跡目相続の盃は？石垣市長選：陸自配備巡り､三つどもえの

■砂川氏は、本当に保守だろうか。
保守分裂とマスコミは言うが、私は疑っている。
伊良皆高信（57）市議が一時市長候補に登ったのは、反自衛隊の上原秀政氏では勝てないからと、反自衛隊の上原秀政氏の代わりの候補としてだ。
私の見立ては、砂川氏は、翁長知事と同じ臭い。
保革の壁を乗り越えて、だと思う。
伊良皆高信（57）市議は恐喝で逮捕されて候補の芽は無くなったが、後継の砂川氏は「保革の壁を乗り越えて」は継承していると見ている。
つまり、保守の中から反中山氏票を、革から宮良操氏では物足りない票を集めてでは、ないかと考えている。
翁長知事の辺野古。
砂川氏の平得大俣東。

【参考】
「上原、伊良皆氏が浮上　野党、保革問わず「勝てる候補」　市長選　2017/07/25」
https://www.yaeyama-nippo.com/2017/07/25/%E4%B8%8A%E5%8E%9F-%E4%BC%8A%E8%89%AF%E7%9A%86%E6%B0%8F%E3%81%8C%E6%B5%AE%E4%B8%8A-%E9%87%8E%E5%85%9A-%E4%BF%9D%E9%9D%A9%E5%95%8F%E3%82%8F%E3%81%9A-%E5%8B%9D%E3%81%A6%E3%82%8B%E5%80%99%E8%A3%9C-%E5%B8%82%E9%95%B7%E9%81%B8/

＞来年３月の石垣市長選に向けた野党の候補者選考作業で、市民団体「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」共同代表の上原秀政氏（62）と市議の伊良皆高信氏（57）が浮上していることが分かった。
＞両氏はともに「保守」の政治的スタンスを公言しているが、野党としては保革の枠組みにこだわらず「勝てる候補」（野党関係者）の擁立を目指す方針だ。
＞ただ選考作業は難航しており、候補者決定は８月以降にずれ込む公算が大きい。

先に、最高６重の署名が見つかった自衛隊反対署名集めの中心人物上原秀政氏では、勝てないと挙がった候補が伊良皆高信市議なんですよ。
伊良皆高信市議を親分と仰ぐ箕底用一市議が担ぐ砂川氏。
砂川氏の自衛隊誘致のスタンスは、

「「新庁舎設計を見直す」　砂川氏が政策発表　2018年02月17日」
http://www.y-mainichi.co.jp/news/33035/

＞陸自配備先候補地の平得大俣東について「周辺地域住民との対話もなく進められ、理解も合意も得られていない。於茂登岳は聖地であり、水の神様が祀（まつ）られ、祭りごとの中心地。そのふもとに配備するのはいかがなものかという思いで白紙に戻す」とした上で「しっかりとした対話をもとに住民合意が得られる場所で推進する」とした。

「住民合意が得られる場所で推進する」、一見民主的で合理的にように聞こえるが、どこにも造らせたくない人達に、どこでも反対されるから、「住民合意が得られる場所」なんてあり得ない。
「合意が得られた所に造る」は、「実質造らない」ということ。

石垣島は裕福なので、「基地か経済か」の争点はない。
あるのは、「防衛か無防備か」だ。
「自衛隊誘致を望んでいるなら、砂川氏では実現しない」ということを訴えるのが、効果的と考える。

【追記】

■ゴルフ場恐喝事件とは

「今村、伊良皆容疑者を逮捕　２市議、市長脅迫容疑　石垣市　ゴルフ場建設めぐり　2017年9月21日」
https://www.yaeyama-nippo.com/2017/09/21/%E4%BB%8A%E6%9D%91-%E4%BC%8A%E8%89%AF%E7%9A%86%E5%AE%B9%E7%96%91%E8%80%85%E3%82%92%E9%80%AE%E6%8D%95-%EF%BC%92%E5%B8%82%E8%AD%B0-%E5%B8%82%E9%95%B7%E8%84%85%E8%BF%AB%E5%AE%B9%E7%96%91-%E7%9F%B3%E5%9E%A3%E5%B8%82-%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95%E5%A0%B4%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8A/

＞県警捜査２課と八重山署は21日夕、石垣市長の中山義隆氏（50）に対して職務を強要した脅迫の疑いで石垣市議の今村重治（64）、伊良皆高信（57）容疑者を含むゴルフ場建設を計画する一般社団法人の理事ら４容疑者を逮捕した。
＞県警捜査２課によると、４容疑者は石垣市内にゴルフ場建設を進めるにあたり、市有地の貸し付けを求め、市長の職務を強要した疑い。
＞市議２人の他、石垣市真栄里の団体職員、押川吉男容疑者（77）と市内大浜の会社代表・宮谷茂容疑者（64）も逮捕された。
＞４容疑者は登記簿上、「一般社団法人石垣島ハイビスカスゴルフカントリー」の役員。
＞那覇署、浦添署、豊見城署、与那原署にそれぞれ移送された。

「石垣市長を脅迫か　市議２人含む４容疑者逮捕　ゴルフ場建設巡り　2017年9月21日 18:36」
事件・事故石垣市
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/146069

＞職務強要罪は公務員に対して、暴行や脅迫を用いてある処分をさせるなどした罪。
＞目的達成の可否は問わずに成立する。

「【激震　石垣2市議逮捕　市長脅迫事件】〔上〕怪文書巡り見解対立　2017年9月24日 19:57」
石垣市連載事件・事故激震　石垣2市議逮捕　市長脅迫事件
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/146894

「【激震　石垣2市議逮捕　市長脅迫事件】〔下〕ゴルフ場「利権」疑惑も　2017年9月25日 17:14」
事件・事故連載石垣市激震　石垣2市議逮捕　市長脅迫事件
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/147087

「ゴルフ場建設へ裏工作か　〝怪文書〟との関連焦点　職務強要事件　2017年9月26日」
https://www.yaeyama-nippo.com/2017/09/26/%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95%E5%A0%B4%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%81%B8%E8%A3%8F%E5%B7%A5%E4%BD%9C%E3%81%8B-%E6%80%AA%E6%96%87%E6%9B%B8-%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%A2%E9%80%A3%E7%84%A6%E7%82%B9-%E8%81%B7%E5%8B%99%E5%BC%B7%E8%A6%81%E4%BA%8B%E4%BB%B6/

＞石垣市北部にある伊原間地区でのゴルフ場建設計画をめぐり、市議２人が現職市長を脅迫したとして逮捕された前代未聞の職務強要事件。
＞昨年、中山義隆市長を批判する〝怪文書〟が出回った問題との関わりが取り沙汰されるなど、特異な経過をたどっている。
＞県警の捜査や関係者の証言からは、逮捕された市議らの強引な裏工作が裏目に出た可能性が浮かび上がる。
＞市議の今村重治（64）、伊良皆高信（57）、団体職員の押川吉男（77）の３容疑者がそろって記者会見し、ゴルフ場建設に向けて一般社団法人ハイビスカスゴルフカントリーの設立を発表した。
＞ユニマットグループによるゴルフ場建設計画がまだ具体化していない時期で、３人は地元主導の開発を目指す方針を明らかにした。
＞同年10月にはゴルフ場の建設予定地として伊原間牧場を想定していることを公表。
＞予定地は市有地約23万坪、逮捕された宮谷茂容疑者（64）が代表を務める「やえやまファーム」の所有地約20万坪からなり、ハイビスカスは宮谷容疑者から土地の売却、市から市有地の賃貸を受けて開発計画を進める考えを示した。
＞ハイビスカスは石垣市真栄里に事務所を構えたが、実際には宮谷容疑者が資金提供していたと見られる。
＞代表理事に今村容疑者、理事に伊良皆容疑者らが名を連ねた。
＞しかし、市はユニマットグル―プを誘致して別の場所にゴルフ場を建設する方針に傾いており、ハイビスカスの計画には冷淡だった。
＞中山市長は報道陣に「具体的な図面もない。現時点では協力するかどうかコメントできない」と突き放した。

中山市長は、逮捕された市議らが推すゴルフ場計画に乗ってこなかった。

「市長室の隠しカメラ設置は必要か　2017年12月16日」
http://www.y-mainichi.co.jp/news/32715/

＞石垣市議会の12月定例会が開会した４日、市民を驚かせたのは、伊原間牧場でのゴルフ場計画をめぐり、市有地の貸し付けを求めて中山市長を脅迫したとして職務強要罪で逮捕され、保釈された今村重治議員が出席したことだ。
＞市議２人の逮捕の決め手となったのは、市長室の隠しカメラや録画録音による証拠と言われている。
＞市長室は、言うまでもなく市長の執務室であり、来客応対の部屋でもある。
＞その市長室に隠しカメラや録画録音機が時と場合によっては設置されるということが、長浜信夫議員の質問で明らかになった。
＞大得英信企画部長の答弁によると、隠しカメラの設置は不当要求防止対策として安心安全、秩序維持など犯罪防止のためだという。
＞大得部長は「不当な要求には屈しない」と強調、中山市長は「市民一人一人を録画しているわけではない。何度も行われる行為に対応し警察にも相談して行った」と述べた。
＞今村議員らから不当要求を何度も受けたとして隠しカメラを設置したことになる。
＞今回は「警察にも相談して」設置したようだが、不当要求の基準や脅迫の判断は難しく、恣意（しい）的になってしまう恐れもある。

沖縄・石垣市長選：陸自配備巡り､三つどもえの争い　投開票は3月11日～ネットの反応「あれ？保守分裂選挙とかだいぶ前に聞いたけど…現職 VS 反基地2人じゃないの？これ」

投稿日：2018年2月19日

2018年2月19日 08:15 沖縄タイムス

３月１１日投開票の石垣市長選挙は、最大の争点となる見通しの市平得大俣への陸上自衛隊配備計画を巡る立候補予定３氏の見解が異なり、対立軸として表面化している。現職の中山義隆氏（５０）は「国の専権事項」と理解を示しつつも賛否は明確にせず、前市議の宮良操氏（６１）は「島にミサイル基地はいらない」と配備自体に反対、県議の砂川利勝氏（５４）は現計画を「白紙」にし住民合意が得られる別の場所へ配備−の立場だ。現計画を容認するか否かでは事実上、現職と新人２氏が対立。告示まで２週間を切る中、３氏は政策の浸透を図っている。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/211362