秦 郁彦
PHP研究所
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2012.8.18 03:07 [産経抄]ここでクイズです。日本国内でデモ行進中の活動家が、警備中の警官に向かってレンガを投げつけました。警官はよけてケガはありませんでしたが、この活動家は逮捕されるでしょうか。
▼どうやら答えは2つになってしまったようだ。今年の8・15以前なら、公務執行妨害罪で現行犯逮捕される、という答えが正解だ。レンガが路上にあったものではなく、事前に2人以上が示し合わせて用意していたものなら、凶器準備集合罪も適用されておかしくない。
▼8・15以後は、「逮捕されない」が正解になりかねない事態となった。尖閣諸島に上陸し、逮捕された香港の活動家らがきのう、事実上、おとがめなしで強制送還されたからだ。彼らが「事前に準備した」と公言してはばからぬレンガを、海上保安官のすぐ近くに投げつけたにもかかわらずに、である。
▼野田佳彦首相は、活動家を逮捕した際、「厳正に対処する」と言ったはずである。その結果がこれでは、中国や大阪生まれの韓国大統領になめられるばかりか、国の根幹をなす法秩序もおかしくなりかねない。
▼一部の保守論客の中には、前2代があまりにもひどかったので野田首相を評価する向きもあるが、実態は五十歩百歩であることが明白になった。終戦の日に周辺国に配慮して靖国神社にも参拝できぬような政治家は、この国のリーダーたり得ない。
▼民主党政権が発足してほぼ3年になるが、実現させたのは公約にまったくなかった消費税増税だけ。失政続きの政権を衆院解散に追い込めなかった自民党も情けない。永田町では11月総選挙が噂されているが、それでは遅い。民主党政権が一日でも長く続けば続くほど、この国は病み衰えてしまう。
☆
さーみなさん、レンガを準備して尖閣諸島への強行上陸を決行しましよう。
海保が阻止したらレンガを投げつけて抵抗しましょう。
もし逮捕されたらどうするかって?
ご心配には及びません。
逮捕されても粛々と身を委ねましょう。
刑事事件にはなりませんから、強制帰宅で一件落着です。
☆
わが国は言論の自由が保障された国のはずである。
国の安全保障を深く憂慮する田母神敏雄元航空幕僚長の講演を、琉球大学の学生たちが校内でインターネット中継の講演会を企画した。
が、29人の恥知らずな大学教授たちがインターネット中継の差し止めを学校当局に働きかけた。
言論の自由を学ぶべき大学の教授たちが自らその自由を踏みにじる行為にでたというのが、いかにも全体主義の島の大学らしい。
だが勇気ある学生たちは圧力をものともせず、講演会は実施された。
教授のなかには学生たちの行動にエールを送り、自身も講演会に参加した良識ある教授もいた。 その教授の名前もわかっているが、嫌がらせを避けるためこの場では名前を伏す。
その田母神氏の危惧するとおり、国の主権を踏みにじるような近隣諸国の暴挙が立て続けに起きた。
そう、韓国李大統領の暴挙はわが国の平和ボケでふやけた国防意識を目覚めさせてくれた。
沖縄2紙が決して報道することのない「安全保障の識者」の意見を八重山日報が掲載した。日
■八重山日報 2012年8月19日
不法上陸「他国なら銃撃」 田母神氏、政府対応批判 田母神俊雄氏尖閣戦時遭難事件の洋上慰霊祭に参加するため石垣入りした「頑張れ日本!全国行動委員会」の田母神俊雄会長(元自衛隊航空幕僚長)は18日、八重山日報社の取材に応じ、香港の反日団体による尖閣不法上陸事件について「強制送還はおかしい」と政府対応を批判した。
田母神氏は「政府は弱腰になっている。『大人の対応』と言うが、政治家、役人の自己保身に過ぎない。事なかれ主義の対応で、事態はどんどん悪くなっている。歴史観も間違っている」と指摘した。
抗議船が海保の指示に従わず、上陸を強行しようとした場合について「他の国ならきちんと国際法に基づいて対応し、銃撃して沈めることもできる。そうしないと、相手の行動はエスカレートする一方だ」と述べた。
中国政府が逮捕者の早期釈放を求めたことについても「中国は人権無視の国で、漁民が50人や100人殺されても騒がない」と述べ、要求の真の意図は領土的野心だと推測した。
