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暴かれた「座間味村史」のウソ

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 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。 天網恢恢疎にして漏らさず、天知る、知知る、読者知る。 これは筆者が子どもの頃、少年雑誌の投稿マンガに盗作で応募する子供たちを戒めた選者の手塚治虫さんの言葉である。 だが、今回は後半の部分を次のように変えてみたい。 ・・・天知る、知知る、オバー知る、と。 集団自決の真相を隠蔽するため、幾重にも張り巡らせたサヨクネットワークが、卑劣にも『座間味村史』の記述を改竄していく過程が座間味村に在住の老婦人の証言で白日の下に晒された。 その老婦人の名は大城澄江さん(90歳)。 澄江さんは『母の遺したもの』の著者宮城晴美氏の実母宮城初枝さんと共に、昭和20年3月25日の夜、忠魂碑前の広場に居合わせて「自決はするな、解散せよ」という村長の訓示を聞いた人物である。 今を遡る2年前の集団自決訴訟の大阪高裁判決が下る直前のこと、被告側が主張する「梅澤隊長命令説」を根底から覆すと思われる「宮平証言」が登場した。  当時15歳で隊長の伝令役をしていた宮平秀幸さんの証言によれば、は昭和20年3月25日の夜、村長や助役を含む村の幹部が、住民達を自決のため忠魂碑前に集合させ、本部壕で指揮を取る梅澤隊長を訪ね自決用の弾薬の支給のため30分にわたり押し問答した光景を目撃していたというのだ。 そして梅澤隊長は、村の幹部達の自決の申し出を声を荒立てて拒否し、広場に集まった住民達を危険だから解散させるように命じたというのだ。 宮平さんは、村の幹部が忠魂前に戻る後について行き、広場で村長が自決の中止と解散を指示するのを聞いたというのだ。 ここで「宮平証言」の重要ポイントを整理するとこうなる。 (1)梅澤隊長は村の幹部の自決するとの要請を却下し解散せよといった。 (2)村の幹部は忠魂碑前に戻り、村長が「自決はするな、解散せよ」と訓示をした。 (3)そこに居合わせた宮平一家も解散し、壕から壕へと逃回った。 これは被告側にとって致命的な証言である。 これを被告側が認めたら、梅澤隊長と住民の集団自決は何の因果関係もないということが事実として確定してしまう。 そうなれば被告側敗訴は火を見るより明らかである。 そこで被告側が「宮平証言」を虚偽だとして否定する根拠にしたのが『座間味村史」に記述された宮平さんの実母貞子さんの証言である。 それによると宮平一家は3月25日の夜、忠魂碑前広場にはいなかったというのだ。 ということは「自決はするな、解散せよ」という梅澤隊長の意志を伝える村長の訓示も聞いていないことになる。 結局集団自決訴訟は原告対被告の争いから、座間味に住む戦争体験者の実の母子が反対の証言で、夫々原告側と被告側に立つという悲劇が起きるのである。 『うらそえ文藝』で星雅彦氏が「沖縄で異論を唱えるのは変人扱いされる」と指摘するように、宮平秀幸さんは座間味島では変人どころか危険人物扱いをされていた。 そのため膨大な数の証言を収録した『座間味村史』には、貴重な体験者であるにもかかわらず、異論(真実)を述べる宮平さんの証言は無い。  記憶力抜群の宮平さんの証言は、左翼勢力、特に『母の遺言』を踏みにじった宮城晴美氏にとっては「不都合な事実」であったのだろう。 結局、大阪高裁は、公的刊行物である『座間味村史』にある母貞子さんの証言を採用し、息子の秀幸さんの証言は虚言であるとして退けた。 ことの重要性を知らぬ貞子さんは、何が何やらわからないままに「忠魂碑前に集合した」と証言した息子の秀幸さんを、結果的に「大嘘つき」にしてしまったのである。 その後、閉鎖的空気が支配する座間味村では、「秀幸は嘘つきである」といった風評が流布し一種の村八分状況にあったという。 今回証言した大城澄江さんは、梅沢さんと談判した村の幹部について行った宮城初枝さんの友人であり、初枝さんが娘である晴美氏に託した「集団自決の真相」が、真実であることを証明したことにもなる。 逆に「澄江証言」には、本人は意識していないだろうが、友人初枝さんの真実を訴えた遺言を踏みにじり、さらには『座間味村史』を捏造した娘の晴美氏への断罪の意味も含まれている。   『うらそえ文藝』の集団自決特集を読んで、二日連続で沖縄の公的刊行物が捏造する沖縄戦史の虚偽の構図を書いた。 ほぼ同じ時期に、藤岡信勝拓大教授が座間味島で決定的とも言える証言者を発見し、それを桜チャンネルで放映された、それはいみじくも二人が同時に公的刊行物である『座間味村史』の欺瞞性を暴いたことになった。 読者の石原さんがお父上の貴重な戦争体験を語りながら次の文で結んでおられる。 《神(真理)は細部に宿り給うと言いますが、反戦左翼が戦後、必死でかき集め捏造、歪曲させた、反戦平和イデオロギーで貫かれた紋切り型の何百万にも及ぶ沖縄戦のデータは、ウチの親父という、たった一人の沖縄戦体験者の素朴な証言であっさり覆るのです。何故なら嘘だから、、、
真実って怖くて、なんと興味深いものでしょうか。》 同じ時期に行われた今回の星雅彦氏と藤岡信勝教授の沖縄の公的刊行物の欺瞞性の暴露は、天の配剤ではないかと思われるくらいである。 沖縄と東京に在住する両氏はお互いに面識はなく、電話一本の接触もないと聞く。 だが、サヨクネットワークに果敢に挑戦しているという共通点では、お互い戦友みたいなものであろうか。

読者涼太さんから桜チャンネルを見て次のようなコメントを頂いた。(太字強調は引用者) 《狼魔人様

チャンネル桜見ました。沖縄の歴史が捏造されていく過程が、よく理解できます。
反日左翼ネットワークがうまく機能しているなとの印象を受けました。
忠魂碑には行っていないとする、宮平秀幸さんの母親の証言が載っている座間味村史が、どのように捏造されたのか。つまり村史編集作業の聞き取り段階で、都合の悪いところはカットされ、別の証言をさせる。それを何回も何回も繰り返す。これでは母親が宮平さん達にこぼすように「あれは言ってはいかん。これも言ってはいかん。あー疲れた。」がすべてを語っています。こんな手の込んだ捏造作業も、「宮平さんの家族と忠魂碑で会ったさー。」と証言するオバーの新証言で吹き飛んでしまいます。
座間味に限らず、沖縄県史料編集所まで巻き込んでの歴史の捏造ですから、他の市町村も大方同じように意図的に改竄されていると思います。自らの証言を翻した沖縄史料編集所の嶋津与志さん、宮城晴美さん、富山真順さんに共通するキーワードが安仁屋教授です。
左翼団体がよく使用する「強制集団死」とか「軍の構造論」も、確か安仁屋教授の発案だったと思います。
せめてもの救いは宮平秀行さんが言う「座間味の人で梅澤さんを悪く言う人はいない。」という言葉です。渡嘉敷の件もそうですが、結局島の人たちも、安仁屋教授の様な極左反日団体の、イデオロギー闘争に利用されている。そんな印象を受けました。当人同士は触れて欲しくない問題だと思いますよ。》 例によってこれまでは長過ぎるプロローグであり、本論は次の桜チャンネル動画である。 1/6【沖縄の真実】座間味集団自決編[桜H22/5/15] 2/6【沖縄の真実】座間味集団自決編[桜H22/5/15]  3/6【沖縄の真実】座間味集団自決編[桜H22/5/15] じっくりご覧下さい。 大城澄子さんの証言と最高裁判決の関係については追って詳しく論考して見たいと思います。    よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

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