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国防を永住外国人に委ねる大愚、陸自賛否の住民投票可決 

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本日の話題

(1)新知事への踏み絵

(2)国防を永住外国人に委ねる大愚

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■新知事への踏み絵

民主主義による民意が常に正しいとは限らない。

民意は誤った選択のしっぺ返しを受け、試行錯誤しながら修正されていく宿命にある。

民主党に政権を委ねたのも日本国民の民意である。

歴史を紐解けば、ヒトラーの独裁を許容したのもドイツ国民の民意であった。

最悪の民意の象徴といえるヒトラーと戦ったイギリスのチャーチル首相は1941年のイギリス議会演説でこう述べている。

「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。」(下院演説 November 11, 1947)

民主主義の先進国のイギリス議会で、時の首相が「民主主義は最悪の政治形態」と公言したわけだが、皮肉屋のチャーチルならばこそいえること。

民主主義の弱点を承知のうえで、「これまでに試みられてきたあらゆる政治形態」から消去法でいえば民主主義が残るので、イギリスはやむなく民主主義を採用しているという意味だ。

ちなみに「国家の品格」の著者藤原正彦氏は「「世論なんて一夜にして変わるもの。 それにこだわる必要はない」と民意のはかなさを述べている。⇒摩訶不思議?沖縄の民意 2010-08-01

 「辺野古新基地建設反対」の民意は、「埋め立て承認」の悪役・仲井真知事に10万票の大差をつけて翁長氏を新知事に選んだ。

だが翁長新知事こそが「辺野古移設」が不可能なことを一番知る人物である。

その根拠は「辺野古移設の取り消し・撤回」を「視野に入れる」という曖昧表現に止め、最後まで公約にすることを拒否した事実である。

したたかな翁長氏は「公約違反」「裏切り者」などと新聞の攻撃で希代の「大悪役」に仕立て上げられた仲井真知事の轍を踏まないため、曖昧発言で押通して知事になった。

有権者はおろか共産党、社民党そして沖縄2大紙まで騙して知事の座を勝ち取ることに成功したことになる。

今朝の沖縄タイムスは「衆院21日解散」で一面トップを飾っているが、一面左トップにはこの見出しが・・・。

 辺野古工事週内再開へ

防衛局 シュワブに資材搬入

そして2面にはこんな見出しも。

米、辺野古を推進

「知事選の結果を問わず」

「辺野古移設反対」の翁長新知事が、これにどう対処するか。

翁長氏は「知事の権限」で阻止すというが、「普天間移設」は日米合意による国の専管事項。

知事の権限の及ぶものでないことは翁長氏が一番承知しているはず。

だからこそ、最後まで「取り消し・撤回」を公約に入れること拒否したのだ。

新知事の前に突きつけられた第一回目の踏み絵を得意の「多弁で空虚」な曖昧発言で切り抜けることができるか。

選挙戦の喧騒が去って、翁長氏に騙されたことに気が付いた共産党、社民、社大党ら支援団体そして沖縄メディアがどこまで曖昧発言に我慢できるか。

翁長氏を選択した県民は、暫くは新知事のお手並み拝見というとこだ。

 

■国防を永住外国人に委ねる大愚

陸自賛否の住民投票可決 配備反対派ら賛成多数で 与那国町臨時議会

 与那国町議会(糸数健一議長)は17日の臨時議会で、国が進める陸上自衛隊沿岸監視部隊配備の賛否を問う住民投票条例案を3対2の賛成多数で可決した。外間守吉町長は、条例案に法的な問題がないか検討し、状況によっては条例案を廃案に追い込む考えを示唆。住民投票が実現するかどうかは不透明だ。

 住民投票条例案を提出したのは、野党の田里千代基町議と崎元俊男町議、中立を標ぼうしている與那覇英作町議の3人。議長を除き、条例案は賛成3、反対2の賛成多数で可決された。

 条例案によると、投票は永住外国人を含む中学生以上の町民が対象で、条例施行から60日以内に実施する。結果には「町長や議会が尊重し、国などと協議して、配備について町民の意思が正しく反映されるよう努めなければならない」とした。

▼全文は「新聞オンライン.com」で
http://www.shimbun-online.com/latest/yaeyamanippo.html

                                                    ☆

民主主義のルールに従がえば、自衛隊配備は議会が決め、町長が認めた案件。

さらに法的拘束力のない住民投票を行う理由はない。

住民投票条例では、中学生以上の町民と町に住所がある永住外国人に投票権を与える、とある。

与党の前西原氏は「議会で一度否決された住民投票をやる必要はない」と反発。その内容についても「国防の根本的な部分を、思春期で未成熟な中学生に投票させるのは酷だ」と中学生にまで投票権を与える住民投票条例の制定に反対した。(八重山毎日)

議会で承認され町長が認めた案件を、仮に住民投票でひっくり返す事態になったとしたら、これは民主主義の否定である。

ましてや国境の島与那国での自衛隊配備は国防案件であり、国の専管事項のはず。

国防案件を住民票のある永住外国人や中学生に委ねたら、住民票を移した工作員に国防を委ねる結果となる。

チャーチルが「民主主義は最悪の政治形態」と皮肉を言うのもむべなるかな、である。

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