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民主党の大敗、おめでとうございます!
あえて自民党大勝、と書かないのは昨日のエントリーでも書いたように、消去法で残ったら、結果的に自民党が大勝したというニュアンスが拭えないからである。
つまり、今回の民主党大敗は、鳩山素人内閣、菅市民運動家内閣が連係プレーでオウンゴールをしたといえるから。
自民党は、この勝利を自力によるシュートで勝ち取った勝利だと勘違いしたら、必ず国民のしっぺ返しを受ける。
勝って冑の緒を締めよ、とは今の自民党に当てはまる言葉だ。
昨日のエントリーで、「国民はバカ」を連発し、「バカは死ななきゃ直らない」で文を結んだ。
だが、やはり国民は、それほどバカではなかった。 学習能力をちゃんと発揮したのだ。
そう、国民は民主党が考えるほどバカではなかったのだ。
同時に沖縄県民も、バカでは無いことが投票結果に表れた。
今朝の沖縄タイムス一面トップは「民主敗北 過半数割れ」という白抜き大見出しの下に、次の見出しが躍っている。
島尻氏、大差で再選再選
山城氏に4万票差
島尻安伊子氏は昨年の総選挙で保守系の沖縄選出議員が、総崩れした中、ただ一人残った保守系(自民党)議員であった。
対する山城博治氏は、無所属ではあるが沖縄では一番人気の社民党が全面的に応援しており、新人とはいえ沖縄ではソノ道では有名人である。
その経歴を縁側さんのブログより引用すると、《元沖縄県庁職員で、県職労副執行委員長や自治労県本部副執行委員長などを歴任。また沖縄平和運動センター事務局長などに携わり、「平和運動」に取り組んできたようだ。》ということになる。
つまり、山城氏は、何かというと徒党を組んで、赤旗、赤鉢巻でで「○○反対!」とシュプレヒコールをする組織の親玉的存在である。
沖縄紙が常日頃報道する沖縄の状況だったら、山城氏こそ最も「沖縄の民意」を象徴する候補者ではなかったのか。
それが「僅差」ではなく「大差」で、自民党候補に大敗したことを見ても、沖縄県民は、沖縄メディアが考えるほど「バカではなかった」のだ。
一握りのノイジーマイノリティが本物のバカだったというわけ。
ところが、沖縄タイムスの総合面(三面)を見て、思わず吹いてしまった。
池野メダカがボコボコにされた後、「今日はこれくらいにしておいてやる」と嘯くギャグを思い出したのだ。
沖縄紙で「識者の意見」として必ず登場する左翼学者の江上能義早大大学院教授の談話を囲みつきで掲載。 次のような見出しをつけているではないか。
山城氏善戦、県民の怒りの表れ
同じ日の沖縄タイムス一面では、山城氏は自民党候補に大差で大敗と報じ、別の紙面では「識者の談話」とはいえ、「善戦」はともかく、「県民の怒りの表れ」はないだろう。 メダカさんじゃないが、この辺で勘弁して欲しい。
もう一つ、沖縄県民がバカではなかった証拠は、喜納昌吉民主党県連代表の余裕の落選である。
前稿で民主党が大敗したら、菅首相は頭を丸めて、喜納県連代表とコンビを組み、カンカラ三線でも弾きながらお遍路の旅でもするのがお似合いだ、と書いたが是非「懺悔の二人旅」を実行して欲しい。
◇
昨夜は、民主党の過半数割れと千葉景子という現役の法務大臣の落選のニュースを聞いて、一応国民はバカでなかったことに安心し、早々に寝てしまった。
千葉景子といえば言うまでもなく、外国人地方参政権、夫婦別姓法案など外国人地方参政などに賛成した現職法務大臣。
それが落選するという結果こそ,国民はバカではなかった証拠である。
話は飛ぶが、先ほどTBS「みのもんたの朝ズバッ!」に、落選した喜納昌吉民主党県連代表が生出演して落選の弁を述べていた。
みのもんたの、「今後(落選後)はどのように進みますか」という質問に対する喜納氏の返答には、かじっていた塩煎餅を思わず噴出してしまった。
喜納氏は、ビートたけしに「本物(のバカには)負けるよ」と言わしめた、得意の首振りをしながら、こう言い放ったのだ。
「私は、これまで物を考えて行動したことはない」と。
さすが薬物経験者で国会議員にまでなった人物、言うことが意味深い。
これにはみのもんたも、ググッとつまって、「これからも頑張って下さい」という以外に対処法はなかったようだ。
今日も朝から猛暑のようで、早朝からセミの声が騒がしい。
「世界一危険な米軍基地」の近隣に住む宜野湾市民の筆者が、騒音に悩まされるのがヘリの騒音でなくセミの声というのも皮肉なもの。
「セミの騒音に悩む宜野湾市民」という現実は、沖縄紙を通してだけで「普天間基地」を理解しようとする方々には理解できないことであろう。
最後にもう一度くり返す。
民主党大敗、おめでとうございます。
本日の昼、那覇の某所で参院選の祝賀ランチ会を挙行するとのメールが入ったので参加することにした。
毎月集まる同級生の飲み仲間である。
だが、その7割は民主党支持者のはず。
それが何故祝賀会かって?
そう、理由は何でも「会」を挙行したがるのは、いつものこと。
とりたてて驚くことでは無い。
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