沖縄の出版界が
出版を拒否した
問題の書!『沖縄に内なる民主主義はあるか』
著者:又吉康隆 定価:税込み1575円
ネット販売註文先 ezaki0222@ybb.ne.jp
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知事絶句、県民反発必至=「許せない」と沖縄県幹部−繰り返される米兵事件
米海軍兵2人が集団強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されたことを受けて記者会見する沖縄県の又吉進知事公室長=16日夜、那覇市の沖縄県庁 米海軍兵2人が日本人女性に乱暴してけがをさせたとして集団強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されたことを受け、沖縄県の又吉進知事公室長は16日夜記者会見し、「県民は大変な衝撃を受けている。許せるものではない、許し難い」と憤りをあらわにした。報告を受けた仲井真弘多知事は絶句したという。
同県内では8月にも那覇市内で米兵による強制わいせつ致傷事件が起こっており、仲井真知事が米側に軍の綱紀粛正と再発防止を求めていた。県民の反発が強まるのは必至だ。
又吉公室長が事件を知ったのは16日午後6時ごろ。直後に仲井真知事に電話で報告したところ、知事はしばらく絶句した後、「またか」などと激しい怒りを示したという。
くしくも仲井真知事は同日、米軍基地が所在する県内27市町村の代表らとともに、藤村修官房長官、ルース駐日大使らに米軍人らによる事件・事故の再発防止を申し入れたばかり。17日午前の帰任予定を変更し、再度政府に捜査協力を要請することとした。(2012/10/16-23:51)
☆
★文末に「付記」あり。
昨日のエントリーでも書いたように、「オスプレイ阻止」運動にも手詰まり感が漂い、振り上げた拳の下ろし所を模索していた矢先、正に絶妙ともいえるタイミングで降って湧いたような米兵婦女暴行事件である。
女性に対する性犯罪は沖縄では特に珍しいことではないが、これが米兵が起こしたとなると狂喜乱舞し、一面トップ、社会面トップをフル活用して大発狂するのが、沖縄2紙の特徴である。
沖縄2紙にとっては正に神風である。
とりあえず、今朝の沖縄タイムスの喜色満面な様子を発狂見出しで紹介する。
■一面トップ
2米兵 女性暴行容疑
沖縄署が逮捕
帰宅途中 首にけが
■二面トップ
「反基地」へ不可避
■三面トップ
「卑劣だ」首長憤慨
「空はオスプレイ陸は米兵犯罪」
■26面トップ
空も陸も無法地帯
米兵の横暴 我慢限界
「占領意識変わらない」
オスプレイ抗議市民団体
全基地撤去へ気勢
■27面トップ
凶行また 県民噴
オスプレイに続き批判増
■27面トップ
この手の性犯罪が起きるたび使う枕詞がある。
「このような悪質な犯罪は許すことは出来ない。加害者が米兵だろうが沖縄人だろうが、厳正な処罰を与えるべきだ」
これを書いておかないと「米軍犯罪の擁護者」というレッテルを貼る方々がいるからだ。
■犬が人を咬んだらニュースになる
沖縄では女性に対する性犯罪は特に珍しいことではないと書いた。
沖縄人が加害者の場合、あまりにも件数が多すぎるので、新聞もベタ扱いしかしない。
それで、県民の注目を浴びないに過ぎない。
10月3日にオスプレイに関連し講演会をした「沖縄に民主主義はあるか」の著者・又吉康隆さんが行った講演の中にも、沖縄の多発する性犯罪を指摘した部分」がある。
10月3日市民集会講演の原稿から該当部分を引用する。
<実現できないオスプレイ阻止に政治家やマスコミが大騒ぎしている間に、新聞の片隅に私達にとってとても深刻な内容の記事が9月の一か月間で5件掲載されました。これは本当に深刻な問題です。
教師による教え子の女子中学生へのわいせつ行為が2件高校生男子生徒に対する教師のわいせつ行為が一件、一般の男性による女子中学生へのわいせつ行為が一件、そして、女子中学生の売春が一件です。
いいですか。たった一か月間ですよ。
たった一か月間で五件もの教師の教え子へのわいせつ行為と女子中学生の売春の記事が載ったのです。
私たちにとってはオスプレイ問題よりこの中学生の性被害のほうが何十倍も深刻な問題だとおもいます。
もっと怖い話をします。
以前は本人同士が出会い系サイトで知り合い売春行為をしていましたが、最近は仲介する男が存在するようになりました。
仲介する男がいるということはどういうことかわかりますか。
