■本日の話題
1)法廷闘争・・・県、敗訴濃厚
2)知事の「国連演説」・・我那覇さんのカウンターパンチで轟沈
☆
1)法廷闘争・・・県、敗訴濃厚
翁長知事の国連演説が大失敗に終わり、発狂ネタも品切れ状態の沖縄タイムスの今日この頃。
今朝の沖縄タイムス、一面トップは昨日に続いて、気の抜けたビールのような見出しで誤魔化している。
戦渦超え 学問の夢成就
戦争孤児 末吉さん 台湾から引き揚げ 宮城さん
泊高卒業
70歳代のご両人が「戦渦」を超えて泊高校夜間部を卒業したというのだから祝賀すべきニュースには違いないが、果たして何時もの発狂見出しの定位置を占領する類の記事かどうか。 つい先日の敬老の日の一面トップならともかく、沖縄タイムスの「編集権」は俗人には不可解である。
翁長知事は国との法廷闘争を迫られ、29日以降に行政手続き法に則って「取り消し」を実行、国に宣戦布告をするという。
ただ、ここまで引き伸ばしてきた知事が、敗けを承知で本当に国との法廷闘争に踏み切るか、疑問である。
20年前の「代理署名拒否」では、当時の大田知事による国との法廷で敗訴している
本日の沖縄タイムスから、法廷闘争に関連する見出しを一部抜粋するとこうなる。
■一面中段
代理署名拒否から20年
■二面トップ
承認取り消し鍵に
どうなる辺野古新基地建設
政府は対抗措置を用意
「国は私人か否か」焦点
県と国 変わらぬ構図
■三面トップ
県が敗訴 強制使用
米軍用地 代理署名拒否20年
機関委任事務で初提訴
司法判断「県民は失望」
法改正 暫定使用可能に
■第二社会面トップ
中央集権社会に一石
村山富市元首相 安保と県民の板ばさみ
大田昌秀元知事 政府と自治体対等
2015年9月28日 05:45 代理署名をめぐって会談した村山元首相(右)と大田元知事=1995年11月24日、首相官邸地主が米軍への貸与を拒否している軍用地の強制使用手続きをめぐり、大田昌秀知事(当時)が国に求められた代理署名の拒否を表明してから、28日で20年を迎えた。沖縄が戦後から背負い続けている過重な基地負担などを理由とする大田氏の異議申し立ては、村山富市首相(当時)が沖縄県を訴える異例の裁判に発展した。
米兵による暴行事件で県民の怒りが頂点に達する中、大田氏は基地の固定化・強化に対する危機感を訴え、村山氏は日米安全保障条約と沖縄の怒りの板挟みになり、提訴から約1カ月後に退陣。1996年8月28日に上告が棄却され、県側の敗訴が確定した。
一方、知事の署名拒否は国に衝撃を与え、首相の権限で土地の使用を可能とする駐留軍用地特措法の改定につながった。
翁長雄志知事が名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認を取り消した場合は、再び当時と同様に、国と県による法廷闘争に発展する見通しだ。
大田氏と村山氏は、今の沖縄をどう見つめているのか。当時は戦後50年、今年は戦後70年。日米安保の犠牲になっている沖縄の構図は変わっていない。
沖縄タイムスの取材に応じた村山氏は、翁長知事とオール沖縄の動きを支持しつつ「結集する県民の意思は誰も無視できない。その心情を国民全体で共有すべきだ」と強調。大田氏は「沖縄に基地はいらない。国の考え方に口出しできないのは、明治政府と同じだ」と安倍政権を批判する。
☆
>沖縄が戦後から背負い続けている過重な基地負担などを理由とする大田氏の異議申し立ては、村山富市首相(当時)が沖縄県を訴える異例の裁判に発展した。
>大田氏は基地の固定化・強化に対する危機感を訴え、村山氏は日米安全保障条約と沖縄の怒りの板挟みになり、提訴から約1カ月後に退陣。1996年8月28日に上告が棄却され、県側の敗訴が確定した。
日本は三権分立の民主主義国であることを実証した裁判である。
当時の行政府の最高責任者である村山首相と大田県知事は米軍基地反対では同じ考えの政治家であるが、司法の判断は太田知事の敗訴確定である。
>沖縄タイムスの取材に応じた村山氏は、翁長知事とオール沖縄の動きを支持しつつ「結集する県民の意思は誰も無視できない。その心情を国民全体で共有すべきだ」と強調。大田氏は「沖縄に基地はいらない。国の考え方に口出しできないのは、明治政府と同じだ」と安倍政権を批判する。
大田氏が「国の考え方に口出しできないのは、明治政府と同じだ」と安倍首相を批判するが、これは太田氏の大きな勘違い。
明治政府だって、一地域の首長が外交・国防問題に口出しすることを認めてはいない。
翁長知事が口出ししている「辺野古移設反対」は、国の専権事項に県が口出している、つまり越権行為である。
■知事の「国連演説」・・我那覇さんのカウンターパンチで轟沈
国連での演説後、報道陣に囲まれる我那覇氏。後方は同行した砥板市議=22日、スイス・ジュネーブの国連ビル内翁長雄志知事が21日、スイスの国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で「県民の人権が侵害されている」と訴えてから約18時間後。名護市民の我那覇真子さん(26)が22日、知事と同じ席から「県民は世界最高水準の人権を享受している」と真っ向から反論した。日本政府の代表も知事の発言を否定。沖縄の民意として反基地を国際発信するはずだった知事演説は、政府、沖縄県民の双方から「挟み撃ち」で打ち消された格好になり、信憑(ぴょう)性は大きく揺らいだ。
▽極秘裏に準備
「翁長知事が発信した情報を正すため行った」
我那覇氏は帰国後の25日、東京での記者会見で、スイス行きを決意した理由を説明した。
☆
>名護市民の我那覇真子さん(26)が22日、知事と同じ席から「県民は世界最高水準の人権を享受している」と真っ向から反論した。日本政府の代表も知事の発言を否定。沖縄の民意として反基地を国際発信するはずだった知事演説は、政府、沖縄県民の双方から「挟み撃ち」で打ち消された格好になり、信憑(ぴょう)性は大きく揺らいだ。
知事の野望が粉砕された瞬間である。
>極秘裏に準備
謀(はかりごと)は密なるを以てよしとす、といわれる。
我那覇さんのカウンタースピーチについては知事の国連演説が話題になり、沖縄2紙の記者を含む多くの支援団体が同行すると報道されだした時期に秘密裏に計画された。
密かにプランを練った理由は、8月7日の東京での記者会見の実施以来、「正す会」に対する風当たりを肌で感じ、「沖縄2紙を支える会」んどの怪文書が出回ったりして、沖縄2紙が何らかの妨害工作をしないとも限らない、と思ったら。
昨日のエントリーで紹介した沖縄2紙のOBによる「支える会」結成の動きは、知事の国連演説と前後して善導していた模様。
我那覇さんの活躍により、「正す会」の存在が、沖縄2紙にとって無視できない存在であることが、最近の紙面に垣間見ることができる。
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします