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日米共同演習は沖縄戦の教訓!

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 ブログセンターランキングへクリックで応援願   先の大戦で、島嶼(しょ)収奪戦を過小評価した大本営は沖縄守備軍の中核をなすはずの精鋭部隊を台湾に転出さ,守備力を弱体化させた。 一方の米軍側は沖縄を本土攻撃の拠点と位置づけ、その奪回に全精力を注いだ。 その結果、沖縄戦防衛戦は無差別攻撃の「鉄の暴風」に住民を巻き込む悲惨な地上戦となった。 米国側から見た沖縄は「太平洋の要石」であったが、海軍軍拡に力を注ぐ現在の中国から見た沖縄本島と無数の離島は、太平洋へ進出する「東シナ海の関所」である。 沖縄戦の教訓は、いかに南西諸島(沖縄と離島)を防御するかである。 10日まで実行予定の日米共同軍事演習はまさに沖縄戦の教訓から学んだものである。 日米同盟の抑止力を誇示する日米共同軍事演習も、中国の工作員にとっては我慢ならぬ出来事なのか、琉球新報はこんな脳天気な社説をご披露に及んでいる。 米共同演習 「戦争ゲーム」こそ危険だ 2010年12月5日                 自衛隊と米軍による過去最大規模の日米共同統合演習「キーンソード」(Keen Sword)が始まった。
 韓国軍が初めてオブザーバー参加した。今年から米韓合同軍事演習に日本がオブザーバー参加しており、一連の動きから日米韓3国の軍事協力が進んでいることを印象付ける。
 共同演習の柱の一つは、ミサイル攻撃を想定した日米の大規模な弾道ミサイル対処訓練。北朝鮮の弾道ミサイルが念頭にあるのは明らかだ。
 二つ目の柱は島しょ防衛。沖縄本島など南西諸島の太平洋側で海上作戦が実施される。軍事力を強化し、尖閣諸島という領土問題を抱える中国をけん制する狙いがあるのだろう。逆効果ではないか。
 訓練直前の2日深夜、パトリオット・ミサイル(PAC3)を搭載した車両約60台が、嘉手納基地から普天間飛行場とキャンプ・コートニーに移動した。
 生活道を使った物々しい光景だ。住民を不安に陥れながら「軍事機密」を理由に移動経路さえ知らせない。軍にとって都合が悪ければ「機密」扱いなのか。
 PAC3は、射程が数百キロ程度の短距離ミサイルの迎撃に適しているとされる。超音速で飛来する長距離弾道ミサイルの迎撃は「技術的に不可能」と米専門家は指摘している。
 今回のPAC3の基地間移動から、ミサイル迎撃システムは、基地を守るものであり、住民地域を守るものではないことを明白に示した。逆にいえば基地が存在するかぎり、ミサイルが飛来する危険を常に伴っているということだ。
 沖縄は住民を巻き込んだ過酷な地上戦を体験した。島しょ防衛は不可能、というのが沖縄戦から導かれた教訓だ。
 経済大国に成長した中国は、日本にとって重要な貿易相手国だ。
 昨年11月、海上自衛隊と中国海軍は捜査・救難活動で初めて共同訓練を実施することで合意した。次官級防衛当局者会議の定例化など、防衛交流を通じ戦略的互恵関係を進めることで一致している。中国脅威論は現実と乖離(かいり)している。
 AP通信は共同訓練を「戦争ゲーム(War Games)開始」という見出しで報じた。高価で鋭利な剣(キーンソード)を振り回し、騒音被害をまき散らし住民を不安に陥れ、ひいては近隣諸国を刺激する「ゲーム」は危険極まりない。                        ☆ >共同演習の柱の一つは、ミサイル攻撃を想定した日米の大規模な弾道ミサイル対処訓練。北朝鮮の弾道ミサイルが念頭にあるのは明らかだ。
 二つ目の柱は島しょ防衛。沖縄本島など南西諸島の太平洋側で海上作戦が実施される。軍事力を強化し、尖閣諸島という領土問題を抱える中国をけん制する狙いがあるのだろう。逆効果ではないか。

わざわざ、共同演習の二つの柱を解説するのは良しとしても、「逆効果」と一言で断定するその理由は一言も書かない。 これが社説だとしたら、社説のレベルもずいぶん劣化したものだ。 >生活道を使った物々しい光景だ。住民を不安に陥れながら「軍事機密」を理由に移動経路さえ知らせない。軍にとって都合が悪ければ「機密」扱いなのか。 基地から基地への移動には生活道を利用するしかしか手段ない。それがダメだというのなら沖縄中に秘密の地下道でも張り巡らせというのか。 それに「軍事機密」は良くないというが、琉球新報のような中国の工作員が目を光らしているのでは、例え移動経路といえども軍事機密にせざるを得ないのではないか。


>今回のPAC3の基地間移動から、ミサイル迎撃システムは、基地を守るものであり、住民地域を守るものではないことを明白に示した。逆にいえば基地が存在するかぎり、ミサイルが飛来する危険を常に伴っているということだ。 ミサイル迎撃システムを基地から基地へと移動させたことを根拠に、基地は住民地域を守るものではない、と短絡的に断定するバカさ加減には呆れてる。 「基地が存在する限りミサイルが飛来する」とは、平和ボケの言説であり、 基地の有無に関わらず近隣のヤクザ国家のミサイル飛来の危険は存在する。 この万が一の危機に備えるのが国防である。 琉球新報が応援した伊波候補の主張が、絶滅した旧社会党の「非武装中立論」と同じであることを考えれば、琉球新報の脳天気な防衛論も理解できる。 ■沖縄戦の教訓 >沖縄は住民を巻き込んだ過酷な地上戦を体験した。島しょ防衛は不可能、というのが沖縄戦から導かれた教訓だ。 離島防衛は不可能と初めから決め付けているが、中国が尖閣諸島や与那国等の離島を侵略したらそのまま無抵抗に明け渡せというのか。 沖縄戦の教訓というが、沖縄戦の教訓があるからこそ島しょ防衛を万全にするべきである。 沖縄戦で大本営は沖縄の地政学的重要性を過小評価し、当初第32軍の中核をなす予定だった第9師団の精鋭を台湾防衛のため転出させ、沖縄守備軍の三分の一以上が失われる結果となる。 更に補充として第84師団の増援が通知されたが、実行されなかった。 その結果第32軍と大本営の間で不信感と作戦・用兵思想に溝が生じ、その後の作戦に支障をきたす事となった。 結果的に牛島中将指揮する第32軍は積極作戦から持久作戦への転換を余儀なくされる。 最終的な沖縄守備軍の数は86,400人であり、一方の米軍側は沖縄を本土攻撃の要石と捉え、沖縄守備軍の5倍にも及ぶ548000人の兵力を投入し、それに伴う圧倒的優勢の重火器による無差別攻撃で住民を「鉄の暴風」に巻き込むことになる。 米軍が島しょう奪回に全精力を注いだのに対し、大本営は島しょ防衛に手を抜いた。その結果住民が無差別攻撃の「鉄の暴風」に巻き込まれた。 これこそが沖縄戦の教訓ではないのか。

>次官級防衛当局者会議の定例化など、防衛交流を通じ戦略的互恵関係を進めることで一致している。中国脅威論は現実と乖離(かいり)している。 中国との関係を「戦略的語形関係」の一言で安心しているようだが、外交も戦争の一種であるという文脈から言えば握手をしながら机の下では蹴り合うのも外交である。 外交で握手する相手国でも軍事的には仮想敵国としの準備をするのが国防の要諦である。 中国脅威論は現実と乖離していると結論付ける琉球新報の現実とは一体何か。 米軍基地と自衛隊を沖縄から放逐し、中国の侵略に身を委ねて、「琉球自治国」と成り果てる事が現実なのだろうか。 沖縄戦の教訓があればこそ「離島防衛」を想定した日米共同演習が行われている。 ⇒過去最大規模、空母も参加=ミサイル対処や離島防衛を想定−3日から日米共同演習   【おまけ】 沖縄のマスコミは中国に関する危機意識が全くない。民意によって否定された伊波候補と全く同じだ。沖縄のマスコミこそ民意と乖離している現実を見据えるべきである。 昨日(7日)の琉球新報社説。
新防衛大綱案 武力増強が無用な緊張招く(2010.12.7) <南西諸島での自衛隊増強は中国を刺激し、軍事対立すら招きかねず、無用な緊張を高めて逆に地域の安保環境を悪化させる恐れがある。南西諸島を中国からの防波堤と見立てるきな臭い案は、米軍基地を過重に抱える沖縄をさらに軍事要塞(ようさい)化するもので、到底受け入れられない。>

12月4日付沖縄タイムス社説。
日米統合演習]軍拡の動きを懸念する 
<一連の軍事演習は、日米韓が「対話」から「圧力」に軸足を移した表れだとみるべきだろう。日米韓の中には、北朝鮮に一定の影響力を持ちながら、国際社会が期待するほど北朝鮮に圧力をかけることができない中国への失望感が広がっている。今回の演習によって、米国と中国が対立を深めることにならないか心配だ。中国メディアは「(演習の)仮想敵は中国」などと次々報じているからだ。

 関係国には自制心を失わないよう求めたい。中国を「取り込む」外交こそが強化されるべきだ。対話の道を閉ざさないでもらいたい。>
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