軍転協東京要請 知事、総理・閣僚らと会えず
アメリカ軍基地を抱える26の市町村と県でつくる軍転協の東京要請行動は、2日間の日程を終えました。今回も安倍総理や官房長官との面会は実現しませんでした。
要請団は、2月6日の午前中に内閣府の関政策統括官と面会し、西普天間住宅地区など返還される跡地利用の取り組みの充実などを要請しました。関統括官は、「一生懸命取り組んでいきたい」と応じたということです。午後には総理官邸を訪れましたがここでも事務方の対応でした。
面会を終えて翁長知事は「固定化は絶対に避けるということと、普天間飛行場の原点に立ち返るということについてはまったく私たちと一緒だと。しかしながらそれを除去するための方策は、辺野古への建設を着実に進めることがそのことについて答えることになるというようなことでございました」
今回の上京でも総理や官房長官と会えずに終わったことについて翁長知事は、「政府の対応について申し上げることはない」と述べました。
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約10万票の大差で勝利した翁長県知事としては、たとえアポなしとはいえ一度くらいは首相や官房長官が面談してくれると期待したが、いまだに面談拒否を続ける政府幹部の対応にいまさらながら、「政府vs沖縄」と政府を敵に回す立場で知事になった自分の立場の厳しさを感じ取ったに違いない。
連日のように辺野古では身を呈して抗議活動を続けるジジババ活動家の間には、「あいまい言動」を続ける翁長知事に対する怒りのマグマが噴火直前と聞く。
この不穏な動きをいち早く察した沖縄メディアが、活動家たちの不満のマグマを押さえ込むのに必死だという噂もある。
国の新興予算なしにはやっていけない沖縄経済の現状では、翁長知事といえども、政府の顔色を見つつ「政府の対応について申し上げることはない」と言葉を濁すのが精一杯なのだろう。
御気の毒に。
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