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哀れ!米海兵隊

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一事が万事という言葉がある。

レストラン等で一つの料理を注文してみてそれが丁寧な気配りで調理されていたら他の料理も先ず外れることはない。

人間の言動でもそうだ。

ある疑いをかけられた人物が、日頃その疑いに相応しい言動をしていたら、確証がなくとも「あいつならやりかねない」ということになるし、その逆の場合は「あいつに限ってそんなことをするはずがない」ということになる。

日頃米軍関連の事故や事件があると、大は婦女暴行事件から小はタクシーの無賃乗車に至るまで、歪曲・捏造のデタラメ報道が日常茶飯事の沖縄2紙を知る者なら、今回の「田中暴言事件」も「琉球新報の罠に嵌った防衛局長」という構図で見る。

日本の定跡さんが琉球新報の暴走報道を指して「米軍基地という安全保障の問題と女性の人権というポピュリズムを同じ土俵で論じる愚かさ」と厳しく批判している。

         ★

今日の沖縄タイムスにこんな見出しのベタ記事が載った。

住居侵入の疑い

海兵隊員を逮捕

「悪名高い」米海兵隊員が夜中の3時ごろ住居侵入をしたのなら、小さなベタ扱いにせずに一面トップか少なくとも社会面トップにするはずなのだが。

しかし記事をよく読んでみると、タクシーの無賃乗車をした米海兵隊員(22)が警察に追われ、深夜の民家の敷地内に逃げ込んで潜んでいるのを発見され逮捕されたということ。

だったら、米海兵隊員が逮捕されたのは無賃乗車の容疑であり家宅侵入の容疑ではないはずだ。

だが、米兵のタクシー強盗ならともかく、無賃乗車で逃げた海兵隊の逮捕となると記事にもならないので、海兵隊の住居侵入と刺激的な見出しにはしてみたが、さすがに社会面トップにするわけにはいかなかったのだろう。

参考資料として同記事を全文引用しておく。

住居侵入の疑い
海兵隊員を逮捕
浦添署

浦添署は3日、住居侵入の疑いで在沖海兵隊キャンプ・フォスター所属の上等兵コネリアス・ラベル・マーシャル容疑者(22)を現行犯で逮捕した。 容疑を求めているという。 同署の調べによると、マーシャル容疑者3日午前2時53分ごろ、浦添市港川の会社代表の男性(48)の自宅敷地内に理由なく侵入した疑いがある。 事件前に那覇市内でタクシーの無賃乗車があり、警察が別のタクシーに乗り換えて逃げた男を追っていたところ、特徴の似たマーシャル容疑者を敷地内で逮捕したという。 同署は無賃乗車をした詐欺容疑でも調べている。(沖縄タイムス 2011年12月4日)

哀れな海兵隊員、那覇から浦添までなら精々2000円前後の無賃乗車だろうに。 住居侵入とどちらが罪が重いやら。(涙)

【おまけ】

こんなこともあった。

昨年2010年のエントリーである。

毎度、沖縄タイムスのダブスタ報道!

今年の三月に米兵が酒気帯びで起した当て逃げ事故を、沖縄タイムスが「ひき逃げ」と報じたことに疑念を呈したら、コメント欄が盛り上がった。

当て逃げに見えても被害車両にけが人がおれば、「ひき逃げ」と報ずるという沖縄タイムスを援護するしつこい常連さんがいたからだ。

だが、沖縄タイムスの主張は、その場限りの言い逃れで、加害者が米兵の場合に限り人目を引く「ひき逃げ」と差別報道をすることを自ら暴露してしまった。

全く同じ条件で沖縄人が起した事故を「ひき逃げ」ではなく、「当て逃げ」と報道したのだ。

その詳細は沖縄タイムスが差別報道!に記してあるが、要約し引用するとこうなる。

引用文に入る前に何度も繰り返してきたことを、しつこくくり返す。

日本語の分からない方々向けの一種の儀式ですので飛ばしても結構です。(笑)

米兵の事故・事件に絡むエントリーで、筆者は容疑者が米兵という理由だけで歪曲報道される卑劣な沖縄メディアの報道姿勢を批判するのであり、米兵の事故や事件そのものを擁護する気は毛頭ない。

悪質な事故・事件を起した犯人は、米兵、沖縄人を問わず厳しく断罪されてしかるべき、これは改めていうまでも無い。

 

で、引用文に入る。

<米兵が起した「ひき逃げ」の報道と同じ日の沖縄タイムスに、次のような記事があった。

酒飲み当て逃げ

容疑の男を逮捕   嘉手納署

酒気帯び運転でバイクに追突し、現場から逃走したとしたとして、嘉手納署は8日、道交法違反(酒気帯び運転・事故不申告)の疑いで、那覇市辻の会社員、上地栄太郎容疑者(22)を現行犯逮捕した。 追突されたバイクの運転手は、右ひざを打撲したという。 同容疑者は酒を飲んだことは認めているが、バイクへの追突については「何かにぶつかったような気がする」とあいまいな供述をしているという。(沖縄タイムス 2010年7月9日)

二つの「事件」は同じ追突事故で、事故の状況は次の条件のどれを取っても全く同じである。

(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人

ただ一つ違いを挙げれば、片方は容疑者が米兵で、一方が容疑者は沖縄人という違いである。

沖縄タイムスは人種によって報道の姿勢が大きく異なる、つまり人種差別主義者であることを自ら暴露したのが二つの追突事故の報道である。

沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。

一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも「当て逃げ」と報じている。

これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。>

                    ◇

3月に起きた米兵の交通事故を、8月になっても大見出しで報じる沖縄タイムスはしつこく続報を報じていたのだが、沖縄人が起した同種の事故にもこのように執拗に報道するのか。

否である。

 今年3月、名護市辺野古であった米軍車両によるひき逃げ事件で、道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告、救護義務違反)と自動車運転過失傷害の容疑で書類送検されていた在沖米海軍の女性3等兵曹ウェンディー・フォスター容疑者(26) ...    米兵を書類送検へ 辺野古ひき逃げ 2010年7月9日
来週にも県警方針 車両実験など終了     終戦記念日の昨日の沖縄タイムス社会面の目立たぬ場所に次のベタ記事があった。

バイクに衝突 けがさせ逃走

酒気帯び容疑の男逮捕

宜野湾署は13日、酒を飲んで車を運転し、オートバイに衝突して男性にけがをさせ逃亡したとして、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、救護気味違反)の疑いで、中城村北上原の自営業、瑞慶覧朝盛容疑者(53)を現行犯で逮捕した。 同署の調べでは、瑞慶覧容疑者は13日午後9時ごろ、中城村北上原の剣道29号で、酒気帯び状態で普通貨物乗用車を運転してオートバイに衝突、乗っていた男性(24)を転倒させ、擦過傷を負わせた上で、逃走した疑いがある。 同署によると、目撃者からの通報を受けて現場付近を調べたところ、瑞慶覧容疑者は現場から約1?離れた場所に車を停車させ、車内に座っていたという。 飲酒検知では、基準値の約2倍アルコールが検出されたという。(沖縄タイムス 2010年8月15日)

                     ◇

まぁ、次々と同じような事故が起きるのも呆れるが、これも赤文字で示したように沖縄タイムスが主張する「ひき逃げ」の条件を全て満たしている。

おまけに酒気帯び運転まで問題の米兵と全く同じではないか。

沖縄タイムスがいうところの「ひき逃げ」報道の次の4点セットである。

(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人

ん? 実際は5点セットで、(5)は米兵が条件だって。

だったら沖縄人の場合は「ひき逃げ」の栄誉?を得る資格が無いことになる。

やはり、サンマは目黒に限る・・・ではなく、「ひき逃げ」は米兵に限る、というわけだ。

読者をバカにしているとはまさにこのことだ。

敢えて引用と同じ文を用いて、沖縄タイムスのダブスタ報道を批判する。

沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面と社会面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。

一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも「当て逃げ」と報じている。(今回は衝突とだけ報じて、「当て逃げ」とも書いていない)

これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。

沖縄タイムスよ、恥を知れ!

ん?カエルの面に小便、と言う言葉もあるか。

 

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