抗議文例はこちらで
安倍首相の就任後初めて沖縄訪問で、今朝の沖縄タイムスは大発狂!
各面のトップに躍る過激な見出しをすべて網羅するのは遠慮するが、気になるものを数点挙げておく。
■一面トップ
首相、辺野古「進める」
訪米前申請は」見送り
知事、県外求め平行線
■社会面トップ
抗議の声 首相直撃
オスプレイ持ち帰って
普天間視察ピリピリ
負担軽減 深い溝
満額予算「県内」危惧
融和路線 破綻への道
そしてこれを報じる琉球新報。
2013年2月2日
仲井真知事(右端)と会談するため沖縄を訪れた安倍首相(左から2人目)=2日午後0時53分、ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー
安倍晋三首相は2日来県し、仲井真弘多知事と那覇市のホテルで会談した。知事は沖縄振興予算3001億円がついたことに謝意を示した上で、米軍普天間飛行場の県外移設とオスプレイ配備による県民の不安の払しょくを求めた。安倍首相は「普天間の固定化はあってはならない。米国との合意の中で進めたい」と、日米合意に従って辺野古移設を進める考えを示した。オスプレイについては「住民生活の影響や不安の払しょくに意を尽くしたい」と述べた。
会談後、首相は記者団に対し、「訪米前の埋め立て申請は考えていない」と明言した。
会談で首相は「沖縄の基地負担軽減は政権の基本方針だ」と強調。民主党政権で国と沖縄県の関係性が悪化したとし「この3年間で信頼関係が壊れた。信頼関係を構築したい」と述べた。嘉手納基地より南の基地返還について「統合計画の作成を加速させる」と答えた。
知事は普天間問題について「1日も早い移設返還をお願いしたい。県民には、なるべく県外移設してほしいという強い気持ちがある」と述べた。オスプレイについては「安全確保は当然だ。県民の不安が非常にあるので、不安の払しょくに力を入れてほしい」と求めた。今後の沖縄振興に向けては「日本の発展のために貢献できる。もうしばらく力添えをいただきたい」と求めた。
会談は冒頭のみ公開された。
【琉球新報電子版】
☆
発狂しまくった記事から真実を読み取るのは至難の業だが、問題を(1)「オスプレイの沖縄配備撤回」と(2)普天間移設のうち(1)の「オスプレイの沖縄配備撤回」つに絞って検証してみる。
■オスプレイ配備による県民の不安の払拭
先ず次の記事に注目。
>配備による県民の不安の払しょくを求めた
翁長那覇市長率いる「亡国東京行動団」は「オスプレイの沖縄配備の撤回」を求めたが、「9・9県民大会」にも「東京行動」にも参加しなかった仲井真県知事は安倍首相に「オスプレイ配備の撤回」を求めたわけではない。
仲井真県知事は、「オスプレイ配備による県民の不安の払しょく」を求めたのだ。
ということは沖縄2紙がデタラメ記事の垂れ流しを中止すれば、県民の不安感は払拭されるし、オスプレイの沖縄配備の撤回など毛頭考えていないのだ。
■オスプレイの沖縄配備の撤回
これに関して安倍首相は「住民生活の影響や不安の払しょくに意を尽くしたい」(琉球新報)「訓練をなるべく県外に移す努力をしていく」等とノベルに止まっているが、小野寺防衛大臣が、2月28日の「東京行動」抗議団との面談で、「名護市辺野古に移設する方針に変わりはない」という政府見解を明確に伝えている。
「オスプレイ配備による県民の不安の払拭」と「オスプレイの沖縄配備の撤回」は似ているようで、日米安保を認めるか否かが問われる全く別次元の全く意味の異なる文言である。 防衛大臣の口からでは満足できない・・・安倍首相の口から直接聞きたいという向きには、国会質疑で社民党の福島瑞穂党首が、「建白書」に関してこう質問している。 「オスプレイ配備は沖縄県民に対する差別である」と。 これに対し安倍首相はこう答弁している。 「日米合同委員会などで安全性は十分に確認されている。配備が沖縄に対する差別だとは考えていない」 つまり国会という公式の場で「オスプレイは危険ではない。 したがって配備撤回はしない」と明確に答えている。これに対して仲井真県知事は県民の「不安感の払拭」を繰り返している。
これに対して沖縄タイムスの知念清張記者は、本日の【解説】記事で、「不安感の払拭」という表現は「配備容認に含みを持たせるとも受取られかねない発言」などと県知事の容認派への豹変に疑心暗鬼である。
そりゃそうだろう、県民の「不安感を煽っている」のはひとえに沖縄2紙のデタラメ記事であることを県知事ともあろう人が知らないはずはない。
