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右翼団体が集団漁業?朝日の歪曲報道

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石垣から尖閣へ漁船約10隻が出港

沖縄タイムス 社会  2011年7月3日 12時24分 

 石垣市の八重山漁協所属の漁船約10隻が3日、尖閣諸島周辺で操業するため石垣港を出港した。うち1隻は政治団体が所有している。

 政治団体によると「周辺海域で一本釣りや潜水漁業を行い、映像を世界に配信する。日本の領土・領海だと証明する」としている。尖閣諸島への上陸はしないという。

 漁船は3日午前6時ごろ出港、午後1時ごろ到着の予定。政治団体によると、出港直前に団体の漁船1隻が海上保安庁による臨検を受けた。団体の漁船は4日早朝に帰港する。ほかの漁船は2〜3日間操業してから戻る。(共同通信)

                 ☆

尖閣近海に中国監視船 震災後初めて 

3日午前6時35分ごろ、沖縄・尖閣諸島付近の東シナ海を、中国政府の漁業監視船「漁政201」が航行しているのを海上保安庁の航空機が見つけた。海保は日本の領海に入らないよう警告、監視船は約4時間後に周辺海域を離れた。

 監視船は3月の東日本大震災当日、尖閣諸島沖にいたが、震災後に周辺に現れたのは初めて。

 海保によると、監視船は尖閣諸島・魚釣島の北西から北に向かって航行していたが、午前10時35分ごろに同諸島周辺を離れ、北西に向かっているという。海保の警告に対し、「魚釣島周辺海域は中国の管轄海域だ。我々は正当な業務を行っている」などと主張していた。周辺には操業している漁船はいないという。

                ☆

地方紙が通信社の配信記事をそのまま掲載するのは珍しくはないが、見出しには各紙独自の工夫をするのが通常である。 八重山漁協所属の漁船10席が尖閣周辺で操業をするため石垣港を出発をしたというなら、昨日の沖縄タイムスの「石垣から尖閣へ漁船約10隻が出港」という見出しもごく普通で特に文句が有るわけではないのだが・・・。

沖縄タイムスの師匠ともいうべき朝日新聞のasahi.comによると、見出しはこうも変わってくる。


中国監視船、一時尖閣沖に=右翼系団体の動きけん制?―沖縄

朝日新聞 2011年7月3日15時6分
 
      3日午前6時35分ごろ、沖縄・尖閣諸島の魚釣島の北西約31キロの日本の接続水域内で、中国の漁業監視船「漁政201」が南南東方向に航行しているのを海上保安庁の航空機が発見した。同庁の航空機が領海に入らないよう無線で警告し、監視を続けていたところ、監視船は約4時間後の午前10時35分ごろ、接続水域を出た。

 日本の右翼系団体が2日、尖閣諸島沖での漁業活動のため漁船数隻とともに、石垣港(沖縄県石垣市)を3日早朝に出港すると表明。3月11日以来となる同諸島付近での中国監視船の活動の背景には、こうした動きをけん制する狙いもあるとみられる。 


             ☆

大笑いである。

朝日によれば、チャンネル桜の水島社長が、突然ウミンチュに変身し、尖閣近海で漁業をおこなうという。(爆)

印象操作もここに極まれり、である

朝日によれば地元漁協の漁船が尖閣諸島周辺で操業するのは考えにくいことで、中国様のご機嫌を損なうような行動は「右翼団体にそそのかされた行動」である、いや、右翼団体そのものが漁師に変身して集団操業をした、と印象操作したいのであろう。

昨日は「無思慮」にも真っ当な見出しを書いた沖縄タイムスが、本日(4日)の紙面の続報では、朝日の模範解答に触発され、見出しが次のように変化した。

政治団体と漁船

10隻が集団操業

「日本領アピール」

 <政治団体「頑張れ日本!」(水島聡幹事長)によると、団体所属の船1隻と漁船9隻の計10隻が同日(3日ー引用者注)早朝、石垣港を出港。 漁の様子をビデオ撮影し、インターネットなどで配信することで、尖閣周辺の豊富な漁業資源や、日本の領土、領海であることを世界へアピールするという。 団体所有の船は4日、石垣港へ寄港する。>(沖縄タイムス 7月4日)

本来なら、地元漁業組合の漁船9隻が中国監視船の出没する海域で集団操業をする場合、地元紙が船でも借りて同行取材すべきなのだが、中国の嫌がることは一切報道しない地元紙のかわりにチャンネル桜が同行取材するというのが実態である。

では、なぜ一夜明けたら沖縄タイムスの見出しが9隻の漁船より1隻のチャンネル桜チャーター船に重点を置くように変化したのか。

朝日新聞の那覇支局は、沖縄タイムスビルの中にあるため、朝日の「右翼系団体」を強調した見出しを見た沖縄タイムスが師匠に見習って「政治団体」を強調した見出しに変更し印象操作を学んだと推測する。

沖縄タイムス10隻の船の内訳を「政治団体の話」として、曖昧にしているが日経が船の内訳を次のように明確に報道している。

尖閣周辺で集団操業 石垣の漁協など計画、3日から 
 沖縄県石垣市の八重山漁協などは2日、尖閣諸島周辺で3日から集団漁業をする計画を明らかにした。漁協の漁船9隻と政治団体の船1隻の計10隻で朝、石垣港を出港するとしている。

 漁船団は周辺海域で一本釣りや潜水漁業などをした後、帰港する計画。同諸島が日本の領土・領海であることをアピールするのが目的で、上陸は予定していないという。

 尖閣諸島周辺では、6月29日に台湾の活動家が乗っていたとみられる漁船が魚釣島付近の接続水域を航行。一時、魚釣島に針路を向けたが台湾へ引き返した。

                   ☆

記事を丁寧に読めば誰でも気がつくことであり、尖閣近海で集団操業をしたのはあくまでも八重山漁協所属の漁船9隻であり、それに同行取材したの「右翼団体(チャンネル桜)」である。

朝日新聞や沖縄タイムスのような左翼新聞が、漁船の集団操業を同行取材した場合はどうなるのか。

「左翼系団体」あるいは「政治団体」も操業、とでも書くのだろうか。

 

ちなみに上記の「政治団体と漁船 10隻が集団操業」のタイムス記事は、例によって見逃しがちなベタ記事だが、その隣の次の記事は、2段抜きの目立つ見出しなのがいかにも「左翼系団体」らしい。

へりパッド反対「貫く」

高江座り込み4年 500人集会

見出しだけで扇動される読者が読めば、概ね次のような印象操作をされるだろう。

「一部の右翼団体が尖閣近海で中国を刺激するような示威行動をした」

「沖縄は島ぐるみで米軍のヘリパッドに反対している」

これでは、ネット時代の読者は、ますます新聞を読まなくなってくる。

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