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育鵬社版は桃原さんの意志だった!

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朝のエントリーでは入手できなかった八重山日報と八重山毎日の記事が入ったので紹介する。

■八重山日報 1月21日

国債1億円で人材育成
奨学基金設立
桃原さん寄付「留学を」
個人で県内最高額
 八重山から世界に誇れる人材を育てようと、石垣市石垣出身の産
経新聞顧問顧問、桃原用昇さん(69)=東京都在=が額面1億円
の国債を市に贈呈し「桃原用昇奨学基金」(仮称)を設立した。個
人が設立した基金としては県内最高額。20日、桃原さんは「世界に
羽ばたく人材を1人でも多く育ててほしい」と期待した。
 ……桃原さんは石垣小、石垣中、八重山高校卒。上京後角川書店
に勤務し、同社専務も勤めた。郷土のために貢献したいと思い続
け、市内の学校に図書を贈る活動などをしてきたが、学力向上を重
視する中山義隆市長や玉津博克教育長の誕生を機に、私財で奨学基
金を設立することを決めたという。

桃原氏、尖閣関連の図書寄贈
図書館コーナー設置
 石垣市に1億円の奨学基金を設立した桃原用昇さんが尖閣諸島関
連の図書58冊を市に寄贈した。市立図書館は20日までに、桃原さ
んらの寄贈図書で尖閣問題関連コーナーを設置した。
 桃原さんが寄贈した図書の中には、入手困難な貴重な本も含まれ
ている。八重山防衛協会会長の三木巌氏も尖閣関連の図書を市に寄
贈しており、尖閣資料館の設置を要望する声が出ている。
 桃原さんはこの日、市立図書館を訪問。「引き続き資料を送り続
け、国会図書館に負けないくらい充実させたい」と期待した。

尖閣視察で来島
国会議員2人
 尖閣諸島周辺を海上から視察するため、新藤義孝衆院議員(自
民)、向山好一衆院議員(民主)が20日夜、石垣入りした。同日深
夜、登野城漁港から漁船3隻で出港予定。

          ☆

■八重山毎日新聞 1月21日

「方策が浮かばない」
竹富町教委
新学期控え対応に苦慮
教科書問題26日の定例会で協議へ
 八重山地区公民教科書問題で文科省から無償措置の対象外とされ
ている竹富町教育委員会は、教科書を配布する4月の新学期を控え
対応に苦慮している。公金を支出して教科書を購入する方針はない
が、教科書が行き渡らない事態を避けなければならなず、慶田盛安
三教育長は「どういう形で教科書を配布するか、良い方策が浮かば
ない」と頭を抱えている。26日の定例会で対応策を協議することに
なりそうだ。
 教科用図書八重山採択地区協議会の答申(育鵬社版)と異なる東
京書籍版を採択している町教委は昨年12月、文科省に対して「答申
が各教育委員会の採択を拘束しないことを認めるか」「竹教委が答
申と異なる採択をした行為は、地区協議会の規約に違反する行為
か」などと再度質問をした。
 これに文科省は
△答申に基づいて各教委が採択を行わないと、それぞれの採択は決
定しない
△無償措置法は、地教行法の採択権の行使について特別の定めをし
ている
△協議の結果である答申に基づいて各教委が同一教科書の採択を行
わないと、無償措置法の規定に反することになる。
などと回答、竹教委に教科書の無償措置を行うことはできないとの
見解を示した。
 慶田盛教育長は20日までの取材に対し、「法的拘束力のない答申
に従わないと、なぜペナルティーを受けることになるのか、分から
ない。再質問の回答には納得がいかない」と不満をあらわにし、
「竹富町は間違ったことはしていないので予算措置をするつもりは
ない」と明言した。町予算を支出して購入すれば、文科省の方針を
受け入れ、自らの非を認めることになるからだとみられる。
 一方で慶田盛教育長は「子どもには責任がないので4月には絶対
配布しなければならない」と話すが、どのような形で配布するか見
通しは立っておらず、竹教委が今後、どの対応していくのか26日の
定例会が注目される。

見出し

市に1億円の国債寄付
市出身の桃原用昇氏
「奨学基金設立を」
……桃原氏は八重山高校を卒業後、上京。学研に勤めたあと、角川
書店に採用され、専務を最後に定年退職。現在は(株)産経新聞社
の顧問を務めている。

           ☆

>公金を支出して教科書を購入する方針はない
が、教科書が行き渡らない事態を避けなければならなず、慶田盛安
三教育長は「どういう形で教科書を配布するか、良い方策が浮かば
ない」と頭を抱えている

慶田盛教育長が「頭を抱えてる」姿は爆笑ものである。

自業自得を絵に描いたようなものだが、「ルールを無視したらこうなる」という公民の実地教育だと思えば「有償給付」の経費など安い授業料である。

国語の勉強にもなる。 

因果応報!

 

朝のエントリーでは上記記事は間に合わなかったので、あくまで推測として次のように書いた。

≪故郷を離れていても石垣市の行政管轄である尖閣諸島の動向が気になって、尖閣諸島関連図書を収集していたのだろう。

今回の教科書騒動で尖閣諸島の領有権に関し「中国の主張をそのまま掲載した東京書籍版公民教科書」が、八重山地区では非採択になったのを見極めた上での寄付、寄贈ではないかと推測する。

これも推測だが、前極左市長時代のように沖教組主導の反日左翼複合体が八重山の教育界を蹂躙していたら、安心して1億円の教育基金を寄付は出来なかっただろう。≫

1億円もの大金を故郷の教育基金に寄付した理由は、やはり今回の八重山教科書騒動の決着にあった。

現在も産経新聞の顧問を務める桃原さんが、尖閣の領有権に関し、中国の主張をそのまま掲載する東京書籍版を主張する竹富町に賛成するはずはない。

当然、尖閣諸島は日本の領土であると明確に記述した育鵬社版教科書が採択されたのを見極めた結果の寄付・寄贈は間違いなかった。

桃原さんの意志を無駄にしてはいけない!

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