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12月末の「死刑執行日」を目前にして、焦った市民グループが最後の望みを託し「3万人署名」を執行官庁の文科省に届けたという。
が、文科省は粛々と執行を実施するだろう。
これは署名が3万人か30万人かの問題ではなく、わが国が法治国家か否かの問題である。
法的に決まった執行を、3万人の署名で停止できるなら法治国家ではなくなるわけで、4年前、「11万人集会」で全会一致で採択された「教科書検定撤回の要請」決議もあれほどマスコミを動員して大騒ぎしたにもかかわらず、文科省は本日現在、検定意見を撤回していない。
ましてや今回は閣議決議を署名でひっくり返せという要求だ。
これが通るようでは、わが国はまさに無理が通って道理が引っ込む無法国家として世界の物笑いになるだろう。
■八重山日報 12月8日
教科書問題
「東書版を」3万人署名
住民グループ 文科省に要請
八重山地方の中学公民教科書採択問題で、石垣市や竹富町の住民
グループが7日、文部科学省を訪れ、9月に3市町の全教育委員の
会議で選んだ東京書籍版を採択地区内の教科書と認めるよう、約3
万人の署名を添えて要請した。
この問題では、採択地区協議会が8月に保守色の強い育鵬社版を
答申。反発して東京書籍版を採択した竹富町に対し、中川正春文科
相は「教科書の無償供与の対象にならない」としている。住民側は
この発言の撤回も求めた。住民側によると、文科省側は「大臣に伝
える」と答えたという。
要請後の集会では「子どもも強い関心を持っている」「学校現場
を受け持つ教員が選んだ教科書を尊重すべきだ」との意見が出た。
教科書無償措置法は採択地区内の教科書を同一にすることを定め
ており、決着するため全教育委員の会議が開かれた。県教育委員会
は会議の結論を有効としたが、政府は否定。採択の一本化を求めて
いる。
■八重山毎日 12月9日
文科省に直訴
3万人余の署名提出
教科書問題で住民団体
竹富町の子どもに真理を教える教科書採択を求める会(仲村貞子
会長)子どもと教科書を考える八重山住民の会は7日、文科省を訪
ね、群民大会の決議に基づく要請を行った。東京書籍で無償を求め
る訴えに賛同した町民1916人、「東京書籍」を採択した9月8日の
全員協議の有効性を認める3万870人の署名もそれぞれ提出した。成
井崇文部政務次官は「大臣に伝える」と述べるにとどまった。
一行は仲村会長ら7人。文科省の鈴木宏幸初等中等教育局教科書
課長補佐との面談は1時間30分余にわたったが、9月8日の全員協議
をめぐる認識はすれ違ったままだった。成井政務次官とのやりとり
は30分で終わった。この後、支援者や県選出国会議員らと意見交換
した。竹富町から参加した石原純一竹子連会長は「子どもたちも教
科書が決まらないから不安に陥っている。早めの解決策を」と話し
た。住民の会と保護者らが集めた3万870人の署名の内、郡内から
約7000人が集まったという。
☆
報告書の提出期限を目前にしての署名提出が無意味であること承知している八重山日報が淡々と事実を伝えているのに対し、署名の効果を必死に願うかのような八重山毎日は署名の数に拘って「3万870人」とか「町民1916人」とか細かい数を報じているが、語るに落ちるとはこのことで、署名の94%は竹富町以外のプロ市民の署名であることを暴露しているのには大笑いである。
言葉を換えれば、約5万人の住民がいる八重山地域の問題を僅か1915人の町民の我がままでひっくり返し、さらに全国を騒がしていることになる。
それも発禁本を教科書にせよというのではなく、自分が属する国が認めた教科書を無償で給付するという極めて当たり前のことに反対しているのだ。
今からでも遅くないから「8.23八重山採択協議会」の選定に従うと言えば騒動は一件落着となるはずなのだが・・・。
イデオロギーで思考停止した方々にはそう簡単には行かないのだろう。
「県民集会」もやったし、「署名提出」もやったし・・・・、
残るの手段は、文科省相手の行政訴訟ですか。
やれやれ。
【おまけ】
女子高生の自分の子どもを政治利用して、新聞投稿で玉津協議会長を批判させておきながら形勢不利となると、公開質問等とマスコミを焚きつける愚かな親が息巻いている。
いよいよ泥仕合の様相を呈してきた八重山教科書問題の土壇場を午後のエントリーで触れてみたい。
どなたかこの愚かな親の情報をお持ちの方、下記まで御連絡いただければ幸いです。
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