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自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が共同提出した内閣不信任決議案は、2日午後の衆院本会議で採決される。菅直人首相は本会議前の民主党代議士会に出席し、党が結束して否決できるよう訴える意向だ。小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相は賛成票を投じる方針を明言しており、執行部は造反の拡大阻止に向けて採決直前まで小沢系議員らの切り崩しを進める。ただ欠席を含めて数十人規模の大量造反は避けられない見通しで、否決の場合でも首相の政権基盤が弱体化するのは必至だ。2011/06/02 05:11 【共同通信】
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菅首相は「本当に真剣に復旧・復興に取り組んできた」と昨日の党首討論でも開き直ったが、本気で取り組んでいれば、内閣不信任案なんて話も出ないはずだし、世論調査で「本気で取り組んでない」という7割以上の結果も出ていないはずだ。
⇒【党首討論】(2)首相「大震災以来、本当に真剣に復旧・復興に取り組んできた」
そもそも党首討論の冒頭で、谷垣自民党総裁がいきなり辞任を迫る異例の発言も菅首相の稀に見る無能無策に耐えかねた結果ではないのか。
⇒ 【党首討論】(1)谷垣氏「申し上げたいことはただ1つ。お辞めになったら」(6/1産経)
昨日の衆議院の中継を聞いてたら、今までは不信任案を出されないように、二次補正予算も先送りして、国会は早期閉会という態度だったのに、野党連合の不信任案提出に小沢元代表、鳩山前首相、それに西岡参議院議長が敵に回ると分かった途端に、突然ヘラヘラ愛想笑いを浮かべ「二次補正予算も採決する、通年国会も考える」と谷垣氏に協力を懇願した。 権力の味を占めた男が、四面楚歌のこの期に及んでも権力にしがみつこうとする薄汚い姿を全国民の前に晒すことになった。
こんな人物は一刻も早く辞めるのが国益だ。
勿論、谷垣氏は媚を売る権力の亡者を「貴方とは協力できません」と一蹴した。
全国放映のテレビ画面で、自分は我欲の塊であると言うことを隠そうともしない菅首相には、しばし絶句したが、本日の不信任採決でこの権力亡者に信任投票をする議員は、自分達もまた同じように「復旧・復興を真剣に考える」より、自分の議員としての身分の保持という我欲の塊であることを国民の前に晒すことになる・・・と胆に命じるべきである。
国民は一度はマスコミの扇動に乗ってクズ政権に政権交代したが、二度も騙されないと言うことは参院選で証明済みである。
テレ朝によると、菅首相は、もし不信任が可決されたら、不信任に投票した造反民主党議員は除名の上解散総選挙では刺客候補を立てると発言しているいる、という。
動画: 「不信任可決なら解散、刺客も」菅総理が周辺に・・・(11/06/01) テレビ朝日
一方否決になればどうなるか。
一件落着で菅内閣万歳かというと,これも又問題山積である。
菅首相を信任したのだから、これで菅首相の今までの失態も今後の失態も、すべてが民主党議員全員の責任となり、今後、震災と原発対応で菅批判をしようものなら、不信任案に賛成票を投じたのは保身の為だったのか、と批判されることは火を見るより明らかである。
小沢グループは新党結成の話も出ているし、今度はあの西岡議長が仕切る参院では問責決議案が提出されるだろう。
自民党も谷垣総裁が「菅首相には協力できない」と大見得を切った手前、予算関連法案が通らず7月以降の菅首相はそれこそ生きる屍となるだろう。
進退ここに窮まった、というのが現在の菅内閣の実像である。
この期に及んで、「急流を渡っている時に馬を換えるな」との諺を持ち出したり「首相交代などやっている場合じゃない」未だに言ってる向きもあるようだが、そうやって80日間も我慢してきた結果が現在の惨憺たる状況だということを、いい加減に認識すべきではないか。 急流を渡る能力も意思も持っていない馬に乗っているのは国民であり、こんな未曾有の駄馬と心中するのは勘弁して欲しいと言うのが国民の意思である。
「与野党結束の時なのに、こんなことやっている場合じゃない」と菅内閣の存在を容認することは、それは「被災地の惨状をこのままにしてかまわない」という意思表示していることになる。
ちなみに本日の沖縄タイムス社説のタイトルが「与野党結束の時なのに」であるのには、思わずコーヒーを吹いてしまった。
「与野党結束の時なのに」 (沖縄タイムス社説タイトル)
沖縄タイムスは国民に菅内閣と心中せよとでも言うのだろうか!
県民を扇動して政権交代の先棒を担ぎ、こんなクズ政権の樹立を支援した沖縄タイムス。
その本音がチラつくタイトルである。
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