秦 郁彦
PHP研究所
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マグルビー在沖米国総領事の「暴言」と仲井真県知事の「不参加」により青息吐息で壊滅状態の「似非県民大会」にとって狂喜乱舞するニュースが飛び込んできた。
アメリカ、ノースカロライナ州で、飛行中のオスプレイが計器が警告の表示を示したため市街地の空き地に緊急に着陸したとのこと。
NHKニュース 9月8日 10時3分沖縄のアメリカ軍普天間基地に配備が計画されている最新型輸送機、オスプレイが6日、アメリカ南部ノースカロライナ州で、飛行中に操縦席内の計器が警告の表示を示したことから、市街地の空き地に緊急に着陸していたことが分かりました。
アメリカ海兵隊が原因などを調査しています。
アメリカ海兵隊によりますと、最新型輸送機、MV22オスプレイ1機が、6日夜、アメリカ南部ノースカロライナ州の市街地に緊急に着陸しました。
これについて、海兵隊はNHKに対し、「飛行中に、操縦席内の計器が直ちに基地に戻るよう求める警告の表示を示したため、パイロットの判断で、安全を最優先に、あくまでも予防的な着陸を行った」と説明しています。
オスプレイが着陸した現場は、この機体が所属する海兵隊のニューリバー基地からおよそ5キロ離れた市街地にある空き地で、けが人や機体への損傷はなかったということで、現在、海兵隊が原因などを調査しています。
オスプレイを巡っては、ことし4月にアフリカのモロッコで、6月にはアメリカ南部フロリダ州で墜落事故が起きていますが、日米両政府は、機体に構造上の欠陥はないという見方を示し、沖縄の普天間基地への配備を進める方針です。
☆
確かに不時着とはいえ「似非県民大会」直前での緊急着陸ではいかにもタイミングが悪すぎる。
マイナスキャンペーンのネタ探しに必死の発狂新聞が発狂見出しで一面トップを飾るのは目に見えていたが・・・。
果たせるかな今朝の沖縄タイムスは狂喜乱舞して、この有様だ。
■一面トップ
「エンジン出火」
オスプレイ市街地着陸
海兵隊筋が証言
■社会面トップ
庭の木に触れ降下
■第二社会面トップ
沖縄なら大惨事
普天間周辺は絶句
しかし、裏取り取材もせずに「エンジン出火」などとガセネタ記事で一面トップを飾るとは沖縄タイムスも「仲井真ショック」がよっぽど大きかったのだろうか。
記事の配信元を見たらやっぱりこれだ!
【平安名純代・米国特約記者】
苦しいときの平安名頼みである。(爆)
もっともいくらガセネタ記者のガセネタ記事でも一面トップに掲載するのは整理部の権限。
発狂新聞にとってガセネタ記者はよっぽど使い勝手の良い記者なのだろう。
だが冷静な読者ならガセネタ記事の行間から次の事実を読み取ることが出来る。
先ず世界中のどこかで毎日、事故には数えられないほどの緊急着陸が数多く行われている。
が、けが人も機体損傷も無い緊急着陸を一々報じる新聞は地元紙以外には無い。
だがオスプレイに関しては平安名記者のような人物が鵜の目鷹の目で探しているので、遠く離れた沖縄の新聞の一面トップを「エンジン出火」などと飾るガセネタ記事になっていく。
この記事ではっきりしたことは、離着陸のときに事故が多発するといわれたオスプレイも、事故も起こさず市外地の空き地に緊急着陸できるという事実である。
ガセネタ記者の報道によればオスプレイは「未亡人製造機」と呼ばれる「欠陥機」であるため訴訟社会のアメリカではまだ配備されていないと誤誘導される読者もいただろう。
そして「欠陥機をテスト飛行するつもりで沖縄への強行配備を目論んでいる」などと誤誘導される読者もいるだろう。
だが今回の緊急着陸で次の事実が判明した。
(1)オスプレイは現在アメリカでは配備中である。
(2)アメリカでは市街地の上空を飛行している。
(3)緊急着陸の場合でも、飛行制御力を失うことなく、近隣の空き地に無事着陸できる。
カッコ付きとはいえ一面トップを「エンジン出火」と大見出しで飾った心疚しさからか、沖縄タイムスは3面の下部の目立たぬ場所にこんなベタ記事を配してアリバイ工作をしている。
政府「特に問題ない」
【東京】防衛省は7日、米海兵隊のオスプレイが米ノースカロライナ州の市街地に緊急着陸したことを受け、米側に事実確認をした。 警告のランプが点灯したための予防的な着陸だったとの説明を受け、政府関係者は「特に問題とは捉えていない」としている。 関係者は「事故ではなく、あくまで緊急的な着陸だ」と指摘。 機体から煙が上がっていたなどの目撃証言がある一方で「オスプレイに限らず、自衛隊の飛行機やヘリコプターの訓練中でも同様のケースはある」とし、機体特有の欠陥からくるトラブルとは限定できないとの考えを示した。(沖縄タイムス 9日)
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沖縄タイムスの印象操作にひっかると「エンジン出火」や「沖縄なら大惨事」などの大見出しで、「オスプレイが出火して墜落し、大惨事になった」との誤誘導される。
が、最近の読者はガセネタ記者の目論みは先刻承知。
派手な一面トップの大見出しより、目立たぬベタ記事から「不都合な真実」を読み取る技術に長けている。
その意味で本日の沖縄タイムスはメディアリテラシーの研究には絶好の教材になる。
保存版である。
ちなみに本日の仲井真県知事の行動予定は、沖縄の全首長が横並びで「似非県民大会」に参加するの尻目に、名護市で行われる総合防災訓練に参加の予定である。
行政の責任者として行政業務と大運動とを厳しく峻別した知事の判断はお見事である。
☆
講演会のお知らせ
第5回沖縄県ことだま研究会のご案内
沖縄県ではオスプレイ配備問題で騒がれています。9日には「県民大会」が開催されます。オスプレイは危険で平和を脅かすものとして反対の声が上がっています。果たして「平和」とは一体何なんでしょうか。しっかりと説明できる人は少ないと思います。平和ボケが叫ばれる日本にあって、英語の権威でありながら武士道精神をお持ちの国際ディベート学会会長の松本道弘先生に沖縄で言われるところの「平和」について鋭い切り口で語っていただきます。非武装による平和と抑止力による平和というそれぞれの立場からディベートしてもらう機会も設けたいと思います。どなたでも気軽にご参加ください。
【テーマ】 「『平和』ことだま」
【講 師】 松本 道弘氏(国際ディベート学会会長)
【日 時】 平成24年9月9日(日)午後1時30分開場
午後2時開演、4時終了
【会 場】 沖縄県護国神社内大会議室 (那覇市奥武山44番地)
【会 費】 1,000円
【主 催】 沖縄県ことだま研究会 【後 援】 沖縄むすび会
【連絡先】 沖縄県ことだま研究会 電話&FAX:098 (862) 9195
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『沖縄に内なる民主主義はあるか』
著者:又吉康隆 定価:税込み1575円
ネット販売註文先 ezaki0222@ybb.ne.jp
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※「パンドラの箱掲載拒否訴訟」の最終弁論が9月18日に行われます。
皆様のご暖かいご支援をお願いします。
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琉球新報の言論封殺に戦いを挑んでいる上原さんの訴訟へのカンパ協力は支援団体の三善会へお願いしております。
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ゆうちょ銀行からの振込の場合
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【口座番号】記号:17010 口座番号:10347971
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【店 名】七〇八(読み:ナナゼロハチ)
【店 番】708
【口座番号】普通:1034797
【名 義】サンゼンカイ.
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