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209年6月9日、沖縄県庁の記者会見室。
二人の人物が、、当時沖縄で最もホットな話題であった「沖縄集団自決」について記者会見を行った。 会見を行った県文化協会会長・星雅彦氏と地元在住のドキュメンタリー作家・上原正稔氏の二人は、沖縄の新聞に頻繁に寄稿している沖縄の知識人であり、会場には沖縄二紙を含む多くのマスメディアが集まり、二人の発言に注目した。
沖縄が「全体主義の島」といわれて久しいが、驚いたことに、二人の会見内容は沖縄に蔓延する「全体主義」への挑戦そのものであった。
だが、この記者会見の内容を沖縄紙は一行も報道することは無かった。 地元紙に代わって報道したのは、全国紙の産経新聞と世界日報だけであった。
回りくどい表現をしたが、リンカーンの言葉を借りると、お二人は「県民の、県民による、県民の為の記者会見」をしたのだが、地元紙である沖縄二紙が地元紙の本分を忘れ、会見内容を報道しなかったのだ。
会見をした星、上原両氏の主張の是非はともかく、「11万人県民大会」のテーマである集団自決の記者会見を読者に伝えるのは地元紙の使命だと考えるが、
沖縄タイムス、琉球新報の地元二紙は報道機関としての使命も誇りも捨て去って、黙殺という卑怯な手段でこれに応じた。
沖縄県庁での記者会見を全国紙で知る異様な状況でも、
「言論封殺魔」は「沖縄の新聞は偏向していない」と強弁するのであろうか。
異論を許さない沖縄が「全体主義の島」といわれて久しい。
「全体主義」を先導する沖縄2紙が言論封殺とも言える卑劣な手段を弄して、異論を封殺してきたれいは枚挙に暇が無いほどだ。 沖縄タイムスと琉球新報の2紙が独占する沖縄で、新聞論調に逆らいながら文筆で生活の糧を得るのは至難の業である。
勝ち馬に乗るという言葉には、 優勢側につくとか、時流に乗るという意味がある。
その伝で言えば「集団自決訴訟」で一審、二審とも原告側の全面敗訴で、残された最高裁では事実審議はしないという現状で、勝ち馬は大江・岩波という被告側であろう。
星、上原両氏も勝ち馬に乗って時流におもねるなら被告側の応援をした方が文筆家としては稼げただろう。
そうすれば上原氏も琉球新報に連載中の記事を突然掲載中止させられるような屈辱的仕打ちを受けなくても済む。
ウソまみれの勝ち馬を拒否した両氏は、裁判の結果に関係なく、あえて茨の道を選んだ。
『うらそえ文藝』(4号)の集団自決特集を読むと、星、上原両氏は裁判の勝ち負けにはそれほど関心を示しておらず、事実審議が一審、二審と原告側の敗訴に終わった現在、最高裁でも原告敗訴を予想したような節が例えば次のようなくだりからも垣間見れる。
星 それでね、この裁判は最高裁までもっていかれても現在の動向では、結果は同じになるだろうと思う。ただね、ここには厳しい教訓があると思うんです。
・・・・・・・・・・
星 この裁判によって勝った沖縄側の心の傷は深まるばかりでなく、本当の反省資料を見失うことになりそうだ。沖縄側はこの問題に対して真剣に取り組んだかどうかというと、私にほ疑問が残るんです。要するに、怒りで一丸となったというのはおかしいけど、驚くほど多数が賛同している。県民総決起大集会とマスコミの力で裁判も国も動かしたわけね。一一万人の県民が集まって。しかし、あの人数は眉唾だと思います。実際は半分以下でしょうね。(『うらそえ文藝』より)
そして、両氏は早い時期に集団自決の現地調査に関わった者としての責任感から裁判の結果はともかく、 沖縄県民が沖縄タイムスを先頭にした左翼グループに扇動され、歪曲された歴史を沖縄の歴史として刻むことに良心が耐えられなかったのだろう。 その意味で言えば両氏は「大江・岩波」という勝ち馬に乗るどころか、火傷も覚悟で火中の栗を拾う役目を買って出たのである。 世界日報 平成21年6月10日 「集団自決の軍命はなかった」
作家の星雅彦、上原正稔氏が会見 沖縄県庁
