とりあえず第一面の発狂見出しを紹介する。
全教科に「尖閣・竹島」
小学「固有の領土」記述も
文科省検定 沖縄戦意見付かず
自国の教科書に自国の領土を「固有の領土」と明記するのはごく当然のことだが、沖縄タイムスの論調によると、それは中国様の逆鱗に触れるので、反対ということなのだろう。
「慶田盛効果」により、教育行政における責任の所在が明確化され、教育功労賞ものだと皮肉ったが、国に反旗を翻し中国が喜ぶ教科書の採択慶田盛氏の奮闘のおかげで教科書に尖閣・竹島が「固有の領土」と明記されるようになったのだから、今度は文化勲章もの。
だとしたら秋の皇居の秋の園遊会には招待状を出すべきだが、昨年の山本太郎氏の例にもあるように、陛下の前で何を仕出かすか予測不可能なケダモリ氏ゆえ、文化勲章は酒場のヨタ話に止めおくべきだろう。
慶田盛氏が固執した東京書籍版版の公民中学教科書には、尖閣に関し日中の主張の両論を併記し、あたかも尖閣は日中間の領土の紛争地域であるかのような記述をしている。
だが今回の検定で「(わが国の)固有の領土」と明記されては中国にとって尖閣は領土紛争地ではないということになる。
早速中国が文句をつけてきた。⇒「挑発やめよ」と非難=教科書検定、抗議は明言せず−中国 時事通信
中国の理不尽な言いがかりに対しては、下村文科相が適切に反論している。
⇒ 領土記述「他国の批判、当たらない」 下村文科相 2014.4.4 14:23<・・・・下村博文文部科学相は4日、「文科省から要請したことではないことだが、教科書会社が社会状況の中で、適切に判断したと評価したい。この教科書の記述を生かし、学校現場で十分に領土について教えてもらいたい」と述べた。
予想される中国、韓国からの反発について問われると、「自国の固有の領土について子供たちに正しく教えることは当然のことで、他国からの抗議は当たらない。中国、韓国政府にも理解をしてもらいたい」と主張した。・・・・>
日本も第二次安倍政権になって「集団自衛権の行使」「武器輸出三原則の見直し」そして自国の領土を教科書に堂々と明記する普通の国に脱皮しつつある。 教科書記述に関し近隣諸国条項という普通の国では考えられないことをして来た国である。 これの見直しで普通の国へ更に一歩近づく。
皮肉なことに平和を守るためには「戦争のできる国」になって抑止力を誇示しなければならない、ということに国民が気が付き始めた。
教科書検定、全社で竹島・尖閣を明記、「日本固有の領土」 領海侵犯にも踏み込む2014.4.4 11:24 今年度の教科書検定に合格した教科書の見本。竹島や尖閣諸島について「日本固有の領土」と明記された文部科学省は4日、平成27年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。領土教育の充実が求められる中、島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島について、5、6年生用の社会の教科書が初めて「日本固有の領土」と明記したほか、「(竹島を)韓国が不法に占拠している」と説明するなど、政府見解を踏まえた記述が全社の教科書に登場した。
今回の教科書検定には、小学校で9教科139点の申請があり、すべて合格した。社会(地図を除く)には4社が申請し、うち3社が5年の教科書で、残り1社も6年で竹島と尖閣諸島について説明。
「日本海上にある竹島は、日本固有の領土ですが、韓国が不法に占拠しています」(東京書籍)、「沖縄県の尖閣諸島も日本の領土でありながら、中国が自国の領土であると主張しています」(教育出版)など、いずれも政府見解にそって記述していた。
また、尖閣諸島周辺で中国船による領海侵犯や違法漁業がくり返されていると、より踏み込んで指摘した教科書もあった。
文科省によると、竹島と尖閣諸島について小学校の教科書に「日本固有の領土」と明記されるのは今回が初めて。4年前に検定が行われた現行の教科書では、北方領土については全社とも旧ソ連(現ロシア)が不法に占領したと説明しているが、竹島と尖閣諸島については1社をのぞいて具体的な説明をせず、地図で位置や名称を記すにとどめていた。
今回、政府見解にそった説明を盛り込んだことに対し、日本文教出版では「新聞やテレビで領土のことが連日報じられており、教科書で確認できるようにした」、教育出版では「子供たちが将来、責任ある態度がとれるように、政府見解を踏まえて記述した」としている。
このほか、新たな教科書には東日本大震災に関する内容が各教科で取り上げられ、天皇皇后両陛下が被災地をご訪問される様子が写真付きで掲載されたり、自衛隊の救助活動が初めて紹介されたりした。
伝統文化の尊重や国を愛する心の育成に努める内容も多く、音楽では国歌「君が代」への理解を深めようと、特別な紙に歌詞を掲載した教科書も登場した。
27年度から使われる主に高校3年用の検定結果も公表され、49点中1点が不合格、1点が申請を取り下げ47点が合格した。
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■教科書検定 教科書会社が編集した原稿段階の教科書の記述が客観的かどうかや、適切な教育的配慮がなされているかを文部科学省が審査する制度。合格しないと教科書として認められない。学習指導要領に沿っているかなどを教科用図書検定調査審議会に諮り審査。教科書会社は指摘された検定意見に沿って内容を修正。合格した教科書は教育委員会などの採択を経て翌年春から使用される。
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教科書問題については、「河野談話」と同様に近隣諸国条項による他国へ配慮が教科書記述を大きく縛ってきた。
読者の東子さんのコメントが、筆者の言いたいことを全て代弁して下さっているので以下に紹介する。
<近隣諸国条項の見直しが昨年の4月から始まり、今日、発表の小学校教科書に反映されました。
