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■「オール沖縄」候補の市長選は目下五連敗! 「オール沖縄」候補がうるま市長選で惨敗したことを沖縄タイムスは、1月の宮古島市長選、2月の浦添市長選に続く「(市長選の)三連敗」と報じたが、当日記は昨年の宜野湾市長選から数えれば「四連敗」だと書いた。 ところが市長選では実は「五連敗」だった。 糸満市長選は無投票だったのでウッカリしていたが、世界日報によるとこうだ。 「(オール沖縄勢力は)、「候補者の擁立すらできなかった糸満を含めると5連敗だ。11人の市長のうち、知事派は那覇と名護の2人のままだ」。 「オール沖縄」を拒否―うるま市民 知事派の市長選5連敗
任期満了に伴う沖縄県うるま市長選は、無所属現職の島袋俊夫氏(64)=自民、公明推薦=が3万1369票を獲得し、前県議で翁長雄志知事を支持する「オール沖縄」の山内末子氏(59)=社民、共産、社大、自由、民進推薦=に5753票差をつけて3期目の当選を果たした。
当確を受け島袋氏は開口一番、「職員の尊厳をかけ、市民の良識を問う選挙だった」と振り返った。選挙期間中、山内陣営が「市長は国保税を滞納している家庭の児童手当から天引きしている」というウソの情報を流し続けたことで、市の職員の名誉が傷つけられたからだ。誹謗中傷のビラや演説に市民が騙されなかったことを「誇りに思う」と表現した。
知事派の「オール沖縄」勢力は、市長選で昨年の宜野湾に続いて、今年の宮古島、浦添に続く敗北となった。候補者の擁立すらできなかった糸満を含めると5連敗だ。11人の市長のうち、知事派は那覇と名護の2人のままだ。
「オール沖縄」はこれまで、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を強調するあまり、内部分裂や政策不一致を招いた。この経験から、うるまでは「辺野古」の争点化を避け、陣営内がまとまっていたように見えたが、市民は「詐欺行為にも等しい沖縄特有のいつもの戦術」「全く財源の裏付けのない無責任な公約や、空虚なキャッチ(コピー)」(古屋圭司・自民党選対委員長)にノーを突き付けた。
「オール沖縄」が一連の市長選で多用したキーワードが「基地の押し付け」「構造的差別」「沖縄ヘイト」「強権的政治」だ。「安倍政治を許さない」と政府に楯突いてばかりで、財源の裏打ちある政策を提示しない姿は、地方選挙にはふさわしくない。2012年の知事選の翁長氏のキャッチコピー「イデオロギーよりアイデンティティ」に反するものだった。
沖縄は現在、経済成長率、有効求人倍率でかつて経験したことのないほど好況だ。中でも、うるま市は一括交付金や経済特区の恩恵を受け、失業率は5年間で10ポイントも改善させた。
市政を「チェンジ」させる必要性を市民は見出さなかった。政府と対立することが、市の将来に何も良いことをもたらさないことを理解していた。
インタビューの中で島袋氏は「翁長知事を支える『オール沖縄』の考え方を、それぞれ特性のある市町村に持ち込むことは間違っている。市民本位になるべきだと思う」と述べた。「選挙カー、運動員、チラシなど物量で圧倒されながらも勝てたのは市民の『思い』だ」と締めくくった。
翁長氏は選挙戦終盤、精力的に現地入りして演説したが、地方選では「オーラ」も「神通力」も見る影をなくしている。23日夜、翁長氏は選対本部に姿を現さなかった。負けのイメージが付きまとうのを避けたかったのだろうか。敗北という現実としっかり向きあう勇気を持って、「辺野古」反対の一辺倒ではなく、県民本位の政策への転換が必要だ。
(那覇支局・豊田 剛)
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>当確を受け島袋氏は開口一番、「職員の尊厳をかけ、市民の良識を問う選挙だった」と振り返った。選挙期間中、山内陣営が「市長は国保税を滞納している家庭の児童手当から天引きしている」というウソの情報を流し続けたことで、市の職員の名誉が傷つけられたからだ。誹謗中傷のビラや演説に市民が騙されなかったことを「誇りに思う」と表現した。
沖縄2紙が「銃弾らしきもの」だとか、「沖縄特有の作戦」など、推測記事や捏造記事で山内候補を支援。さらにデマビラを記事にしたしんぶん赤旗の恥知らずなフェイクニュースに打ち勝って三選を果たしたサーターアンダギー候補、失礼、島袋候補。
