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二つの教訓!ウクライナ情勢 

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【ウクライナ情勢】

NATO介入は「実効不能」 米指導力の低下、顕著に(産経新聞 3月2日)

  2014.3.2 21:07 ] Image may be NSFW.
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米ホワイトハウスで、ロシアのプーチン大統領と電話で話すオバマ大統領=1日(ホワイトハウス提供・ロイター)

米ホワイトハウスで、ロシアのプーチン大統領と電話で話すオバマ大統領=1日(ホワイトハウス提供・ロイター)

 【ワシントン=青木伸行】北大西洋条約機構(NATO)は2日、ロシアがウクライナ南部クリミア半島への軍事介入を決めたのを受け、加盟28カ国の大使級による緊急理事会とウクライナ代表との会合を開き、対応を協議する。だがNATOによる軍事介入は、西欧諸国を主導する米国とロシアとの直接衝突につながりかねず、実行に移すのは極めて困難だ。

 ウクライナは1990年代後半以降、NATOから軍近代化の支援を受けてきたほか、アフガニスタンでもNATO軍主体のISAF(国際治安支援部隊)に駐留部隊を派遣している。ウクライナが攻撃され、地域の混乱が広がれば、欧州の安全保障情勢にも重大な影響を及ぼすのは必至だ。

 ただ、ウクライナはNATO加盟国でないため、ウクライナが攻撃されても、NATOがただちに集団的自衛権に基づく軍事行動を起こすことはない。緊急理事会は、同国支援の方策について協議し、NATOとしての結束を確認し、ロシアを牽制(けんせい)するとみられる。

ロシアがクリミア半島で実態の明らかでない隠密作戦を進めているとみられる現状で、NATOが具体的な措置をとるのは難しい。しかし今後、ロシアがクリミア半島だけでなく、ロシア系住民が多いウクライナ東部でも軍事作戦を展開する事態となれば、先に同国の「主権と領土の一体性を支持する」と表明したNATOも、軍事介入の検討に踏み切るとみられる。

 だが、NATOを実質的に束ねる米国では、米露の直接対決につながる米軍の軍事介入について、保守派の間でも「実行不能な選択肢」(ヘリテージ財団のスティーブン・ブッチ外交安全保障政策センター長)との見方が支配的だ。

 

 それ以前に、米国内の長期的な厭戦(えんせん)気分と国防予算の削減を背景に、オバマ大統領は「世界の警察官」という役割を放棄している。

 

 国際社会で米国の軍事的「重し」が軽くなったことは、ロシアの影響力を相対的に高め、今回の事態の遠因になったとも言える。

 

 オバマ政権は、NATOの枠組みで軍事力行使を検討する場合も、英仏などに作戦の主導権を実質的に委譲しておきながら「後方から指揮している」と言い張った、2011年のリビア空爆の時のような対応を繰り返す可能性もある。そうなれば、米国の指導力にさらなる疑問符がつけられるのは避けられない。

                                   ☆

緊迫するウクライナの情勢を見て、遠いヨーロッパの出来事であり、沖縄とは直接関係ないと考える人は多い。

だがウクライナから我々は二つの教訓を学ばねばならぬ。

安倍首相が言うように「侵略戦争」という言葉は学問的に確定しているとは言えず、たとえ国連が決めても「残念ながら政治的に決まっていく」。

今回のロシアによる軍事介入もウクライナにとってはロシアによる「侵略」だが、ロシアはウクライナ東部やクリミア半島にに住む弾圧されたロシア系ウクライナ人の「解放」のためと主張している。

被侵略国ウクライナと侵略する側のロシアでは侵略戦争の定義に隔たりがあり、国連で「ロシアの行為は侵略」だと決議しても安保常任国で核武装したロシアが拒否権を発動すれば否決される。

自国系住民が弾圧されているための解放のためと言われたら、他国に占領される時はあっと言う間に行われる。

今回のロシアのように占領する国家が核兵器を保有する軍事大国だった場合、常任理事国なら国連も機能せず、アメリカやNATOでさえも止めることはできない。

■第一の教訓

翻ってウクライナ紛争を尖閣問題に例えてみよう。

ロシア⇒中国

ロシア系ウクライナ人⇒沖縄県民

ウクライナ⇒日本

「ロシア系ウクライナ人⇒沖縄県民」に異論を唱える向きもあるだろうが、最近の沖縄の学者が主唱し、国会議員の照屋寛徳氏も賛同する琉球独立運動や発狂2紙の「沖縄は日本に侵略された少数民族」といった論調、それに翁長那覇市長の親中国的言動(孔子廟、龍柱の建立など)を見れば中国が、沖縄を「中国系住民の住む琉球王国の末裔」が住む地域と看做し、解放軍を派遣することも考えられる。

何度も引用するが沖縄タイムスは中国軍艦を援軍だと書いたコラムを掲載していたくらいだ。(【おまけ】参照。

 

昨年9月、シリアが化学兵器を保有していることは確認したオバマ米大統領は、シリア攻撃を宣言した。

だが、プーチン露大統領の反対に、腰砕けとなり結局シリア空爆を断念した。

その瞬間オバマの世界に対する影響力は失墜した。

一方、世界の警察を自認するオバマを押さえ込んだプーチンは「オバマは口先だけだ・・」という自信を持ち、世界のプーチンに対する評価はいやがうえにも高まった。

 

