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八重山教科書訴訟が結審!判決は12月

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沖縄の出版界が

出版を拒否した

問題の書!
『沖縄に内なる民主主義はあるか』
著者:又吉康隆 定価:税込み1575円

ネット販売註文先 ezaki0222@ybb.ne.jp

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 昨日那覇地裁で、八重山教科書訴訟の最終弁論が行われた。    裁判の最終弁論とは代理人弁護士が最も活躍する晴れ舞台だと聞く。   だが、何故か原告側代理人の井口博弁護士は欠席で、副代理人の若手弁護士が代わりを務めて従来と同じ陳腐な弁論を繰り返した。   原告側弁護士がオウムのように繰り返した陳腐な弁論とは次の2点。   (1)八重山地区では同一でない教科書が採択されているのに、石垣市と与那国町だけが無償給付なのは違法である。   (2)9月8日の全教委協で選定された東京書籍版教科書が有償なのは違法である。   最後の晴れ舞台である最終弁論で井口博弁護士が欠席した理由は、上記二つの論点はこれまでの証人尋問などで、被告側代理人に散々論破された陳腐な主張であるため、何の説得力もない弁論を繰り返す屈辱に耐えかね、土壇場で敵前逃亡を図ったものと推測する。   昨日の最終弁論で結審し、判決日は12月26日(水)の午後1時10分にきまった。   昨日の結審で特徴的だったのは、両サイドの代理人の弁論の前に、原告の小林恭子氏が裁判官に最終陳述をしたこと。   陳述の内容は概略こうだ。   「八重山地区では従来合法的に教科書採択が行われていたが玉津石垣市教育長が八重山採択協議会の会長に就任して以来、市民の知らない所で大事な教科書採択が行われた。 全ては玉津氏の独善的規約改正によるものであり違法である。 その違法性を裁判で正したいと裁判を起こした。 ただこの裁判は文科省が証人尋問に応じていないので消化不良で納得できないが、原告の気持ちを理解した判決を望む」(趣旨)   小林氏は「一般市民であり母親である私たち」を何度も強調し、又「独善的玉津氏」を繰り返すことにより、論理では負けても感情で訴えると言った作戦のように見受けられた。   それにしても散々扇動しておきながら土壇場で責任者が敵前逃亡とは、井口弁護士も卑怯ではないか。(怒)   判決日を待たずに素人の筆者が判決を下すのも僭越至極ではあるが、あえて言わしてもらうと、この裁判は提訴された今年の2月の時点で原告の敗訴は明々白々であった。   ⇒八重山教科書訴訟、やっと土俵に上げてもらった原告   最初から結果のわかっている裁判のため、争点も少なく、8ヶ月と言う極めて短い期間で結審を迎えた。   当日記の読者なら、被告の敗訴の理由は先刻ご承知のことだが、復習の意味で原告敗訴の理由を列記する。   (1)「教科書無償給付を受ける地位の確保の請求」というのが原告側の訴えであるが、無償給付の地位を与える権限を持つのは文科省である。 したがって被告に石垣市や与那国町を持ってきたのは、お門違いの訴訟であり、敗訴は最初から決まっていた。   (2)原告は「4月の新学期に間に合うように」として、「教科書無償給付」の仮処分請求をしたが、却下されている。 さらに「証拠物件が少なかったので却下された」という井口弁護士の説明で、再度同じ趣旨の仮処分請求をしたがこれも却下された。  裁判の請求と同じ趣旨の仮処分を2度も請求し、いずれも却下されたとなると、裁判そのものを却下されたことと同じである。(涙)   (3)「9・8全教委協」による協議を正当化するため、竹富町の竹盛洋一教育委員長が証人となったが、何の資格も有さない竹盛氏が議長を務めた理由を問われ、このように答えた。   「どういう理由で議長になったのか」   「多数決です」   「多数決で決めることに、反対する人はいなかったのですか」   「いましたが、多数決で決めるかどうかを多数決で決めました」   流石にこの奇妙な問答には看過できなかったのか、酒井良介裁判長を含む2人の裁判官が同じ質問をした。   「多数決を多数決できめるとは、おかしいと思いませんでしたか」(失笑しながら)   「いえ、あの場合やむを得ませんでした」                          ☆   一時は石垣から大人数の応援団が駆けつけ、傍聴券を得るにも抽選する騒ぎだったが、昨日の傍聴席はガラガラで傍聴人は筆者を含めて8人ほど。   一時は連日一面、社会面の」トップを飾っていた発狂見出しは何処へ消えたのか・・・。   今朝の沖縄タイムスには、ない!   と思っていたら、27面の「ひと・まち」面(ローカル欄)に掲載されていた。    それも、虫眼鏡が必要なベタ記事で。   どうせウェブ記事には載らないはずなので、面倒でも記録保存用に文字起こししておく。   八重山教科書 12月26日判決   那覇地裁で結審   八重山地区の中学校公民教科書問題をめぐり、石垣、与那国両市町の保護者や生徒らが両市町を相手取に、東京書籍版の」無償給付を受けられることなどを確認している訴訟は19日、那覇地裁(酒井良介裁判長)で結審した。 判決は12月26日。  原告側副代理人の寺田明弘弁護士によると、今後、新たな原告による2次訴訟を予定している。
この日は原告側の最終意見陳述が行われ、保護者は「同一地域で異なる教科書が一方は有償、一方は無償ではいふされるのは異常。 採択の努力を怠った石垣、与那国の両教育委員会に違法性を示し、納得できる判決をお願いしたい」と述べた。(沖縄タイムス10月20日)                ☆   >原告側副代理人の寺田明弘弁護士によると、今後、新たな原告による2次訴訟を予定している。   どうせこの裁判は負けるので、新たにプロ市民を募って2次訴訟をする魂胆らしい。   敗訴を覚悟で騒動を起こすことに意義があるのだろう。   今度は証人として文科省役人を尋問するため、訴える相手を間違えず、文科省にして欲しいもの。   そして「9・8全教委協」協議の仕掛け人であり、八重山教科書問題の元凶である大城県教育長と狩俣課長を証言台に引きづり出して欲しいものである。   そしたら「沖縄のヒトラー」は、慶田盛竹富町教育長ではなく、大城浩県教育長とその手先の狩俣課長であることが、法廷で暴露されるだろう。   楽しみである。

 

 

■講演会のご案内■

 

演 題 「日米同盟と在沖米軍の役割」

講 師   ロバート・D・エルドリッジ (米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長)

【日 時】平成24年10月21日(日)午後1時30分開場 ,2時開演       

【会 場】カルチャーリゾート・フェストーネ

     宜野湾市真志喜3−28−1  電話 098 (898) 1212

【会 費】無料

【主 催】世日フォーラム沖縄 

【連絡先】世日フォーラム沖縄事務局 070−5484―4617(にしこり)まで

 

講師プロフィール:ロバート・エルドリッジ 1968年米ニュージャージー州生まれ。90年米バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒(名誉優等生卒)。94−99年神戸大学大学院法学研究科博士課程で政治学を学び博士号取得。2001−09年大阪大学大学院准教授。その間、米海兵隊太平洋軍司令部政治顧問、参議院沖縄・北方領土特別委員会特別研究員などを務め、09年4月より現職。著書に『奄美返還と日米関係』(2003)、『沖縄問題の起源』(03)、『硫黄島・小笠原をめぐる日米関係』(08)など多数。

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