島袋氏は相手候補の卑劣なデマ作戦に乗ることなく、HMで真実を訴えた。
島袋候補は相手のデマ攻撃で本人自身の名誉と共に市職員の名誉が傷つけられたが、相手候補が仕掛けた汚い泥仕合に乗ることは無かった。
そしてサーたーアンダギーのように真っ黒に日焼けしながら自分と市職員の潔白を愚直に訴え続け、その誠意がうるま市民の良識を動かした。
つまり島袋候補は相手が唾を吐きかける汚い手に対し、自分も唾を吐き返すなどの汚い手は使わなかった。
第二代沖縄県令の先祖の上杉謙信が塩不足に悩む敵将武田信玄に塩を送った故事が脳裏を過った。
上杉謙信は敵の弱点の「塩不足」に目を付け信濃界隈の塩問屋を襲撃するような卑劣な手段は用いなかった。
島袋候補のフェアプレー精神は「天知る、地知る、そしてうるま市民」が知った。
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翁長知事が絶体絶命の窮地に追い詰められている。
翁長知事は、今年の念頭の挨拶で「あらゆる手段で辺野古阻止」を公言した。
あれから四ヶ月経過したが、知事の口から「あらゆる手段」の他に「撤回」や「県民投票」などの文言が出ることはあっても「・・・視野に入れて」などと、すべては曖昧で何一つ実現性のある手を打っていない。
いや。打つことが出来ないのだろう。
国が石材投入など埋め立て工事を本格化したことを見て、法廷闘争などと口走って入るが、実現はしていない。
そして昨日の記者会見で「重大な決意で対処」と発言したが、「あらゆる手段で阻止」との違いは難だろうか。
qab テレビ2017年4月25日 18時29分 政府が辺野古埋立着手 知事「重大な決意で対処」辺野古の新基地建設に向け政府は4月25日、名護市辺野古の予定海域で石材の投入を始め、埋め立て工事に着手しました。翁長知事は会見で「重大な決意で対処する」と今後、訴訟に踏み切る考え示しました。
名護市辺野古の海上では厳戒態勢のなか、午前9時20分、海底を敷きならすための捨て石の投入が始まりました。投入された石は建設予定地の北西部に位置する護岸の基礎を造るもので、今後、護岸が完成すれば、その内側へ土砂が投入されることになり、新基地建設は大きな局面を迎えました。
埋め立て着手に県民からは「何とも言えない複雑な状況です」「沖縄いじめはもうやめて、できるだけ穏便に済ませてもらいたい」といった声が聴かれました。
一方、海上では工事に反対する人々が船を出して、着工に抗議したほか、ゲート前で座り込みの抗議を続けている人たちからも工事強行に批判の声があがりました。
工事に反対する人は「翁長さんと心共にして世論に訴えかけていくだけですよ」「現場と翁長さんと一つになって、日本政府がどんなに嫌なことしようとも私たちは心揺るがない」と話していました。
大量の石材や土砂が投入されれば、原状回復は事実上困難になるとみられ、埋め立て着手には新基地建設への反対意見が根強い県内世論にあきらめ感を誘おうという政府の狙いがあるものとみられます。
埋め立てに稲嶺名護市長は「ワジワジーして、到底許せるものではない。工事が強行されるというのは絶対にあってはならないこと」だと話しました。
また、翁長知事は「海域にですね、捨て石が入ったということは大変重大なことと考えておりまして、そのことに関して私たちも重大な決意でこれからいろいろ対処していなければいけないなとこのように考えています」と述べ、今後、訴訟に踏み切る考えを示しました。
一方、政府は会見で、菅官房長官が「埋め立て本体工事の開始は、多くの人々が望んできた普天間飛行場の全面返還を実現する確かなこれ一歩だというふうに思っております」と話しました。
県側が工事を止める打開策の模索を続けるなか、政府は埋め立て工事を計画の5年で終えるよう、工事を加速させていくことが予想されます。
ここからは基地担当の久田記者に聞きます。きょうはどんな工事だったのでしょうか。
久田記者「新基地を取り囲む護岸のなかでも、北西部に位置するK9護岸と呼ばれる部分の着工でした。VTRで波打ち際に置かれていたこの岩、これが護岸の基礎となる部分です。この岩で凹凸の激しい海底をならし、両脇からブロックで固めるなどして、全長およそ315mに及ぶ護岸を作ることにしています」
全体の工事のなかではどういう意味を持つのでしょうか。
