秦 郁彦
PHP研究所
このアイテムの詳細を見る
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
昨日(1日)の「八重山教科書裁判」の証人尋問は、午前10時に始まり、午後4時過ぎに終了と言う長丁場の審議であった。
被告側にとっては長い割にはなんとも時間の無駄とも思える、原告の悪足掻きに付き合わされたという印象であった。
裁判終了後友人と居酒屋で一杯やり、ほろ酔い気分で帰宅したので、昨日の裁判については後日、メモを整理してから報告しようと思っていたのだが・・・。
ところが、である。
酔眼朦朧とした目で、今朝の沖縄タイムスに関連記事を見つけた呆れ返った。
見出しの「10月結審 年内判決 八重山教科書 那覇地裁方針」の他は、すべてが全くピンと外れのデタラメの羅列ではないか。
これでは沖縄タイムスが、発狂新聞として原告側応援団の広報紙の役割を果たしている証明ではないか。
同記事を抜粋する。
両市町(石垣、与那国)側は前回6日の口頭弁論までに、育鵬社採択の根拠を従来の「採択協議会答申」から「各教委の採択」に変更している。 この日の尋問でも、玉津博克石垣市教育庁は協議会答申に「必ずしも拘束されない」、崎原用能与那国教育長も「拘束されない」と名言。 竹富町教育委員会に育鵬社版の採択を求めた根拠が崩れた格好だ。原告側代理人の井口博弁護士は「前回から両市町側が主張を変えた。 採択地区協議会がいかにずさんな協議だったかが明らかになった」と批判した。
☆
教科書の採択権が各市町村教委にあることは、地方教育行政法に明記されている。
この厳然たる事実は、何も裁判で争うような争点ではない。
それを鬼の首を取ったように大騒ぎしてみせるところに、原告側代理人の焦りを見て取れる。
>竹富町教育委員会に育鵬社版の採択を求めた根拠が崩れた格好だ。
大爆笑である。
これを書いた記者はこの問題の経緯を知って書いたのだろうか。 この裁判は両市町の教委が竹富町教委に対し「育鵬社版の採択を求めた」裁判のつもりなのか。(失笑)
竹富町教委が協議会の答申に逆らって、答申とは異なる教科書を採択したのだから、「無償法」にいうところの「同一教科書は無償」という権利を自ら放棄したに過ぎないのだ。
協議会の答申に逆らうということは、現在実行しているように寄付など自腹で教科書を提供している限り何ら問題も無いはずである。
それを見当違いした保護者や子どもが「教科書の無償給付の地位請求」つまり、「同一で無い教科書でも無償にしろ」と無理難題を吹っかけたのがこの裁判の主張ではなかったのか。
それに訴える相手は「無償給付」の職務権限がある文科相が相当ではないか。
お門違いの裁判で法廷に引っ張り出された、玉津、崎原両証人こそ迷惑な話である。
>原告側代理人の井口博弁護士は「前回から両市町側が主張を変えた。採択地区協議会がいかにずさんな協議だったかが明らかになった」と批判した。
井口弁護士は協議会が違法であることを立証するため、玉津氏が協議会会長に就任して以来、独裁的に規約改正を行い8月23日のよう議会選定を自分の意のままに扱った、という印象を引き出すため、「からめ手」をつかってでも「独裁者玉津像」をでっち上げようとした。
だが、被告側代理人が慶田盛証人に対し次のひと言を尋問した瞬間、「ずさんな協議会」という原告側の主張は一瞬にして崩れ去った。
井口弁護士のコメントは負け犬の遠吠え以外の何者でもない。
そう、前には「引かれ者の小唄とも例えた。(爆)
証人尋問は慶田盛竹富町教育長に対する原告側弁護士に尋問で始まった。
慶田盛証人の証言は言語不明瞭でほとんどひと言も聞き取れなかったが、担当した原告側の若手弁護士の尋問が明瞭に聞き取れたので、そこから類推して、慶田盛証人は概略次のようなことを証言した。
「玉津石垣市教育長が八重山採択地区協議会(以後協議会と記す)の会長に就任して以来、独断的に規約改正をしそれを基に8月23日の『協議会』の教科書選定は行われた」
ところが被告側弁護士が、次の尋問をした瞬間、この尋問の意図がもろくも崩れ散った。
被告側弁護士「いろいろ玉津会長の規約改正を述べたようですが、結局8月23日の協議会は有効と認めますか」
慶田盛証人「はい、認めます」
そりゃーそうだろう。
無効だと思っていたら当日協議会の違法性について動議を出していたはずだが、協議会は粛々と公民教科書には育鵬社版を選定している。
有効に決まっている。
法廷は法的に有効か否かを厳正に争う場。
採択協議会が法的に有効であればそれがすべてであり、ずさんか整理されているかは井口弁護士個人の趣味の問題である。
続いて玉津証人に原告側井口弁護士がしつこく尋問したが、正攻法で攻めることは不利と考えたのか、からめ手の質問で裁判長の心証を悪くさせる作戦と見た。
長いので省略するが、例えば某女子高生が八重山毎日に八重山教科書問題について投稿したことについて、玉津氏が某雑誌の対談で触れたことに対し、「プライバシーの暴露云々」などと、ねちっこく尋問したが、それが一体どうしたか、と聞き返せばよかった。 この裁判はプライバシー裁判ではなかったはずだ。
他にも「あなたを教育長に任命した中山市長が自民党の後援で当選したことを知っていますか」などとピンと外れの質問もあった。 同じ質問を町議から町教育長に転身した崎原証人にも尋ねたが、全く時間の浪費としか思えず、裁判長に良識があるなら逆に心証を悪くしただろう。
