稲嶺進名護市長、選挙違反で告発さる
今朝の沖縄タイムス一面トップは「集団自衛権」。
安倍首相が集団自衛権の行使の容認派である小松一郎前駐仏大使を、内閣法制長官に任命したのは大賛成だ。
だが、沖縄メディアはこれに反発し、そのうち「集団自衛権」で発狂するだろうと予測していた。
果たせるかなオバマ米大統領がシリアに軍事介入をするというニュースが広がるや、待ってましたとこの大見出しだ。
集団自衛権 合意困難
公明・山口代表が表明
「国民理解容易でない」
丁度タイミングよく昨夜のテレ朝「報道ステーション」は、石破自民党幹事長が出演し、集団的自衛権行使について慎重な考えの公明党については、「山口代表といろんな話をしながら、公明党と丁寧に丁寧に議論してきた。最初から分かり合えないからだめだというのは自公政権がとるべき道ではない」と話した。
助っ人のはずの恵村順一郎・朝日新聞論説委員が、イラク戦争の時は自衛隊が派遣されたが、集団的自衛権の行使が認められた場合に日本はアメリカからのより危険な要請を断れたのかどうかが重要だとかみついた。
が、これに対し石破氏はイラク戦争の時は、自衛隊は戦争終了後の派遣であり、相手がテロリストであったためそもそも国際紛争ではなかった。 したがって、それはイラク国内の警察権の問題であり、自衛権の問題ではないと一蹴した。
それきり恵村氏が沈黙を守ってしまったので、古館氏が「理屈ではわかりますが」と言いながら「これまで1人の死者もなく、一滴の血も流さなかった自衛隊に死者が出る可能性が・・・」と食い下がった。
石破氏は、絶対死者が出ないとは言い切れないが、できるだけ死者が出ないように最善の努力をすると応えた。
当たり前だろうが、古館さん。
同じ武力集団であり国際紛争には無縁のはずの警察官だって「1人の死者も出ない。一滴に血も流さない」などと保障できるものは誰もいないはずだ。
いや、武力集団だけではない。
タクシーやバスの運転手だって「1人の死者も出ない。一滴に血も流さない」などと誰も保障は出来ないし、石破氏の言うように「できるだけ死者が出ないように最善の努力をする」という以外に仕方がないだろうが。
米艦船に攻撃があった場合の日本の対応として、石破茂は集団的自衛権の行使は日本と密接な国が急迫不正の武力攻撃を受けた場合に、自国に対する武力攻撃とみなして共に武力攻撃を排除するという解釈で、シリアの場合にはこれは当てはまらないと指摘した。
これも「自衛権」としては、当たり前の話だ。
シリアが日本を攻撃する可能性やシリアが米国本土を攻撃する可能性は、現在のところ限りなくゼロに近い。
ということは米国の要請があっても日本が参戦することはありえない。
集団自衛権に当てはまらないからだ。
また近くの米艦船が攻撃を受けた場合の日本の行動について、石破氏は現在では船と船が目に見える位置で並走しているという事はなく、個別的自衛権の問題として捉えるのは難しいと指摘。
一方で距離が遠くても必要か、不必要かで集団的自衛権を発動するかが変わると話した。
結局、「地球の裏側のアメリカの戦争に日本が巻き込まれる」という「行使反対派」の主張は、石破氏に木っ端微塵に粉砕されてしまった。
それにしても助っ人のはずの恵村氏が借りてきた猫のように大人しかったのはお気の毒だった。
古館氏の突っ込みはことごとく論破しドヤ顔の石破氏だったが、「公明党との合意」だけは、説得力に欠けた。
【追記】08:11
石破氏の発言で日本がアメリカの軍事介入を支援する根拠について、重要部分を書き漏らしたので次の記しておく。
石破茂はアメリカが化学兵器を使用したとする証拠をいかに立証できるかが日本が支援するかどうかの焦点になる、そうした判断をする上で日本の情報収集能力の向上が喫緊の課題でもあると話した。
■安倍政権の政治主導
官僚主導を抑えて政治主導を謡った民主党政権が、官僚の反撃であえなく潰え去ったのに対し、安倍政権は着々と政治主導を実現している。
そのキーワードは慣例を無視した「人事権の行使」だ。
先ずアベノミクスにそれが現れた。
従来、日銀と財務省から交代で選任されていた日銀総裁の座に異例の黒木総裁を抜擢した。
そして今回の内閣法制局長への小松一郎前駐仏大使の抜擢だ。
旧弊打破の秀逸な人事ということが出きる。
歴代法制局長官は、前例を守るのが内閣法性局長の使命と考え、日本の防衛がどうなるかは思慮の外であり、専ら集団自衛権を従来の解釈に封じ込めることに腐心した。
官僚セクショナリズムの極地である。
安倍内閣の日銀総裁と内閣法制長官の異例の人事。
ここに、安倍首相の経済と国防対する重大な覚悟を感じ取ることが出きる。
ちなみに内閣法制局はあくまでも内閣の一員であり、会社で言えば総務部・法務課のようなもの。
国には固有だろうが集団だろうが、自衛権があるのは厳然たる事実。
自衛権の行使は「できる」であり「ねばならぬ」ではない。
自衛する権利を行使する(自衛権)のであり、自衛の義務を負う(自衛義務)わけではない。
他国に侵略されても、無抵抗で侵略者の成すがままにすべき、という自衛権の放棄を主張する非武装中立主義者もいるくらいだ。
当日記は集団自衛権は解釈上でも行使出きると考える。
ただ憲法改正したほうがベターだが。
◆◆◆ ことだま研究会定例会のご案内 ◆◆◆
【演題】
「慶良間諸島での集団自決の真相」
【講師】 松本 道弘氏(国際ディベート学会会長)
英語界の重鎮で国際ディベート学会会長であり、「言霊」について造詣の深い、松本道弘紘道館館長を迎え、沖縄戦当時、慶良間諸島で起きた集団自決の真相について講話をしていただきます。引き続き、紘道館の塾生による「集団自決の真実」と題したディベートの実践、「パンドラの箱」訴訟関係者らによるコメント、質疑応答の時間を設けてあります。
【日時】 9月8日(日)午後1時半開場、2時開始
【場所】 沖縄県護国神社会議室 (那覇市奥武山44)
【主催】沖縄県ことだま研究会
【後援】琉球紘道館
【参加費】一般1000円、学生500円
【連絡先】090-3438-6799(竹林)
「かみつく? 」の目次
目次
維新の会が沖縄の政治を変革する 又吉康隆
生徒に一番必要なのは学力だ 三
大坂維新の会と沖縄の政党そうぞうが協定を結ぶ 一一
維新の会が沖縄の政治を変革する 一三
橋下市長と慰安婦問題 二八
関西ネットワークの大嘘はまる隠しされた 四九
ブログ・狼魔人日記 江崎孝
稲嶺名護市長、選挙違反で告発さる 七九
浦添市長選「無党派」松本哲治氏(四十五)初当選 八五
ブログ・光と影 古代ヒロシ
那覇から普天間に民間空港を移転できないか? 八八
じんじんのブログ じんじん
米統治により、
沖縄は近代化されたことを忘れてはダメ 九三
ブログ・沖縄に内なる民主主義はあるか
又吉康隆
二年連続教え子へのわいせつ行為ができる島・沖縄 九五
短編小説 又吉康隆
港町のスナックはてんやわんや 九九
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