久田記者「2つあると思います。まず1つは、工事の進捗に関してです。モニターをご覧いただきたいのですが、工事の進め方を見ますと、最初の1年は護岸を集中的に作る工程になっています。外枠を囲ってから、内側に一気に土砂を投入するわけです。護岸が出来て以降は、2年後でこのように、内側の半分ほどが埋まり、4年後にはすべての区域で土砂が入ってしまいます」
久田記者「もう1つは『印象付け』です。護岸で、埋め立て区域と外海を遮断してしまうことで、あきらめ感を県内に広めたい、政府にとってはそういった意味も持つ工事だと思います」
県民がどこまで粘り強く反対の意思を示し続けることができるかが試されますね。
久田記者「護岸工事着工が大きな節目であることに間違いはありませんが、全体を通してみますと、必要な土砂はドーム球場17個分が必要なんです。工事の道のりはまだまだ長いと言えます」
そういった意味では、きょうの工事は印象付けの儀式といった印象ですね。対する県は「次の対抗策」をどう考えているのでしょうか。
久田記者「翁長知事が先ほどの会見で示したのが『差止訴訟』というものです。県は、工事には知事の岩礁破砕許可が必要としていますが、国がこの工事を無許可で行うことを止めさせよ、という訴えです。ただこちらに『適切な時期に』とありますが、これが『直ちに』というわけにはいかないんです」
どうしてですか?
久田記者「提訴には、海底の岩礁を壊す『岩礁破砕行為』を確認する必要がありますが、日米両政府の協力がなければ、県は制限水域に立ち入ることすらできません。ですから、最も確実なのは、地上からでも岩礁破砕が行われたと断定できる『杭打ち』と『浚渫』の工事を確認することなんですが、その時期は近いとされるものの、場合によっては1か月から2か月先になるということです」
それまでに、ほかの工事は進みそうですね。
久田記者「ほかの部分でも護岸工事が進むなど、既成事実化が進むのは確かに県に不利な状況です。奇しくもきょうは、翁長知事が埋め立て承認の撤回を『必ずやる』と明言してから1か月になります。県の関係者によると『撤回』は最後の手段と位置付けられ、差し止め訴訟以上に慎重な見極めが必要だといいます。『差止め訴訟』『撤回』どちらにも時間を要する状況で、埋め立てが進む海を横目に、県民がどこまで知事を支え切れるのか。きょうの着工で、県民は今までに経験のない長い試練の入口に入ったと言えそうです」
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>工事に反対する人は「翁長さんと心共にして世論に訴えかけていくだけですよ」「現場と翁長さんと一つになって、日本政府がどんなに嫌なことしようとも私たちは心揺るがない」と話していました。
翁長知事派(埋め立て反対派)の知事が五連敗しているのにいまさら「世論に訴える」というのもおかしなもの。
政府側は昨年の最高裁判決と翁長知事の「取り消し」の取り消しで、辺野古移設は一件落着と考えている。 したがって工事は粛々と進行し、もはや誰もとめることは出来ない。
>久田記者「翁長知事が先ほどの会見で示したのが『差止訴訟』というものです。県は、工事には知事の岩礁破砕許可が必要としていますが、国がこの工事を無許可で行うことを止めさせよ、という訴えです。ただこちらに『適切な時期に』とありますが、これが『直ちに』というわけにはいかないんです
仮に「適当な時期に」工事差し止めが出来たとしても一時中止であり、その遅れので生じた工事の損害賠償金が県と知事に降りかかってくるのどうするつもりなのか。
>県の関係者によると『撤回』は最後の手段と位置付けられ、差し止め訴訟以上に慎重な見極めが必要だといいます。『差止め訴訟』『撤回』どちらにも時間を要する状況で、埋め立てが進む海を横目に、県民がどこまで知事を支え切れるのか。きょうの着工で、県民は今までに経験のない長い試練の入口に入ったと言えそうです」
「撤回」と簡単にいうが、同じ沖縄県知事が行った「埋め立て承認」を後任の県知事が「撤回」できるのは撤回による公共の利益が明確に立証できるばあいのみ。
この立証のため「麺民投票」の是非が外野席で対立しているし、中にはリスクの多い「県民投票」より、知事が辞任し「前倒し知事選で信を問う」という意見も浮上する有様。
いずれにせよ、翁長知事はかつての「反権力のカリスマ」から「落ちた偶像」に変わり果てたことだ毛は事実だ。
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