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今時の学校の学級委員会が議事録を取るかどうか知らないが、当初から「学級員会内閣」と揶揄されていた菅内閣では、原発故障と言う国難に対処する会議で議事録は一切取らなかったというから呆れる。
議事録がないのをいいことに、3月12日午後6時から官邸で行われた会議の内容は、菅、枝野、細田の官邸側と斑目委員長ら御用学者との責任のなすりあいが続いている。
12日の午後6時の会議で何があったのか。
政府当局者によると、20分間のほとんどは、菅首相の質問で、『海水注入で再臨界が起きるのでは』と大騒ぎでした。
斑目氏は『可能性はゼロではない』と言ったが、菅、細野、枝野らの官邸側は『海水なら危険性がある』と誤認した。
そして亀井静香国民新党代表に「デタラメは首にせよ」と言われた斑目氏はついに新しい真理を発見するに至るのである。
「ゼロではないはゼロ」。
むむむ・・・ゼロの発見である!⇒班目氏、特別委で説明 「ゼロではない」は「ゼロ」
北海道新聞がワサビの効いたコラムを書いている。
いまもそうだろうか。筆者が中高生のころ、岩波新書「零の発見」(吉田洋一著)は必読書の上位に挙げられていた。同書は古代インドであみ出された数字の「0」を<人類文化における巨大な一歩>と意義づける▼7世紀初めのインドの数学者は「いかなる数にゼロを乗じても結果は常にゼロである」と記しているそうだ。どんな大きな数でも「無」に帰す。その絶対的な力には畏れにも似た思いを抱かされる▼もし、重い病になり、医師から「治る可能性はゼロではない」と言われたら希望を抱くだろうか、それとも絶望するか。悲観的か楽観的か性格によってとらえ方は違うだろう。では「事実上ゼロだ」と診断されたら−。私なら悲嘆にくれる▼原子力安全委員会の班目28 件(まだらめ)委員長にとって「可能性はゼロではない」とは「事実上ゼロだ」と同じ意味なのだそうだ。菅首相ら官邸の面々は、その助言を「危険性がある」と受け止めた▼まるで伝言ゲームだ。原発事故が再臨界という最悪の事態に至るかどうか極めて緊迫し、厳密な判断が求められる場面でこのありさま。首相も班目氏も数学はできたのだろうが、意思疎通の能力は「ゼロに近い」のではないか。不安を覚える▼班目氏は「逃げ出したら末代の名折れ」と辞任を否定した。末代に残したいのは誰かの名誉ではない。この列島の美しく実り豊かな自然と心穏やかな暮らしだろう。
★
菅首相は、中断前の注入は東京電力から報告がなかったと主張した上で「報告が上がっていないものを、やめろとか言うはずがない」と強調した。
「海水注入も中断も東電から報告を受けていないので、私が中断を指示するはずがない」と強弁して、フランスへ飛び立った。
ところが、・・・である。
何と実際は海水注入は中断していなかったと言う。
⇒【原発】「実は注水続けてた」中断問題で東電訂正
これを聞いた斑目氏の第一声が「私はいったいなんだったのか」というから、今年の」流行語大賞は次の二つがノミネートされるだろう。
「ゼロではないはゼロ」
「私はいったいなんだったのか」
「私はいったいなんだったのか」という、頼りない人物が原子力安全委員会の委員長を務める日本とは、
それこそ「日本の安全はいったい何なのか」と聞きたくもなってくる。
官邸の指示⇒東電上層部の指示を無視して独断専行で注水継続を断行した人物は、吉田所長だという。
⇒【放射能漏れ】「本店に盾突く困ったやつ」 福島第1原発の吉田所長
吉田所長の「独断専行」を聞いて、無能な上司の命令にたてついて、「ビデオ公開」を断行して一色元海上保安官のことが脳裏を過った。
報告が遅れたと言う理由で吉田所長の処分の話もあるというが、吉田所長は救国の志士である。
無能な東電上層部の面子を保つため救国の志士を処分する愚を許してはいけない。
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