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ウルトラCか?全教委登場!

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昨日は石垣市で市民集会を名乗る左翼集会が開かれたので、今朝の沖縄タイムスの社会面トップは狂喜乱舞の大見出し。ちなみに一面からは完全撤退の模様。

★社会面トップ

全教委で一本化協議

八重山8日にも総会

育鵬社採択 460人抗議 八重山

平和教育に危機感

生徒「子の目線に立って」

無理を通して道理を引っ込めようとする左翼集会を「市民集会」とするのは良識ある石垣市民にとっては迷惑だとの声もあるが、法の遵守で対応する玉津会長に追い詰められた左翼勢力は、最後の手段の「ウルトラC」として八重山教育委員協会(全教委)の登場を要求したというから大爆笑である。 しかも協議をするというだけでこの大騒ぎだ。 よっぽど追い詰められたのか。

参加人数を水増しするは何時ものことだが、実際に参加した知人の報告によると多くても250人程度とのこと。

2倍程度の水増しはご愛嬌か。(笑)

ちなみに事務局発表は7:30=350名、9:30=456名とのこと。

ところで、全教委って一体何だろう。

一昨日の琉球新報にこんな記事があった。

全教委、近く臨時会 教科書問題で八重山3市町

琉球新報 2011年9月1日      
 【八重山】「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版公民教科書をめぐり同一採択地区内の石垣市、竹富町、与那国町の各教育委員会が異なる教科書を採択した問題を受け、3教委の教育委員全員(13人)が参加する八重山教育委員協会(会長・仲本英立石垣市教育委員長)が近日中に臨時総会を開く方向で調整していることが31日、関係者の話で分かった。同社版を各教委に答申した教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は同日の役員会で再協議したが決裂。一本化できなかったため、教育委員全員による協議で合意形成を図る考えだ。(30、31面に関連)
 同協会は教育委員相互の連携を密にし、八重山共通の教育行政の諸問題を検討して解決、実現を図るのが目的。臨時総会の招集権限は仲本会長にある。
 教科用図書八重山採択地区協議会は31日、3教育長による役員会を石垣市教育委員会で開催。育鵬社版を不採択にした竹富町教委に対し、答申通り同社版を採択するよう求める要請文を会長名で送ることを決め、同日付で手渡した。
 役員会は育鵬社版を採択した石垣市教委の玉津教育長、与那国町教委の崎原用能教育長が竹富町教委の慶田盛安三教育長に対し、答申に沿って採択するよう要求。慶田盛教育長は「採択権限は教育委員会にある」と拒んだ。
 竹富町教委は要請を受けて臨時委員会の開催を検討するが、開催したとしても育鵬社版を再び不採択にする見通し。

             ☆

教育行政には似たような役職が多く、県教育長、各市町村の教育長、そして各教育委員長と一般の読者にはその違いが分かり難い。

上記記事で突然登場する「八重山教育委員会協会(全教委)」もわかり難い組織であるが、琉球新報の「(同協会は)八重山共通の教育行政の諸問題を検討して解決、実現を図るのが目的」という説明を読むと、各教育委員会の上部に位置するよう組織のように印象操作されてしまう。

石垣市教育委員会と与那国教育委員会が八重山採択協議会の答申通り育鵬社版を採択したのに対し、竹富教育委員会が反対したため、八重山地区の3教育委員会の上部組織の八重山教育委員会協会が、3教育委員会の合意形成に乗り出してきたという印象操作だ。

いずれにせよ教委協会長である仲本英立石垣市教育委員長の考え方が気になるところだが、仲本氏は育鵬社版の採択には反対意見だという。

そこで同じニュースを報じる八重山日報の記事を参照すると、琉球新報の印象操作の全てが見えてくるから愉快である。八重山日報は八重山教育委員協議会を教育委協と記している。

