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東京MXテレビが「ニュース女子」の大スポンサーである作会社DHCテレビジョンに切られた。
BPOは藪を突いて蛇を出した。
東京MXテレビと「ニュース女子」の関係は、沖縄のFMラジオ局と「沖縄防衛情報局」の関係に酷似している。
「沖縄防衛局」は沖縄タイムスの圧力を粉砕し、現在もますます「過激」に放送中であが、沖タイが不当な圧力を加えたことが逆に全国のネットリスナーに飛び火し、北海道のFMラジオが「沖縄情報防衛局」を放送するようになった。
同じ現象が「ニュース女子」でも起きている。
比較的マイナーなテレビ局ガ放映してきた「ニュース女子」に対し、全国の地方地上テレビ局が続々と放映し始めたのだ。
どうやら沖縄・反米基地運動の実態を暴いた「ニュース女子」に全国のリスナーが注目し始めたようだ。
藪を突いて大蛇を出したのは、どちらの側か。
東子さんが引用して下さった下記記事は、大蛇に驚くあちら側の視点で書いているので、念のため。
TOKYO MXが『ニュース女子』打ち切りも他局やネットで番組続行! “DHCがバックにいる”と開き直る出演者 BPODHCニュース女子沖縄編集部 2018.03.01
問題の放送から約1年、ようやくTOKYO MXが『ニュース女子』の放送を3月いっぱいで打ち切ることを決めた。
批判が殺到した2017年1月2日放送の「沖縄ヘイトデマ」回について、放送倫理・番組向上機構(BPO)が「重大な放送倫理違反があった」と意見をまとめたのは昨年12月のこと。BPOの独自調査では沖縄ヘイトデマ回における嘘のでっち上げや恣意的な取材といった番組制作の実態があきらかになった。朝日新聞の報道によればTOKYO MXはこの批判を受け、番組を制作しているDHCテレビジョンに制作に関与したいと申し入れていたが、DHC側はこれを拒否。その結果、今春の番組改編にあわせて放送打ち切りを決定したという。
TOKYO MXの判断はあまりに遅すぎるが、それでも番組の打ち切りを決めたことは歓迎すべきものだ。とくにTOKYO MXにとってDHCは最大の大口スポンサーであり(2015年有価証券報告書による)、DHCテレビジョンはDHCの100%子会社。TOKYO MXが制作への関与を申し入れたのも大スポンサーの顔色を伺った精一杯の妥協策だったのだろうが、それを拒否され、放送継続ではなく打ち切りを決断したことは評価したい。
しかし、ただ手放しで今回の打ち切りを喜ぶわけにはいかないだろう。というのも、『ニュース女子』はTOKYO MXだけで放送されているわけではなく、日本全国で放送されているからだ。
『ニュース女子』は現在、全国で視聴できるBS11やFOXスポーツ&エンターテイメントのBS放送のほか、地上波では、TOKYO MXと同様に独立局の千葉テレビ、テレビ神奈川、サンテレビ(兵庫県)、びわ湖放送(滋賀県)、奈良テレビ、テレビ和歌山が放送。さらに、フジテレビ系列の岩手めんこいテレビ、秋田テレビ、さくらんぼテレビ(山形県)、石川テレビ、福井テレビ、山陰中央テレビ(鳥取・島根県)、テレビ宮崎、日本テレビ系列の福島中央テレビ、テレビ新潟、テレビ信州、四国テレビ(徳島県)、南海放送(愛媛県)、広島テレビ、長崎国際テレビ、くまもと県民テレビ、鹿児島読売テレビ、TBS系列の青森テレビ、チューリップテレビ(富山県)、テレビ東京系列のテレビ愛知などが『ニュース女子』を放送しているのである。
しかも、これらの放送局の大半は『ニュース女子』を深夜に放送しているが、なかには平日の9時や10時から流している局もある。つまり、学校が休みの子どもたちといったまだリテラシーが未熟な層が、ワイドショーや情報番組のひとつとしてチャンネルを合わせ、同番組が展開するヘイトデマや歴史修正主義に基づいた情報、差別を助長する主張といったものに接してしまう危険もあるのだ。
「MXがDHCに切られた」とうそぶくニュース女子常連出演者の上念司
実際、沖縄ヘイトデマ回にも出演していた番組常連の上念司氏は、TOKYO MXの放送打ち切り報道について、こんなツイートをおこなっている。
〈ニュース女子はMXの再送信がなくなるだけで、他の地方局およびネットでの配信は続きます。MXの中の工作員の人、情報リークお疲れ様。残念だけど番組続いちゃうね。というか、逆に君らがDHCに切られたみたいじゃん。他人事ながら心配してるわ。せいぜい広告の営業頑張れよ。〉
ヘイトデマに加担した当事者の反省もないばかりか、逆に“おれたちにはDHCの金がある”とばかりに、その威光をちらつかせる露骨な開き直り。この男は恥というものを知らないのだろうか。
