よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
本日・6月17日は世界華人保釣連盟が、尖閣を日本が実効支配していることを不当と訴え、1000隻の漁船団で尖閣諸島上陸を目指して来襲することが計画されている。
一部報道によると、東日本大震災のため中止との噂もあるが、依然として予断は許されない状況にある。
一方、南シナ海におけるベトナムと中国の対決は、チキンレースの様相を呈していると書いた。
チキンレースとは、根競べ・度胸試しの要素が強い駆け引きのことで、壁や崖に全速力で向かい、どちらが壁(崖)近くまでブレーキを踏まずにいられるかを競うものをいう。 今回のベトナムと中国の場合は、お互いに向かって車で直進し衝突寸前に、どちらがハンドルを切るか、と例える方がわかりやすい。
今月初め、中国は南シナ海で空輸部隊を動員した島への上陸作戦演習を行ったことを公表し、ベトナムへの対抗姿勢をあらわにした。
中国の度重なる恫喝的言動に対し、ベトナムは32年ぶりに戦時の兵役免除者に関する法令を発表し、2週連続の異例の抗議デモ、実弾演習、さらに近隣諸国と組んでの対抗策などと、レースのレベルを上げてきた。
これに対し中国は、他国を巻き込むのではなく二国間の「平和的話し合い」をベトナムに要求したが、中国の言行不一致を批判するるベトナムはこれを拒否した。
そして・・・。
2011年 06月 16日 15:11
[北京 16日 ロイター] 南シナ海での領有権をめぐって中国とベトナムなど周辺国の間で緊張感が高まる中、中国が同国最大の巡視船「海巡31」を南シナ海に派遣したことが分かった。16日付の各国営メディアが伝えた。
北京日報によると、海巡31は3000トン級で、ヘリコプター離着陸台(ヘリパッド)を備え、航続日数は最大40日。中国南部を15日に出港し、ベトナムやフィリピンと領有権を争う南沙(英語名:スプラトリー)諸島周辺を通過し、シンガポールに向かうという。
中国とベトナムやフィリピンは過去数週間、資源豊富な南シナ海諸島での領有権をめぐり非難合戦を繰り広げている。ベトナムは中国漁船などにより妨害行為を受けたとする一方で、中国はベトナムが主権侵害を行っていると主張。ベトナムは13日には南シナ海で軍事演習も実施した。
北京日報や大公報など巡視船の南下を伝えた中国メディアは、領有権問題を具体的には言及していないものの、今回の派遣は、中国が自国の領有権の主張を守る決意を示すものだと報じている。
☆
中国とベトナムの軍事力の格差は、横綱とフンドシ担ぎ程の差があると書いた。
その軍事大国の中国が最大級の巡視船を問題の海域に派遣しチキンレースの最終仕上げにはいった。
さすがベトナムも、このままエスカレートし戦争に突入したら困るので、頃合を見計らって妥協を模索するかと思いきや・・・。
ベトナム戦争では仇敵の間であった米軍と組んで共同演習を始めるという。
ハンドルを切って衝突を避けるのは仕掛けてきた中国の方だ、と言わんばかりに。
2011/6/14 21:04
【ハノイ=岩本陽一】ベトナム海軍は7月、南シナ海で米海軍と合同で軍事演習を実施する。不明者の捜索や海上救助訓練などを通じて協力関係の強化を図る。14日付のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が報じた。南シナ海の領有権問題で強硬姿勢を強める中国をけん制する狙いがあるとみられる。
訓練海域はベトナム中部の中核都市ダナンの沖合。米第7艦隊の艦艇が訓練に参加するという。
ベトナムは「航行の自由が国益」との立場をとる米国との連携を深め、南シナ海での主権を強く主張する中国に対抗する。昨年8月には米越国交正常化15周年記念行事の一環として米原子力空母ジョージ・ワシントンがダナン沖に停泊。両国軍は救助訓練などを合同で実施した。同空母は今月12日に横須賀基地を出港。中国は米軍の動きに神経をとがらせている。
米国は東南アジア各国と安全保障分野での関係を強化。米海軍は今月下旬には南シナ海周辺でフィリピン海軍と合同演習を実施する予定。14日からは海賊やテロ対策としてマラッカ海峡で米海軍とタイ、インドネシア、フィリピンなど東南アジア5カ国との合同演習も始まった。