第二次世界大戦末期の沖縄戦で多くの民間人が犠牲となった問題で、作家の星雅彦氏と上原正稔氏は9日、沖縄県庁で記者会見し、軍による自決命令はなかったことを強調し、濡れ衣を着せられている元隊長に謝罪すべきだと訴えた。沖縄県出身の有識者が軍命説を真っ向から否定するのは初めて。
星氏は「集団自決はこれまで隊長命令と信じられていたが、その誤解を解きたい」と記者会見を開いた理由を述べた。今年5月1日に出版された総合文芸誌「うらそえ文藝」第14号で、両氏は集団自決問題をテーマに対談し、論文を発表。慶良間諸島の赤松嘉次隊長と梅澤裕隊長が軍命を出した事実は一切なく、県内のマスコミによってスケープゴートとされているという内容が、大きな波紋を投げ掛けている。 上原氏は「あたかも2人を悪者に仕立てた沖縄タイムスと琉球新報の責任は非常に重い」と強調。「真実が明らかになった今、沖縄県民は2人の隊長に謝罪し、人間の尊厳を取り戻すべきだ」と訴えた。 ◇ 産経新聞 沖縄集団自決「軍の命令ではない」 地元誌が特集記事
2009.6.10 21:15
第2次大戦末期の沖縄戦で守備隊長が住民に自決を強いたとされる「沖縄集団自決」について「軍命による自決ではなく、切羽詰まった住民が自殺した悲惨な事件だった」とする特集記事が沖縄県浦添市文化協会発刊の「うらそえ文藝」第14号に掲載され、波紋を広げている。特集には、自決現場を目撃した当時の米軍の報告書や住民の証言などが収録され、問題の発端となった地元紙、沖縄タイムス発刊の「鉄の暴風」こそが訂正すべきと結論づけている。 「鉄の暴風」で自決を強いたと名指しされた守備隊長や遺族らは、この記述を元に書かれた大江健三郎氏の「沖縄ノート」に対し出版差し止めなどを求めているが、昨年秋の2審判決では訴えが退けられ、現在、最高裁で争われている。 この特集記事を書いたのは同誌編集長で沖縄県文化協会長の星雅彦氏と沖縄戦ドキュメンタリー作家として知られる上原正稔氏の2人。
上原氏は長く「鉄の暴風」を疑ったことがなく、現地調査した作家の曽野綾子氏が1973年に「ある神話の背景」で疑問を呈したさいも、軍命による集団自決を事実として信じて疑わなかった。ところが、沖縄タイムスや琉球新報などで沖縄戦に関連した連載記事を書くうちに、新たな住民の証言や米軍の報告書などを入手、「(『鉄の暴風』は)現地調査しないまま軍命による集団自決をでっち上げたという結論に達した」という。 上原氏によると、こうした結論を2年前に琉球新報で長期連載中の沖縄戦をめぐる記事に盛り込もうとしたところ、「新聞社側の圧力で断念せざるを得ず、『うらそえ文藝』での発表に踏み切った」と説明している。 また、星氏も沖縄県史編纂(へんさん)で40年ほど前に、集団自決事件の起きた渡嘉敷島を訪問した際、住民の話から軍命の存在に疑問を抱いたが、「鉄の暴風」が沖縄県民の間で定着し、疑問を差し挟めない状況だった。しかし、「今回は勇気を持って真実を知らせるべきと決心した」と、話している。 富田詢一・琉球新報社編集局長の話「上原氏への圧力はありません」
◇ 同記者会見に出席した知人による記者会見の詳しい状況を次に引用する。 <本日、午後1時より沖縄県庁5階 記者クラブにて両氏の会見が行われた。
両氏は、沖縄のジーャナリストの中で集団自決の現地調査を行っている希少な存在であり、主張の強弱はともかく、一貫して『軍命ありき』に疑問を投げかけている方々だ。
今月発行された『うらそう文藝』では、両氏が対談の形式で、『軍命ありき』の論陣を張る沖縄のメディアとその出版物に決定的な断罪を下している。 赤松、梅澤両隊長から自決命令は出されていない。両隊長は人格的にもすばらしい人物である。『鉄の暴風』の記述は出たら目であり、沖縄タイムスや琉球新報は嘘で作り上げている。これまでの集団自決報道の責任を取らなくてはならない。両隊長の汚名を晴らし、負ってきた錘を解放してあげなければならない。そうしなければ、沖縄県民は人間の尊厳を失うこととなる。その危機的な状況が現在である。僕は(上原)そのために力を尽くしたい。
