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鳥越俊太郎の妄言、日米同盟は不要

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よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。 鳩山首相が,海兵隊の抑止力は沖縄に必要であると発言して以来、連日テレビ芸者達は海兵隊談義で侃々諤々。 ところがその主張たるや「海兵隊の沖縄駐留は無意味」と、これまで自分達が支持してきた首相の「勉強の成果」を否定するのであるから皮肉である。 テレ朝「スパーモーニング」を例に取ろう。 ⇒米海兵隊の役目は「在留米人救出」 じゃあ抑止力ってなに?
2010/5/10

軍事評論家の田岡俊次氏を引っ張り出して次のように語らせている。 (「日本は米国に守ってもらっていると言われていますが…」との問いに)

 「そこに変な刷り込みがあるだけで、自衛隊に比べれば在日米軍なんて何ていうこともない。中国に対する抑止力をいう人がいるが、米国は中国とすごく親密で、米国にとって中国はすごく大事だ」と。 言っている意味がよくわからないが、この方ひょっとして、自衛隊と在日米軍を取り違えているのではないか。 「在日米軍に比べれば交戦権の無い自衛隊なんて何ていうことない」というのなら納得なのだが・・・。 続けて、こんなことも言っているようだ。  「沖縄にいる米海兵隊は普天間にヘリ部隊、キャンプ・シュワブには歩兵部隊もいるが、800人から1000人程度。暴動とか内乱のときに在留米人を助け出すのならなんとかなる程度だ。しかも、救出の優先順位は決まっていて、1位が米国人、2位がグリーンカードの永住許可持っている人たち、3位が面白くて英国、カナダ、豪州、ニュージーランドのアングロサクソン4か国、5位はその他で、この『その他』に日本人が…」 「専門家」のもっともらしい意見にテレビ芸者達は大納得の様子だったが、それが何か、と言いたい。 米海兵隊でなくとも緊急の場合、自国民の救出を第一優先順位にするのはどの国でも同じこと。それだけの理由で、海兵隊に抑止力が無いという説明にはならない。 もっとも国家観の欠落したどこかの首相なら自国民でなくとも友愛を優先順位にするかも知れないが。 田岡氏が挙げる例は、第三国で起きた暴動や内乱の場合であって、同盟関係にある日本に駐留する米海兵隊が、日本人を見捨てて逃げるとは考え難い。 それに暴動や内乱が日本国内で起きるとは、最も起こりにくい例を挙げているのではないか。 いずれにせよ、「米海兵隊の任務が在日米国人の救出だから抑止力は無い」と言う説明には何の説得力も無い。 田岡氏に負けずに「海兵隊不要論」に必死なのは、鳥越俊太郎氏。 田岡氏の「海兵隊は日本人を見捨てる」といった発言に勢いづいて、次のようなトンチンカンを得意げに語っていた。 「鳩山さんは誰からレクチャーを受けたのか? 『抑止力』という言葉は『魔術』というか、縛りから出ることができない。竹島は韓国に占領されているが、海兵隊は出ていかない。抑止力はないのだろう」と。 このお方米国と韓国の間は、日米安保以上に緊密な軍事同盟の関係にあることを知らないのだろうか。 それとも沖縄タイムスのように知らぬ振りした高等詐術で国民を騙そうとしているのか。 それこそ国民に「魔術」をかけて「米海兵隊撤去」⇒「米軍基地撤去」⇒「日米安保廃棄」・・・と、中国に媚びるつもりらしい。 米国が竹島問題に口を出さないのは、特殊な国・日本へのせめてもの心遣いであり、もし問題がこじれて日韓戦争にでもなれば、日本を助けるどころか韓国の味方になる可能性が大きい。 米韓の間に締結された米韓相互防衛条約を根拠として、韓国軍はベトナム戦争へも積極的に参加し、イラク戦争の復興支援も行っている。 それに比べて日本はどうか。 集団自衛権も認めず米国艦船が敵に襲われても、同盟国の艦船を見捨てて逃げるという国である。 竹島問題で米国が日本の味方をしないのは、米軍基地が無意味である証拠である、と声高にテレビで訴える鳥越氏にテレビ芸者、もとい、ジャーナリストとしての資格は無い。 フィリピンから米軍が撤退して何が起こったか。   中国がスプラトリー諸島を占領した。

