む!
確か、沖国大も危険を承知で近くに建設されたはずだが・・・。