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約9年前「決着したはず」の「従軍慰安婦問題」

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昨日のエントリーで「慰安婦問題」は朝日新聞が自紙の捏造報道を認めたことにより一件落着したように見えるが、実態はそう簡単でないと書いた。

そして歴史問題で当日記が初めて書いたのは「従軍慰安婦問題」と書いた。

調べてみたら9年前の次のエントリーが初出だが、教科書から消えたことで、「やっと決着」などと呑気なことを書いてあるのは汗顔のいたり。

あれから約十年経過し元凶の朝日が自白してもなお、「やっと決着」どころの騒ぎではない。

これから日米決戦が始まるのだ。

以下は「従軍慰安婦」の初出の引用である。(あえて原文そのままにしてあります)

          ★

やっと決着 「従軍慰安婦」2006-04-05 15:45:56 | 

新聞の誤報が一人歩きして世論を惑わす

その中のひとつ「従軍慰安婦」が昨年の教科書から消えた。

今年は「日本軍により慰安婦にされた女性」という表現を「日本軍の慰安婦にされた女性」に修正された。

主語を日本軍にして、どうしても「強制連行された従軍慰安婦」の印象を残そうとする左翼執筆者の目論みは、主語の無い受身の文への変更で打ち砕かれた。

「日本軍により慰安婦にされた女性」など存在しない。

「日本軍の慰安婦にされた女性」は確かにいた。

が、「慰安婦にされた女性」は内地の「女郎」と同じであり、「慰安所」は戦場における「遊郭」であった。

では主語は誰か。 誰によって「日本軍の慰安婦にされた」のか。

主語は日本軍ではなく「慰安所」の経営者である。

「慰安所」の経営者には朝鮮人もたくさんいた。

例えば、中国人保安隊による「日本人大虐殺」として知られる「通州事件」の被害者の半数近くは朝鮮人だった。

そして、彼らの職業は慰安所の経営者であり女郎であった。

「従軍慰安婦」が存在しなかった事は論議され既に決着がついた話である。

 

ところが昨年の6月、沖縄の琉球新報と沖縄タイムスが従軍慰安婦についての大キャンペーンを行っていた。

当時の中山文部科学大臣が「(教科書から従軍慰安婦という記述が消えたことを受けて)そもそも従軍慰安婦という言葉は当時はなかった。なかった言葉が(教科書に)あったことが問題」と発言したことへの反発だった。

沖縄にはこの二紙しかない。 

新聞購読の選択はこの二紙に限られる。

が、二紙とも同じように左翼への偏向報道で知られている。 

これでは事実上新聞選択の道は閉ざされたことになる。

琉球新報は地元大学教授、歴史学者を動員してこのキャンペーンにあたった。

琉球大学講師山内栄氏は6月16日琉球新報に「日本軍強要は『虚構』か」という論文を発表した。

その中で前述中山文部科学大臣の「当時従軍慰安婦と言う言葉は無かった」発言を受けて「従軍慰安婦」の強制連行があったと主張した。

が、その論旨は基本的な事実誤認のほかに、論旨不明瞭で自ら「従軍慰安婦」の存在を否定するような事を述べたり、その一方結論は「従軍慰安婦存在の証拠は枚挙に暇が無いほどある」と支離滅裂。

とても国立大学の先生が書いた文とは思えぬ代物であった。

これについては二度にわたり琉球新報に質問文を送った。

が完全に無視された。http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/13fb2eebb12b5903d
202c015069fd736

流石に今年は「従軍慰安婦」については沖縄の二紙とも妙に大人しい。

やっと誤報の一人歩きが判ったのか・・・。

今年の3月31日の「高校教科書検定・実態を教えるのが大事だ」と題する琉球新報社説から「従軍慰安婦」問題は消えていた。
 
同紙・社説末尾の「・・・教科書は学ぶ入り口であり、しかも記憶に残りやすい。学ぶ際の基本だ。だからこそ、きちんとした表現や記述が大事だ」と言う言葉が空しく聞こえるのは私だけか。

 

琉球新報社説:(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-12392-storytopic-11.html)

沖縄タイムス社説:(http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060331.html#no_1)

【追記】こんな動画が有りました。2006年8月18日記

「戦時売春婦」(所謂従軍慰安婦)http://www.youtube.com/watch?v=5jOuVPbDMxY

                ★

■八紘一宇・・・・坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

戦中・戦前の物はすべて日本軍国主義の遺物であり、忌避すべき悪であると「戦後民主主義」世代(筆者も含む)は刷り込まれてきた。

国旗掲揚や国歌斉唱となると脊髄反射で、軍靴の響きが聞こえたり、キナ臭い臭いを感じる聴覚・嗅覚異常の方々もいるが、「教育勅語」や「八紘一宇」という言葉だけで幻視・幻覚に怯える人もいる。

三原じゅん子衆院議員が「「八紘一宇」の文言を使用し、早速朝日が脊髄反射でこれにかみついた。

今朝の沖縄タイムスも一面のコラムで朝日と同じく三原氏の批判している。

コラムの文末は、明治の外交家、陸奥宗光の言葉を借りて「成り上がりのナショナリズムくらい、始末の悪いものはない」と書いている。執筆者が三原氏のことを「成り上がり者」と決め付けるつもりなら、現在は四民平等の時代、こんな差別的発言はないだろう。

三原じゅん子氏「八紘一宇は大切な価値観」予算委で発言(3/16朝日)
 自民党の三原じゅん子参院議員(比例区・党女性局長)は16日の参院予算委員会の質問で、「ご紹介したいのが、日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)であります」と述べた。八紘一宇は「世界を一つの家とする」という意味で、太平洋戦争中、日本の侵略を正当化するための標語として使われていた。
 三原氏は、企業の国際的な課税回避の問題を取り上げる中で「八紘一宇の理念のもとに、世界が一つの家族のようにむつみあい、助け合えるような経済、税の仕組みを運用することを確認する崇高な政治的合意文書のようなものを、安倍総理こそが世界中に提案していくべきだと思う」と語った。
 答弁した麻生太郎財務相は「八紘一宇は戦前の歌の中でもいろいろあり、メーンストリーム(主流)の考え方の一つなんだと思う。こういった考え方をお持ちの方が、三原先生の世代におられるのに正直驚いた」と述べた。

「八紘一宇」は、戦時中軍部がこの言葉を利用してアジアへの進出を正当化したということで、マイナスイメージが定着しているが、言葉自体の意味を検証してみると軍国主義的な意味合いはない。

むしろルーピー鳩山元首相が大好きな「東アジア共同体」と同じような意味であり、鳩山氏を支持している方々に限って「八紘一宇」を批判するのは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの類であり、本末転倒も甚だしい。

もっとも、三原氏がどのような意図で敢てこの文言を使用したのかは不明で、何ゆえ「企業の国際的な課税回避の問題」の文脈で「八紘一宇」を持ち出すのはよく分からない。

敢えてこの語を持ち出してまで伝えねばならない何かがあったようには思えない。

ただ朝日などサヨクメディアが噛み付いてくるのを予測して「八紘一宇」の本来の意味を議論しようと目論んでいたのなら、三原氏も相当強かであるが・・・。

早速予想通り朝日が食いついてきたが、発言内容に関しては全く触れず、ただただ「八紘一宇」という語句のみに焦点を当て批判をしているメディアには辟易する。

それにしても朝日はしつこい。

一つの餌に二度食いかよ。

 「八紘一宇」発言、今なぜ国会で? 戦時中のスローガン(朝日新聞 3月19日)

 「日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)」――。三原じゅん子・自民党参院議員(50)の発言は唐突だった。戦後70年の国会で、かつての戦争遂行のスローガンがなぜ?

 

 

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