今時「オスプレイは欠陥機」などというデタラメ情報を狂信しているのは一部の情弱(情報弱者)と翁長那覇市長のような確信犯以外殆どいないことを県知事は察知している。
そこで「県民を不安に陥れているのは、オスプレイが欠陥機だからではなく、発狂新聞が欠陥機だと扇動するから」と県知事は言いたいのだろう。
■佐喜真宜野湾市長の豹変
自民党系の首長にも反省の色が見え始めている。
佐喜真惇宜野湾市長のことだ。
一時は翁長市長とコンビを組んで「島ぐるみオスプレイ阻止」「米軍基地撤去」などと基地に向かって拳を突き上げるシュプレヒコールの温度を取って、当日記も「本物のバカ」と批判した佐喜真氏だが、今回の安倍首相の来沖ではすっかり陰が薄くなり、佐喜真宜野湾市長について本日の沖縄タイムスはベタ記事にとどめている。
宜野湾市長は早期返還要求
県外移設求めず
この見落としがちなベタ記事で、佐喜真市長は安倍首相を恒例の「嘉数高台の儀式」でこう発言している。
「危険性の除去と基地負担の軽減が原点。 早期返還を実現し、固定化は絶対避けなければならない」
「どこに移設してくれとは言わない。 政府として環境を整え、政府の責任でやってください。」
佐喜真市長の発言は宜野湾市民の安全を求める市長の立場として真っ当な発言であり、はじめからこのように発言しておれば、当日記に「本物のバカ」などと罵倒されずに済んだのに・・・。
見通しの立たない県外移設が結局普天間の固定化に繋がるということに佐喜真市長は気がついたのだろう。
ちなみに佐喜真市長は「東京行動」という「亡国集団」には公務を理由に参加していない。
今後この信念を貫いて欲しい。
「オスプレイの沖縄配備撤回」については佐藤優氏が首相来沖の2日の琉球新報に連載中の「ウチナー評論」で、佐野眞一氏同様の無知を晒している。
佐藤氏と言えば集団自決論争が白熱化した2007年、突如母親が沖縄出身ということで沖縄の新聞への登場や講演会などで露出頻度が多くなった人物。
沖縄戦に関する知識は素人以下で専ら沖縄紙の記事をネタにした幼稚な発言だった。
そのため2007年の高校歴史教科書検定問題で、沖縄2紙がいっせいに反発したとき、「集団自決の記述を教科書から削除せよ」という検定意見だと錯覚し、大恥をかいた経緯がある。 沖縄紙の印象操作に見事に引っかかってしまったのだ。(爆)
今回の「ウチナー評論」(262)も沖縄紙の発狂見出しを裏取りもせず猛進した結果恥さらしを繰り返すことになる。
ちなみに小林よしのり氏との「沖縄戦論争」では戦わずして敵前逃亡を企てた恥の上塗りをした男でもある。
その佐藤優氏が、「ウチナー評論」(622)で、1月27、28日の「亡国ゆすりたかり集団」を正当化し、「建白書は沖縄の共通意識」と題する記事で、次のようなデタラメを書いている。
1月28日、オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会の代表と市町村長約30人が首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に「建白書」(要請文)を手渡した。 建白書には県の全41市長村長と議会議長の署名も入っている。 保守革新の壁を超え、オール沖縄の意志がこの建白書にまとめられている。 建白署に、<とくに米軍普天間基地は市街地の真ん中に居座り続け、県民の生命・財産を脅かしている世界一危険な飛行場であり、日米両政府もそのことを認識しているはずである。
このような危険な飛行場に、開発段階から事故を繰り返し、多数にのぼる死者をだしている危険なオスプレイを配備することは、沖縄県民に対する「差別」以外なにものでもない。現に米本国やハワイにおいては、騒音に対する住民への考慮などにより訓練が中止されている。
沖縄ではすでに、配備された10月から11月の2ヶ月間の県・市町村による監視において300件超の安全確保違反が目視されている。日米合意は早くも破綻していると言わざるを得ない。
その上、普天間基地に今年7月までに米軍計画による残り12機の配備を行い、さらには2014年から2016年にかけて米空軍嘉手納基地に特殊作戦用離着陸輸送機CV22オスプレイの配備が明らかになった。言語道断である。
オスプレイが沖縄に配備された昨年は、いみじくも祖国日本に復帰して40年目という節目の年であった。古来琉球から息づく歴史、文化を継承しつつも、また私たちは日本の一員としてこの国の発展を共に願ってもきた。
この復帰40年目の沖縄で、米軍はいまだ占領地でもあるかのごとく傍若無人に振る舞っている。国民主権国家日本のあり方が問われている。>
