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一夜明けたら「早期退陣」だって、恥ずかしい社説

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首相の早期退陣へ圧力強まる
NHKニュース6月3日 4時3分 
 
菅総理大臣が2日夜の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で「冷温停止が一定のめどだ」と述べたことから、与野党の間では、退陣の時期は来年1月との受け止めが広がっています。これについて、民主党内では、当初の方針を撤回して内閣不信任決議案に反対した議員に加え、参議院の幹部などからも強い批判が出ているほか、野党側も菅総理大臣の政治姿勢を追及する方針で、早期の退陣を求める圧力が強まっています。

菅総理大臣は、2日、党の代議士会で「震災に一定のめどがついた段階、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」と述べ、震災対応や原発事故の収束に一定のめどが立った段階で退陣する意向を表明しました。これによって、菅内閣に対する不信任決議案の採決では、民主党内で賛成する意向を示していた小沢元代表らが採決を欠席したほか、鳩山前総理大臣らが反対に回ったため、決議案は反対多数で否決されました。しかし、菅総理大臣が2日夜の記者会見で、「原発事故の収束に向けた工程表で言うと、ステップ2が完了して、放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止という状態になる。そのことが、まさに一定のめどだと思っている」と述べたことから、与野党の間では、退陣の時期は来年1月との受け止めが広がっています。これに対して、鳩山前総理大臣は、復興基本法案の成立や今年度の第2次補正予算案の早期編成にめどがついた段階で退陣することで、菅総理大臣と認識が一致したとしており、鳩山氏は「私との約束がうそだったということになれば、直ちに辞めてもらうしかない」と反発しています。また、内閣不信任決議案の採決で賛成する意向を撤回して反対に回った議員が反発を強めているほか、参議院の幹部などからも強い批判が出ています。さらに、野党側からは、自民党の石原幹事長が「あきれてものが言えない。世界の信頼をますます失うことになるのではないか」と述べるなど、早期退陣を求める意見が相次いでいます。野党側は、3日に行われる参議院予算委員会の集中審議などで菅総理大臣の政治姿勢などを厳しく追及する方針で、早期の退陣を求める圧力が強まっています。

              ☆

昨日の国会の茶番劇を放映したテレビが匂い付であったら、この期に及んでも権力の座にしがみつこうとする菅首相の姿から腐臭が漂っていただろう。 真剣にテレビを見ていた国民こそいい迷惑だ。

前首相との約束を反故にしてまで権力の座に居座ろうとする菅首相も見苦しいが、約束を破られたと怒り狂う鳩山前首相も似たようなものだ。 首相辞任のとき議員引退を公言し、首相を務めたものは政治の表舞台には立たないと言ったのは誰だったのか。

お互いに約束を反故にするのが得意のはずだから、なにも今さら鳩山氏が怒ることもないと思うのだが・・・。

それにしても、よくもまぁ恥知らずの首相が続くものだ・・・民主党政権は。

今朝の沖縄タイムス社会面トップは「茶番国会『日本の恥』」と、最大級の批判をしている。 これに準じて社説のタイトルも「早期退陣し収拾図れ こんな政治はいらない」となっている、

これに関しては、珍しく当日記も沖縄タイムに同意するが、その一日前の2日の社説との整合性のなさには改めてあきれ果てる。

2日の社説はこうなっている。

「与野党結束の時なのに」

昨日のエントリーでこのように書いた。

<この期に及んで、「急流を渡っている時に馬を換えるな」との諺を持ち出したり「首相交代などやっている場合じゃない」未だに言ってる向きもあるようだが、そうやって80日間も我慢してきた結果が現在の惨憺たる状況だということを、いい加減に認識すべきではないか。 急流を渡る能力も意思も持っていない馬に乗っているのは国民であり、こんな未曾有の駄馬と心中するのは勘弁して欲しいと言うのが国民の意思である。

「与野党結束の時なのに、こんなことやっている場合じゃない」と菅内閣の存在を容認することは、それは「被災地の惨状をこのままにしてかまわない」という意思表示していることになる。

ちなみに本日の沖縄タイムス社説のタイトルが「与野党結束の時なのに」であるのには、思わずコーヒーを吹いてしまった。

 「与野党結束の時なのに」 (沖縄タイムス社説タイトル)

沖縄タイムスは国民に菅内閣と心中せよとでも言うのだろうか!>

 

沖縄タイムスは昨日の時点までは菅首相の続投を支持し「与野党結束の時なのに」と不信任案提出に批判的であった。

それが、一夜明けたら何の恥もなく「早期退陣し収拾図れ」と豹変するのだから恐れいりやの何とやらである。

マスコミがこぞって支援した政権交代の実像にあきれた国民は、参院選、統一地方選と立て続けに、民主党政権にレッドカードを突きつけた。

ところが国民の真意を見誤った沖縄タイムスは昨日の時点まで、菅政権の続投を望んでいたが、昨日の国会での茶番劇で、初めて政権交代の実態を知り、初めて菅首相に見切りをつけたというのだから、その見通しの甘さには呆れて言葉を失う。

昨日と今日の社説のタイトルが沖縄タイムスの見通しの甘さを如実に表していて興味深い。

昨日・2日の社説⇒ 「与野党結束の時なのに」

(茶番国会『日本の恥』)

本日・3日の社説⇒「早期退陣し収拾図れ」

 

沖縄タイムスは、こんな一夜でコロコロ変わる社説を書いて恥ずかしくないのだろうか。

もっとも自分が支援した政権交代の結果、恥知らずの首相が2代も続いているわけだから、恥ずかしさも麻痺しているのだろう。

 

今回の茶番劇は与野党を巻き込んだ菅首相の「ヤメルヤメル詐欺」だと思う方クリック応援願います。

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【おまけ】

首相発言要旨―民主代議士会

2011年6月2日12時46分  
. 菅直人首相が2日午後の民主党代議士会でしたあいさつの要旨は次の通り。

   ◆   ◆

 東日本大震災の中、野党から不信任案が提出された。私に不十分なところがあったことが不信任案提出を出すということにつながったと受け止めていて、改めておわびしたい。

 今、私たちが置かれているのはどういう状況か。何としても震災の復旧・復興の道筋をつけていくこと、原発事故の一日も早い収束を図ることに、すべての力を傾注しないといけない。被災者からは、遅い、不十分だという厳しい指摘もたくさんいただいている。私の指導力や考え方に不十分だった点も多々ある。

 三つのことをしっかり目標として取り組んでいく。一つ目は、震災は原発事故が継続中だし、復旧・復興もこれから本格化する。全身全霊をあげて最大限の努力をする。二つ目は民主党を壊してはならないという根本に立って行動する。そして、三つ目に、自民党に政権を戻すことがないよう対応していく。

 震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代に責任を引き継いでもらいたい。一定のメドがつくまで責任を果たさせてもらいたい。そのためにも、不信任案に一致団結して否決し、自民党に政権が移ることのない道筋を歩み、一定のメドがついた段階で若い世代への引き継ぎも果たしてほしい。国民が政権交代で期待したこと、被災地のみなさんの望んでいることにつながると思う。

 

         


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