Quantcast
Channel: 狼魔人日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 9761

鳥越の捨てゼリフ、「橋本と鳩山」の宰相比較論に

$
0
0
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。   沖縄問題「鳩山と本気度が違った橋本」田中秀征・元長官 2010/5/24 15:19  米軍普天間基地の移設問題。8か月もの迷走のすえ結局、辺野古沖の埋め立てに戻ってしまった。番組は、14年前に橋本元首相が電撃的に日米合意に持ち込んだ普天間基地移設の秘話を取り上げた。浮き彫りになったのは『首相に器』とは何かということ。 腹くくってクリントンに談判
   秘話を語ったのは橋本政権発足当時、経済企画庁長官だった田中秀征。それによると、米海兵隊員による少女暴行事件を契機に沖縄県民の怒りがピークに達し、米軍基地の撤廃運動に発展した96年1月、自民・社会・さきがの連立による第1次橋本内閣が発足した。橋本が掲げたのが「米軍基地の整理・縮小を求め、その解決に全力を尽くす」だった。  
   1か月後、当時のクリントン大統領との首脳会談で、橋本は外務省の反対を押し切って普天間基地返還を要請する。橋本の『本気』を見て取ったクリントンは、国防長官に「検討せよ」と指示、わずか2か月後に日米合意に達したという。    米国から帰国した橋本と田中が2人きりになったとき、橋本は返還要請した経緯について田中に次のように洩らしたという。    「沖縄の人たちが可哀そう過ぎるもん。戦争中も戦後も、われわれの犠牲になってくれた。できるだけのことをするのは当然だよ。言うか、言うまいか、眠れなかった」    田中は「それを聞いて、それまでのポマードを付けたキザな人という印象で片付けていたけど、一変した。橋本さんに対する評価、総理の真情を見た」という。    さて、問題はここから。鳩山首相は当時、新党さきがけ代表幹事として政権与党にいて、沖縄基地問題の協議にも参加していたという。    田中は「与党の中枢にいたわけだから、その合意には当然責任がありますよね。その方向から近づくならいいが、卓袱台ひっくり返す感じになった。勉強が足りなかったなら、(総理に)ならなきゃいい。総理は勉強するためにあるんじゃないのだから」と斬って捨てた。    沖縄に15回も足を運んだという橋本に対し、鳩山は今回わずか2回、それも2回目は『辺野古回帰』への引導を渡すためにだ。    スタジオでは、ジャーナリストの鳥越俊太郎が「普天間を何とかしたいという橋本さんの純粋な情熱、『本気度』からいうと、鳩山さんは10分の1もないな」と突き放す。    橋本の家族を取材したことがあるという作家の吉永みち子も次のように言う。    「橋本さんの沖縄に対する情熱は、新しい母親との折り合いが上手くいかなかった時に、助けてくれたという沖縄で戦死したいとこの存在がある。沖縄の辛さは自分の想いなんですね。    鳩山さんがどんな時でも淡々としているのは冷静なんじゃなくて、心の中の空っぽさが言葉になっているんだなと感じてしまう」    テレ朝コメンテーターの三反園訓によると、最近の鳩山は自信をなくしているという。世論に反発から支持率が10%以下になったら、「自ら辞めることもあるんじゃないかな」と推測する。    当時政権の中枢にいた鳩山首相は、あの時いったい何を感じ、何を学んだのかということなのだろう。                          ◇ 通常は鳩山弁護に回るはずの鳥越氏だが、橋本元首相の補佐官を勤めた田中秀征氏の実感溢れる鳩山批判には、「普天間を何とかしたいという橋本さんの純粋な情熱、『本気度』からいうと、鳩山さんは10分の1もないな」と、鳩山批判に回らずを得なかった。 確かに歴史の生き証人ともいえる田中氏が鳩山首相を次のように批判したら、さすがの鳥越氏も返す言葉が見つからなかったのだろう。 「(当時、政権中枢にいて、沖縄基地問題の協議にも参加した鳩山首相は)その合意には当然責任がありますよね。その方向から近づくならいいが、卓袱台ひっくり返す感じになった。勉強が足りなかったなら、(総理に)ならなきゃいい。総理は勉強するためにあるんじゃないのだから」 だが、鳩山大好き〜の鳥越氏が、田中氏の鳩山批判だけで番組を終えるはずは無かった。 上記記事には載っていないが鳥越氏が、番組の最後で漏らした「捨てゼリフ」を筆者は聞き逃していない。 田中氏の鳩山批判の後、鳥越氏は「(橋本元首相の情熱にもかかわらず)結局名護に決まったんですけどね〜」と、お得意の薄笑いで侮蔑するようなコメントを発した。 「久米宏の捨てゼリフ」を真似た高等テクニックである。 テレ朝「報道ステーション」の前の番組「ニュースステーション」の久米宏キャスターは自分と反対意見のゲストに意見を述べるだけ述べさせて、反論が困難と見るや番組の最後を見計らって「捨てゼリフ」で反論しCMに入る手法を使った。 CM明けは別の話題に移っておりゲストの反論は自動的に封じられると言う高等テクニックを駆使していた。 相手は反論しようも無く、視聴者は久米氏が番組の最後に一言で相手を切り捨てたと言う印象をうける。 鳥後氏の「結局名護に決まったんですがね」という捨てゼリフは、 「久米宏の捨てゼリフ」ほど切れ味は鋭くなかったが、少なくとも次のような印象を受けた視聴者は多いはずだ。 「確かに橋本元首相の情熱は鳩山首相の情熱に数倍勝っていたかもしれないが、結局沖縄の民意を踏みにじって移設先は名護に決まったではないか。 橋本元首相の情熱も空回りだった」と。 田中氏は触れなかったが普天間移設先を辺野古に決めた経緯は、過去ブログで何度も触れた。 しつこいようだが、断末魔の首相、魔物に憑依!から一部抜粋し加筆して普天間移設の経緯を述べたい。 鳥越氏が知ったかぶりの口調で「結局名護に決まった」のではなく、辺野古容認には橋本元首相の地元説得により、比嘉、岸本、島袋と三代続いた「辺野古容認」市長の努力の結果であり、鳥越氏に鼻で笑われるような筋合いの名護(辺野古)決着ではないことを良識ある県民なら皆承知している。 《元々この移設の話は米側から言い出したわけではない。 橋本元首相が「住宅地に隣接する基地から普天間住民を守るため」、命がけで米側に掛け合った末に勝ち取った結果であることを忘れてはいけない。 橋本元首相と比嘉元名護市長が普天間基地移設で苦悩したことを書いた過去エントリーから以下に抜粋する。 <■普天間移設合意の経緯■ だが、「普天間移設」は自然に米軍側から自民党政府に転がり込んできた安易な話ではない。 橋本元首相が、当時の外務官僚から「非常識」と影では嘲笑されながら、米国側に必死の覚悟で切りこんだ結果勝ち取った政治生命を賭けた「移設」である。 橋本元首相の「死に物狂い」の普天間移設交渉については、 読者の涼太さんが紹介して下さったた次のリンクに詳しいので是非読んで欲しい。 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091223/plc09122
31837010-n1.htm

特に「切腹」覚悟の比嘉哲也元名護市長と橋本首相の会談のくだりには不覚にも涙がこぼれた。 事実比嘉元市長はその後、「切腹」した。 比嘉元市長の「辺野古容認」は、比嘉、岸本、島袋と三代続いた容認派市長に受け継がれた。 だが、1月の市長選で僅か1500票余の僅差で「反対派」の現稲嶺市長が辛勝したことは周知のことである。 橋本元首相は「日歯連事件」で晩節を汚したが、決死の覚悟で「普天間移設」を米軍に合意させた熱意を、少なくとも沖縄県民は忘れるべきではない。>》  鳩山首相が寝た子を起し、福島社民党がそれに火をつけてしまったので、名護市長には稲嶺氏というガチガチの辺野古反対派市長が誕生してしまったのは周知の通り。 かさにかかったかかった沖縄紙が「民意は辺野古反対」と喧伝しているが、一番の当事者である辺野古住民の民意が受け入れ容認であることは全く無視されている。 名護市には筆者の四女が住んでいるのでよく訪問すいるのだが、名護市の市街地域と辺野古地区は同じ名護市という行政管轄下にあるだけで、生活圏は山一つで隔たれた全く別世界といっても過言ではない。 一部プロ市民がジュゴンが住むという辺野古の海は太平洋に面しているし、名護市街地域は東シナ海に面している。 そうそう、東シナ海を臨む名護湾は、ほんの少し前まではイルカの屠殺場として知られたところで、迷い込んだイルカの大群を殺戮した鮮血で名護湾は血に染まったと言う。 今でも名護市の居酒屋ではイルカ料理が出ている。 因みにイルカのことを沖縄ではヒト、いや、ヒートゥ、と言う。 ⇒ヒトの肉を食う話   話を戻す。   名護市街地と辺野地区は同じ名護市に属していても、米軍基地の被害には全く無縁の名護市街地区と米軍基地に隣接する辺野古地区とでは全く別の生活圏であることを知る政治家の先生方は少ない。   「辺野古移設反対」の「県民大会」が開かれた同じ日に辺野古でも区民大会が開かれたことを知る県民さえ少ない。
辺野古は基地容認ー「県民大会」同時刻に区民大会!   忘れるところだったが、辺野古容認を決めた辺野古住民の苦渋の決断は「小指の痛み」とは言わないのだろうか、琉球新報、沖縄タイムスさん。 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 9761

Trending Articles