わが国左翼勢力も「戦争マニアの米国に平和主義のプーチンが勝利した」といったプーチン賛美の論評も見られた。

 

■第二の教訓

ここでシリア空爆をめぐるオバマとプーチンの対峙を「ミュンヘン会議の平和」に例えてみよう。

オバマ⇒チェンバレン英首相

プーチン⇒ヒトラー

当時筆者はオバマの弱腰とミュンヘン会議のチェンバレンを重ね合わせ、こんなエントリーをした。

シリアを空爆せよ!「宥和政策」の愚を繰り返すな 2013-09-01 ミュンヘン会議の教訓


ウクライナ情勢でのアメリカの弱さや国連の動きをじっと見ている軍事超大国がる。

尖閣や南沙を狙う侵略国家中国だ。

「オバマは見掛け倒し」と悟った中国が、尖閣侵略にますます強気になることが予測される。

今朝の沖縄タイムスは米軍戦闘機F15の風防ガラスが訓練中、海上に落下したことに足し、社説で「民間地なら重大事故だ」と大発狂である。

今回も戦争反対とか平和を連呼している発狂2紙を含む、識者、政党そしてプロ市民が静かなのはどうしたのか。

アメリカが絡みの戦争でないと興味が無いのだろう。

 

【おまけ】

今頃こんなことを言っても・・・

ウクライナ情勢 オバマ大統領「誰もだまされない」と批判

 緊迫が続くウクライナ情勢をめぐり、アメリカのオバマ大統領は、ロシアのプーチン大統領が日本時間の4日に行った会見を受けて、「誰もだまされない」などと批判した。
オバマ大統領は「(欧米や同盟国は)ロシアの行為を国際法違反だとみている。誰もだまされない」と述べた。
アメリカからは、これに先立って、ケリー国務長官がウクライナの首都・キエフを訪問し、同盟国とともに、ロシアへの制裁に踏み切る考えを示唆する一方、暫定政権に対して、10億ドルの支援を表明した。
アメリカ政府高官は「制裁措置は、今週後半にとられる可能性が高い」という見方を示した。
クリミア半島セバストポリの港の出入り口には、ロシアの船2隻が停泊していて、船が自由に出入りできないような状況がつくられている。
ロシアの黒海艦隊が駐留する南部・クリミア半島の港では、地元の観光船の船長らによると、先週後半以降、ロシアの複数の艦船が絶えず航行するようになり、観光船の航行を禁じられることが多くなったという。
ロシアが、クリミア半島での影響力を増す中、中国の習近平国家主席とプーチン大統領が電話で会談し、習主席は「ロシアが各国と協力して、問題を政治解決に向けて推し進め、地域と世界平和を維持すると信じている」と述べて、欧米各国との対立を避けるよう促した。

 

【おまけ】2

沖縄タイムスが連日中国に対してラブコールとも取れる記事を掲載していることは夙に知られたことだが、次に紹介するコラムは、沖縄タイムスの中国に対する思慕の念を象徴的に表しているので、古くからの読者はしつこさに辟易するだろうが、過去記事の抜粋をあえてここに引用する。

■「琉球処分」のトラウマ・・・中国軍は侵略軍ではなく援軍だ

 沖縄タイムスの一連の報道を見ると、明治期の廃藩置県の際、琉球王国の一部の中国出身者が清の「黄色い軍艦」が救援に来るのを期待した故事を髣髴させる。去る4月、黄色い旗をシンボルに「米軍出て行け」を合言葉に「県民大会」が開かれたが、一般の無邪気な参加者はともかく、少なくとも扇動者の沖縄タイムスが黄色が中国軍艦のシンボルカラーであることを知らなかったはずはない。
 沖縄タイムスが「中国は攻めてくるものではなく救援にくるもの」というトラウマに取り憑かれたのは、昨年一年にわたって特集を組んだ「琉球処分」の影響だと考える。 次に沖縄タイムスのトラウマが垣間見れるコラムを引用する。

 <黄色軍艦がやってくる…。船体に黄色の龍の文様を描き、黄龍旗を掲げる清国の南洋艦隊は黄色軍艦と呼ばれたという。知人とこの話をしていたら、黄色軍艦が沖縄を侵略すると、勘違いして話がややこしくなった▼実際は逆で、明治の琉球人にとって清国軍艦は援軍だった。武力で琉球国を併合した明治政府に対し、琉球の首脳らは清へ使者を送って救援を求めている。そして、沖縄側はその黄色軍艦を待ちわびたのだった(略)▼日清戦争時にも清国の援軍は話題になった。それから百余年が経過し、あれほど待ちわびた援軍をも敵と間違うところに今の位置があるのか。(略)>(2005年5月16日 沖縄タイムス[大弦小弦])

■御知らせ■

 

第21回 防衛セミナー

 

演題: 第1部 国家安全保障戦略

 

    第2部 新たな防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画

 

日時:3月6日(木) 本日

 

   開場:18時 開演:18時半 終了:20時半

 

会場:県立博物館・美術館 講堂

 

会費: 無料

 

主催:沖縄防衛局

 

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「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。

 書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。

 

ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆

 


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新発売・「かみつく3」は県内書店で発売中

 

 

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ブログ 狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp


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