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昨日のエントリーで、「審査会の判断を裁判所の判断と取り違えたトンチンカンなカキコミを無視する」と書いたところ、石垣市民の読者から次のようなメールが入った。 そこで急遽予定変更。 当初予定していた「北朝鮮の暴挙」は「おまけ」に。
追い込まれた玉津! (宜野湾権兵衛)
2012-03-30 01:07:28
↑の書き込みがあります。
たしかに昨日「八重山毎日」11面、社会欄の左下4段の記事、
見出し「審査会 『妥当ではない』と答申」、小見出し
「教科書問題 市教委の議事録未作成」とあります。
しかし、記事中
「一方、同協議が有効か無効かについては、審査会の権限の範囲外であり、
一切関知するものではない」とあります。一番重要な部分ですが、
読者は見出しの「誤誘導」に誤った判断をする恐れがありますね。
☆
読解力のないカキコに一々対応するのも疲れると思ったのだが、なるほどこのまま誤解の種を放置すると八重山毎日の術中にまんまとはまり込む読者も出てくる恐れもある。
そこで、改めて昨日のカキコを引用し俎上に上げる。
教科書問題の情報公開をめぐる不服申し立てについて審査してきた石垣市情報公開・個人情報保護審査会が、3月28日、答申を出した。
答申の内容は以下の通り。
◆玉津教育長が議事録を作成していないことは以下の理由により不当である。
?八重山3市町の教育委員らが一堂に会していること
?保護者や市民の関心のある事柄について議論が行われていること
?9月8日の協議を『公の協議』でないと判断することはできず、協議の場は『会議』であったと判断せざるを得ない。
?市教委の判断は、「条例の趣旨を形骸化することとなり、不存在と決定したことは妥当ではない。
<コメント>
石垣市情報公開・個人情報保護審査会は、9月8日の全員協議を「会議」として認定したことになる。
☆
読解力のない上記名無しさんの「石垣市情報公開・個人情報保護審査会は、9月8日の全員協議を「会議」として認定したことになる」という勝ち誇ったようなコメントには呆れるが、
このお方には「一方、同協議が有効か無効かについては、審査会の権限の範囲外であり、一切関知するものではない」の意味が理解できないのだろうか。 さらに同じニュースを報じる八重山山毎日を見たら「追い詰められた」のは、玉津氏ではなく、慶田盛氏と大城県教育長であることが自明だが、これも理解できないか。(嘆息)
古いテレビ映画「スパイ大作戦」の冒頭の決まり文句に「・・・なおこの作戦で負傷したり命を落とすものがいても当局は一切関知しない」というテープの声あった。 審査会の前津会長は「スパイ大作戦」のファンだったかも。(笑)
■八重山日報 2012年3月30日
教科書問題
議事録「作成すべき」
審査会が市教委に答申
教科書問題の情報公開請求で石垣市教育委員会が非公開や文書府存在を決定したことに対し、住民の不服申し立てで審査していた市情報公開・個人情報保護審査会(会長・前津榮健沖縄国際大学教授)は28日、市教委に対し審査結果を答申した。2010年の小学校教科書採択で、八重山採択地区協議会の議事録が作成されていないことについて「(情報公開)条例の趣旨からすると、作成すべきであった」と指摘した。
協議会は玉津博克石垣市教育長の会長就任後、11年の教科書選定時に、初めて議事録を作成した。10年以前の教科書採択では、協議会の議事録が作成されておらず、どのような議論を経て教科書が選定されてきたのか不透明な状況だった。 答申では、従来議事録を作成しなかったことが慣例で、県内でも議事録を作成するかは不統一であったとし、八重山でも、議事録を作成すべきという認識がなかった」と判断。 議事録などの文書が不存在だとした市教委の決定を妥当とした。 理由として、情報公開条例の趣旨や、市教委の「議事録作成の必要はない」という判断を検証するためにも「何らかの文書による「会議記録」は残すべき」としている。
☆
中学生レベルの読解力があれば、玉津氏が協議会に就任以前は、会議録も何もない無法状態のまま沖教組の「現場を知る専門家」という美名の下に教員による独断的教科書採択が行われていたことは、一目瞭然だし、これは山本沖教組中央執行委員長も認めていたこと。
結局、玉津氏は教育長に就任以来、これまで沖教組のやりたい放題の教科書採択を中心に八重山の教育改革を目指していたのだが、それではこれまでの旧悪が露見する恐れがあるので必死に玉津潰しに掛かったのが歴代教育長で組織する「ゾンビの会」といえばわかりやすい。
そもそも「9・8全教委協」の召集権者は玉津教育長の上司に当たる仲本英立石垣市教育委員長(当時)であり、県の狩俣課長の入れ知恵で、仲本教育委員長が急遽招集したのが、規約もなければ会議録もない「9・8協議」。仲本委員長は己の行った数々の違法行為に気がついて、任期を残したまま事実上の引責辞任に追い込まれた。
あの重要な時期に仲本氏が辞任することは「東京書籍派」にとっては大きな衝撃であったはずだが、そこらの事情は一切報道されていない。
もう一つ八重山日報の記事で見逃せないのは次のくだり。
>従来議事録を作成しなかったことが慣例で、県内でも議事録を作成するかは不統一であったとし、八重山でも、議事録を作成すべきという認識がなかった」と判断。
沖教組主導で八重山地区で起きた、教科書採択に関わる不祥事は八重山地区に止まらず沖縄全県に波及する恐れがあるということである。
となると、これを黙認してきた県教育委員会の責任はきわめて重大ということになる。
大城浩県教育長は、県立高校「PTA会費裏給与」事件に対し、知っていながら無作為だったの責任を問われる立場にあるが、で自身も県立西高校の教諭時代、「裏給与」に関与した疑惑をもたれている。
これを報道しない沖縄2紙はやはり極悪複合体の構成員である県教委をかばい続けるのであろう。
【追記】8:05
審査会が「妥当でない」と批判した「9・8協議」の主体は、当時の仲本市教育委員長であり、慶田盛竹富町教育長の応援団長。
玉津、崎原両教育長はこのような「井戸端会議」の開催には初めから反対していた。
仲本教育委員長は責任とって辞任したが、後に禍根を残した。
それが今回の審査会の「妥当でない」という判断である。
この判断は真っ当である。
【おまけ】
「衛星」発射実験 破片でけが人もttp://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-03-30_31744/
沖縄タイムス 政治 2012年3月30日 09時41分
【平安名純代・米国特約記者】ラボイ米国防次官補代行(アジア太平洋安全保障問題担当)は28日、北朝鮮が「衛星」打ち上げと称して予告通り4月中旬に長距離弾道ミサイルの発射実験を強行した場合、韓国や日本本土、沖縄、フィリピンやインドネシアなど広範囲に破片が落下し、けが人が出る可能性があると述べた。下院軍事委員会の公聴会で証言した。
同氏は「北朝鮮のミサイルの精度に不安がある」と指摘したうえで、実際に「衛星」が打ち上げられた場合に向け、韓国をはじめ、影響を受ける可能性がある各国と連携して対処する方針を示した。
☆
ここ数日の紙面を見ると、PAC3配備に反対するプロ市民の抗議運動は大きく報道するが、原因である北朝鮮の暴挙に抗議する声が一事も聞こえないのどうしたことか。
やはり沖縄の新聞はオカシイ!(八重山日報以外は)
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