八重山日報 9月2日

「採択白紙」狙いか

教育委協の開催案浮上

3市町村で対立する教科問題を打開するため、1日、全教育委員で構成する「八重山教育委員協会」を開催する案が浮上した。ただ、同協会には教科書選定、採択する法的権限はないことから、事務局の市教育委員会や与那国町教委からは「何を話し合うのか」と困惑の声が上がっている。
これに対し、育鵬社の公民教科書に反対する竹富町教委などは、八重山採択地区協議会の委員の入れ替えなど、玉津教育長による一連の改革を問題視、協議会の選定そのものが認められないとして、全教育委員による話し合いで教科書の一本化を図る考えを示す。「他に解決策はない」と主張する声もある。
教育委員は石垣市、竹富町各5人、与那国町が3人。 教科書採択をめぐる3市長教育委の審議から推定すると、全教育委員13人中、過半数を超す。 多数決を取れば育鵬社版の選定、採択を覆す決議が可決される可能性は高い。
召集権者である仲本英立石垣市教育委員長が、26日の市教委で育鵬社版に強く反対していたことから、育鵬社版の採択を白紙に戻すための「ウルトラCだ」という観測も流れる。
ただ、育鵬社版を選定、採択した協議会や市教委も多数決だった経緯があるだけに、市教委関係者は「自らも自己矛盾に陥る」と指摘する。
仮に同協議会が育鵬社版の選定、採択を覆す決議を行った場合は、3市町村教委に対するアピール力を持つと見られる。ただ、決議に法的拘束力はないため、いずれかの教育委が決議を拒否した場合は「堂々めぐりになる」という懸念もある。 
関係者の1人は、権教委が明確な見解を示すほか打開策はないとして「県教委の指導力不足が問題だ」と不満をあらわにした。

            ☆

先ず重要なポイントは八重山教育委員協会は、教科書選定や採択に関しては何の権限もなく、各地区協議会の親睦団体的性格の組織であること。

そこをを押えておけば、琉球新報の印象操作に引っかかることはない。

玉津石垣市教育長は協議会会長という立場上、言葉を選んで発言している感がする。

だが、その点崎原与那国町教育長は常に問題の核心をストレートに発言している。

八重山教育委員協議会の招集についても「何を話し合うのか」と、何の法的権限もない組織が改めて召集されても意味のないことを率直に発言している。

育鵬社版の採択に反対の仲本会長のパフォーマンスに過ぎないことは教委協会の法的性格を知る者なら誰でも分かること。

仮に教委協による多数決で育鵬社版を拒否したとしら、「ウルトラCの秘策」どころか「ウルトラC級の赤恥」を全国に晒すことになる。

民主主義に無知な教育関係者として慶田盛教育長が悪名を全国に轟かしてきた。

今度は民主主義に無知な教育関係者の2番手として、仲本英立石垣市教育委員長が全国に恥を晒すことになる。

八重山日報がいみじくも指摘するように、採択権者の協議会が多数決で決めたことを、全教委協が多数決で否決した所で、全国の物笑いになるのがオチである。

百歩譲って、この理不尽な多数決を石垣市民が是認するようだったら、八重山地区では教科書採択で永久に堂々めぐりの愚を続けることになる。

何しろ自分が気に入らない、多数決は拒否して自分の気に入る結論が出るまで多数決を続けるというのだから、議論するのもバカバカしい。 

こんな無法者の教育指導を受ける子どもたちが可哀そうである。

元小・中学校の校長・鳩間昇さんが、八重山地区の良識を代弁して八重山日報に寄稿されているので次に紹介する。

■ 八重山日報 9月2日

寄稿  『教科書問題に思う』 鳩間 昇

 今回の教科書採択問題は第二の教科書騒動と思っている。第一は検定そのものを違憲として
争った家永教科書裁判である。しかしこの裁判は殆どが家永側の敗訴であったことは周知のと
ころである。
 なぜ裁判を持ち出すか、と言われるかも知れないが、今回の問題もいつもの圧力団体の
パターンがこれまでと酷似しており裁判まで行き着くであろうと思うからである。
 これまでマスコミを通して読んだ限り今回の問題では、多くの問題を持っているが、
具体的なことは後日に記すことにし、本日は三つの件について私見を述べてみたいと思う。