次の尋問は唯一まともな質問と思われるがいずれも地方教育行政方に明記ていることであり、繰り返すがことさら法廷で争うべき争点にはならないはず。
原告側弁護士「協議会の教科書選定の答申に拘束力はありますか」
玉津証人「ありません」
弁護士「教科書の採択権はどこにあるか」
玉津「各市町村の教育委員会にあります」
ちなみにこれまで毎回欠かさず修訂していた原告の母親は何故か昨日の証人尋問には出廷していなかった。
つづく
「オスプレイ配備の疑問を解消する講演会」
■■お知らせ■■
今や県内が連日オスプレイの話題でヒートアップしている。
そこで、以下のように専門家を招いき、配備の賛否は問わずに、
オスプレイに関する疑問を解消する為の講演と質疑応答の会を設けました。
皆様ふるって御参加下さい。
☆
日時:平成24年8月11日(土) 開演18:30 (開場18:00)
開場:沖縄県立博物館美術館三階講堂
入場料:無料 定員200名 予約優先
お問合せ先:オスプレイの配備について考える県民有志の会
070−5484−4617(にしこり)まで
☆
■【拡散依頼】
8・8辺野古区民の真実の声を全国に広げる市民集会
「普天間基地の辺野古移設は地元の反対が強いから不可能である。」
これは、真っ赤な嘘です。プロパガンダです。
移設先の本当の地元とは、移設先の米軍キャンプのある名護市辺野古区です。
<名護市辺野古区のホームページ>
http://www.henoko.uchina.jp/
辺野古区のホームページには、
「私たちは今まで基地との交流によりまちを発展させてきました。」
と書かれています。
実際にキャンプ・シュワブの米海兵隊隊員と辺野古区住民は溶け込んだように生活しているようで、辺野古区の恒例の運動会では、キャンプシュワブの隊員は第11班の住
民として参加しているとのことです。
<写真:辺野古区運動会に参加している米海兵隊隊員とその家族>
辺野古区民は首尾一貫して、普天間飛行場の危険性の除去を願い、代替地として受け入れを容認(条件付き)してきたのです。
しかし沖縄のマスコミ、全国のマスコミはその事実と辺野古区民の思いを一切報道せず、辺野古区民の意志を黙殺した情報操作が繰り返され、結果として全国民も国会議
員さえその事実をしらず、国家の利益を大きく失うことになってしまいました。
そのような中、名護市民が立ち上がり8月8日に「辺野古区民の真実の声を全国に広げる市民集会」が再開される事になりました。
地元マスコミに封殺されてきた辺野古区民の真実の声、そして辺野古テント村の実態や被害状況などを直接聞くことができます。
沖縄在住の方は、万障お繰り合わせの上是非、ご参加ください。
そして、沖縄のマスコミの報道が嘘だらけであることを多くの沖縄県民にお伝え下さい。
また、沖縄県外にお住まいの方も、ご都合のつく方は是非沖縄まで足を運ぶようお願い申し上げます。
マスコミの報道と沖縄の真実のギャップを体で感じ取り、その事実を全国に広げていただきたく存じます。
特に辺野古区民の真実の声を全国に広げていただきたく切にお願い申しあげます。
◇関連ブログ記事◇
<■立ち上がった「辺野古漁港の不法占拠を許さない名護市民の会」>
http://goo.gl/bP3AB
<■辺野古テント村の不法占拠を許すな!不法占拠を応援する名護市長を許すな!>
http://goo.gl/8gRFk
<■韓国の左翼団体と連帯している辺野古テント村>
http://goo.gl/KHUu7
(仲村覚)
チラシのダウンロードはこちらから http://goo.gl/WBccb
【拡散依頼】
◆辺野古区民の真実の声を全国に広げる市民集会◆
◎日時:8月8日(水) 開場 午後6:30 開演 午後07:00
◎場所:名護市民会館・大ホール
( 〒905-0014 沖縄県名護市港2丁目1番1号電話:0980-53-5427 )
◎参加費:無料・カンパ大歓迎
◎主な登壇予定者:
◇前名護市長 島袋吉和氏
◇名護市議会議員 宮城安秀氏
辺野古移設拒否の根底には、マスメディアと左翼勢力による「辺野古区民の声黙殺工作」がありました。
辺野古区民は、首尾一貫して、住宅が密集する宜野湾市の危険性の除去を、心から願い、そのために基地の代替地として受け入れを容認(条件付き)してきたのです、ま
さに沖縄のウムイ(思い)そのものです。
しかしマスコミはその思いを一切報道せず、沖縄県民だけではなく、多くの国民・国会議員にもその事実を知らせないまま、辺野古区民の意志を黙殺した情報操作が繰り
返され、結果として日本の安全保障を揺るがす大きな問題へと炎上させてしまいました。
今こそ良識ある沖縄県民は、報道されない沖縄県民の声を、そして辺野古区民の声を、力あわせて全国に発信し、日本国における沖縄の果たすべき役割を自ら宣言すべき
なのです。
いままで、辺野古区民が自ら先頭に立ち表明しようとすると、反対する勢力による多くの妨害や嫌がらせが発生し、辺野古の人間関係や住民の方々の精神を蝕んできまし
た。
今こそ、沖縄県民有志による、「辺野古区民の真実の声を全国に広げる県民集会」実行委員会の設立を提案し、マスコミが報道しない沖縄の真の声を全国に発信できるよ
う、関係各位と力を合わせていきたいと考えておりますので、ご賛同、ご協力を心からお願い申し上げます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所
このアイテムの詳細を見る
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします