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■沖縄タイムス2012年5月20日
「論壇」 富田 ともこ
記事読み解く教育必要
NIE新聞独自の方法で
新聞が「絶滅」の危機にひんしている。 とは言いすぎだろうか。 いや、徐々にそうなりつつあるのかもしれない。近年、新聞の販売部数は右肩下がりで、2009年にはインターネットの広告が新聞を上回った。 新聞各社は経営難から夕刊の廃止に踏み切り、インターネット上でオンラインニュースを流している。 今、新聞業界は転換期を迎えている。 確かにインターネットはパソコンや携帯電話を使って、時間や場所を選ばず多くの情報を手に入れることができる。 半面、新聞は大きくて何処でも広げられるわけではないし、活字がずらっと並んでいて読む気がうせる。 ほとんど若者がそう思っているのが現状だ。 しかし、新聞にもメリットはある。 紙面ではニュースの価値の重要性が一目で分かるし、いつまでも手元に保存して読み返すことも可能だ。
果たして50年後、新聞はなくなっているのだろうか。 新聞業界がこのまま縮小していくと考えられるが、新聞がなくなることはないだろう。 新聞の社会的価値が薄れてきているのは事実だが、価値を見出し、必要とする人がいるのもまた事実だからである。 そんな中、NIE(教育に新聞を)が新学習指導要領に盛り込まれ、教育における新聞の価値が見直されるようになってきた。 子どもを新聞に親しませ、思考力・判断力表現力を育成すると言う目的には共感できるが、高校生にもなると、あと一歩踏み込んだ取り組みが必要だ。 それは新聞を適切に利用する能力であるメディアリテラシーを身につけることだ。
「世の中に起こっていること=新聞に載っていること」ではない。 記事になるニュースは新聞社によって取捨選択されるし、同じ出来事でも社によって違う印象を受ける。つまり何もかもうのみにしてはいけないということだ。
新聞記者が出前講座で記事の書き方を指導し、同じテーマの記事を生徒同士で読み比べるのはどうだろうか。 また、各自関心のある記事を持ち寄って発表し、それについて議論する方法も大きな効果をうむだろう。 さらに県内では、一括交付金を利用して全クラスに新聞を配布する試みがあってもいい。本紙の地方紙としての役割は、地域に密着した報道をするとともに、政府を監視して弱い立場にある地方を守ることだ。 今後は、インターネットのようんあ「双方向性」を念頭に置き、読者の声に耳を傾けながら新聞の将来につなげてほしい。(琉球大4年、那覇市、21歳)
☆
社会的問題を論ずる場合、何事にも前提条件が必要である。
日本国憲法を是認する場合、前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義」を信頼する、というより、妄信することが前提条件である。
近隣にヤクザ国家の中国や北朝鮮がいるわが国で、憲法前文を妄信することはカルトを妄信するにも等しいことである。
冒頭から話しが脱線しそうだが、上記引用の富田さんの意見には概ね賛同するが、それには次の前提条件が必要である。
それは、県内2紙が多少の偏向はあったとしても、決して嘘は書かないということと、県内2紙が読み比べが出来るほど報道に違いがあることである。
これほどの文章の書ける方だから投稿者の富田さんは、上記前提条件の全てを承知の上での論考だと思われる。
というのは。富田さんの提案である「新聞記者が出前講座で記事の書き方を指導し、同じテーマの記事を生徒同士で読み比べるのはどうだろうか。 また、各自関心のある記事を持ち寄って発表し、それについて議論する方法」は、事実上、沖縄では不可能だから。
その理由を書くと沖縄2紙の批判になるため、投稿は没になる可能性が大きい。 そこで本音はある程度押さえて書かなければ掲載されないことを承知のうえで書いたのではないか。
先ず第一に、沖縄2紙の報道は偏向などという生易しい類のものではない。 嘘を平気で書いたり、イデオロギーにそぐわない記事は例え連載中の記事と言えども読者に何の断りもなく削除する。沖縄2紙とはこのような傲岸不遜な報道姿勢で押し通してきた。
また新聞を持ち寄って読み比べようにも、二つの新聞はまるで双子の兄弟のように同じ論調で「反日反米」の姿勢を貫き、その一方では中国や北朝鮮の狼藉行為については頬被りを常としている。
富田さんはNIE(教育に新聞を)の実施にあたり新聞記者の出前講座に言及しているが、これも嘘を平気でばら撒く某オメデタイ名前の記者などが担当したら、その講座はたちまち反日左翼の「平和学習」に早変わりし、カルトを妄信する生徒の大量生産という悲劇を生むことになる。
先日のQABテレビ「朝生」で沖縄側識者として出演し無知を晒して大嘘を連発した前泊沖国大教授も、大学の授業では「琉球新報の社説を読んでおれば足りる」などのトンデモ論を吹聴していると聞く。
結局富田さんは沖縄紙の状況を全てを承知のうえで「「世の中に起こっていること=新聞に載っていること」と訴えて、メディアリテラシーの必要性を述べていると思われる。
だが新聞を読み比べてメディアリテラシーを実行できるのは、沖縄では八重山地域くらいのものであろう。
八重山教科書問題で、不都合な真実を隠蔽した八重山毎日新聞に対し、真っ向から報道戦争を挑み「八重山教科書問題の真実」を報じた八重山日報。
この2紙を授業で取り上げたら、それがそのまま生きたメディアリテラシーの勉強になる。 その上に偏向記者の出前講座など百害あって一利なしということも勉強できることになる。
ちなみに八重山日報は近々、八重山教科書問題をまとめた本を出版の予定と聞くが、この本と沖縄2紙を読み比べるのも生きたメディアリテラシーになること請け合いである。
もう一つ生きたメディアリテラシーの教材を挙げる。
<「尖閣は中国領」に反発>という大見出しを一面トップに掲載し、石垣市で行われた日米中の軍事専門家による安全保障シンポジウムを大きく報じた5月19日付け八重山日報と、当初はこのニュースをスルーし、一日置いた20日のベタ記事でこれを報じた沖縄タイムスを読み比べること。
【おまけ】
19日に行われた日本復帰40周年 日米友好促進・感謝festivalに関する惠隆之介さんよりの感謝のメッセージです。
☆
惠です。
ご参加、ご支援下さった皆様、誠に有難うございました。
標記について昨日、予定どおり実施いたしました。情けなく思いましたのは、米国施政下、米国からそうとうな恩恵を受けた方々が、
「今は親米と思われたら不都合」と、敵前逃亡したり、公然と式典開催を妨害する元親米団体があったことです。
それでも式典を強行しました。
冒頭、第3海兵遠征軍軍楽隊による荘重な「君が代」の演奏から始まりました。メーンエベントは、軍楽隊が演奏する中、大スクリー
ンに米国統治時代に様々な民政支援を展開するシーンを投影しました。式典運営は日英二ヶ国語で実施しました。
参加人数は200名足らずではありましたが、感動のあまり目頭を押さえる方々が多かったです。国際婦人クラブの夫人(日本人)が、
「いつか誰かがこのような式典を開催してくれるだろうと思っておりました。米軍婦人クラブは合計2億円以上の寄付を行っており、今
沖縄にある養護施設の殆どが彼女たちの献金とボランテアによって設立されたものです」と強調しておりました。
圧巻は、軍楽隊が、「宇宙戦艦ヤマト」を演奏したときでした。聴衆はついに総立ち、スタンデング・オビェジョンが起こりました。
取材に来ていた「赤旗」の記者が腰を抜かしておりました。
他日、沖縄人(日本人)の子孫が米国大統領になったとき、私の真意が皆様にご理解いただけるものと確信いたします。
敬白
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