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本日の沖縄タイムスから「菅・翁長初会談」関連の見出しを紹介。
■一面トップ
菅氏「民意分からぬ」
辺野古 沖縄の民意問われ
知事選など事実否定
きょう来県 あす知事会談
■二面トップ
解釈 意識的に発言
地元(稲嶺知事・岸本名護市長)が承認
付けた条件 実現せぬまま
民意は普天間の危険性除去
県内移設での解決望まぬ
前知事から埋め立て承認得た
知事選敗北 触れず
与党 沖縄ばかにしている
野党 菅氏の考え一理ある
「民意わからぬ」で県議会
■三面トップ
曲解か 真意どこに
官房長官語録検証
辺野古が唯一の解決策
移設先探しに二の足
沖縄の基地負担を軽減するため
「県内たらい回し」が実情
岩礁破砕 申請不要
県「45トン構造物計画なし」
辺野古は「地方自治侵害」
愛知・長野の2市村議会 陳情書採択
他にも一面と社会面(27面)を使って、次のようなキャンペーン張っている。
先ず一面に、次の大見出し
拝啓 菅義偉官房長官
民意は基地負担軽減です 県民より
そして県民代表の意見として3人の意見を
軍隊なぜ必要なのかー中山きく(86歳、元白梅学徒)
政府 冷たい壁感じるー新垣翔士(24歳、介護士)
戦争への場所 もう嫌ー石井(※川編に竜)一(30歳、写真家)
社会面トップは
菅官房長官へ思い伝えたい
沖縄の基地負担に向き合って
宝の海返して欲しいー金城光進(72歳、第一隆清丸船主)
基地ある生活直視をー中畑麻衣(30歳、会社員)
「寄り添う」実際は逆ー(伊波美恵(60歳、「カマドゥー小たちの集い」呼びかけ人)
あれほど菅官房長官との会談を切望したはずなのに、一旦会談が決まると、今度は菅氏が事前に発したコメントの言葉尻をとらえ、猛バッシングの攻撃記事。
「法律を盾に知事を苛める権力者・菅氏」との印象操作に躍起。 知事の援護射撃をする紙面構成である。
タイムスが「民意」「民意」と発狂しているのはこの発言のこと。
菅氏、沖縄の民意「分からない」辺野古移設賛否
菅氏、選挙結果を実質否定 新基地「民意分からぬ」 2015年4月4日【東京】菅義偉官房長官は3日午後の会見で、名護市辺野古の新基地建設について県民の中に賛成、反対のいずれの意見が多いかという問いに対し「それは分かりません」と述べた。新基地建設が最大の争点となった名護市長選や知事選、衆院選で建設反対の候補が全て勝利したことについても、新基地建設の是非ではなく「総合的な政策の中で選ばれた」と述べ、各選挙の結果が建設に反対する「民意」という考え方を事実上否定した。
菅氏は民意を分からないとする一方で、「沖縄県知事と名護市長が移設に合意した事実があり閣議決定した。行政は継続性がある」と強調。合意した施設や当事者、移設条件が異なる過去の事例を引き合いに新基地建設を進める正当性を示した。
2日の会見で菅氏は、辺野古移設に反対する人と対比させて「普天間飛行場の危険性除去を一日も早く解決してほしいとの多くの民意がある」と発言していた。
この発言の真意について3日は「現場で代表者に会い、普天間の危険性除去をなんとかしてほしいというのが沖縄県民の大きな声」と説明し、危険性除去のため「辺野古移設が唯一の解決策ということを翁長知事との会談で話したい」と述べた
☆
菅氏が「分かりません」という民意について、読者の東子さんのコメントを引用する。
「<社説>菅氏「民意」発言 牽強付会も甚だしい 2015年4月4日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241404-storytopic-11.html
>菅義偉官房長官が、米軍普天間飛行場の辺野古移設について「反対する人もいれば、逆に一日も早く解決してほしいという多くの民意もある」と述べた。
辺野古反対の翁長氏36万票。
辺野古推進の仲井真氏26万票。
「一日も早く解決してほしいという多くの民意」が、26万人もいる。
>菅氏から「民意」を尊重するかのような発言を聞くとは思いもよらなかった。
菅氏が「民意」を尊重する人だとわかって良かったではないか。
>よろしい。それではどちらの民意が多いか比べてみよう。
辺野古区の賛成という民意を無視するには、より上位の名護市の民意をださなければならない。
それで弱いと思ったのか、沖縄県の民意を出した。
より上位の民意が民意というなら、日本国民の民意が最高位だ。
日本国民の民意は辺野古移設を進める「安倍自民党」支持。
☆
「ナイ元国防次官補、辺野古「再検討を」 地元民意を重視 2015年4月4日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241405-storytopic-3.html
>「沖縄の人々の支持が得られないなら、われわれ、米政府はおそらく再検討しなければならないだろう」
法的に無理と分かってきて、拠り所は、「民意」という「情緒」に頼るしかないと“腹を括った”のか、民意のオンパレード。
で、新報がおっしゃる「地元民意」とはどこの地元?
辺野古区?
名護市?
沖縄県?
ところで、この記事中に「新基地建設」という言葉は、一度も出てこない。
すべて「辺野古移設」だ。
ナイ元国防次官補に聞いたのは、「辺野古移設」であって「新基地建設」ではない。
なぜ、「新基地建設」と「辺野古移設」を使い分けるのだ?
沖縄県民には、「新基地建設」と「辺野古移設」の違いなぞ分からないから「新基地建設」と言い、ナイ元国防次官補には通用しないから正しく「辺野古移設」と言うのか?
☆
今回の「菅・翁長初会談」ほど最初から両者の発言が予測できる会談も珍しい。
菅氏は普天間飛行場の危険除去と米軍の抑止力維持のため、辺野古移設が唯一の解決策との政府見解に理解を求めたいとの認識しており、「普天間飛行場の危険状況について知事がどう考えているかを含めて議論したいとのこと。
一方、翁長知事は「沖縄の民意に御理解いただく意味でも話しをして、私も申しあげたいことは申しあげたい」と話している。
菅氏が関心を示す普天間飛行場の危険性については「これは直接話しをした方がいい。 一言でこういった話をすると誤解を招く」とのこと。
いずれにせよ知事選前から「どなたが知事になっても辺野古移設は粛々と進む」と明言している菅氏と「あらゆる手段で阻止する」と明言する翁長氏の間の深い溝を埋めることは至難の業。
翁長氏の一番の弱点と思物別れになる公算が強い。われる「普天間飛行場の危険性」について問われると、「国の責任で探せ」と言うだろう。
国の責任で「辺野古移設が唯一の解決策」とすると、県が「あらゆる手段で阻止する」と国に反旗を翻す。 これではいつまで経っても堂々巡りである。
今回の会談は、結局物別れの降参が強い。
【おまけ】
菅官房長官に「会談しないのは差別」などと言っておきながら、会談のため来県したら「帰れ」と罵声を浴びせるプロ市民団体。
沖縄タイムス 2015年4月4日 09:30
菅義偉官房長官が西普天間地区の返還式典に出席するために4日、沖縄入りすることを受け、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では同日午前8時ごろから、新基地建設に反対する市民ら約40人が「式典をやめろ」「長官は帰れ」と訴えた。
さらには県議までが・・・
あす辺野古阻止行動 県議会与党ら、菅氏に訴...(2015.4.4)
辺野古で騒動を起している「くるさりんど山城」「ヘッドロック仲宗根」「ひき逃げ目取真」などのプロ活動家のことを沖縄2紙は「市民」として擁護するが、彼らが周囲に撒き散らす乱暴狼藉のことを決して報道しない。
唯一県内紙では八重山日報のみが、彼らの実態を報道している。
キャンプシュワブゲートの向かいに設置された違法テント=3日、名護市辺野古米軍普天間飛行場移設計画が進められている名護市辺野古区のキャンプシュワブゲート前では、移設反対派による抗議活動が昼夜を問わず続いている。嘉陽宗克区長は3日、八重山日報社の取材に対し、抗議活動で住民の通行が妨害されるなど、住民生活に悪影響が出ていることを明らかにした。「区民の安心と安全を守りたい。平常な生活を戻してほしい」と抗議活動に節度を求めた。
嘉陽区長によると、キャンプシュワブゲート前では区外から多数の反対派が集まり、違法駐車や区民の通行妨害などを繰り返しているという。
▼全文は「新聞オンライン.com」で
http://www.shimbun-online.com/latest/yaeyamanippo.html
☆
琉球新報 2015年4月3日
【東京】菅義偉官房長官は2日の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について「辺野古移設に反対する人もいれば、逆に普天間の危険性除去、一日も早く解決してほしいという多くの民意もある」と述べ、移設に賛成する意見の方が多いかのように主張した。上京中の翁長雄志知事が同日、菅氏との会談をめぐり、辺野古移設反対を菅氏に伝達する考えを述べ「民意を理解していただく」などと語ったことに反論する形で答えた。世論調査や昨年の選挙結果でいずれも移設反対意見が多く、菅氏の発言は事実誤認だとの指摘が上がっている。
琉球新報が一昨年12月から昨年11月までに実施した3度の世論調査では、7割以上が辺野古移設反対と答えている。昨年、辺野古移設が争点となった名護市長選や知事選、衆院選では、いずれも辺野古移設に反対する候補が当選している。
翁長氏も選挙結果を念頭に、移設反対が「民意」だと明言しているが、菅氏は賛成が「民意」として、事実と異なる見解を示している。
翁長氏はこの日、山口俊一沖縄担当相と会談後、都内で記者団に対して、昨年の県知事選で掲げた辺野古移設反対を堅持する意向を強調。米軍基地が戦後に強制接収されたことなどを説明し「沖縄県は自ら基地を差し出したことは一度もない」と訴えた。さらに「日本の安全保障は国民全体で考えてもらいたい」と沖縄の米軍基地の過重負担を訴えた。
翁長氏と菅氏の会談は5日午前、那覇市内のホテルで開かれる予定。菅氏は4日に来県し、キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の返還式典や、自民党県連の大会に出席する。関係者によると、経済界や仲井真弘多前知事との会食なども調整している。
あれほど「新基地建設」に拘った琉球新報が、ここでは「新基地建設」とはひと言も記せず、専ら「辺野古移設」と正確にに報じているのは「捏造報道」として訴訟沙汰になるのを危惧しているのだろうか。
ちなみに辺野古のキャンプシュワブは、住民の要請で建設されており、「沖縄県は自ら基地を差し出したことは一度もない」という翁長知事のコメントは間違いである。
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