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小さな島の某重大事件

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【採択の危機】
「文科省は沖縄竹富町と県教委に是正要求を」自民部会が決議
2011.12.9 18:45
 沖縄県八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)の中学公民教科書が一本化されない問題で、自民党の文部科学部会は9日、育鵬社を選定した採択地区協議会の答申に従わず東京書籍を採択した竹富町と、それを容認している県教委に対し、文部科学省が地方教育行政法に基づく是正要求を行い、事態収拾を図るべきだとする決議を採択した。

 決議では、地区内で同一の教科書採択を求めた教科書無償措置法に反する状態を作り出した竹富町に独自採択を認める代わりに、無償措置の対象外とするとした文科省方針について、「竹富町の違法行為を文科省が追認することになる」と批判。「文科省が行うべきは、法定手続きに従った教科書採択制度を守るために指導力を発揮することだ」と指摘した。

 文科省は12月末までに竹富町の対応方針の報告を求めている

                    ☆

文科省が県教委の「反乱」に妥協して教科書採択数の報告期限を9月16日、11月末日、12月末日とズルズルと延期を認めたのは沖縄を腫れ物扱いした民主党政府の「お情け」である。

県教委、竹富町教委の連合軍は、その「お情け」さえも納得できないと文科省に反発しているが、「お情け」には納得できないと反発する意見は保守系グループにもある。

法令遵守を主張するグループである。

⇒「文科省が行うべきは、法定手続きに従った教科書採択制度を守るために指導力を発揮することだ」(自民党文部科学部会)

自民党文部科学部会が主張する「是正勧告」は極めて真っ当な意見である。

「金さえ払えば違法行為が許される」ということは、法治国家ではあってはならないことだから、である。


八重山教科書:竹富教委、東京書籍堅持
沖縄タイムス 社会  2011年12月10日 09時45分

 【竹富】八重山地区の中学公民教科書問題で、地区協議会が答申した育鵬社版の採択の有無について、文部科学省から対応方針の報告を求められている竹富町教育委員会(竹盛洋一教育委員長)は9日、臨時会を開き、あらためて東京書籍版の採択と、教科書の無償給付を求めて報告することを全会一致で確認した。

 文科省への報告では、同教委だけに有償化を促す国の対応を不服とする根拠を示す一方、文科省に対しても有償化の明確な根拠を問うている。週明けにも県教委を通して通達する。

 臨時会では慶田盛安三教育長が委員に対し「採択権は教育委員会にある。竹富に瑕疵(かし)はない」と強調。町の来年度予算に教科書の購入費用を計上しないことなどを説明した。

 閉会後、竹盛委員長は「町教委としてあらためて意思統一した。協議会の答申には法的拘束力がないという判断について、今後、県教委と意見のすり合わせを図りたい」と話した。

 慶田盛教育長は「国が教科書無償措置法にこだわるならば、3市町すべて有償にすべきではないか」と疑問を呈した。

         ☆

「死刑執行日」目前に控え、署名活動をしようが、町教委の臨時総会で全会一致で確認しようが「執行」を覆すことは出来ない。

文科省に反対の竹富町教育長のことを「沖縄ヒトラー」と呼んで、マスコミの袋叩きにあった某大学教授もいたが、慶田盛教育長が自分の反対意見を文科省に「県教育委を通じて通達する」としているのは、自分の意見に文科省を従わす「沖縄のヒトラー」と自分自身が考えているのだろうか。 慶田盛氏の発言だとしたら自分の立場を考えない傲慢不遜な発言である。

この発言が慶田盛氏の発言ではなく沖縄タイムス記者の一存によるものなら記者の無知を笑うべきである。

「通達」とは、主に行政機関内部において、監督官庁である上級機関が下級機関に対し、指揮監督関係に基づきその機関の所掌事務について示達するため発翰する一般的定めのことをいう。

今回の事案では監督官庁の文科省が下部機関の県教委へ示達する行政法学にいう行政立法の行政規則として位置づけられる。

従って竹富町教委は文科省の通達を県教委を通じて受ける立場であり、自分の意見を述べるのなら「報告」或いは「意見書」の送付であり、間違っても「県教委を通じて通達する」立場にはない。

竹富町教委があくまで文科省の指導に「反乱」を起こすつもりなら「県教委を通じて」文科省を相手に行政訴訟を起こす以外に手はないだろう。

               ☆

 

【おまけ】

教育情報ポータルサイトteduonに次のような書き込みがある。

≪2010年08月03日 16:50
教頭にわいせつ行為をされた生徒がいます。
親が教育委員会に訴え、法務局の人権相談にも連絡したのに
「話し合いをして、謝罪し解決した」と
ウソの報告をし、処分は一切ないようです。
生徒は一生トラウマとなって生きていくのに
ウソをついて責任逃れをする教頭に処罰は与えられないのでしょうか?
他にも被害者が出る前に処罰してほしいです。≫


記事ではタイトルが竹富町立船浦中学校となっているが具体性がないのでそのまま放置していた。

ところが9日のエントリーで竹富町民は僅か1915人の「3万人署名」を文科省に届けたということを書いたら(最後の頼みは「署名提出」?、バカバカしい)、竹富町民の船浦中保護者の方から次のようなメールを頂いた。

≪八重山での教科書問題についてですが、
先日、近所の方が署名を集めに回ってきました。

教科書問題での署名で、文科省に出すものだということでした。 詳しい内容の説明は一切ありませんでしたが、 日ごろお世話になっている方で、断ることができず、仕方なく署名しました。 ご主人の名前もお願いしますと言われたのですが これは断りました。 小さな島で、近所との付き合いなどで仕方なく署名ということはよくあります。 署名された人が本当にこの問題の詳細を知っているとは思えません。≫

僅か1915人の署名でさえもこのように半ば強制的にさせられているのであれば、実際に慶田盛教育長の「反乱」に同意して署名した人は果たして何人いるかという疑念を持つ。 同時に新聞が伝える「島ぐるみの反乱」というイメージも眉に唾して読む必要があると感じる。

ところがこのメールで驚いたのはそれに続く後半部分である。

冒頭に引用した船浦中学の「教頭わいせつ事件」を裏づけるような、より具体的な内容なのである。
 
プライバシーにも関わることだが、その一方で、事は子どもの教育に関わる重大問題であり、さらに小さな島の共同体の呪縛に押しつぶされ闇から闇へともみ消されていくことも懸念される。

市長が犯した破廉恥事件でも「反戦平和」の免罪符があればメディアがお目こぼしする八重山地域だ。

事の重要さに鑑みメール中の個人名を伏せてその一部を抜粋し以下に引用する。

≪私は、教科書の中身より、それを使って教える教師の方を選定してほしいです。
なぜなら、昨年竹富町の船浦中学校で、当時の教頭が校内体育館で
生徒の身体をさわるなどのわいせつ行為を行った事件がありました。
被害生徒と保護者が何度も学校長、教育委員会に抗議し、
謝罪を求めていましたが、何も回答がないため
被害届を出すと言うと、
学校長、加害教頭、竹富町町長の実弟、その知人が
学校に母親を呼び出し、「お前の教育が悪い」「親が悪いから子供がやられる」
(大きな問題にした)「お前を絶対に許さない」などと、恫喝しました。(以下略) 

船浦中保護≫

教育者たる教頭が教え子にわいせつ行為をするなど言語道断であるが、島の有力者が徒党を組んで、もみ消し工作をしているのが事実だとしたらこれも重大問題である。

ペンギン市長の破廉恥事件のとき、被害者の女性市職員が相談した某市議も「我慢するように」という趣旨の言葉でもみ消しを図ったという。

竹富町のような地縁、血縁、職域縁などで濃密に結びついた共同社会では、地域の有力者に反発して不正を正すことがいかに至難の業であるか。 都市部に住む者の思案の遠く及ばぬことである。

本来これらの不正に目を光らせ警鐘を鳴らす立場のメディアが教育委員会や沖教組と結託し「極悪複合体」を構成する沖縄では「全体主義」をぶち破るのは・・・やはり至難の業である。

 

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