Quantcast
Channel: 狼魔人日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 9761

翁長知事が論功行賞、業界癒着の構図

$
0
0
  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします  「狼」の画像検索結果  ※お願い

 人気ブログランキングのバナーに関し、一番下部の(最後の)バナーをクリックすると、順位が88位と表示され、それ以外のバナーをクリックすると、順位が20位と表示されます。投票が分散されるのを防ぐため、次のバナーをクリックをお願いします。

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします    今朝(30日)の沖縄タイムスは、一面トップを口永良部の噴火に譲ったが、左トップはやはり翁長知事の訪米関連の大見出し。

■一面左トップ

上院議員 反辺野古に理解

ハワイ 翁長知事に協力約束

■二面トップ

知事、ハワイ世論に訴え

辺野古新基地 報道6社と会見

県系記者 共感広がる

シャーツ米上院議員が反辺野古に理解 協力約束


沖縄タイムス 2015年5月30日 05:43  
 【ホノルル28日=福元大輔】米ハワイ州を訪問中の翁長雄志知事は28日午前(日本時間29日午前)、ホノルル市内の連邦政府ビルで同州選出のブライアン・シャーツ上院議員と会談した。名護市辺野古の新基地建設について、シャーツ氏は「沖縄のメッセージは明確に受け取った。日米両政府が計画を覆すか分からないが、私のできることに全力を尽くす」と沖縄の立場に理解を見せた。会談後、翁長氏は「私の話を真摯(しんし)に聞き、力強い言葉を頂いた」と議員の姿勢を歓迎した。

 

 翁長氏は会談で、県民が反対する中で辺野古に新基地を造ることは不可能と強調。辺野古に新基地ができなければ日米同盟を揺るがす大きなリスクとなるため、沖縄の基地問題は日本の国内にとどまらず、米国も当事者として考えなければいけないと伝えた。

 

 シャーツ氏は上院歳出委員会で国防予算担当の小委員会に所属。問題がこじれていることに「直接聞くのは初めてで、書籍などを通して自分の考えてきたこととは違うものだった」と指摘し、「安全保障は地元のサポートが必要で、それがなければ普通はうまくいかない」と沖縄が反対する計画を強行することに懸念を示した。さらに「国防総省のどのレベルで意思決定しているかを早急に調べたい。沖縄と日米両政府が話し合うべきだ」と協力に前向きな姿勢を見せた。

               ☆

 

翁長知事の先遣隊としてイゲハワイ州知事に面会した安慶田副知事は「(辺野古移設は)両政府が決めるもの」と事実上の門前払いを受けており、見出しを飾るシャーツ上院議員も「国防総省のどのレベルで意思決定しているかを早急に調べたい。沖縄と日米両政府が話し合うべきだ」などと述べてはいるが、一種の外交辞令。

本音で言えばイゲ・ハワイ州知事と同じく「辺野古移設は日米両政府の専権事項」と言いたいところだろう。

27日翁長知事が禁じ手の「2重外交」の目的で訪米、30日現在はハワイに滞在中だが、やっと面会を取り付けた米国務省の日本部長は、翁長知事の出鼻をくじくように、辺野古への移設計画が「唯一の解決策」と発言している。(涙)

これでは取り付く島もない・・・というより、事実上門前払いだろうが。

知事に同行した発狂2紙に言葉尻を捉えられプロパガンダに利用されないための機先を制した予防策なのだろう。

発言を紹介していただいた東子さんのコメントを紹介する。

 「米国務省:「辺野古が唯一」伝達へ 訪米の沖縄知事に 2015年05月29日」
http://mainichi.jp/select/news/20150529k0000e030223000c.html

>【ワシントン西田進一郎】
>米国務省のラスキー報道部長は28日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画への反対を訴えるため30日から首都ワシントンを訪れる翁長雄志沖縄県知事に対し、同省ではヤング日本部長が同県名護市辺野古への移設計画が「唯一の解決策だ」との見解を改めて伝える考えを示した。
>「移設完了に向けた着実かつ継続的な進展を歓迎する」と語り、これらの考えを伝える方針を示した。

やっと面会が叶った相手から、
  辺野古への移設計画が「唯一の解決策だ
  移設完了に向けた着実かつ継続的な進展を歓迎する
と伝えると、会う前から明言されて……。

 

翁長知事が訪米行脚に出発した翌28日を振り返ってみよう。

その日の沖縄タイムスの一面トップは、翁長知事の出発を、まるで出征兵士を見送るような派手な見出しで飾っている。

見出しはこうだ。

■一面トップ

辺野古阻止、知事渡米

「当事者意識求める」

訪問団、アピールに意欲

■社会面トップ

訪米団「必ず成果」

拍手沸く空港「県民が付いている」

民意背に知事自信

出発しただけで、このバカ騒ぎだ。

70数年前、戦地に向かう出征兵士は歓呼の声で送られた。

♪勝って来るぞと勇ましく、誓って国をでたからにゃ♪

沖縄タイムスの第一面には、空港でかりゆしウエアを着た訪米団が万歳する写真が掲載されている。 

決死の覚悟の出征兵士に比べ、かりゆしウエアで万歳をする姿は、まるで物見遊山の観光ツアーだ。

自分たちが一体何の権限で渡米するのか、本当に理解しているかどうかはなはだ疑問である。

 

