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今年の三月、豊見城小3男児児童自殺問題で第三者委員会のメンバーの某氏に直接取材することが出来た。
その直後にアップした過去ブログを再掲する。
豊見城市・小4児童自殺問題 2018-03-31
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今朝の沖タイは「豊見城小3男児児童自殺」問題で、合計5面を使って大騒ぎ。
だが、肝心なことを隠してはいませんか?
■一面トップ
小4自殺いじめが主因
学校側の対応を批判
豊見城 第三者委が報告書
■第二社会面トップ
有効な防止策急務
初動遅れ事態悪化
子や遺族に負担強いる
いじめ専任教員提言
第三者委 早期発見へ配置求める
■社会面トップ
男児SOS届かず
豊見城市教委が謝罪
いじめ5件認定「残念」
沖縄タイムスの本件に対する報道は常にベタ記事で対応。 読者の注目を逸らすようなアリバイ記事のみだった。
筆者は、事件直後から関係者に取材する機会を得、最近も第三者委内部の事なかれ主義に危ぐしていた。
信頼できる情報によると、30日の第三者委の報告書発表の前から、市教委、学校側(担任)の責任に関し、第三者委の内部で意見が対立していた。
ギリギリの意見調整で一応学校側の対応を批判する次の文言を加えた。
「学校側が適切な対応を取れば自殺を防げた」
この文言を加えるのに意見が対立したという。
結局、当初「いじめと自殺の関係は無い」「担任はいじめを訴える児童のアンケートを見ていない」などと、虚偽の発表を市教委が謝罪し、一件落着となったが、これで終わりではない。
意見書は、自殺した児童の自筆のアンケートを見ていながら、 担任としての責任を果たさなかった担任教員への罰則については触れていない。
以下過去ブログ小4男児自殺は、虚偽報告か2016-01-31 からの引用です。
いじめ、担任は把握か 沖縄小4自殺、両親「解明を」
朝日新聞デジタル 1月29日(金)5時2分配信
沖縄県豊見城(とみぐすく)市で昨年10月、小学4年の男児(当時9)が自殺した問題について、両親が28日、那覇市内で初めて記者会見した。両親は「息子を守ることができなかった私たちが息子にしてあげられる唯一のことは真相を解明してあげること。なぜ命を絶たなければならなかったのか。真相が知りたい」と訴えた。
両親は会見で、情報公開請求で入手した県教委作成の公文書を公表。男児がいじめられている趣旨を書き込んだアンケートについて、自殺前に学校側が記述を把握していた可能性があると指摘した。学校側は、担任が記述に気づいたのは男児が自殺を図った後だったと説明している。
文書は昨年10月16日付で、県教委の義務教育課と豊見城市を担当する県教委の出先機関の電話のやりとりを記録した「電話通信用紙」。「●●小学校●児の自殺未遂事案について」(●=黒塗り)とタイトルがあり、9月29日にアンケートを実施した旨の記述に続き、「※担任は、アンケート回収時に●児のアンケート内容を確認しているが、重大事態と捉えずに校長等への報告及び児童への面接等、何も対応をしていない」と記されている。
弁護士を含む第三者委は、いじめの責任を負う担任教員の罰則について、「全国的に議論の対象になっていない」という理由で、意見書では触れなかったのだろう。 その結果が次の文言を加えるの精一杯の妥協であった。
「学校側は、法で定めるいじめの定義を正しく理解せず、早期発見を妨げた」
この問題が2015年10月に発生して以来、数ヶ月で第三者委員のメンバーが全員辞任したり、新メンバーに入れ替わっても意見書の発表に約二年も要した理由は、市教委、学校側、PTAなどの隠蔽体質によるものと思われるが、隠蔽体質を下支えしたのが沖縄メディアの「報道しない自由」である。
これら、今回の小学男児自殺の原因は、いじめがあったと改名したが、何ゆえこの男子児童がいじめの対象になったかについては触れていない。
自殺した児童の父親は自衛官であった。
市教委、学校側、そして沖縄メディアが共通して嫌悪する職業のひとつが自衛隊であることは言うまでも無い。
反自衛隊の思想を持つ教員が、自衛官を父に持つ児童を直接名指しで虐めることは無いとしても、「自衛隊は殺人を訓練する集団」などと授業で口走ったら、その児童が、間接的な虐めの対象になる可能性はある。
この問題で市教委、学校側、沖縄メディアは自殺の原因が虐めであったことは認めたが、虐めの原因が何であったかについては一言も触れていない。
虐めの原因が父親の職業である自衛官にあった。
これは市教委、学校側、沖縄メディアの共通の隠蔽しておきたいキーワードである。
虐めの原因を解明しない限り、同じような事件は再発する。
沖縄タイムスよ、「命どぅ宝」を叫ぶなら、自殺した児童の命を無駄にしないため、虐めの原因が何であったか。
隠蔽せずに、解明せよ。
【おまけ】 豊見城市・小4児童自殺問題、「いじめ問題専門委員会」全員が辞任2016-03-07⇒忘れずにクリックお願いします。