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鉄の結束を誇った戦闘集団がが、奮戦むなしく完敗を受け入れざるを得ない状況に陥った。 同時に結束は空中分解し、各々自己保身に躍起となる。
八重山教科書問題の結末に動揺する極悪複合体のことである。
極悪複合体の構成員は数多くいるが、ここでは県教育庁と竹富町教委そして広報と旗振りを務めた沖縄2大紙を取り上げ、「結末」に対するそれぞれの対応を検証してみる。
とりあえず極悪複合体のメンバーの中でも敵(玉津、崎原連合軍)攻撃の急先鋒だった沖縄タイムス(又吉嘉例?)の「結末」(断末魔?)の報道を引用する。
沖縄タイムス 社会 2013年4月2日 09時51分
1日就任した県の諸見里明教育長は八重山教科書問題について「これまでの教育庁の流れを踏襲する。変更はない」と述べ、竹富町教育委員会に対し、中学公民教科書を「東京書籍」版から、保守色の強い「育鵬社」版に一本化するよう地元に働きかける方針を示した。県は2日以降、竹富町教委と協議の場を設け、議論する考え。
諸見里教育長は「2日の町教委で竹富の最終結論が出ると聞いている。東京書籍の結果になっても竹富側の意見を尊重せざるを得ない。ただその場合、一本化が図れなかったとみて、与那国や石垣と話し合っていきたい。新たに国の指導があれば、それを出発点に町教委と協議を重ねていく」と説明した。
県教育庁は、使用教科書の選択を竹富町の判断に委ねる考えを示していたが、3月1日に義家弘介文科政務官らが来県、県教委に町教委への採択替えの指導と、一本化できずに見送られてきた八重山地区の教科書冊数の報告を求めたことで一転、「育鵬社」版を使うよう指導する方向へ方針を転換している。
県教育庁と町教委との協議の中では、「東京書籍」版を副読本として採用する案も挙がっているという。
☆
県教育庁は言うことと為すことがまるで反対ではないか。
この記事はメディアリテラシーの教材として最適の教材である。
見出しだけを読むと、新任の諸見里教育長が前任の大城浩氏の間違った法解釈を是正し、竹富町教委の違法状態を是正すると誰でも思う。
だが違法状態をあたかも適法であるかのように喧伝してきたのは他ならぬ沖縄タイムスだ。
大城前教育長の間違った法解釈を認めてしまったら、同時に自分(沖縄タイムス)の間違いをも認めたことになる。
そこでこの不思議な文言だ。
>諸見里明教育長は八重山教科書問題について「これまでの教育庁の流れを踏襲する。変更はない」と述べ、
諸身里氏の発言が正しいとしたら、当然前任の大城氏の発言とは矛盾する点を激しく問いただすのが記者としての本分のはず。
ところが記者は、何の矛盾も感じないように、次の文言をサラッと書く恥知らずである。
>竹富町教育委員会に対し、中学公民教科書を「東京書籍」版から、保守色の強い「育鵬社」版に一本化するよう地元に働きかける方針を示した。県は2日以降、竹富町教委と協議の場を設け、議論する考え。
ネットが普及した昨今の新聞読者は、この矛盾に満ちた記事を鵜呑みにするほどバカではない。
少なくとも当日記の読者は、これを読んで沖縄タイムス記者の往生際の悪さに軽蔑の視線を浴びせるだろう。
さすがに新教育長の豹変を全く無視するわけにもいかず、次のような曖昧な表現で新教育長の路線変更を伝えてはいるが。
>県教育庁は、使用教科書の選択を竹富町の判断に委ねる考えを示していたが、3月1日に義家弘介文科政務官らが来県、県教委に町教委への採択替えの指導と、一本化できずに見送られてきた八重山地区の教科書冊数の報告を求めたことで一転、「育鵬社」版を使うよう指導する方向へ方針を転換している
新教育長が前任教育長の「間違い」を批判する形にすると、結局は沖縄タイムスも大城前教育長と一蓮托生になるのが怖いにのだろう。
では、一方の琉球新報は新任教育長の翻意をどのように伝えているか。
結論から言うと、一応大城前教育庁と諸見里新教育長の発言の齟齬を当時の発言を引用し明確にしているが、何故かウェブ記事にはない。面倒では有るが、文字起こしをしておく。
■琉球新報 2013年4月2日
「方針転換ない」
県教育長が明言
本年度から竹富町内の中学校で使用される公民教科書をめぐり、県教育長庁幹部が30日の同町教育委員会との協議で教科書の一本化を求めたことに対し、1日に就任した諸見里明県教育長は、琉球新報社などの取材に「(県教育庁は)方針転換していない。 竹富町と協議を続けていく」と述べた。 同町は2011年10月作成の資料で、一本化の遅れている原因を「(石垣市と与那国町、竹富町の)3市町教育委員会が協議を行わないこと」と指摘していた。 その上で「県教委が竹富町教委に対して、答申通り採択を求めることには無理がある」と見解を示していた。
一方、3月に義家弘介文部科学省政務官が来県した後に出した大城浩県教育長(当時)コメントでは「課題解決については、今後、文部科学省や竹富町と話し合っていく」として、11年10月時の見解とは異なる見解を示していた。 協議で教科書の一本化を求められた竹富町の慶田盛安三教育長は1日、「県の見解を見てからしか動けない」との姿勢を示した。
☆
>1日に就任した諸見里明県教育長は、琉球新報社などの取材に「(県教育庁は)方針転換していない。 竹富町と協議を続けていく」と述べた。
どうやら新任の諸見里教育長が「「(県教育庁は)方針転換していない」と述べたのは事実のようだが、大方の読者は「大きな変換だろう!」と突っ込みを入れたくもなるのも当然だ。
だが新教育長の言う「(県教育庁は)方針転換」とは、3月に義家弘介文部科学省政務官が来県した後に出した大城浩県教育長(当時)の次のコメントのことらしい。
「課題解決については、今後、文部科学省や竹富町と話し合っていく」
なるほどこの時点で大城氏は変わり身早く、既に見解を修正している。
従前は一本化を求めるのは石垣市、与那国の2教委であり、竹富町教委ではなかったはずだ。
だが、筆者も含め大方の読者は、新聞報道が目立たなかったため特に気にも留めなかっただけのこと。
本来なら大城氏が従来方針を変換した時点で、新聞は「裏切り者、大城教育長、国の圧力に屈す」などの大見出しで、大発狂してもおかしくはなかったはず。
それは沖縄2大紙があえてしなかったのは、沈みかかった泥船からそろそろ脱出すべき時期と卑怯な打算が働いたからに他ならない。
竹富町教委の暴走を煽り、違法な「9・8協議」まで策謀し、強引に「東京書籍への一本化」を企んだ張本人は、誰あろう大城浩前教育長その人ではなかったのか。
それがたったひと言の「修正コメント」で全てが免罪されて良いものか。
大城浩前教育町の責任を問える人物は大城氏の吹く笛に踊ってここまでの大騒動をやらかした慶田盛竹富町教育長をおいて他に適当な人はいない。
諸見里新教育長が前任者を庇って「方針変更はない」などといくら明言しても大城前教育長の犯した大失態の罪が消え去るものではない。
その意味で慶田盛氏には、唯々諾々と新教育長の見解に従がうことなく、最後まで違法な「ごり押し」を続行してほしい。
「私は大城浩県教育長の法解釈に従って正しいと信じたことを実行したまでだ」
「私だけが悪者になって指導者の大城氏が円満退任なのは納得できない!」などと叫ぶのをお忘れのないように。
がんばれ!慶田盛安さん!