本日の歴史的な記者会見がこのような貧相な記者クラブで行われたとは、普段派手な演出に慣れている、映画好きからすると寂しくもあったが、えてしてこれが、本当の歴史を刻むという事かも知れない。 残念なことに、両氏の重大な決断と発言の価値を理解できる当地の報道者は無く、両氏が期待したような質問はあがらなかった。 これから、沖縄戦の真実を 書き残す。米国の戦時記録、ニューヨークタイムスの記事と沖縄戦の陣中日誌の内容は一致している。現在でも5年分書ける資料はあるが、赤松隊が武装解除した時の黒人部隊の資料も探しだすつもりだ。 以上が私の記憶した概略ですが、詳細は世界日報や産経新聞で確認頂きたい。 上原正稔氏の言葉:戦争は人間の真実の姿が浮き彫りになる。僕は沖縄戦のフイルムを買い求めたが、そこに映し出された子供たちの目の輝きは、現在の子供には無い。壕から降伏して出てくるときの老人達の堂々した姿は県民の皆に見せたあげたい> ◇ 沖縄タイムスと琉球新報は産経と世界日報の報道を見て恥ずかしいと思わないのだろうか。 沖縄メディアがどのように歪曲報道をして県民を扇動しようとしても、 「天網恢恢疎にして洩らさず、天知る地知る 読者知る」ということを肝に命ずるべきである。 人気blogランキングへ クリックお願いします ブログセンターランキングへ。 沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所
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星 この裁判によって勝った沖縄側の心の傷は深まるばかりでなく、本当の反省資料を見失うことになりそうだ。沖縄側はこの問題に対して真剣に取り組んだかどうかというと、私にほ疑問が残るんです。要するに、怒りで一丸となったというのはおかしいけど、驚くほど多数が賛同している。県民総決起大集会とマスコミの力で裁判も国も動かしたわけね。一一万人の県民が集まって。しかし、あの人数は眉唾だと思います。実際は半分以下でしょうね。(『うらそえ文藝』より)
そして、両氏は早い時期に集団自決の現地調査に関わった者としての責任感から裁判の結果はともかく、 沖縄県民が沖縄タイムスを先頭にした左翼グループに扇動され、歪曲された歴史を沖縄の歴史として刻むことに良心が耐えられなかったのだろう。 その意味で言えば両氏は「大江・岩波」という勝ち馬に乗るどころか、火傷も覚悟で火中の栗を拾う役目を買って出たのである。 世界日報 平成21年6月10日 「集団自決の軍命はなかった」
作家の星雅彦、上原正稔氏が会見 沖縄県庁
第二次世界大戦末期の沖縄戦で多くの民間人が犠牲となった問題で、作家の星雅彦氏と上原正稔氏は9日、沖縄県庁で記者会見し、軍による自決命令はなかったことを強調し、濡れ衣を着せられている元隊長に謝罪すべきだと訴えた。沖縄県出身の有識者が軍命説を真っ向から否定するのは初めて。
星氏は「集団自決はこれまで隊長命令と信じられていたが、その誤解を解きたい」と記者会見を開いた理由を述べた。今年5月1日に出版された総合文芸誌「うらそえ文藝」第14号で、両氏は集団自決問題をテーマに対談し、論文を発表。慶良間諸島の赤松嘉次隊長と梅澤裕隊長が軍命を出した事実は一切なく、県内のマスコミによってスケープゴートとされているという内容が、大きな波紋を投げ掛けている。 上原氏は「あたかも2人を悪者に仕立てた沖縄タイムスと琉球新報の責任は非常に重い」と強調。「真実が明らかになった今、沖縄県民は2人の隊長に謝罪し、人間の尊厳を取り戻すべきだ」と訴えた。 ◇ 産経新聞 沖縄集団自決「軍の命令ではない」 地元誌が特集記事
2009.6.10 21:15
第2次大戦末期の沖縄戦で守備隊長が住民に自決を強いたとされる「沖縄集団自決」について「軍命による自決ではなく、切羽詰まった住民が自殺した悲惨な事件だった」とする特集記事が沖縄県浦添市文化協会発刊の「うらそえ文藝」第14号に掲載され、波紋を広げている。特集には、自決現場を目撃した当時の米軍の報告書や住民の証言などが収録され、問題の発端となった地元紙、沖縄タイムス発刊の「鉄の暴風」こそが訂正すべきと結論づけている。 「鉄の暴風」で自決を強いたと名指しされた守備隊長や遺族らは、この記述を元に書かれた大江健三郎氏の「沖縄ノート」に対し出版差し止めなどを求めているが、昨年秋の2審判決では訴えが退けられ、現在、最高裁で争われている。 この特集記事を書いたのは同誌編集長で沖縄県文化協会長の星雅彦氏と沖縄戦ドキュメンタリー作家として知られる上原正稔氏の2人。
上原氏は長く「鉄の暴風」を疑ったことがなく、現地調査した作家の曽野綾子氏が1973年に「ある神話の背景」で疑問を呈したさいも、軍命による集団自決を事実として信じて疑わなかった。ところが、沖縄タイムスや琉球新報などで沖縄戦に関連した連載記事を書くうちに、新たな住民の証言や米軍の報告書などを入手、「(『鉄の暴風』は)現地調査しないまま軍命による集団自決をでっち上げたという結論に達した」という。 上原氏によると、こうした結論を2年前に琉球新報で長期連載中の沖縄戦をめぐる記事に盛り込もうとしたところ、「新聞社側の圧力で断念せざるを得ず、『うらそえ文藝』での発表に踏み切った」と説明している。 また、星氏も沖縄県史編纂(へんさん)で40年ほど前に、集団自決事件の起きた渡嘉敷島を訪問した際、住民の話から軍命の存在に疑問を抱いたが、「鉄の暴風」が沖縄県民の間で定着し、疑問を差し挟めない状況だった。しかし、「今回は勇気を持って真実を知らせるべきと決心した」と、話している。 富田詢一・琉球新報社編集局長の話「上原氏への圧力はありません」
◇ 同記者会見に出席した知人による記者会見の詳しい状況を次に引用する。 <本日、午後1時より沖縄県庁5階 記者クラブにて両氏の会見が行われた。
両氏は、沖縄のジーャナリストの中で集団自決の現地調査を行っている希少な存在であり、主張の強弱はともかく、一貫して『軍命ありき』に疑問を投げかけている方々だ。
今月発行された『うらそう文藝』では、両氏が対談の形式で、『軍命ありき』の論陣を張る沖縄のメディアとその出版物に決定的な断罪を下している。 赤松、梅澤両隊長から自決命令は出されていない。両隊長は人格的にもすばらしい人物である。『鉄の暴風』の記述は出たら目であり、沖縄タイムスや琉球新報は嘘で作り上げている。これまでの集団自決報道の責任を取らなくてはならない。両隊長の汚名を晴らし、負ってきた錘を解放してあげなければならない。そうしなければ、沖縄県民は人間の尊厳を失うこととなる。その危機的な状況が現在である。僕は(上原)そのために力を尽くしたい。
本日の歴史的な記者会見がこのような貧相な記者クラブで行われたとは、普段派手な演出に慣れている、映画好きからすると寂しくもあったが、えてしてこれが、本当の歴史を刻むという事かも知れない。 残念なことに、両氏の重大な決断と発言の価値を理解できる当地の報道者は無く、両氏が期待したような質問はあがらなかった。 これから、沖縄戦の真実を 書き残す。米国の戦時記録、ニューヨークタイムスの記事と沖縄戦の陣中日誌の内容は一致している。現在でも5年分書ける資料はあるが、赤松隊が武装解除した時の黒人部隊の資料も探しだすつもりだ。 以上が私の記憶した概略ですが、詳細は世界日報や産経新聞で確認頂きたい。 上原正稔氏の言葉:戦争は人間の真実の姿が浮き彫りになる。僕は沖縄戦のフイルムを買い求めたが、そこに映し出された子供たちの目の輝きは、現在の子供には無い。壕から降伏して出てくるときの老人達の堂々した姿は県民の皆に見せたあげたい> ◇ 沖縄タイムスと琉球新報は産経と世界日報の報道を見て恥ずかしいと思わないのだろうか。 沖縄メディアがどのように歪曲報道をして県民を扇動しようとしても、 「天網恢恢疎にして洩らさず、天知る地知る 読者知る」ということを肝に命ずるべきである。 人気blogランキングへ クリックお願いします ブログセンターランキングへ。 沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
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