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昨日、沖縄統一地方選挙で24市町村の選挙が行われた。
筆者の選挙区・宜野湾市では支持した呉屋ひとしさんが2期目の当選を果たし、佐喜真市長を支える与党が過半数を上回った。
めでたし、めでたしである。
ところが新聞は名護市市議選の結果に狂喜乱舞。
名護市議選で稲嶺市長を支持する与党が勝利したことを受け、今朝の沖縄タイムスは、予想されたとはいえ、常軌を逸した大見出しで合計8面を覆いつくしている。
煩雑なので一面と社会面トップのみ紹介する。
一面トップ
辺野古反対 過半数守る
社会面面トップ
基地強行 反発の風
沖縄タイムス 2014年9月8日 05:08
2014年統一地方選挙は7日、5市6町13村の計24市町村議会議員選挙の投票が一斉に行われ、8日開票の竹富町を除く23市町村で即日開票された。米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古の新基地建設が進む中、注目された名護市議選(定数27)は、建設反対の稲嶺進市長を支える与党候補が14議席を獲得し、引き続き過半数を維持。建設反対の公明を含め計16議席で反対の意思を鮮明にした。8日午前2時すぎ、24市町村の総定数349のうち、竹富町を除く337議席が確定。全体の投票率は60・74%で、10年の前回選挙(25市町村)を2・5ポイント下回った。女性は34人が当選、前回選挙の26人を上回った。新人は91人が当選、前回選挙の101人を10人下回った。
■市長支持14人 名護市議選
【名護】名護市議選は米軍普天間飛行場の返還に伴う辺野古新基地建設反対の稲嶺進市長を支持する与党14人が当選した。改選前の15議席から1議席減らしたが、引き続き過半数を獲得した。
与党が多数を維持し、建設反対の公明も2議席を確保。1月の市長選に引き続き、あらためて辺野古への基地建設に反対する名護市民の民意を鮮明にした形で、基地建設や11月の知事選の行方を左右しそうだ。
与党は全候補が基地建設反対の姿勢を掲げ、稲嶺市長は、子や孫の未来のために絶対に基地は造らせてはいけないと応援。「市長と議会は車の両輪として同じ方向に進む必要がある」と有権者へ支持を訴えた。
野党候補の半数は本紙の候補者アンケートで基地建設の立場を明確にしなかった。選挙でも争点にせず、市の財政事情を踏まえた再編交付金による経済活性化や市政批判を展開したが、支持は広がらなかった。
当日有権者数は4万6219人。投票率は70・40%で、過去最低となった。
■与党が上回る 宜野湾・沖縄市
名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市議選(総定数125)には156人が出馬した。投票率は5市のうち名護市が70・40%、沖縄市が54・28%、宜野湾市が55・13%、南城市が68・02%、石垣市が70・09%と全市で前回を下回り、低下傾向に歯止めがかかっていない。
23市町村全体の当選者の内訳は現職235人、新人91人、元職11人。8日午前2時すぎ現在、新人は91人の当選が決まり、前回の101人に届かなかった。女性は34人が当選し、前回の26人を上回った。
今回の統一地方選最多の新人17人が立候補した沖縄市(定数30)では、現職19人、新人10人、元職1人が当選。与党16人が当選し、過半数を維持した。
宜野湾市(定数26)では現職21人、新人5人が当選。与党は15人全員が当選し過半数を守った。
南城市(定数20)は、現職13人、新人7人が議席を獲得した。
石垣市は定数22に29人が立候補、現職16人、新人5人、元職1人が当選した。
名護市議選:与党が過半数、市長「公明、今後も協力を」
2014年9月8日 02:22
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への新基地建設を焦点とした名護市議選(定数27)は7日投開票され、反対派が16人当選し、過半数を獲得した。推進派の当選は11人だった。稲嶺進市長を支える与党は14議席、野党11議席、公明は2議席。
稲嶺市長は8日未明、名護市内の後援会事務所で「現15議席を1つ減らしてしまったことは残念」とし、辺野古移設に反対している公明党については「今後も協力をいただけるのではないかと思う」と記者団に語った。
稲嶺市長が再選した1月の市長選に続き示された民意は、安倍政権による移設計画の進め方や11月の沖縄県知事選の行方に影響しそうだ。
市選挙管理委員会によると最終投票率は70.4%で、過去最低だった前回2010年の72・07%を1.67ポイント下回った。(沖縄タイムス+プラス編集部)
☆
沖縄タイムスは全社を挙げて仲井真知事に対するネガキャンを徹底させ、県外移設は正義であり、「新基地建設」は悪魔の所業であるかのように、稲嶺派を支援した。
そんな逆風の中で辺野古容認派が過半数には達しなかったが、昨年より1人増えて善戦し、稲嶺派がその分だけ一議席失ったことは知事選に明るい光を見る思いがした。
火炎瓶男の当選を阻止できなかったことは残念だが、選挙前の名護市への県外からの移住者が極端に多かったという話や、期日前投票者が市部では名護市が最高の約30%を占めている事実から判断すると「火炎瓶男」と承知のうえ投票した確信犯が多かったものと推測できる。 残念!
名護市長は国や県が決めた辺野古移設に対し「辺野古の海守る決意(8日付沖縄タイムスの見出し)」などと反対を表明しているが、一番の当事者である辺野古住民は辺野古移設容認派である。
辺野古住民の代表(九辺3区)で辺野古出身のの宮城安秀さんが2期目の当選を果たしたことにも注目すべきだ。
そもそも辺野古移設は安全保障関連の国の専管事項であり、民主主義のルールに従がうなら国や県が承認したことを名護市が反対するのはルール違反のはず。 ところが稲嶺名護市長は「地元の意見を聞くのが民主主義」という。
ならば一番の当事者である辺野古市民の代表である宮城安秀さんが「辺野古容認」を主張して当選した事実を重く受け止めるべきではないのか。
流石に今朝の沖縄タイムスも、社会面中段に宮城さんの当選を喜ぶ写真付きで、」こんな見出しで紹介しているのだが・・・・。
辺野古の将来に全力
地元の議席守る
2期目、宮城さん
アレ? 何か変だぞ〜(稲川淳二風に)
宮城さんは「辺野古容認」。
これがが見出しにはない!
一連の選挙関連記事を見ていると、宮城さんも「辺野古反対」の印象を受けてしまう紙面構成になっている。
宮城さんは筋金入りの「辺野古容認派」ですよ、タイムスさん。
前にも書いたが選挙直前に「恫喝アンケート」という常套手段で仲井真知事一派を恫喝した沖縄タイムス。
ネガキャンにも負けず、恫喝アンケートにも負けず、前回より一議席増やした辺野古容認派の健闘に知事選挙に向けて一筋の光明を見出したのは筆者1人ではないはずだ。
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普天間飛行場の違法な封鎖行為。
野嵩ゲート前のゾンビたち。
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