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守秘義務違反!スパイ盗聴で、市課長が

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今朝の沖縄タイムスは久々に又吉嘉例記者の署名入り記事で「発狂指数」全開である。

八重山採択地区協議会の8月23日の議事録は、採択が確定してから公開とのことなので、現在は非公開のはずだが沖縄タイムスが、議事録ならぬ「会議録」を入手したということで鬼の首でも取ったような大騒ぎである。

★第一面トップ

≪「教科書見たと言えばいい」≫

玉津氏、協議会委員に

会議録で判明

「全員協議有効」

文科相に送付

県教育長

★社会面トップ

「結論 しくまれたか」

議論は5分 委員反発

「周りうるさい」玉津氏

この「会議録」なる代物、沖縄タイムスが入手というより、昨日のQABテレビが既に同じ「会議録」で放映している。

テレビに売り込んだの石垣市職員(課長)の平良守弘八重山PTA連合会長。

協議会委員の1人でもある平良氏がテレビの取材に応じている。

http://www.qab.co.jp/news/2011100531198.htmlの動画で真っ赤な脳ミソの三上アナウンサーが、得意げに来週も取り上げると「どや顔」で語っている。

平良守弘氏は三上アナウンサーと手に手を取りあい、冥府魔道まっしぐらに心中でもするつもりなのか。

そもそも玉津氏が言ったとされる「教科書見たと言えばいい」という発言は、8月23日の協議の席で発言されたのではない。

協議の場の約一ヶ月前の「7月19日の協議会連絡会」で発言したというのだ。

過去に発言した(とされる)発言を、議事録が残る協議の場でわざわざ発言する不自然さはさて置いても、記事では玉津氏が発言をストップさせたと記して独裁者の印象操作に必死の様子だが、玉津氏がストップをかけたのは当然の措置ではないか。

一ヶ月以上前の確認できない発言を議事録の残る協議でわざわざ持ち出した平良氏の「玉津潰し」の、ためにする発言であり、会議録の記録に残すべきものではない。

つまり平良氏は、後日盗聴作成した「会議録」を後でマスコミに洩らす目的で、その場では言ってもいない発言を議事録に記録するためにわざわざ発言したということになる。

そもそも玉津会長の「問題発言」は、平良委員しか知らない事実であり、「言った言わない」の問題である。

仮に百歩譲って玉津氏が似たような発言をしていたとしても、23日の協議で発言したわけではないので、「誤解を与えたのならお詫びして訂正」で済むことだ。

それより問題にすべきは、沖縄タイムスが入手したという協議会の「会議録」である。

記事ではあたかも「議事録」が流出したかのような印象をうけるが、「議事録」は現在公開されていないので、8月23日の協議会の選定現場で、誰かが盗聴して「会議録」を作成したことになる。 

非公開になっている協議会を外部の第3者が盗聴を仕掛けたとなると立派な犯罪であり、参加委員が盗聴を仕掛けたら「公務員の守秘義務違反」を犯したことになる。

玉津氏が反対派の集会の様子を主催者に録音許可を申し出たらスパイ呼ばわりされ、市議会では「人間性を問われる」とまで罵倒されている。

その一部始終は八重山日報が報じている。

■八重山日報 9月30日

教科書問題
市議会質問要旨

平良氏  (採択が決まるまで八重山採択地区協議会の議事録を公開
     しないという)3市町の合意と、市情報公開条例はどちら    
     に優位性があるのか。

玉津氏  協議会で決めてあるので、当面は協議会の取り決めを優先
     させたい。

平良氏  過去の採択協議における議事録はどうなっていたのか。

前花教育部長  調べた結果では、昨年のものと2005年度の冊子
        は残っているが、その中では、議事録はない。

平良氏  過去の議事録が存在しないということも大きな問題。形骸   
     化している協議会の責任を明確にしようとした点は理解で
     きる。しかし、教育長への指摘も真摯に耳を傾けるべきだ
     自分の行っていることが正しいのか考え、立ち止まる勇気
     も必要だ。その部分が大きな混乱の原因の1つになってい
     る。

(中略)

前津氏  大川公民館で教科書の集会があった。主催者側に、市職員
     から録音していいかという話があった。スパイ行為ではな
     いか。

玉津氏  市民集会をすべて収録するという意味ではない。ある大学
     の先生がこの教科書問題について話をするというので、そ
     の学部長に連絡を取り、このような経過報告をする場合に
     は、学者として当然、両方の意見を聞いて話をしてほしい
     事前に私と意見交換してほしいとお願いした。しかし一切
     私と連絡を取れずに当日を迎えたので、どういう報告をし
     ているのか確認する意味でやった。その大学と、教育に絡
     む契約をやっており、私どもが、その先生から指導を受け
     るための判断材料として指示した。