これに関連して同委員会の水島総幹事長も、不法上陸について「本当は止めることができたのに、政府が強い方針を出さず、海保をがんじがらめにした。上陸を止められなかったのは海保や警察の責任ではない」と政府を批判。
不法上陸した逮捕者が帰国後、英雄扱いされていることに「裁判にかければ相手も慎重になったのに(日本政府は)飯つき、車つきで英雄物語に手を貸した。相手は、次は5〜10隻で同じことをやってくる」と懸念した。
■八重山日報 8月19日 きょう洋上慰霊祭 議連「美しい島々守る」 尖閣遭難事件 慰霊碑を前に拝礼する慰霊祭参列者=18日夕、石垣市新川日本の領土を守るため行動する議員連盟(会長・山谷えり子自民党参院議員)のメンバー8人は18日夜、太平洋戦争末期にあった遭難事件の慰霊祭を尖閣諸島(石垣市登野城)周辺の洋上で行うため、漁船で新川漁港を出発した。民間団体の「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)の呼び掛けで集まった地方議員や一般参加者のツアーも含め、総勢約140人が石垣島、宮古島、与那国島からチャーターした漁船21隻で洋上慰霊祭に参加する。出発に先立ち一行は、石垣市新川の遭難事件慰霊碑前でも慰霊祭を開催した。
報道陣の質問に答える議連の山谷会長議連やツアーの参加者は17日から18日にかけて続々石垣入りした。19日早朝、日の出を待って漁船が集結し、洋上慰霊祭を行う予定。一部の参加者は引き続き、周辺で漁業活動を行う。
18日に開かれた慰霊碑前の慰霊祭は神職を招き、神式にのっとって進み、山谷会長や田母神会長らが玉ぐしを奉納。終了後は参列者全員で「君が代」を斉唱した。
山谷会長は「ご先祖さまからお預かりしている美しい領土、領海、島々を守り、漁業や経済活動が活発に行われることを願いたい」とあいさつした。慰霊祭後の報道陣の取材に対し、山谷会長は「戦没者を鎮魂し、島の歴史を語り継いでいくのは、今生きている者の務め」と慰霊祭の意義を強調。
魚釣島で慰霊祭を行うため、議連が提出した上陸申請を政府が認めなかったことについて「政府の判断は間違っている。来年は上陸して慰霊祭ができるように努力したい」と述べ、来年も現地での慰霊祭開催を計画する考えを示した。
香港の反日団体メンバーが魚釣島に不法上陸した事件で、逮捕者を強制送還した政府の対応については「本当に、きちんと(逮捕者の)取り調べをしたのか」と疑問視した。
参列した遭難事件の遺族、伊良皆高博さん(36)=石垣市=は「静かに慰霊をしたいので、領土問題には左右されたくない」と話した。
「尖閣列島戦時遭難事件」は1945年7月に発生。石垣島から台湾へ向かう疎開船2隻が米軍機の攻撃を受け、1隻が沈没。1隻は尖閣に漂着し、多数の死者が出た。
☆
不可解な話だ。
外国人がレンガなどを投げつけ公務執行妨害を犯しながら尖閣に不法上陸して何のお咎めもなく強制送還。
一方、わが国の国会議員らが慰霊のため尖閣上陸を申し出ても国はこれを却下した。
不法入国した不逞中国人は帰国後英雄扱いされているというのに。
■八重山日報 8月19日
「抗議船は安全」 「また、尖閣に来る」と主張し、Vサインで乗り込む抗議船乗組員ら=17日午後8時過ぎ、石垣港尖閣諸島、魚釣島への不法上陸事件で、入管難民法違反(不法上陸・入国)容疑で現行犯逮捕され、強制送還が決まった抗議船「啓豊2号」の船長ら乗組員7人が17日、空路で石垣島に到着。県警本部の護送車で石垣港まで、搬送された後、魚釣島に上陸した同船で、強制送還された。
護送車に出た乗組員らは、海上保安庁や沖縄県警本部に警護されながら、中国語で「(抗議船は)安全。また、釣魚島に来る」などと、叫びながら、船に乗り込んだ。
港の金網フェンスの外では、幸福実現党のメンバー約30人が「尖閣諸島は日本の領土。中国人は出て行け」と、抗議のシュプレヒコールを上げた。
現場には、テレビカメラ10台など、約40人のマスメディアが集まった。この中には中国など、海外の5社も含まれていた。関係者によると、抗議船は海上保安庁の巡視船に領海内まで監視されながら、強制送還されるという。
■言論封殺との戦い
書評とは読んだ本の内容について評者の論評を書くもの。 「ヒジャイ」さんこと又吉康隆著「沖縄に内なる民主主義はあるか」の書評をすべくペンを執ったが、本書は、その出版にいたる経緯を書くこと自体が書評にもなりうるということに気が付いた。
