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虚に吠えたのは沖縄2紙と役30名の「御用識者」たちだけではなかった。
本土各紙も沖縄2紙の扇動に見事に乗せられて、日本中で大騒ぎをしたのは4年前の「11万人集会」に踊った全国メディアと同じ構図である。
本土メディアや有識者のメアバッシングの大合唱を逐一ここで取り上げる余裕は無いので、朝日新聞と西日本新聞を例として挙げる。
見出しがいかにも誇大なのには今でも充分笑える。
朝日新聞 2011年3月9日⇒ゆすり発言、名護でも反発広がる 市長「許せない」
西日本新聞 ⇒ メア氏発言 沖縄の怒りに火を付けた
同じ理由で、虚に吠え多沖縄の識者たちの評論を逐一取り上げる余裕はないし、文字お起こしする価値もない。 だが、相手に口汚く罵声を浴びせるのがお得意の目取真俊氏が3月18日の沖縄タイムスへ寄稿した文を自身のブログで公開しているので、その一部を見本ろして抜粋し紹介する。
目取真俊氏のブログより⇒メア発言について
<自らに向けられた侮蔑に対して、はっきりと怒りを示し、それを許さないこと。沈黙し、屈従しないこと。不当な差別、支配には徹底して抗し、たたかうこと。それがいかに大切であるかを、今回のメア氏の「差別発言問題」は教えている。
そのことを確認すると同時に、メア氏の講義に疑問を抱き、記憶を突き合わせて記録を公表したアメリカン大学の学生たちの行為を高く評価したい。自らの目で沖縄の現実を確かめ、メア氏の講義を検証した若者たちの真摯な問題提起がなければ、メア氏の暴言が表沙汰になることもなかった。
沖縄の人々は「ゆすりの名人」だの「怠惰でゴーヤーを栽培できない」などという低劣な暴言の数々は、自らが進めてきた普天間基地の「県内移設」が行き詰まっていることに、メア氏がいかに苛立っていたかを示している。沖縄人に対する認識が、元防衛事務次官の守屋武昌氏と似通っていることも指摘されているが、普天間基地の「県内移設」を進めてきた日米の事務方のトップが、沖縄人に対してこのような認識を持ち、それを公言してはばからないのはなぜか。
メア氏にしても守屋氏にしても、普天間基地の「県内移設」を自明の前提とし、日米両政府が交わした「合意」を沖縄人は受け入れるのが当然という考えだ。エンターテインメントの世界で描かれてきた一類型のように、沖縄人が能天気なお人よしで、従順な人たちばかりであれば、彼らも満足な結果を得て沖縄人を褒めそやしたかもしれない。>
かつて 筆者も目取真氏に「無知・裏切り者(奸漢)」と罵声を浴びせられた経験がある。その理由が高教祖の赤旗の文字を見間違えただけで鬼の首を取ったような罵声であるから、怒るどころか笑ってしまった記憶がある。
その知識溢れる目取真先生は、メア氏が在沖総領事時代、スタバでコーヒーを楽しんでいるとき、近づいてきた暴漢にコーヒーぶっ掛けられた事件を知って、「もっと熱いコーヒーをかければよかった」と自身のブログで書いていた。 筆者がそれに対して「思想信条が異なる相手でも暴漢が襲うのを更にけしかけるようなことは識者のするべきことではない」みたいな趣旨で批判したことへの返礼が、前述の「無知・裏切り者」の罵声であった。(爆)
さて、目取真氏のメアバッシングだが、罵詈雑言がお得意の芥川賞作家先生なのでどんな汚い言葉が飛び出すか期待したのだが、目に付くのは「人種差別」「植民地支配」「低劣な暴言」等々の陳腐な文言の羅列で、いささか期待はずれであった。
沖縄をアメリカの植民地と決め付けるのがお好きのようだが、有識をひけらかす割には植民地の何たる可をご存じないようである。 植民地において新聞や住民が植民地支配者を今回のメアバッシングのように有無を言わさず集団リンチにかけることが許されるとでも考えているのだろうか。 仮に沖縄が植民地だったなら、言論による乱暴狼藉を働いた一員である目取真氏は祖国と慕う中国へ亡命せざるを得なかっただろうに。
「植民地沖縄」に識者として安住しながら、よくもまあ、悪口雑言でメシがくえるものと感心する。
目取真氏だけをを「虚に吠えた犬」の見本として取り上げたら、またぞろ無知だの裏切り者だのとご立腹されるだろうから、「沖縄2紙の扇動に乗ってメア氏を問答無用の人民裁判にかけた識者の一人」とでも言い換えておこう。
昨日のエントリーで羅列した「虚に吠えた犬」の名簿の中から特筆すべきお二人を紹介したい。
ウチナーカンプー(髷)で、沖縄装束。
名前は沖縄風の知念ウシと書いてチニンウシイと読ますほど沖縄に拘る人物。
さらに肩書きのライターにもムヌカチャー、つまり物書き⇒物書く人と但し書きを付ける人物。
写真を見る限りお若いようであるが、徹底した反日、反米思想の「物書き」として沖縄論壇では異色の存在である。
その知念ウシ氏と沖縄在住で米海兵隊の経験もあるダグラス・ラミス氏が沖縄タイムス、琉球新報でそれぞれメアバッシングをしているが、お二人を居並ぶお歴々の中から特に取り上げたのにはわけがある。
「植民地支配」「植民地差別」といったお馴染みの文言が並ぶお二人の評論の関係はさておいて、お二人個人的な関係は?
知る人ぞ知る・・・で、事実は小説より奇なりとはまさにこのことである。
つづく
(沖縄タイムス3/21)
【蛇足】
去る月曜日、世界一危険な米軍基地と呼ばれる普天間基地の近くの小さな居酒屋で、初物の竹の子とつくしを食べ、春の到来をわずかばかり味わってきた。
いつもはビールの次は泡盛が定番だが、その日は岩手県あたりの日本酒でも飲んで、せめてもの震災支援をしようと思ったが、岩手産は無いとのことで山形と秋田の酒を飲んだ。
山形の酒は「じょうきげん」、で秋田の酒は・・・忘れた。
たまには日本酒もいいものである。
ちなみに一人で店を切り盛りするマスターは、普天間に移住して3年になるというヤマトンチュだが、沖縄では普天間が一番好きだとのこと。
なお食した竹の子は焼いて味噌を付け、つくしはだし汁に付けてあったがいずれも上品な味付けで、美味であった。
竹の子とつくし。
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