ベトナムからソ連が撤退して何が起こったか。   中国がパラセル諸島 (Paracel Islands)(西沙諸島)を占領した。     では、沖縄から米軍が撤退したら何が起こるか。   先ず尖閣諸島が占拠されるのは火のを見るより明らかで、最近の沖縄の「基地撤去運動」に呼応して、中国は既にこの有様である。   ⇒中国、政府にメディア指導を要求 ガス田「偏向報道」と批判  05/13 02:02  【共同通信】 
たかがテレビ芸者というがその影響力を考えると、されどテレビ芸者。   そこで、ここは鳥越氏にテレビ芸者を代表してもらって再度聞きたい。   仮に今後朝鮮半島で新たな朝鮮戦争(南北の戦争)が始まったら、アメリカは米韓軍事同盟に基づき参戦するか、そして日本の参戦はあるか。(付録「日米同盟」参照)   アメリカは参戦しても、勿論日本は参戦はしない。   朝鮮半島の危機は日本の危機のはずだ。   アメリカは、自分の危機はアメリカ任せで、自分の手を汚さない日本を、以後も同盟国と考えるだろうか。   普天間移設では米軍基地を「ゴミ処理場」並みの厄介物扱いだし、そろそろ日米同盟は破棄すべきで時期であるとの議論が出てきてもおかしくない。   そうなると竹島問題で、アメリカが日本助けるどころか韓国を助け、日本の敵になるのですよ、鳥越さん。   米専門家も最近はこんなことを言い出しているのですよ。↓ アジアでもっとも信頼できる同盟国は韓国 米専門家 【ワシントン=古森義久】米国大手研究機関「ヘリテージ財団」のアジア専門家のブルース・クリングナー上級研究員は日本での米軍基地問題を調査した結果として10日、日本政府内部では普天間基地移転問題に関して政策決定プロセスが機能しておらず、アジアでは韓国が最も信頼のできる米国の同盟国となった、などと述べた。  同研究員は4月下旬に訪日し、東京と沖縄でそれぞれ4日を過ごして、普天間基地移転問題を主に、日本側の関係者多数と接触した。その際の考察の総括を10日の日本記者らとの会見で明らかにした。  クリングナー氏は日本の鳩山政権の対応について(1)首相と外相、防衛相の言明が相互に矛盾しており、正常な政策決定プロセスが機能していない(2)普天間基地移転問題では住民の抗議だけが決定要因とされ、軍事的、戦略的な要因はまったく考慮されていない(3)5月末までに日本政府が米国も受け入れ可能な解決案を提示するという見通しはもうない−などの点を報告した。  さらに、鳩山政権の事実上の機能停止によりオバマ政権の当事者たちの間では日米同盟がすでに衰退し、有事に即応できる軍事能力を急速に減らしつつある、とみての懸念や不満が高まっていると、指摘した。その結果、同研究員は「アジアで米国が最も信頼のできる同盟国はもはや日本ではなく韓国となった」と強調する一方、日米同盟の最近の混乱に対してはベトナム、シンガポール、韓国、タイなどアジアの他の諸国が深刻な懸念を表明している、とも述べて、日本への警告を発した。  同研究員は米軍海兵隊が沖縄県内に駐留することの理由として(1)米国の日本防衛への目にみえる誓約となる(2)潜在脅威に対して米軍の軍事力による現実の抑止となる(3)尖閣諸島をも含めて日本の統治下にあるすべての領土を守ることに寄与する(4)北朝鮮の軍事行動に対する韓国軍の対応の有力な支援の一部となる(5)朝鮮有事では米海兵隊が北朝鮮内部の核兵器排除など実際の行動をとれる(6)自然災害での人道的救援作業の拠点となる−などの諸点をあげた。     ◆20100510 話題の番組 抑止力 鳥越がまた妄言 必死の誤誘導
http://www.youtube.com/watch?v=0XWee5cvCe0&feature=related

◆「抑止力」と「救出優先順位」の話がなんで関係あるの?海兵隊≠救助隊
http://www.youtube.com/watch?v=DKn1Tf4AQok


【付録】 コメント欄よりの転載です。 日米同盟(1) ―ある商社マンの憂国―

現在問題になっている「日米同盟」とはいったいどのような意味を持っているのでしょうか。日米安保条約というものがあの全学連の安保闘争のときに最初に言葉として現れてから、もう半世紀がたちます。現在は81年にレーガン大統領の時代に共同声明として日本とアメリカが同盟関係であると初めて声明が発表されたのです。この時から「日米安保条約は日米同盟」となり日本とアメリカは対等な「軍事同盟国」となったのです。

同盟国という意味は重く、第二次世界大戦を振り返ってみればいわゆる連合国対枢軸国が双方とも軍事同盟、同盟国で対決しておりました。

このように同盟とはいったん戦争が勃発した場合には生死を共にするというほどの固い契りの義兄弟であるわけです。それを知ってか知らずにか鳩山という能天気は「米軍駐留なき安保体制」という阿呆な発言をしております。

安保条約の中にははっきりと「アメリカは日本国の安全に寄与しならびに極東における国際平和と安全の維持に寄与するためにアメリカ合衆国はその陸海空軍が日本国において、その区域と施設を使用されることを許される」とされており、現在のアメリカの基地は、この条項に基づいて各地に基地が提供されているのです。

鳩山馬鹿首相は何にも理解していないから、アメリカが怒っているのです。

過去、日米関係がギクシャクした折にアメリカの海兵隊司令官スタックポール少将が皮肉をこめて「アメリカの駐留は日本の軍国化を押さえるためのビンの蓋」と発言したことがありましたが、これはアメリカの皮肉です。だがアジア諸国はその発言を歓迎し敢えて曲解して大宣伝しました、いわくアメリカは今でも日本を敵国として押さえているの、我々の味方であると。

この発言はアメリカの上層部の本意ではなかったことが後に国防省の発表で取り消されましたが、日本人は戦前あれほどの軍事理解を示していたにもかかわらず現在では上から下まで軍事行動や周辺国の紛争には日本は関係ないとまで虫のいい馬鹿を平気で発言する政治家、それも防衛大臣までが同様の低レベルの発言をする世界の中でも極めつけの阿呆の国です。
日米同盟(3)

仮に今後朝鮮半島で新たな南北の戦争が始まったらどうしますか、アメリカは米韓軍事同盟に基づき参戦するでしょう。日本はどうしますか、参戦はしないでしょう。また韓国も日本の自衛隊の参加を歓迎しないでしょう。しかし当のアメリカは湾岸戦争に続いて次の朝鮮戦争でも日本が手をこまねいて傍観していたら、なんと思うでしょうか。血を流すのはアメリカだけ、日本は同盟国なのか、或いは単なるアメリカの占領国なのか、日米同盟は破棄すべきであるとの議論が出てくるでしょう。

これこそ中国が待ちに待った瞬間かもしれません。その状況を作り出すために朝鮮戦争を演出するかも知れませんが、これは憶測の範囲をでません。

アメリカのペリー国防長官は「日米同盟は日本に取っての安全に重要だけではなく、アジア太平洋地域内の全ての国にとって重要な安全保障である」と発言しています、果たして北沢防衛相がこの意味を正確に理解しているでしょうか、鳩山首相が理解しているでしょうか、理解はできていないと思います。

現在のアメリカは同盟に移行した後に、日本の自衛隊のグレードアップを支持しております。海自艦艇の増強、イージス艦を現在の6隻から10隻に、AIPを含む高性能潜水艦を16隻から40隻に、「ひゅうが」型のヘリ空母を現在の計画の2隻から6隻に、空自のF−15JをF−15EまたはSEに、或いは陸上機仕様のF−35の導入を働きかけ、巡航ミサイルの装備も働きかけております。

また陸自を現在の旧式のソ連向けの内陸型陸軍からアメリカの海兵隊式の離島などへの迅速な展開ができる機動力を持つ近代軍隊へとの提言をしております。だが、一向に動かないのが日本の歴代の政府です、専守防衛を念仏のように唱える、本物の馬鹿です。

日米同盟(3)

アメリカは日本の核装備までは許さないでしょう。それは韓国、台湾の核装備に歯止めがかからなくなるからです。しかし日米同盟を、外れるような発言を鳩山首相はしております。「米軍駐留なき安保」というあっと驚く裏切りの発言です、ならば即座に「自前の抑止力」の整備にかかるのが普通の国ではないでしょうか。その動きはまったくありません防衛費を削ることに血道をあげる、中国でさえあっけに取られるほどのボケた国家です。

沖縄から米軍の撤退は、もしもこのまま地元での反対の声が強ければ、おそらくは米軍は撤退を決めるでしょう、アメリカは別に困らないのです。世界最強であることにはいささかの変化も無く、世界の外洋を24時間遊弋する空母艦隊も11隻が交代しながら行っています。ひとつの空母艦隊で一国の全軍事力を上回る能力のアメリカは日本がなくても、ソ連なき現在、何も困ることは無いのです。

日本は二度目の国の方向を誤る愚を犯そうとしております、一度戦争に負けただけで、何が起こっているか、何を実際に失ったか、もっと悲惨な負けを経験しないと解らないのだろうか。

無防備中立を掲げる発狂した社民党、おろおろするばかりで何も国際情勢の読めない民社党、小泉、安部以外にだれも本気で国を守ろうとしなかった自民党、麻生に代表される大馬鹿の行進、よく日本が今まで存在してきたと思います。それも経済でも軍事でも全てアメリカに頼ってきた事実を、一体日本人の何人が気づいているでしょうか。

普天間は大きな禍根を残すでしょう、アメリカは最後には撤退すると思います。日米同盟は、米韓同盟に軸足を移され、日本は右往左往するばかりでしょう。まさか中国の軍門にくだり、アメリカに対立して日中軍事同盟でも考えそうな、そんな馬鹿、阿呆が日本政府です。

―ある商社マンの憂国より―

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