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翁長知事が「辺野古移設反対」を公約にしなかった理由

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  翁長沖縄知事は国と真っ向から対決する姿勢を示しているが、現在国と対立しているのは本筋の「辺野古埋め立て承認の撤回・中止」ではなく、ボーリング調査の是非という枝葉の部分である。

知事就任以来3ヶ月経過したにもかかわらず、粛々と継続中の海上作業を傍目に見ながら無為無策の知事の態度に痺れを切らしたサヨクブログでは一段と翁長知事への圧力を強めてきたようである。

「純粋サヨク」と思われるブログ私の沖縄・広島日記が「(知事は)辺野古新基地建設阻止はもちろん、重要な課題については県民の声を聴き、それを政策・施策に反映させる義務と責任があります」と県知事や支援者の革新政党の尻を叩いた。

⇒左翼小児病を生む「純粋信仰」

 

以下はブログ私の沖縄・広島日記の抜粋記事である。

沖縄・知事選の「基本姿勢・組織協定」に立ち返ろう

2015-03-28 09:14:45 

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 沖縄の事態打開のために、いま思い起こすべきものがあります。

 翁長雄志氏は多くの県民の期待と支援によって知事に当選しました。したがって辺野古新基地建設阻止はもちろん、重要な課題については県民の声を聴き、それを政策・施策に反映させる義務と責任があります。
 一方、翁長氏を擁立した日本共産党や社民党など翁長県政与党、そして選挙で翁長氏を支援した団体・個人も、その要求を翁長氏に提示し、県政に反映させる権利と責任があります。
 しかし、選挙後、それが実行されているとはとても言えません。翁長氏は与党や支持者の意見を聴くのではなく、以前から親しい副知事や側近たちとの相談でものごとを決めています(写真右)。与党や県民も、翁長氏の言動を待って、それに一喜一憂しているように思われます。

 この状況を変えていくことが、これからの沖縄にとって、きわめて重要なカギを握っているのではないでしょうか。
 その際、重要な意味を持っているのが、与党会派が知事選で翁長氏擁立を決めたときに(写真左)、翁長氏と取り交わした「基本姿勢と組織協定」(写真中)です。いまこそ、この「基本姿勢と組織協定」に立ち返る必要があります。
 それはどんな内容だったか。全文を転載します。


            沖縄県知事選挙に臨む基本姿勢および組織協定

 社会民主党沖縄県連合、日本共産党沖縄県委員会、沖縄社会大衆党、生活の党沖縄県連、県議会県民ネット会派は2014年11月施行の沖縄県知事選挙に翁長雄志氏を知事候補に擁立してたたかいます。各党、会派と翁長雄志氏は、つぎの基本姿勢と組織協定を遵守します。

 1、基本姿勢

 私たちは、2014年11月の知事選挙に当たり、県民との公約を遵守し民意を大切にする知事を誕生させます。
 建白書等に示されたオール沖縄の意志に反し、県選出自民党国会議員と自民県連が政府自民党の圧力に屈し、方針転換をして県民を裏切りました。さらに、知事の辺野古埋め立て承認は県民の失望と大きな怒りを招いています。新しい知事は埋め立て承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古新基地は造らせません。

 基地に頼らない産業、経済に力を入れ、沖縄の優位性を生かした経済を発展させます。離島振興、鉄軌道導入に取り組み地域振興をはかります。・・・続きを読む・・・

                    ☆

上記ブログの執筆者がいくら「新しい知事は埋め立て承認撤回を求める県民の声を尊重」などと翁長知事に圧力をかけても、無駄な努力である。

翁長知事は「「埋め立て承認撤回」を公約にしていないからだ。

いや、公約にしていないのではなく、実際は公約に出来なかったのだ。

翁長知事が県知事に立候補したとき、「辺野古移設反対」を公約に明記せず、「腹八分腹六分」などと曖昧発言どで有権者を煙に巻いたことを思い起こしてほしい。

知事が「辺野古移設反対」を公約に明記しなかった理由は、知事には「辺野古移設反対」を実行する法的権限がないからだ。

法的権限がないのを公約には出来ないので、「腹八分云々」の曖昧発言で立候補し、当選したことになる。

何度も繰り返すが、国防事案である「辺野古移設」は日米安保条約(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約)に基づく日米両国の合意によるものであり、国の専権事項である。

国の専権事項であるということを、たかが県知事ごときが自分の権限で「辺野古移設反対」が可能と公約に明記できるはずはなかった。

仲井真前知事は防衛局による「辺野古埋め立て申請」を行政法に基づく覊束裁量により承認した。

行政法上申請手続きに瑕疵がなければ県知事は恣意的判断の余地のない覊束裁量で承認せざるをえない。

翁長県知事が仲井真前知事が行った「埋め立て承認」を撤回させるには申請書に瑕疵を見つけ出さねばならず、現在瑕疵発見の作業中のはず。

瑕疵がまだ見つからない現在、知事権限のない「埋め立て承認撤回」で国との喧嘩で勝つことを求めても無理な注文ということになる。

翁長知事が本筋をはずして「サンゴ破壊」の是非などと枝葉の部分で国と対決して見せているのは、本筋で戦うのは知事の法的権限を超越しているからである。

 

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