と記されている。 沖縄に対する構造化された差別がオスプレイ問題、普天間問題の根源にあるという沖縄側の認識は正しい。
☆
沖縄2紙のデタラメ記事を鵜呑みにして御託を並べるとこうなる・・・噴飯物の駄文である。
>沖縄に対する構造化された差別がオスプレイ問題、普天間問題の根源にあるという沖縄側の認識は正しい。
「構造化された差別」なる沖縄2紙の常套句を根拠に、「沖縄側の認識は正しい」と断定する・・・沖縄2紙に媚を売る態度は恥知らずの極地。。
そもそも「建白書は沖縄の共通意識」というタイトルそのものが大嘘であることは当日記読者なら先刻承知のこと。
>開発段階から事故を繰り返し、多数にのぼる死者をだしている危険なオスプレイを配備することは、沖縄県民に対する「差別」以外なにものでもない。
「開発段階から事故を繰り返し」の部分は「開発段階に事故を繰り返し」と書けば事実だが「から」と書くことにより「現在でも事故多発を繰り返している欠陥機」という印象操作である。
>現に米本国やハワイにおいては、騒音に対する住民への考慮などにより訓練が中止されている。
これもガセネタ記者の平安名純代米国特約記者のデタラメ記事を沖縄2紙がばら撒いたもの。すぐ化けの皮の現れる低レベルの大嘘であることは何度も書いたので、ここでは論証を省略する。
佐藤氏は東京では保守論客を自認しながら、沖縄に来ると左翼にもてはやされる意見で県民を扇動する変節漢。
これを当日記ではカメレオンと批判した。
が、左翼活動家の目取真俊氏なども佐藤氏のことを狢(むじな)と罵倒している。
佐藤氏は沖縄独立論で政府を恫喝せよなどと県民を扇動するが、その一方で自分は独立論には組しないと言う卑怯な男である。
佐藤氏が「独立」で政府を恫喝するが、翁長那覇市長は、「オール沖縄」で政府を恫喝する。
昨日の沖縄タイムス大弦小弦(コラム)は、自民党系の議員たちが、沖縄紙の大嘘に気がつき始め、佐喜真宜野湾市長のように「覚醒する」人物が出てくるのをけん制する記事を書いて自民党県連を恫喝している。
どちらを見ても恫喝のお花畑である。
▼県選出・関係の自民党国会議員は・・・・政府与党の尖兵として沖縄を説得する側に回るのであれば、県民への裏切り以外のなにものでもない。(与那原良彦)(沖縄タイムス大弦小弦)
沖縄紙の論調に従がわないものは、県民への裏切りだと切り捨てる・・・・。
異論を許さぬ「全体主義の島沖縄」の面目躍如・・・与那原記者の思い上がりである、
『過って改めざる、これを過ちという』 (孔子 「論語」より)
過ちに気付いて改めた佐喜真惇宜野湾市長はエライ!
そして勇気もある!
君子は豹変してこそ君子である。
【おまけ】
沖縄知事「普天間県外へ」首相「負担軽減努力」2013年02月02日15時15分
仲井真知事(右)との懇談を前に握手する安倍首相(2日午後、那覇市で)=中司雅信撮影安倍首相は2日、就任後初めて沖縄入りし、那覇市内のホテルで仲井真弘多(ひろかず)知事と会談した。
首相は会談後、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設に関する県への埋め立て許可申請について、今月下旬に予定する訪米前には行わない意向を表明した。記者団に対し、「考えていない」と述べた。
会談では仲井真知事が、政府が2013年度予算案で沖縄振興予算を前年度比64億円増の3001億円に増額したことや、那覇空港第2滑走路の工期を当初計画の7年から1年短縮したことに「感謝する」と謝意を示す一方、普天間移設問題では「県民には、県外に出してほしいとの強い願いがある」と指摘した。
これに対し首相は、米軍嘉手納基地(嘉手納町など)以南の米軍施設・区域の返還計画作成や、沖縄に配備された米軍の新型輸送機MV22オスプレイの安全確保と訓練の県外移転など、基地負担の軽減に努める方針を強調したうえで、「普天間の固定化は、絶対にあってはならない。米国との合意の中で(移転を)進めていきたい」と述べた。
☆
安倍首相、沖縄振興に意欲 仲井真知事と会談沖縄県を訪れ、仲井真弘多知事(右列中央)との会談に臨む安倍晋三首相=2日午後0時51分、那覇市のホテル、仙波理撮影
沖縄県を訪れ、仲井真弘多知事(右)と握手する安倍晋三首相=2日午後0時40分、那覇市のホテル、仙波理撮影
「平和の礎」を訪れた安倍晋三首相=2日午前11時40分、沖縄県糸満市、杉本康弘撮影
沖縄戦「集団自決」の謎と真実
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