「教科書検定、全社で竹島・尖閣を明記、「日本固有の領土」 領海侵犯にも踏み込む 2014.4.4」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140404/edc14040411290002-n1.htm
>文部科学省は4日、平成27年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。
>領土教育の充実が求められる中、島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島について、5、6年生用の社会の教科書が初めて「日本固有の領土」と明記したほか、「(竹島を)韓国が不法に占拠している」と説明するなど、政府見解を踏まえた記述が全社の教科書に登場した。
>尖閣諸島周辺で中国船による領海侵犯や違法漁業がくり返されていると、より踏み込んで指摘した教科書もあった。
>北方領土については全社とも旧ソ連(現ロシア)が不法に占領したと説明しているが、竹島と尖閣諸島については1社をのぞいて具体的な説明をせず、地図で位置や名称を記すにとどめていた。
>自衛隊の救助活動が初めて紹介されたりした。
>音楽では国歌「君が代」への理解を深めようと、特別な紙に歌詞を掲載した教科書も登場した。
八重山教科書で問題になっている中3の公民の教科書に記述されている尖閣について。
狼魔人日記2012-01-04から、
> ■東京書籍版
>「沖縄県先島諸島の北方に位置する尖閣諸島は日本の領土ですが、中国がその領有を主張しています。」
>
>一方、慶田盛竹富町教育長が「子どもたちには渡さない」と必死で抵抗する育鵬社版教科書には、中国の領有権主張を根拠のないものと批判している。
>
>■育鵬社版
>「沖縄県八重山諸島北方の尖閣諸島は、日本の領土です。しかし、中国は1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化するに及びはじめて尖閣諸島の領有権を問題とするようになりました。ただし、中国が挙げている根拠はいずれも領有権の主張を裏付けるに足る国際法上有効な論拠とはいえません」。
>
>竹富町教委や県教委が正当だと固執する東京書籍版教科書の記述が、中国の主張に有利な記述であることは誰が読んでも明らかである。
どれを採択しても、「島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島について、5、6年生用の社会の教科書が初めて「日本固有の領土」と明記」されているんですよね〜。
さて、竹富町は、来年の小学校教科書、どれを採択するでしょう。
【見直しの足跡】
「論説委員・石川水穂 教科書歪めた近隣諸国条項 2013.4.21」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130421/edc13042103050000-n1.htm
「<参院選>教科書検定「近隣諸国条項」って何? 2013.7.11」
http://thepage.jp/detail/20130711-00010000-wordleaf
参議院選挙に向けた自民党の公約の中に、教科書検定制度の「近隣諸国条項」の見直し
「歴史教科書問題の根源を絶て 近隣諸国条項を撤廃せよ 2014.01.29」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7312
>文部科学省は28日、中学・高校向け学習指導要領の解説を改定し、「尖閣諸島と竹島は我が国固有の領土」と明記するなど領土に関する記述を増加させる方針を発表した。>
☆
合計五面にわたる大発狂記事のわりには、「識者評論」などの先生方のご高説が、山口剛史琉球大学准教授1人だけなのはいかにも寂しい限りだ。 この人物、学者というより反日サヨク活動家の名が相応しい。
玉津石垣市教育長が石垣市の高校に琉球大学の先生方を招聘し講義を受けるというプログラムから、山口准教授を外してくれと言ったいわくつきのサヨク活動家である。
で、このセンセ、どんなご高説を披露したかと言うと、平凡な解説を長々と続け、最後に次のような「近隣諸国条項」の執行代理人のようなご高説を垂れているのには、あまりにも反日サヨク活動家としては定番過ぎて不覚にもアクビがでた。
<【識者評論】 山口剛史 琉球大学准教授
一方的な政府見解懸念
・・・北方領土だけでなく、竹島、尖閣諸島についても「日本の固有の領土」と記述することが求められ、大幅に記述が増加した。 教育出版は「中国の船が侵入し、日本の同意を得ることなく海洋調査を行ったり、違法に漁業を行っているなどの行為を繰り返しています」とかなり踏み込んだ記述をした。竹島に関しても「不法な占拠」とする記述が多く見られた。 このような一方的な政府見解の記述が、子どもたちに平和的共存を思考するのではなく、近隣諸国に対する憎悪を生み出すことになるどはと懸念せざるを得ない。>
尖閣近海で中国が行っている侵略行為の実情を子どもたちに知らせることが、何故いけないのか。
中国の走狗のようなこのセンセのご高説にマジメに反論するのは疲れる。
誰か代わりに沖縄の恥を垂れ流す「識者」を切り捨ててください。
玉津石垣市教育長から石垣市の高校での講義を拒否された「反日サヨク活動家」山口剛史氏。
高校教員としても失格のこの男、赤い脳ミソしか持ち合わせていないらしい。
【追記】
4月5日付沖縄タイムスの社会面の狂乱見出し。(爆)
「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。
書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。
ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆
新発売・「かみつく3」は県内書店で発売中
狼魔人日記でネット全国販売しています。
申し込みはメールでできます。
ブログ 狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp