きょうの沖タイ、県民投票関連見出しの紹介 ◆社会面トップ 「投票権奪わないで」 不参加姿勢の4市で 住民ら抗議 手法さまざま ◆第二社会面トップ 全県実施へハンスト 「5市の参加まで」 市民投票の会 元山代表 「主張し続ける」「レッドカード!」 県民投票の実施求め、4市で抗議 沖縄タイムス 2019年1月16日 05:00
【沖縄・うるま・宜野湾・宮古】投票権を奪わないで―。集会で、街頭で、市役所で。市長が県民投票への不参加姿勢を示している4市で15日、市民らがさまざまな形で抗議の声を上げた。 沖縄市の市農民研修センターで開かれた沖縄市民大会には約500人が集まった。会場は人であふれ、立ち見や中に入りきれない人もいた。
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今回の県民投票に「推進派」が異常な熱意を示す理由は何か。
「辺野古移設反対」の「民意」を造りたいからだ。
しかし、結果には県民投票に法的拘束力はなく、菅官房長官は、県民投票の結果は進行中の埋め立て工事に何の影響もない、と公言している。
こんなユルい県民投票に、「投票権を奪わないで」などと、「推進派」が、不実施の市役所に押しかけ狂乱するのは不可解だし、ハンストで命を懸ける価値があるとは到底思えない。
彼らは、市議会で可決し市長が判断した案件より、署名により得た数の方を優先している。
だが公職選挙法の下で選挙で選ばれた議員や市長が行う間接民主制より、何の法的規制のない署名による「直接民主制」を優先するというのだ。
八重山日報が、「直接民主制」と「間接民主制」(議会制民主主義)の違いを明快に解説してくれている。
ハンスト実行中の元山代表は、ハンスト決行の前に以下の記事を読むべきだった。
【金波銀波】「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」は… 八重山日報 2019/1/16 コラム, 金波銀波「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」は、5市で実施されない可能性が濃厚だ。だがよく言われる「市民の投票権を奪うな」という批判は、問題の本質を見誤っている◆「県民投票を実施してほしい」という民間団体が集めた署名の民意と「県民投票を実施しない」という5市議会の議決という民意が、真正面からぶつかり合った。どちらか一方だけが真の民意というわけではない◆かたや住民が直接決めるという「直接民主主義」、かたや議会や市長が決めるという「間接民主主義」。優先されるべきはどちらか、というのが、今回の問題の本質だ◆しかし答えは明らかで、日本の法制度は有権者の署名ではなく、議会の議決や市長の判断に法的拘束力を与えている。間接民主主義が優先されるのである◆ところで県民投票を拒否した桑江朝千夫沖縄市長は、県民投票の実施を求める公開質問状に、県議が名前を連ねていることを疑問視した。「民間の方が言うのなら分かるが、議会を尊重しなくてもいいという認識の議員がいる。彼らが作った意見書や決議書が大変軽いものにならないか」。こちらも重い問題提起。日本の民主主義を危機にさらしているのは、5市に県民投票を強いようとする人たちのほうではないか。
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>◆「県民投票を実施してほしい」という民間団体が集めた署名の民意と「県民投票を実施しない」という5市議会の議決という民意が、真正面からぶつかり合った。
>◆かたや住民が直接決めるという「直接民主主義」、かたや議会や市長が決めるという「間接民主主義」。優先されるべきはどちらか、というのが、今回の問題の本質だ
>◆しかし答えは明らかで、日本の法制度は有権者の署名ではなく、議会の議決や市長の判断に法的拘束力を与えている。間接民主主義が優先されるのである
元山代表のハンストによる講義は、議会民主主義より、活動家による署名による直接民主主義を優先せよ、ということ。
彼ら「市民」は、日本の法制度である議会制民主制度を否定していることに気が付いていない。
真正バカである。
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