その意味で本書は、言論の自由が認められたわが国では、前代未聞の本である。
民主主義の根幹である思想・信条の自由が事実上存在しないということが、本書の出版の過程で明らかになった。 著者は沖縄在住のどこにでもいる無名のオヤジ。 その著者が書き溜めた自分のブログを整理して自費出版してみたいと考えても何の不思議でもない。
そこで沖縄県内の自費出版を扱っている複数の出版社に原稿を送ったら、次々と断られたという。 断りの理由が現在沖縄で問題になっている普天間基地の「辺野古移設」や八重山教科書問題が、社の方針と合わないからだという。 試しに自費出版を取り扱っている沖縄タイムスにも引き合いを出してみたが、返事はなしのつぶてだった。
著者はその表題で、『沖縄に内なる民主主義はあるか』と読者に問いかけた。 それに対する回答が、沖縄のマスコミ・出版業界の出版への圧力だったということは、いかにも皮肉である。 沖縄のマスコミと出版業界は自らの生命線ともいうべき「言論・表現の自由」を自ら踏みにじることになったのである。
沖縄2紙が支配する沖縄の出版社が出版拒否をする理由は、その内容を読めば誰にでも理解できる。 結果的に沖縄の識者といわれる人たちや沖縄2紙の横並びの論調を本書が批判することになっているからだ。
著者はいたずらに声を張り上げることもなく、感情を抑えた筆致で淡々と自説を披露し読者に問いかける。 だがいくら正論を書き連ねてもこ小難しい表現なら読者を幻惑することはあっても共感を得ることもないので、沖縄の出版社がことさら出版拒否する必要も無い。 自費出版しても誰も真剣に読んでくれる人がいないからだ。
その点、独特の文体で読者に語り掛ける本書には説得力があるし読者の共感をわしづかみにしていく。 その一方で、淡々として論調ではあるが、真綿のように反対論者を締め上げていく。
既に読破したという読者からこんなメールが入っているくらいだ。
京都の○○です。本日「ヒジャイ」さんの書を受領しました。
早速拝読。まだすべてではありませんが、思わぬ角度からの切り口が
素晴らしいと思います。何か、北辰一刀流の大上段の構えに対して、
示現流の下からの払い、のような感覚で読ませて頂いています。
また、朝鮮併合を両班階級視点で見るか、被支配階級視点で見るかの
違いを大田元知事と「ヒジャイ」さんの関係に見る思いがします
ドキュメンタリー作家の上原正稔氏が琉球新報に長期連載中の沖縄戦ドキュメントを「社の方針に合わない」と言う理由で一方的に掲載拒否された。 現在上原氏は琉球新報を相手取って言論封殺の提訴をしており年内には判決がでると聞く。
本書の著者又吉康隆氏は、沖縄のマスコミが異論を許さぬ全体主義であるとは聞き及んでいたが、自分のような素人が書いた自費出版の出版にまで沖縄のマスコミの言論封殺の圧力が及んでいることを実体験し驚きを新たにしたという。
結局著者は自分で出版社を立ち上げ、全く素人の手で著作・製本・出版という離れ業をやってのけたのである。
難産のすえ誕生した『沖縄に内なる民主主義はあるか』は、読者の目に触れてこそ誕生の意義がある。 著者に残された問題は販売である。
沖縄の閉塞した言論空間に風穴を開けるべく奮戦中の「ヒジャイ」さんを支援するために、「沖縄に内なる民主主義はあるか」をご購読をお願いする。
本書の出版の経緯を著者自ら告白した「まえがき」から抜粋引用する。
< 自費出版をしようと決心し、ネットで自費出版を募集している出版社を探した。B出版社は県産本を売り出すのに積極的であり、自費出版にも力を入れているので、B出版社に原稿を送り自費出版の見積もりを依頼した。ところがB出版社から原稿が届いたという連絡が二日過ぎても三日過ぎてもなく、とうとう一週間が過ぎても連絡がなかった。私は不安になり、B出版社に電話をした。すると受付の女性は原稿については編集の人しか知らないが、編集の人は会社にいないと言い、後で編集の人に電話させるからと言って電話を切った。
しばらくして編集の人が電話してきて、私の原稿を自費出版することはできないと遠回しに話した。全然予想していなかったことなので相手の話を私は理解できなくて、暫く問答をしてやっと自費出版が断られていることに気が付いた。表現の自由の先頭に立つべきである出版社が私の自費出版を断るとは信じられないことである。私は一瞬戦前の日本に居るような錯覚を覚えた。