しかし、たしかに連中には、歴史修正主義やヘイトデマ拡散のためにどんどん金を出してくれるDHC・吉田嘉明会長というタニマチがついていて、それが強気の理由となっている。
現に、DHCテレビジョンは、BPOが意見書を出したあとも〈基地反対派の言い分を聞く必要はないと考えます〉〈言論活動を言論の場ではなく一方的に「デマ」「ヘイト」と断定することは、メディアの言論活動を封殺する、ある種の言論弾圧であると考えます〉〈今後もこうした誹謗中傷に屈すること無く、日本の自由な言論空間を守るため、良質な番組を製作して参ります〉という見解を変えなかった。
このように制作陣は完全に開き直っており、TOKYO MXが打ち切ったところで、番組の姿勢は変わることはないだろう。いや、TOKYO MXがおりたことで、さらに論調をエスカレートさせる可能性もある。
だが、TOKYO MXの今回の判断が、他局に影響を与える可能性はある。今回、TOKYO MXが大スポンサーの番組の放送打ち切りという決断をおこなったのは、「放送の裁判所」とも呼ばれる第三者委員会であるBPOからの批判を重く受け止めた結果であることは間違いないが、BPOの意見書は、TOKYO MXの考査を「放送倫理に照らして適正に行われたとは言えない」と結論づけている。
事実、『ニュース女子』を放送していたミヤギテレビは、番組考査で「反対住民らの声がなく内容が一方的」として沖縄ヘイトデマ回を放送しなかった。BPOが指摘した「重大な放送倫理違反」は、同回を放送したすべての局にあったといえるのだ。
恣意的に事実をねじ曲げてデマを流すような番組を、これ以上、放置していてはいけない。現在、『ニュース女子』を放送している局は、TOKYO MXの判断のあとにつづくべきだ。
(編集部)
☆
以下は東子さんのコメントです。
「TOKYO MXが『ニュース女子』打ち切りも他局やネットで番組続行! “DHCがバックにいる”と開き直る出演者 2018.03.01」
http://lite-ra.com/2018/03/post-3833.html
>『ニュース女子』は現在、全国で視聴できるBS11やFOXスポーツ&エンターテイメントのBS放送のほか、地上波では、TOKYO MXと同様に独立局の千葉テレビ、テレビ神奈川、サンテレビ(兵庫県)、びわ湖放送(滋賀県)、奈良テレビ、テレビ和歌山が放送。さらに、フジテレビ系列の岩手めんこいテレビ、秋田テレビ、さくらんぼテレビ(山形県)、石川テレビ、福井テレビ、山陰中央テレビ(鳥取・島根県)、テレビ宮崎、日本テレビ系列の福島中央テレビ、テレビ新潟、テレビ信州、四国テレビ(徳島県)、南海放送(愛媛県)、広島テレビ、長崎国際テレビ、くまもと県民テレビ、鹿児島読売テレビ、TBS系列の青森テレビ、チューリップテレビ(富山県)、テレビ東京系列のテレビ愛知などが『ニュース女子』を放送しているのである。
視聴者が増えた。
■
>BPOは、在京テレビ会社が出資した「互助会」のような存在であり、テレビ製作に意見は述べても番組の制作・編成に介入することは出来ない。
今回の肝は、最初から指摘されてるように、
制作会社の制作に貸主の放送局は口を出せないのに、放送枠貸しをしただけの放送局に責任は問えるか
BPOに加盟していない制作会社に、BPOの権限は及ぶか
だった。
BPOの成り立ちが、政府に放送法を盾に口出しさせないように、自主規制していますポーズのための放送局のお手盛り裁定機関だった。
制作会社は放送局の下請けの位置づけだったために、放送局に言えば制作会社も管理できる。
制作会社が放送局を当てにしないことは、想定していなかった。
それが、裏目に出た。
制作会社は、放送局を通さず放送できる機能(インターネットテレビ)を持ったので、放送局を当てにしなくなった。
放送局は経営が厳しいので、制作費がかからず、かつ、放送枠貸しで収入がある、持ち込み番組に頼るようになった。
これまでも持ち込み番組はあったが、「放送してやる」」だったため制作会社は放送局の意向を忖度したが、「放送させていただく」になったので、主従関係が逆転。
BPOは、MXに圧力をかけたようにまだまだ「ニュース女子」を放送する地方局に圧力をかけていくだろう。
だが、インターネットテレビがあるため、完全に放送ゼロにならない。
放送されない心配がないために、
圧力がかかった
圧力に負ける放送局に言論の自由を守る気はあるのか
という放送も有り得る。
地上波のダブスタが暴かれる訳だ。
それは、同時にBPOのダブスタも暴く。
既にネットでは常識だが、それ以上に。