「沖縄のヒトラー(大城前教育長)」の断罪のために。
☆
新任教育長が前任者の犯した「罪」を庇いつつ、コンプライアンスを遵守しようとすると、こんな不可解な記事が出来上がると言う見本が上記2紙の涙ぐましい記事。
沖縄2紙は大城前教育長と同罪になるのを極度に恐れ、自分らが熱烈支援した県教育庁の「方針は変わらない」を印象操作しているのが読者の失笑を誘う。
その点次に紹介する八重山日報の記事は県民が知りたがっている事実を淡々と報道し記者の心に一点の打算もないのが読み取れる。
■八重山日報 2013年4月2日
育鵬社版の採択要請 教科書問題で県教委石垣市、竹富町、与那国町の中学公民教科書採択問題で、県教育委員会が東京書籍版の配布準備を進める竹富町に、事実上、石垣市、与那国町と同じ育鵬社版を使うよう求めていたことが1日、分かった。竹富町教育委員会は応じる姿勢を見せていない。
県教委義務教育課は「育鵬社にしてくれとは言えないが、同一の教科書にしてほしいということで協議を進めている」と説明。竹富町の反応がないため「今後の動きがない限り、県も動ける状況にない」としている。
県教委などによると、3月30日に県教委幹部が町教育委員と協議。育鵬社版への一本化と併せ、東京書籍版を副読本にする案も示した。しかし町は拒否したと見られ、県教委は「選択肢の一つだったが、現在はなくなっている」としている。
竹富町教委によると、1日には教科書問題に関する教育委員の話し合いはなかった。今後も話し合いの具体的な日程は決まっていないという。
教科書無償措置法は採択地区内では同一の教科書を使うよう定めており、文部科学省の義家弘介政務官は3月1日、八重山採択地区協議会が選んだ育鵬社版を使うよう竹富町を指導していた。県教委幹部は共同通信の取材に「政務官の指導は重い。事態が悪化するのは避けたい」と話した。
ただ慶田盛安三竹富町教育長は「30日の協議では、県から具体的な指導はなかった」と述べ、2013年度も寄付金で東京書籍版を購入し生徒に配る方針は変えないと強調。県教委幹部は「一義的には竹富町の判断だが、協議を続けていく」としている。県教委は3月31日付で大城浩前教育長が退任。前県立総合教育センターの諸見里明氏が新教育長に就任し、教科書問題への今後の対応が注目されている。
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>県教委などによると、3月30日に県教委幹部が町教育委員と協議。育鵬社版への一本化と併せ、東京書籍版を副読本にする案も示した。しかし町は拒否したと見られ、県教委は「選択肢の一つだったが、現在はなくなっている」としている。
☆
>しかし町は拒否したと見られ
竹富町は徹底的に拒否してほしい。
がんばれ、「沖縄のリトル・ヒトラー」!」
>県教委は「選択肢の一つだったが、現在はなくなっている」としている。
これこそが「方針転換」ではないか。
>ただ慶田盛安三竹富町教育長は「30日の協議では、県から具体的な指導はなかった」と述べ、2013年度も寄付金で東京書籍版を購入し生徒に配る方針は変えないと強調。県教委幹部は「一義的には竹富町の判断だが、協議を続けていく」としている。県教委は3月31日付で大城浩前教育長が退任。前県立総合教育センターの諸見里明氏が新教育長に就任し、教科書問題への今後の対応が注目されている。
確かに一昨年の夏以来全国の注目の的になった「八重山教科書騒動」は収束を迎えているが、県教育庁と竹富町教委それに騒動を扇動した「極悪複合体」の主要メンバーが教科書採択の本質論は傍において、責任のなすり合いをして見苦しい泥仕合が続くのだろう。
そろそろ、いい加減にしてほしいね。
【おまけ】
今朝の沖縄タイムス社会面中断の見出し。
きょう石垣で抗議集会
竹富教科書「国指導は不当」
懲りない面々のエネルギーには改めて感心するが、従前は「八重山教科書」と記述していた見出しが、「竹富教科書」と「竹富町の問題」に摩り替わったことと、社会面のトップは「興南高校 校内に予備校」の下に配置するなど沖縄タイムスのこの問題に対する引いた態度が垣間見れて興味深い。
参考資料
産経新聞2013.4.2 00:13
沖縄県・八重山地方(石垣市、竹富町、与那国町)の中学公民教科書採択問題で、県教育委員会が東京書籍版の配布準備を進める竹富町に、石垣、与那国両市町と同じ育鵬社版を使うよう求めていたことが1日、分かった。県教委はこれまで事実上、東京書籍版での一本化を求めており、方針を転換させた形。
県教委によると、3月30日に県教委幹部が同町を訪れ、町教育委員と協議。育鵬社版への一本化と併せ、東京書籍版を副読本にする案も示したという。
教科書無償措置法は採択地区内で同一の教科書を使うよう定めており、文部科学省は八重山採択地区協議会が選んだ育鵬社版での一本化を要求。3月1日には義家弘介政務官が同町と県教委を訪れ、違法状態を解消するよう指導していた。
一方、県教委はこれまで竹富町とともに、文科省の指導に応じてこなかった。同協議会が育鵬社版を選んだ後、育鵬社版を逆転「不採択」とした法的根拠のない協議を「有効」と主張し、事実上、東京書籍版での一本化を求めてきた。
県教委幹部は方針転換について「政務官の指導は重い。事態が悪化するのは避けたい」と話した。
ただ、竹富町の慶田盛(けだもり)安三(あんぞう)教育長は「30日の協議では、県から具体的な指導はなかった」と述べ、25年度も寄付金で東京書籍版を購入し、生徒に配る方針は変えないと強調。県教委幹部は「一義的には竹富町の判断だが、協議を続けていく」としている。
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