前津氏  こういうことを答弁できるあなたに呆れた。恐ろしい。あ
     なたの人間性、資質が問われている。(略)

             ☆

あらかじめ録音を申し出てもこのようにスパイ扱いだ。

非公開の協議を無断で盗聴で録音し、これをマスコミに売ったとなるとこの人物の人間性は一体どうなるのか。

法律以前の人間の倫理は問われないのか。

また公務員の主義義務違反はどうなるのか。

盗聴をした可能性のもっとも高い平良氏はPTA会長だから公務員ではないという向きもある。

だが平良守弘氏は企画部すぐやる課長(総務部契約管財課長補佐兼契約検査係長)という立派な肩書きの公務員である。

盗聴を「すぐやる課」ではなく、守秘義務違反の処分を「すぐやって」ほしいものである。

                ☆

どうでもいいことだが、沖縄タイムスは今回の「会議録」で「議論は5分」などと、初めて発覚したような騒ぎようだが、審議は5分程度だったことは一ヶ月前の新報も報道していること。

いまさら大見出しで騒ぐ意味も良くわからないが、発狂した見出しといえば納得である。 

実質審議なく投票 公民教科書わずか5分 2011年9月8日  

 【八重山】「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版公民教科書を非公開、無記名投票で選定した8月23日の教科用図書八重山採択地区協議会の全容が7日、関係者のメモや証言で分かった。公民教科書の協議は2人しか発言せず約5分で終了し、実質的な協議がないまま投票に持ち込まれた。現場教員が務める調査員の報告について「外部に書かされたもの」と発言し、報告の信ぴょう性に疑問を呈する委員もいた。
 玉津博克会長は最初に選定作業を行った国語の審議中「この場は思い切り議論をする場ではない。自分が選んである教科書について、お互いがどういう観点から選んだのか、意思表明する場所だと思っている」と発言し、議事を進めた。
 さらに「自分が何を推薦するか言わないといけないのか」という委員の問いに「できれば教科書名を言わないでほしい」とし、全ての教科書選定で具体的な教科書名や記述内容の優劣をほとんど審議しないまま、投票に移っていた。
 公民教科書の選定では、石垣朝子委員(石垣市教育委員)と大田綾子委員(竹富町教育委員)の2人が発言。育鵬社版に投票した石垣委員は「言葉を忘れたら島を忘れる、島を忘れたら親を忘れる」という竹富島のことわざを紹介し「国家を領土の分野で扱っている教科書が多いと思うが、私は『私と国家』というような延長線で国を捉えたいと思った。公民と道徳との横断的な内容を押さえているものを選んだ」と説明した。
 東京書籍版に投票した大田委員は「言論活動にこだわって全ての教科書を見た。思考力、判断力、表現力等の育成にどの教科書の内容が一番合致しているかという観点で選んだ」と語った。
 5対3で育鵬社版が選定された後、平良守弘委員(PTA代表)らが調査員の推薦にない教科書が選定されたことの妥当性を追及したが、崎原用能与那国町教育長は「教育委員会に送られてくる(「つくる会」系不採択を求める)抗議文と(調査員の報告)内容が全く一緒。公平な判断でなく、外部に書かされたものだ」と批判。玉津会長も「崎原委員が言うように調査員の調査の手法に疑問がある」と同調した。
 報告書が「公平でない」とされたことについて、社会科調査員の一人は「外部に書かされたり、外部の資料を引用してはいない」と反論している。(稲福政俊)

                        ☆

改めて記事を読んでみると、公民教科書について発言しているのは育鵬社に投票した石垣委員と東京書籍に投票した大田委員の2人だけで、問題の慶田盛竹富町教育長は居眠りでもしていたのか一言も発言していない。

後になってあれほどごねるのなら公民教科書選定のとき、何故一言でも発言しなかったのか。

また盗聴で「会議録」を作成した?平良氏も、育鵬社版が選定された後、ちゅまり全てが終わった後の発言しかない。

上記記事の時点までは「公務員の守秘義務違反」を恐れていたのだろうが、文科相の見解が閣議決定で確定し、絶体絶命の窮地に追い込まれ、破れかぶれで「会議録」を公開したのだろうか。

沖縄タイムスの一面の発狂見出しはさて置き、小さなベタ記事の「全員協議有効 文科相に送付へ 県教育長」が重要な意味を持つ。

これで県は閣議決議を真っ向から否定する地獄への道を選択することになる。

これ大城教育長と狩俣課長の引責辞任は確定したようなもである。

やれ、やれ恥の上塗りは勘弁してほしいのだが・・・。

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