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今朝の沖縄タイムスの2面トップでこんな見出しが・・・。
安里氏「普天間は県外」
参院選政策 96条改定は慎重
事実上の一騎打ちが予想される糸数慶子候補と同じ「県外」に一本大きな釘を打ったつもりなのだろう。
この大見出しの下にはベタ記事で
安里氏の」公約
石破氏「重い」
辺野古推進は堅持
普通の人間を自認する筆者には、到底理解できない安里候補と石破氏のコメントである。
しつこいようだが、本日も自民党県連の四連投である。
慰安婦発言で話題の主の橋下大阪市長が、図らずも「(普天間)県外」が不可能に近いことを証明してくれた。
実際は松井知事(日本維新の会幹事長)の発言だが、橋下日本維新の会代表の意を汲んだ発言であることは明白である。
大阪知事オスプレイ発言、地元市長「反対」
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている新型輸送機「MV22オスプレイ」の訓練の一部を、大阪府の松井一郎知事(日本維新の会幹事長)が府内で受け入れる意向を示したことに対し、同府八尾市の田中誠太市長は3日、「地元との調整や市民への事前説明がない中で、発言は誠に遺憾だ」とする見解を表明した。
同市には、受け入れ先の候補地として想定される八尾空港がある。田中市長は「本市では、近年も小型機やヘリの事故が発生しており、市民の不安感はぬぐえない。市街地にある八尾空港が選択されることは反対であり、受け入れられない」と強調。そのうえで、「府には、地元自治体と十分協議するよう求めたい」とした。
(2013年6月3日13時23分 読売新聞)
☆
橋下氏は八尾空港がある八尾市の民意を得るどころか八尾市長の同意を得ることなく、安易にオスプレイの受け入れを発表した。
沖縄2紙があれほど「危険な欠陥機オスプレイ」と喧伝し「オール沖縄」で配備阻止運動を展開中のオスプレイを受け入れると言えば、田中誠太市長でなくても誰だって反対するだろう。
ましてや、その危険なオスプレイを配備した「世界一危険な米軍基地」と喧伝される「普天間基地」をおいそれと受け入れる所があるだろうか。
橋下氏(松井大阪知事)の発言にすばやく反応し「受け入れ反対」を表明した田中八尾市長のコメントは、市民の生命と安全を守る立場の市長としては当然の発言である。
繰り返すが橋下氏の受け入れ発言と、受け入れ予定の八尾空港のある八尾市長のやり取りが、「(普天間)県外」が現実的でないことの証明になってしまった。
オスプレイ配備の普天間基地の受け入れを容認する地域を今から模索することは「針の穴にラクダを通すほど困難である」(西銘議員の発言)という発言が現実となって目の前で展開されたのだ。
全国で普天間基地の受け入れを容認しているのは一番の当事者である辺野古住民と名護漁港(辺野古漁港も含む)であることを自民党県連は思い起こしてみる必要があるのではないか。
本件に関しコメント欄が活発だが拙意見に賛同するメールも数多く頂いている。
中には政府自民党に意見書を送り、そのコピーを添付して下さった方もいた。
ご本人の了解を得て政府自民党宛意見書の部分を参考のため紹介したい。
☆
以下は意見書になります。 いきなりのメール申し訳ございません。 今回の沖縄県連の決定について一言申し上げたくメールさせていただきます。 今回、沖縄県連が普天間基地の県外移設を公約にする旨を見ました。 党本部の決定は県内移設のはずです。これは明らかに本部に対する反抗であり許されない行為と考えます。 今回の県連の公約を認めると地方が本部の意向を無視しても良いという悪しき前例ができます。 それでは国として成り立たなくなります。 また、今後の選挙(地方選も含めて)でもそれぞれが勝手をしても良いということになります。 自民党としても外から意見が統一されないと見られ今後の政策にも支障がでることは間違いないです。 確かに色々と難しい問題ではありますが「泣いて馬駿を切る」ではないですが県連を切る覚悟が必要だと考えます。 また、これは県議全員の意思ではなく一部の意見であり、県民も含めて県外移設が妥当とは考えていないように感じます。 一例ではないですが辺野古漁協は移設に同意書を提出しています。 その辺野古漁協の中にもせっかくの同意書が無駄になるという意見もでています。
漁協も色々な嫌がらせにもめげず国に協力しようとしています。 これをけっして無駄にしてはいけません。
今後の事も含めましてご考察をお願いします。 自民党の石破幹事長は強面の風貌の割には、沖縄の事となると腰が引けた弱気の発言をする。 沖縄に関しては「(沖縄の政治家は)沖縄2紙に恫喝されている」などと歯に衣着せぬ大胆発言をした小池百合子氏を県連説得に立ち会わすべきではなかったのか。 当日記はどの政治団体にも属していない微力な一匹狼ではあるが、一県民として今回の自民党県連の暴挙には納得できない節が多々あるので、投票日まで自民党県連の批判を続ける所存である。
【追記】 08:53
ネットで拾った良識ある県民の自民党県連の批判記事です。
皮肉に満ちたシミュレーションは秀逸です。
☆
今朝の琉球新報より 2013/06/04
参院選沖縄選曲に出馬される安里さんの記事。
「普天間の危険性除去と早期返還、県外移設を求め、固定化阻止に取り組む」
とあり、「県外が県民の総意」と言い放ち、当選後辺野古容認に転換しないかとの質問には「ない」と明言。
つまり、私が昨日会った辺野古の漁師さんや、川沿いで集まっていた古老の方々は、「沖縄県民」ではないと宣言したに等しい。
国会議員とは、地方の代表ではなく国家の代表です。
戦略的ビジョンもなく、沖縄の地政学的価値、抑止力の意味すら認識できないまま、己の「当選」だけが目的化した基本政策だとしか思えません。
ここに集う方々の中にも、県内移設を推進している県民の方々がおられます。
今ではマスコミさえ使わなくなった「県民の総意」という言葉を用い、容認派全てを、「沖縄県民ではない」と公言したのです。
彼にとって、容認派は「沖縄県民ではない」のですから、投票する意味がありません。
私なりのシュミレーションです。
?自民党本部からの公認を得られない。
?自民党県連公認というスタイルで出馬
?県内保守陣営から総スカン
?棄権、無効票続出で選挙は大敗
?党本部より、大敗の責任を取る形で、W翁長の役職剥奪、除名を勧告
?従わない場合には、自民党沖縄県連自体の除名を通告
?しぶしぶ、W翁長は表舞台から去る
来年に迫る名護市長選挙に備えるためには、これくらいの荒療治は必要です。
もはや国益を損ねるまでに増長したW翁長を消し去るために、この安里さんはスケープゴートになってしまう可能性があります。
W翁長とマスメディアの顔色だけを伺い、マクロな視点から沖縄を見ることができなかった当然の結末。
沖縄にとって、来年に迫る名護市長選挙が真の天王山となります。
その前に保守を自称する政党から、国を貶め、ユスリ・タカリの恥ずべき姿を晒す現在の自民党県連執行部を一掃するためには、安里さんには苦い茶を飲んでもらうことになるでしょう
下記に選挙公約の決定に関係している窓口の電話、FAX番号を記載します。
首相官邸へ意見投稿
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
自由民主党沖縄県連: 会長翁長 政俊(おなが まさとし)
TEL:098(868)0040 FAX:098(860)2310
メール:jimin-oki@nirai.ne.jp
安里政晃後援会事務所 TEL: 98-860-5666 FAX:098‐866‐7691
安里政晃東方漫遊記ブログへ投稿 http://asatomasaaki.ti-da.net/
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