放送局を持っている新聞社が、ダブスタをネグってBPOを擁護することも。
その先には、「新聞社と放送局が同じ系列である弊害を国民の多くが共有」が待っている。
BPOの今回の裁定は、BPOの権威失墜だけでなく、マスコミのスクラム崩壊の切っ掛けを作った。
BPOの成立の動機が不純なので、「事実」に反撃された。
事実を隠蔽し歪曲した結果、隠蔽歪曲そのものが地雷になって、隠蔽歪曲した側が予期せぬ時に予期せぬ場所で、爆発する。
これが、「事実」による反撃。
■
「ニュース女子」なんてマイナーな番組だったのに、マスコミが「内容に問題あり」と騒いだら、騒がれたおかげで名が売れて、放送する地方局が増えた。
その後、BPOの審議案件になったから、放送開始したものの止めたという放送局が出るかと思いきや、逆に増えている。
視聴率に弱い体質のテレビ局に、放送するなと圧力を掛けると、「報道の自由を守る」が「視聴率欲しい」の本音を隠す絶好の言い訳になる予感。
【参考】
赤旗「「ニュース女子」 1月から7局開始 DHC 地方局に次々 2017年2月1日」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-01/2017020115_02_0.html
>これまで地上波ローカル局で「ニュース女子」を放送していたのは2015年4月に放送を開始した東京MXテレビ、16年10月に放送開始したテレビ愛知の2局でした。
>今年1月から、サガテレビなど7局が新たに放送するようになりました。
>多くは深夜時間帯の放送ですが、16日から放送を始めた千葉テレビは月曜午後7時というゴールデンタイムで放送しています。
>CSテレビ局のDHCシアターは、極右論客を登場させる番組を多数つくり、インターネット上の動画サイトなどで公開していますが、視聴する人は限られています。
>そうした番組の一つである「ニュース女子」が地上波テレビに進出することは、放送の公共的使命からみて大きな問題をはらんでいます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-01/2017020115_02_0.jpg
視聴者が増えることを警戒している。
■
「「ニュース女子」打ち切りへ MXと制作会社に隔たり 田玉恵美 2018年3月1日03時21分」
https://www.asahi.com/articles/ASL2X7DHML2XUTIL058.html?iref=comtop_8_03
朝日の「ニュース女子」の制作が終了して今後放送されないような記事が出たあくる日、サヨク絶賛のリテラは「MXでの放送は終了するが制作は終了しない」、制作が終了しない危機を正確に書いている。
「TOKYO MXが『ニュース女子』打ち切りも他局やネットで番組続行! “DHCがバックにいる”と開き直る出演者 2018.03.01」
http://lite-ra.com/2018/03/post-3833.html
>TOKYO MXが制作への関与を申し入れたのも大スポンサーの顔色を伺った精一杯の妥協策だったのだろうが、それを拒否され、放送継続ではなく打ち切りを決断したことは評価したい。
>しかし、ただ手放しで今回の打ち切りを喜ぶわけにはいかないだろう。
>というのも、『ニュース女子』はTOKYO MXだけで放送されているわけではなく、日本全国で放送されているからだ。
>『ニュース女子』は現在、全国で視聴できるBS11やFOXスポーツ&エンターテイメントのBS放送のほか、地上波では、TOKYO MXと同様に独立局の千葉テレビ、テレビ神奈川、サンテレビ(兵庫県)、びわ湖放送(滋賀県)、奈良テレビ、テレビ和歌山が放送。さらに、フジテレビ系列の岩手めんこいテレビ、秋田テレビ、さくらんぼテレビ(山形県)、石川テレビ、福井テレビ、山陰中央テレビ(鳥取・島根県)、テレビ宮崎、日本テレビ系列の福島中央テレビ、テレビ新潟、テレビ信州、四国テレビ(徳島県)、南海放送(愛媛県)、広島テレビ、長崎国際テレビ、くまもと県民テレビ、鹿児島読売テレビ、TBS系列の青森テレビ、チューリップテレビ(富山県)、テレビ東京系列のテレビ愛知などが『ニュース女子』を放送しているのである。
>恣意的に事実をねじ曲げてデマを流すような番組を、これ以上、放置していてはいけない。
>現在、『ニュース女子』を放送している局は、TOKYO MXの判断のあとにつづくべきだ。
深夜に放送してる局は多いがビデオ機が浸透している今、放送時間はさほど障害にならない。
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