(一)採択について
採択業務について、調査員置いている県は少ないと聞く、しかも調査結果は、あくまでも
参考であり、それに基づいて採択を決めるなどと言うことは、全く有り得ないことだと
聞いている。順位付けなど他府県では無いということである。ましてやマイナスなどと
評価したとの報道もあるが、検定を合格した教科書にマイナスはないのである。それを
あえてマイナスを付すということは、特定の思想の視点で見ているからとしか思えない、
だとしたら調査員の資質を疑うものである。
 次に採択協議会について述べるが、これは教科書無償措置法(法名略記)及び同法
施行令によって、県教委の指定する採択地区の教育委員会で協議し、教科事に一種の
教科書を採択する、ということになっている。
 これらの事項に沿って考えると、協議会の会長が、これらの法令に従い採択方法を
改革したことは、全く正当な措置であるといえる。それで協議された事項は、各委員会
で決定されるに当たり、尊重されるべきことであると考える。法令が定めているのは
そのことではないのか、即ち各教委はそれを尊重して採択を決定することであろう。
 教科書は指導要領に従って検定されており、全国を視野において編集されるいわゆる
全国版であって沖縄版ではない、内容においても大同小異であり、教科書の通例である。

(二)竹富町教育委員会の不採択
協議会の決議を尊重すべきと記したが、竹教委はそれと別の教科書を採択したとのこと
である。これは明らかに法令違反と言える。決定は委員会にあると言うが、協議会の
決定に反しても良いという法令はなかろう。
 <竹富町>教育長は、行政(教育)のベテランと思っていた。しかし、自分の意に
添わぬことは賛同しない従わないとの意志のようだが、それが民主主義というの
だろうか。疑問だらけである。あまりにも独善的と言わざるを得ない。昨今においては
「民意は尊重する必要を発信しているが、行政者の取るべき道は、法令に従い措置を
講ずることが民意への責任であろう。民意についてであるが、殆どのマスコミが
こぞってバッシングと思えるほどのキャンペーン的の後になされたにもかかわらず、
五〇%近い賢明な市民、群民がおられる事は大変心強く思うものである。民意尊重
も結構だが、その前に協議会決議を尊重すべきであろう。<竹富町>教育長をはじめ
竹教委の皆さんは猛省されることを乞う。

(三)県教育委員会に望む
県教委に置かれる審議会は八月十五日で終了していると思うので、今回の問題に
対しては一般的指導助言ななろうかと思う。それぞれの採択決定も、それまでに
終了しているべきであろう、十六日以降にずれた八重山地区は、石垣、与那国の
両市町が協議会の決定を尊重して、速やかに決議している。問題は、竹教委の
協議会無視にあると思う。であるならば、県教委が指導すべきは、竹教委で
あると考える、すみやかに地区一種の教科書が決定されるよう指導して頂きたい。
それが正しい行政措置であると考える。
すみやかにとは採択決定後における教科書事務が教育委員会の事務として多忙を
極めるからであろう。県教委の適切なる指導を切望して終える。

石垣市平得二八二 (元 小、中学校長) 鳩間 昇 

          ☆

沖縄メディアや左翼団体が強要する解決法は、勝つまで続けるヤクザのジャンケンのようなのもの、・・・

と言ったらヤクザ屋さんに怒られそうだ。

「 今時のヤクザはそんなアコギなことはしない」と。

【おまけ】

9月2日の八重山日報の見出し

教科書問題
全教育委員会で8日協議へ
「一本化」へ事態打開目指す

「採択白紙」狙いか
教育委員協の開催案浮上

竹富町、きょう臨時教委
協議会の要請審議

「こどもにふさわしい教科書を」
住民の会、育鵬社採択に抗議

公立中388校使用見込み
育鵬社の歴史・公民教科書

                    ★

何の権限もない会議を招集して、多数決をするという全教委。

こんな恥の上塗りをするくらいだったら、皆で集まって、お茶でも飲みながら孫の自慢話でもしたほうがましだ、と思う方

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