☆
ベトナムが米軍と共同訓練をすると発表する以前に、同じく中国の狼藉に悩まされているフィリピンが、かつて「米軍撤去運動」で追い出したはずの米軍と共同訓練をし中国の恫喝に対抗している。
他のことならともかく、自国の主権が踏みにじられようとしたら、背に腹は変えられないという心境では、ベトナムもフィリピンも同じなのであろう。
世界最強の軍事大国・アメリカは中国への対抗策をこう述べている。
海外基地の重要性強調=対中国、北朝鮮念頭に−米国防長官
【ワシントン時事】ゲーツ米国防長官は15日の上院歳出国防小委員会の公聴会で、政権内や議会から国防費圧縮の圧力が高まる中で、削減策として安易に海外の米軍基地を閉鎖すべきではないとの考えを示し、中国や北朝鮮に対する抑止力を維持する上での重要性を強調した。
ゲーツ長官は議員から海外基地閉鎖による経費節減についての見解を問われ、「世界で米国が果たす役割について、どういうシグナルを送るか考えるべきだ」と指摘。国防費を圧縮し、海外の基地を閉鎖すれば「中国、イラン、北朝鮮に、われわれは店じまいし、米国に帰るとのメッセージを送ることになる」と警告した。
☆
では、中国の打つ次の手は何か。
ここで、みすみすベトナムの反撃に対し妥協策を講じたのでは、「中国人民軍は張子の虎である」と世界に恥を晒すことになる。これではかつての中越戦争の二の舞である。
現在のベトナム、フィリピンを中心にしたアセアン諸国の結束が、麻生元首相が唱えた「自由と繁栄の弧」と重なると書いた。
これに超軍事大国アメリカが加われば、中国としても手を組む相手を模索しなければならない。
「自由と繁栄の弧」で結束する国が海洋国家であることに対し、大陸に封じ込められ常に太平洋への出口を求めている中国としては、同じ大陸国家のロシアと手を組まざるを得ないだろう。
折りしも去る15日、中国とソ連、そして中央アジアの4か国の「大陸国家」で構成する「上海協力機構」の首脳会議が開かれた。 表向きは同機構の発足10周年を記念する会議で、主な話題が「中東の民主化」であったが、中国が中東の民主化に気を使うのは当然としても6月に入ってからの喫緊の重要課題が南シナ海のチキンゲームであることは間違いない。
これで中越戦争の再開とは安易に考えたくないが、中国が「上海協力機構」を巻き込んで、ベトナム・アメリカ共同演習に対抗策を講じてきたらどうなるか。
新しいタイプの東西冷戦の幕開けだけは何とか避けて欲しいものだが、この際最も注目されるのがインドの態度である。
☆
■■【親学講演会】のご案内■■
発達障害・児童虐待の予防、改善のために
親が変われば子どもも変わる
日 時: 平成23年 6月 18日 (土) 開場13:30 開演14:00
★特記:13:40分より、友情出演で山本レイさんと武田光史さんのミニコンサート
が催されますので、鑑賞ご希望の方はできるだけ3:35迄にご入場下さい。
(曲目はチゴイネルワイゼンとG線上のアリアを予定しています)
会 場: 豊見城市中央公民館 大ホール (豊見城市字平良467番地1)⇒地図
参加費: 500円
講 師: ?橋史朗 (親学推進協会理事長・明星大学教授)
主 催: NPO法人沖縄の教育を考える会
後 援: 日本保育協会沖縄支部・沖縄県親学推進議員連盟・豊見城市教育委員会
★
※山本レイ・ヴァイオリンコンサートの
チケットは下記の場所で取り扱っています。
★リウボウサービスカウンター8階商品券・プレイガイド
〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目1−1
電話:098−867−8242リウボウ電話:867−1171
★コーヒーハウス ぽえむ開南店
電話: 098-866-9777
住所・ 沖縄県 那覇市松尾2-22-27
★喫茶 フィガロ 沖縄県豊見城市字名嘉地60
電話:098−850−3115
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします