



◇ 二人の市長の刑事告訴は「不受理」と「不起訴」の違いはあるが、 きわめてよく似た事件である。 思いつくだけも共通項がこのとおり。 (1)告訴人が市長 (2)名誉毀損 (3)セックススキャンダル (4)相手が出版関係者と、ブログ発信者 (5)告訴不成立 ただ、二つの事件で決定的に違うのは、 中田氏が保守系であることに対し、大浜氏は極左とも言われるほどの革新系市長で、 「反戦平和」が合言葉であった。 そのため沖縄のメディアは、被害者とされる元市役所職員に取材をしていながら、市長のセックススキャンダルを記事にすることは無かった。 地元メディアが完全黙殺するのに腰が引けたのか、この「革新市長のセックススキャンダル」を報じたメディアは一社もなく、 やむなく元職員はブログによる告発という手段に踏み切った。 結局南の島の独裁市長のセックススキャンダルを報じたメディアは、ネットテレビの「チャンネル桜」の一社のみであった。 保守系だろうが、革新系だろうが、首長がこの手のセックススキャンダルを起こせば、当然それ相応の報いを受けてしかるべきである。 ましてや前石垣市長の場合、セックススキャンダルといっても、婦女暴行を受けたとして元市役所職員に告発を受ける前代未聞の「現役市長の婦女暴行疑惑」だ。 地元マスコミがこれを黙殺したことは、報道機関としての誇りを、恥も無くドブに捨て去ったことを意味する。 もっとも沖縄二紙の辞書には、誇りや恥なんて言葉は最初から無かったのかも知れないが・・・。 沖縄では今でも「反戦平和」を声高に唱えると首長のスキャンダルに対しては免罪符になる。 【おまけ】今朝の沖縄タイムスの「市長動向」の欄によると、 「米軍基地撤去」と「反戦平和」を売り物に県知事選に立候補した伊波宜野湾市長が、 今日(4日)の午後2時、テレ朝「サンデーフロントライン」出演のため東京出張とのこと。



