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最高裁判断は「戦後民主主義」と「反日本軍思想」に毒されている

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殺人や自殺などの人命に関わる事件が起きると、警察は証拠調べとともに動機の解明を重要視する。 

動機を解明することにより事件の真相が見えてくるからである。 動機なき殺人や自殺は例外中の例外ということができる。

では殺人や自殺の動機には一体何があるか。

推理小説を紐解くまでも無く、借金、怨恨、痴情のもつれ、厭世等々今の時期なら入試に落ちたことも充分動機になる。

 

上告中の集団自決訴訟で最高裁は「軍の関与」を確定した。

では、集団自決(自殺)の動機はなんだったのか。

時は戦時中のこと。 しかも島は周囲を取り巻く米戦艦に無差別の艦砲射撃を受けてパニック状態。 こんな状況で島の住民が借金苦や痴情のもつれで自殺をするはずは無い。

集団自決(自殺)の動機は、どっちへ転んでも戦争や軍に関わっていることには間違いない。

司法は集団自決に関し「軍の関与」というきわめて意味の曖昧な言葉で、6年にわたる争いに幕を引いた。

「関与」という言葉の定義もしないままに。

 

前にも書いたが「関与」についての例え話をしょう。

警察官が備品の拳銃をどこかへ置き忘れた。たまたま自殺の手段を求めていた男に拾われた。 絶好の自殺道具に遭遇した男は、渡りに船と拳銃で自殺した。

後に遺族が警察に対して、警察がこの男に自殺を命令したとか、自殺を強制したという理由で責任追及することには無理がある。

可能なのはせいぜい、拳銃保管の不備を責任追及することぐらいであろう。

集団自決の手段は金城重明氏らの証言でも明らかなように、ほとんどが棍棒、鋤、鍬、鎌などの農具によるもので、手りゅう弾による例はきわめて少ない。

軍の備品である手りゅう弾が、防衛隊員などを通じて住民の手に渡り、それで自決した例はきわめて少ないが、その手りゅう弾で自決した例をもって「軍の関与」としたのが今回の最高裁判断である。

2007年の「11万人集会」の頃から、「関与」という曖昧な言葉の使用には反対していた藤岡信勝拓大客員教授が、先月の産経新聞に興味深い文を寄稿しているので一部ばっすいして紹介する。

<≪文科省認定の関与という魔語≫

 平成19年に問題となった高校歴史教科書の検定では、日本軍による「命令」や「強制」は根拠がないとして否定された。しかし、軍の「関与」はあったと文部科学省が積極的に認めたことにより、再検定の結果、かえって教科書の反軍的記述が大増殖したのである。文科相の国会答弁を引き出したのは、現首相の菅直人民主党代表その人だった。「関与」は教科書を劣化させた魔語であった。

 だが、「指示」ならよいかというと、もっとよくないのである。「指示」は「命令」より軽いが、「命令」よりさらに具体的・個別的な行為を示す言葉である。

 しかも、展示文は集団自決に至った要因を列挙する際に、「手りゅう弾の配布」を最後に置き、それこそが集団自決の最も決定的要因であったかのように読者が印象付けられる、修辞的効果を持たせている。誤った事実認識と悪逆非道な日本軍イメージの定着を狙ってつくられた苦心の作文であり、事実からかけ離れている。

 座間味島の梅澤隊長は「自決するな」と住民を説得したし、渡嘉敷島の赤松隊長は住民が自決に及んだことを知ると「何という早まったことをしてくれたのか」と嘆き悲しんだ。日本軍将兵は一貫して住民が無事に生き残るように願い励ましていたのである。(拓殖大学客員教授・藤岡信勝 自決は軍の指示とする重大改悪) >

 

エリート中のエリートを自認する最高裁判事が、大江健三郎ごときの名前にたじろぐことは無いとしても、「戦後民主主義」の影響をより深く刻み込まれた超エリート集団であり、まちがっても筆者のような不勉強者ではない。

今回の最高裁判断ははからずもエリート判事の心の奥に潜む「戦後民主主義」の残滓の影響を浮き彫りにしたと考える。

その一方で「戦後民主主義」と合わせ鏡のように付いてくる「反日本軍」の思想である。 

それは今回の「集団自決」訴訟の論争の過程で表れてくる「残虐非道な日本軍」、「鬼の赤松」、「卑劣な梅沢」といった言葉に示されている。

「戦後民主主義」と「反日本軍思想」のトラウマは、現在も反自衛隊思想となって脈々と国を指導するエリート層にも受け継がれている。

それを顕著に国民の前に露呈させたのが、これもエリートを自認する仙谷前官房長官の「自衛隊は暴力装置」発言である。

ことほど左様にエリートを自認する「優秀な人」ほど、「戦後民主主義」「反日本軍思想」のトラウマから逃げることはできないのである。

白木最高裁判事がどのような人物かは承知しないが、読者の石原昌光さんの言葉を借りると、この人物は「集団自決に軍命があったとまでは断定できないが、本の出版された40年前の社会状況から考えると原告の主張する、名誉棄損とまでは言えない」として、

元軍人の名誉の回復を法廷の場で確定することを、何としてでも避けたかったのである。

このような人物は、「自衛隊暴力装置」発言で問責決議を受けた仙谷前官房長官と同じ思想の人物と断定してよい。

< とりあえず、次の総選挙では投票用紙に白木勇最高裁判事の罷免を求める記入をします。>石原昌光さんのコメント

 

最高裁判断は、無意識な「戦後民主主義」と捻じれた「反日本軍思想」に毒されている

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