ブログに自費出版を断られたことを書いたら、ブログを読んでいる人から自費出版を募集している出版社の情報があり、二つの出版社に原稿を送った。しかし、結果は同じだった。自費出版を募集している出版社に自費出版を依頼して断られたのだ。
「沖縄に内なる民主主義はあるか」という私の問いに出版三社は、「ない」と答えたのだ。沖縄の出版社までもが民主主義思想がないことに私は愕然とした。
私は個人であり、特定の反社会的な団体に属しているわけではない。私は私のストレートな気持ちでこの本を書いたのであり、私の純粋な思想書である。自費出版を断られる理由がない。
断られた時は頭が真っ白になったが、こんなことで悲嘆にくれるような私ではない。次第に私の反骨精神が頭をもたげてきた。「なんとか自費出版をお願いします」と頭を下げながら出版してくれる会社を探すより自分で出版社をつくったほうがいいと考えた。
出版社をつくる決心をした私はネットでISBNコードを取得する方法を探し、狼魔人日記の江崎さんに原稿を送り添削・校正をお願いした。私と江崎さんは面識は全然なかった。私のブログを狼魔人日記に数回転載したことがあるだけだ。面識のない江崎さんに突然添削・校正をお願いするなんて無鉄砲なことであったが私はお願いした。私は時々こんな無鉄砲なことをやる人間だ。私の突然の依頼に江崎さんは快く引き受けてくれた。これもまた嘘のようだが本当の話だ。江崎さんに感謝する。江崎さんがいなければこんなに早く本を出版することはできなかった。
自費出版を断られた時、私は原稿をブログで公開した。すると、琉球王国の士族の人口比を5%にしてあることが間違いであることを篠原章さんが指摘してくれた。篠原章さん、ありがとう。ブログを通じて知り合った多くの人々がこの本の出版の後押しをしてくれた。とても感謝する。
シロウトがつくった本だが、まあいいじゃないか。少々の失敗には目をつむってくれ。
江崎孝 狼魔人日記・http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925
篠崎章 批評・COM・http://www.hi-hyou.com/
民間の出版会社で言論封殺があるのはとても残念である。沖縄の出版界は表現の自由の先頭に立ち、思想傾向で自費出版の是非を決めるのはなくしてほしい。>
沖縄の出版界から
出版を断られた
問題の書!
これを読めば、
沖縄の見方が変わる!
『沖縄に内なる民主主義はあるか』
著者:又吉康隆
出版社:ヒジャイ出版
定価:税込み1575円
目次
第1章 琉球処分は何を処分したか
第2章 命どぅ宝とソテツ地獄
第3章 県議会事務局の米軍基地全面返還したら9155億5千万円経済効果の試算は真っ赤な嘘
第4章 基地経済と交付金の沖縄経済に占める深刻さ
第5章 普天間飛行場の移設は辺野古しかない
第6章 八重山教科書問題は何が問題だったか
ネット販売註文先 ezaki0222@ybb.ne.jp
※受注当日か翌日までには発送可能です。
住所氏名と電話番号を御連絡いただければ、宅急便でご送付いたします。
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郵便貯金口座以外の銀行から振り込む場合、振り込み手数料が発生するようですので
できるだけゆうちょ銀行から送ってください。
名義人 江崎 孝 (エザキ タカシ)
記号 17050 番号 5557981
1人でも多くの方に読んで頂くため、口コミ宣伝を宜しくお願いいたします。
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■本日19日(日曜日)、
安倍晋三元総理大臣が来沖します。
宜野湾市で講演会を催します。
奮ってご参加下さい
http://www12.jaycee.or.jp/2012/okinawa/index.php
沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
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