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日テレ遭難!普賢岳の教訓は何処へ?

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ブログセンターランキングへクリックで応援願います。   日テレ記者らの遭難のニューを聞いて、真っ先に脳裏に浮かんだのは「雲仙・普賢岳噴火災害」のことだ。 やはり普賢岳の教訓は生かされなかった。 果たせるかな当日記のアクセスも過去の「普賢岳災害」関連の記事に殺到している。  それにしても古いエントリーに一日で約1500件のアクセスは凄い! ◆県警は取材自粛要請…日テレ「判断甘かった」
8月1日21時52分配信 読売新聞   「結果として判断が甘かった」。埼玉・秩父のヘリ墜落現場を取材中の日本テレビの記者ら2人が死亡した事故で、同社幹部は反省の言葉を口にした。  現場はベテランでも命を落としかねない危険な山で、地元県警は取材自粛要請を出していた。なぜ2人はガイドと別れて山に戻ったのか、登山装備は適正だったのか――。  東京都港区にある日本テレビ本社ビル18階の会議室。1日午後4時からの記者会見に集まった50人以上の報道陣の前で、細川知正社長は「有能で意欲的な2人を失い、残念な思いでいっぱい。原因を究明し、再びこういう事態が起こらないようにしたい」と陳謝した。  同社によると、亡くなったカメラマンの川上順さん(43)は、チベットでの取材経験もあり、同社の山岳取材の中心的存在だった。ヘリ墜落事故では地上から現場に向かうことを希望し、最終的に「ガイドをつけ、小型カメラで1日限り」という条件付きで社会部長が許可した。記者の北優路さん(30)は登山経験が乏しかったが、事故発生時の取材にかかわったことから、今回の取材も希望したという。  2人は7月31日午前6時前、「今から入山します」というメールを最後に、上司とは連絡が取れなくなった。沢を登るときはTシャツ姿だったが、杉本敏也・報道局次長は、「それほど不適切な服装とは考えていない」と説明。ガイドといったん下山後、再度2人だけで入山した経緯については、「事前の打ち合わせと違う行動で、私どもも一番知りたい」と戸惑いを見せた。  取材の自粛要請が出ていたことについては、「適正な装備、十分な準備をすれば、取材は可能ではないかと判断した」と説明したが、「結果として判断が甘いという指摘は免れない」と認めた。
                                                           ◇ ■取材者の驕り■ 毎月飲み会をする仲間10人の中に地元テレビ局で長年報道カメラマンをしていたS君がいるが、日頃は温厚な紳士である同君も一旦カメラを担いで現場に向かうと、どうしても職業病が出てしまうという。 少しでも良いショットを取りたいため、危険を顧みず対象物に近づいてしまうとのことである。 普段は怖いヤクザ屋さんもカメラを構えると怖さも半減し、事実ヤクザ屋さんの方もカメラを向けると大人しくなる例が多いという。 「カメラのファインダ−を通してみると、不思議と暴力団にも台風にも恐怖を感じない」と経験者から言われると説得力もある。 報道カメラマンが決定的瞬間を狙って危険地域に乗り込み命を落とす話は、「勇気あるカメラマン魂」として賞賛され、しばしば英雄談として報道される。 だが天災はヤクザ屋さんのように、カメラの目を意識してはくれない。 自然の猛威を前にしたら、カメラなんて何の防御にもならない。 猛り狂った火砕流は容赦なくカメラマンを襲う。 だが驕り高ぶったマスコミに「普賢岳災害」の反省を見出すことは難しい。                         * ■日テレに驕りはなかったか■ 今回の日テレ取材班の遭難は、遭難者を救出に向かったヘリの墜落事故の取材のために起きた遭難であり、不幸な三次遭難といえる。 今回の遭難で亡くなったお二人には気の毒だが、報道が事実だとしたらお二人および取材を許可した日テレ側の脳裏にに「普賢岳の教訓」は一欠けらもなかったことのになる。 >現場はベテランでも命を落としかねない危険な山で、地元警察は取材自粛要請を出していた ガイドを巻き添えにしなかったのは不幸中の幸いだが、こんな危険な山に「Tシャツ姿」で登った記者等について 「それほど不適切な服装とは考えていない」と説明した杉本敏也・報道局次長には、「取材者の驕り」はなかったのか。 たとえ大自然の力でも、マスコミ様は避けてくれる、 とでも思っていたのか。 今後司法解剖による死因の解明を待ちたい。 ちなみに今朝のTBS「朝ズバッ!」で、このニュースを振られたみのもんたは、「より詳しい報道をしたかったのでしょう」と肯定的にコメントしたが、コメンテーターの末吉某氏が「それも命あってのものだね云々」と慌ててフォローしていた。 ■反省なきマスコミ■ 毎年同じ6月3日になると年中行事のように長崎・雲仙普賢岳噴火の犠牲者追悼会がおこなわれ、同じような行事が行われ、判で押したような同じ記事を新聞が報道する。  過去エントリーの「マスコミが犯人の長崎・雲仙普賢岳噴火災害」から抜書きすると <マスコミは自社社員が犠牲になったことをオーバーに報じても彼らの向こう見ずな行動の犠牲となった消防団員や警察官のことはこのようにしか報じていない。 <・・・火砕流では、読売新聞大阪本社写真部員だった田井中次一さん(当時53歳)ら報道関係者や警戒に当たっていた消防団員らが犠牲になった。(2007年6月3日20時15分  読売新聞)>  僅かに現地の長崎新聞が反省の記事らしきものを掲載しているが、それでもマスコミの犠牲者が彼らを救出しようとして巻き添えになった消防団員たちの犠牲より重要に思え、彼らへの謝罪の念は薄いように見える。 <教訓を伝える大切さを感じているのはマスコミも同じ。大火砕流で同僚三人を亡くしたテレビ長崎(KTN)報道部の槌田禎子記者(49)は、噴火災害を取材し今も被災地を見詰め続ける一人として使命感を代弁した。

 「取材競争の過熱や日々のプレッシャーからマスコミは節度を保てず行動し、被災住民らに迷惑をかけた。私たちは犠牲者のことを胸に刻み、被災地がどう再生していくか継続して取り上げていく必要がある。 2006年6月2日長崎新聞掲載> 浅間山の噴火を機に、人災といわれた18年前の雲仙・普賢岳の災害とマスコミの傲慢不遜な報道姿勢について回顧してみる。 (雲仙・普賢岳噴火災害の)報道について 被害の背景には当初発生した小規模の火砕流が衝撃的だったことから取材競争が過熱し十分な知識を持たない報道関係者が火山学者の存在を免罪符として、取材のため、「定点」と呼ばれた山と火砕流を正面から望める地点に入ったことがある。報道関係者は避難して無人となった人家に侵入するなどトラブルを起こしていたため消防団員、警察官が引きずり込まれる形で危険な地域に多く存在し犠牲となっている。犠牲者発生以降この反省も踏まえ報道関係者が警戒区域内に入ることはほとんど無かったが、その後も自衛隊の情報独占に不満があると主張する報道関係者が許可なく警戒区域内に侵入し書類送検される事例もあり、報道のあり方が問われる事件となっている。(ウィキペディア)>   関連エントリー: マスコミが報じない「雲仙・普賢岳噴火災害の真相」 浅間の噴火 雲仙・普賢岳の教訓を忘れるな!あれから18年   Image may be NSFW.
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