いいですかみなさん。
これは恐ろしいことですが、中学生売春を商売にしている男たちがいるということです。
数か月前にも同じ内容の記事が載っていましたが
その時仲介している男は暴力団員でありました。
今、沖縄では女子中学生売春が組織的に行われている可能性が高いのです。
沖縄県では教師のわいせつ行為と女子中学生の売春が蔓延しているということでありませんか。>
今朝の地元テレビは朝から「米兵暴行事件」をまるで、中国軍が上陸してきたかのように、繰り返し繰り返し放送している。
そこで、報道に関しこんな話しを想いだした。
「犬が人間を咬んでもニュースにならないが、人間が犬を咬んだらニュースになる」
つまり「良くあること」はニュースにならないが「めったにないこと」はニュースになると言うこと。
ということは、今朝の沖縄タイムスの米兵暴行事件の発狂報道を見ると、米兵による性犯罪は「めったにない」から大騒ぎするのではないか。
一方の沖縄人による性犯罪は「よくあること」だからベタ記事扱いと言うことになる。
2012年9月20日 沖縄タイムス
2012年9月27日 琉球新報
それにしても、この時期に「米軍暴行事件」とは、絶妙のタイミングに「神風」が吹いたものだ。
これまでもこの手の米兵の性犯罪は、新聞が狂気乱舞で大々的に発狂した割には「不良米兵と不良女子中学生のナンパトラブル」だったり「米兵と売春婦の金銭トラブル」だったりで、ウヤムヤになったケースがあまりにも多い。
今回もネット上ではこんな意見も飛び交っているようだ。
<さて、この時期に火に油を注ぐことをやってくれました。
よもや、米兵がターゲットのハニトラ沖縄版ではないでしょうかね?
いまヤルらは、沖縄からアメリカを追い出すためなら、何でもやってくると思います。
金に目が眩んだ者もでてくるでしょう。
その中には、体を武器にする者もいてもおかしくはありません。
全てのリスクに十分に備えているとは思えませんが、末端の兵士にまで、その意識が十分に伝わっていなかったのだと。
真相が明らかになるのを待つしかありません>
☆
【付記】
米兵暴行事件の第発狂記事に目を奪われ、つい見落としてしまったが今朝の沖縄タイムス社会面の最下部にこんなベタ記事が人目を避けるような掲載されてる。
わいせつ行為
70歳男に有罪
八重瀬町で今年7月、知的障がいのため心神喪失状態だった少女に運転中の車内でわいせつ行為をしたとして、準強制わいせつの罪に問われた同町の無野彦一被告(70)の判決公判が16日、那覇地裁であった。 高橋明宏裁判官は、何をしても親に話さないだろうと犯行に及んだとし、「卑劣な動機に酌量の余地はない」などとして、懲役2年6月保護観察付き執行猶予5年(求刑2年6月)を言い渡した。(沖縄タイムス 2012年10月17日)
筆者の感覚では、知的障碍者の少女の弱みにつけ込んだ極めて悪質な犯罪であり、米兵の事件より数倍も卑劣だと考える。
裁判官も「酌量のない卑劣な犯罪」と断じているではないか。
だが沖縄タイムスの基準では、ベタ記事扱い。
この程度の犯罪は「良くあること」となので、ニュースバリューはないのだろう。
■講演会のご案内■
演 題 「日米同盟と在沖米軍の役割」
講 師 ロバート・D・エルドリッジ (米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長)
【日 時】平成24年10月21日(日)午後1時30分開場 ,2時開演
【会 場】カルチャーリゾート・フェストーネ
宜野湾市真志喜3−28−1 電話 098 (898) 1212
【会 費】無料
【主 催】世日フォーラム沖縄
【連絡先】世日フォーラム沖縄事務局 070−5484―4617(にしこり)まで
講師プロフィール:ロバート・エルドリッジ 1968年米ニュージャージー州生まれ。90年米バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒(名誉優等生卒)。94−99年神戸大学大学院法学研究科博士課程で政治学を学び博士号取得。2001−09年大阪大学大学院准教授。その間、米海兵隊太平洋軍司令部政治顧問、参議院沖縄・北方領土特別委員会特別研究員などを務め、09年4月より現職。著書に『奄美返還と日米関係』(2003)、『沖縄問題の起源』(03)、『硫黄島・小笠原をめぐる日米関係』(08)など多数。
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