一面トップのヨイショ記事に我慢できない記者もいるのか、同じ28日付沖縄タイムスの二面トップには、翁長知事批判のこんな特集記事も顔を出し始めた。

翁長知事に対する支援者の不満をガス抜きするつもりなのか。

選挙の功労?広がる波紋

県外郭団体のトップ人事

透明性確保 懸念と課題

翁長知事の当選の功労で、2人の子分が副知事になったが、従来は行政経験のある仕事人を副知事に任命するべきだが、翁長知事は自分の腰ぎんちゃくである2人の政治家を選挙功労者として副知事に任命している。

記事は、遠慮がちではあるが、翁長知事が「沖縄コンベンションビューロー」「県信用保証協会」「沖縄歳モノレール」など県の外郭団体の長に、平良朝敬・かりゆしグループ前会長ら知事選に功労のあった人物を起用したことを批判している。

これ以上翁長知事を「痘痕も笑窪」調で報道すると読者の批判があると予防線を張ったのだろう。

本日(30日)の一面コラムにもこんな記事が・・・。

[大弦小弦]県の外郭団体の人選を見ると…

 

沖縄タイムス 2015年5月30日 06:00 大弦小弦

 県の外郭団体の人選を見ると、“オール沖縄人事”といえる。必ずしも県内の幅広い層からの起用とはとらえがたく、翁長雄志知事を当選させた「オール沖縄」陣営への選挙功労を色濃く感じる

▼沖縄観光コンベンションビューロー会長に県内ホテル大手かりゆしグループの前CEO平良朝敬氏(60)を充てる人事案に賛否が分かれる

▼観光業界を長年リードする平良氏が観光振興で手腕を発揮する期待がある。一方、知事選で陣頭指揮を執っただけに、論功行賞という批判が出るのは当然だろう。足元のビューロー内部からも批判が挙がっている。同じく知事選を支えた金秀グループからは美里義雅氏(65)が沖縄都市モノレール社長に内定している

▼翁長氏は盟友二人を副知事に据え、政府との対立などに向き合う県政を船出した。その脈絡で考えると、適材適所はさることながら、経済界を含めて態勢を固めたい考えがあるのだろうか

▼今回の知事選は従来の組織選挙を乗り越え、辺野古に新基地を造らせないという県民の一心が翁長氏の圧勝に導いた。知事選最大の功労者は県民だ

▼埋め立て承認取り消しの判断を含め、新基地建設問題は重大な局面を迎えている。大事な時期だけに、選挙の恩義をポストで返したという疑念が生じる事態は避けるべきで、翁長知事の考えを聞きたい。(与那原良彦)

                        ☆

翁長知事の論功行賞、業界との癒着の構図は、新聞が黙殺しても、週刊誌が黙っているはずがない。

週刊文春のGJである。

以下は読者のMOSU5さんの紹介記事。

大型会議場建設でも論功行賞 翁長県政に新たな癒着の構図

週刊文春 5月28日(木)18時6分配信

「東海岸地域全体の振興、県土の均衡ある発展につながる」

 5月22日、翁長雄志沖縄県知事は記者会見でMICE施設の建設地を発表した。MICE施設とは、大きな国際会議や企業研修、コンサートなどを行うホールや展示場、ホテルなどを兼ね備えた複合型集客施設群のこと。

 県は、仲井真県政時代から観光客誘致の目玉プロジェクトとして、収容2万人規模のMICE施設の2020年開業を目指し、国に沖縄振興交付金の要求を続けてきた。

 問題は、2つに絞られていた候補地の中で、翁長知事が今回下した決断だ。デベロッパー幹部が解説する。

「本命とされていたのは、那覇空港から車で15分の豊見城市の豊崎地区でした。しかし、30分以上かかるマリンタウン地区(与那原町・西原町)が選ばれた。知事は『西高東低の格差是正』を強調していますが、知事選の論功行賞でしょう。マリンタウンの埋立地には、翁長氏を支援した金秀グループの大型スーパーやマンションが点在します。しかし、その隣の土地は、企業誘致が進まず塩漬けになっていた。そこにMICE建設が決まったのです」

 金秀は、県内3位の土建会社とスーパー約70店舗を展開する企業グループ。2代目会長の呉屋守将氏は、昨年知事選での選対本部長を務めた翁長氏の有力後援者だ。

 4月には、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前を「社員研修」の名目で社員130人と共に訪れ、運動家たちを激励。普天間県内移設の反対運動に資金を提供する『辺野古基金』の共同代表も務める。

「基金の事務局は、実は、金秀の本社内に設けられ、同社関係者が出入りしています」(基金関係者)

 当然、今回の決定には、疑問の声が上がっている。

「事前の調査では豊見城がベストとの結果だったが、トップダウンで決まった。職員も困惑しています」(県関係者)

 一方、別のデベロッパー幹部も首を傾げる。

「沖縄のMICE施設は、上海や広州、シンガポールなどを相手に国際会議の誘致合戦に晒されるのに、空港から遠く、リゾートに適さない景観のマリンタウンでは誰も来ませんよ。カジノのような集客施設が併設されれば別ですが、翁長県政はカジノ反対を打ち出している。どんな勝算があるのか、理解に苦しみます」

 訪米や東京での記者会見などの派手な言動に注目が集まるが、地元での翁長氏の信用は揺らいでいる。


<週刊文春2015年6月4日号『THIS WEEK 政治』より>

「週刊文春」編集部

 

 

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 9761

Trending Articles