よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
ゼロ校時(PTA会費流用裏給与)問題を取り上げると、コメント欄が過熱するのは、それだけ県民がこの問題へ深い関心を示していることの証左であろう。 にもかかわらず沖縄2紙はこの問題に関しては本日現在も頬被りを決め込んでいる。
地元メディアが沈黙をするなか、6月29日付八重山日報の第一面の左トップを次の大見出しが躍った。
「おいおい、それは五日前の産経記事だよ!寝ぼけるのもいい加減にしろ」などと声が掛かりそうだが、これは産経新聞のクレジットは付いてはいるものの、紛れもなく、独自の見出しをつけた29日付八重山日報の一面を大きく飾る記事には違いない。
<県立高校の無許可兼業>
県教委の「容認」で横行か
沖縄県の県立高校で、教員が届け出をせずに保護者から報酬を得て早朝授業を行う「無許可兼業」が横行していた問題で、県教委の内部資料で分かった。違法行為が横行した背景には、県教委の誤った指導があった可能性が高く、教員だけでなく、県教委幹部らの責任も問われそうだ。
県教委によると、昨年度、全県立高校60校のうち45校で、1時限目が始まる前の早朝に行う「ゼロ校時」と呼ばれる進学指導を実施。教員は保護者から1コマ2千〜3千円の報酬を受けていた。こうした勤務時間外の有料授業は、県教委に兼業許可を受ければ法的に可能だが、すべての高校で受けていなかった。
3月に国会でこの問題が表面化した後、県立学校教育課は「許可を受けていれば問題なかった」と教員側の問題との認識を示していた。ところが、産経新聞が入手した「平成11年度会計監査資料 ゼロ校時に関する対応 県立学校教育課の基本的な考え方」と題した資料では、ゼロ校時について「兼業とは、他の地方公共団体の職を兼ねたり、自ら営利企業を営んだり、報酬を得て他の事業に従事することをいい、同一職場での兼業はあり得ない」として「兼業にはあたらない」との見解を示していた。
また、放課後など勤務時間内の補習についても「謝金は教材研究・開発等の資料代であり、(ならびに、時間外に及ぶ労働に対する謝金であり)二重所得にはならない」と明示。実際、県内の多くの高校では、放課後補習などに対して「資料代」名目で、教員が事実上の報酬を受けていた。
文部科学省は、報酬を受けて行う勤務時間内の補習について「地方公務員法の職務専念義務違反で懲戒処分対象」との見解を示している。
県立学校教育課は「当時、どういう目的でこの文書を作成したのか分からず、各高校に周知した事実も確認できないので、無許可兼業を横行させたとの指摘は当たらないのではないか」としている。
教員の兼職・兼業
公務員は基本的に兼職・兼業はできないが、教員については、教育公務員特例法で、本来の業務に支障がないと任命権者が認めた場合、教育に関する兼職や兼業に限り行うことができると規定。ゼロ校時など勤務時間外の補習も兼業にあたるが、文科省は5月、勤務時間中の職務と誤解を招きかねないことなどから不適切との見解を全国の教育委員会に通知した。(産経新聞)
⇒教員の無許可兼業、横行の背景に沖縄県教委が「容認」 勤務内報酬も承認産経新聞 2012.6.24 00:00
☆
上記記事は、八重山教科書問題に続く、県教委の誤った指導の結果全沖縄地区に横行している県教委と沖教組の「馴れ合い」を示す産経のスクープである。
これに対して当日記はいち早くこれを読者に伝えたが、県内紙はこれにどのように対応したのか。
沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日など八重山教科書問題では徹底して県教委を支援した「発狂3紙」は、前述の通り知らん顔の半兵衛を決め込んでいる。
ところが、この問題を県民の関心事と悟った八重山日報は「産経のスクープ」をそのまま掲載することにより、県民の知る権利を優先させた。 那覇市に支局を持たない小さな新聞社としては、ベストの報道姿勢だと評価したい。
コメント欄では議論が過熱し、時間繰上げによる「サマータイム」導入などの提案もあったが、その前に問題にすべきは、大方の保護者がこの問題で憤慨したのはお金の問題もさることながら、「先生方がボランティアで熱心に生徒の学力向上に努力していた」と信じていたことに対する裏切り行為に対してである。
一般の保護者は、実際問題として、一旦定額で支払われたPTA会費が裏給与に使われても特に毎月の支払いが負担だとは考えない。
私事で恐縮だが、少子化が騒がれる昨今、恥ずかしながら筆者は5人の子どもを育てた。 そしていずれも県内の高校を卒業させた経験を持つ。
しかも偶然だがいずれも異なる高校だったため、五つの異なるPTA会員の経験もある。 もっとも学校関係は愚妻、ではなく愛妻にまかせっきりだったので、ゼロ校長時問題について意見を聞いて見た。
五つの異なる県内高校のPTAを務めた経験者として概ね次のような怒りのコメントが返ってきた。
「先生方が早朝出勤して補習授業や校門で挨拶指導などをして下さるので、感謝の念で一杯だった。 それに答えるため自分たちPTA会員も出来るだけ協力しようと、やりたくない仕事も協力してきた。 勿論、先生方がそのために裏給与をもらっているなんて夢にも思っていなかった。 一番頭にくるのは先生方が保護者の信頼を裏切ったこと。」
今一番問題なのは、法令順守が行われているか否かであり、県教委の明確な説明も無いまま「必要だから」という理由でずるずると法令違反を続けてよいはずは無い。
仮にゼロ校時の必要性は認めたとしても、各高校によって「ゼロ校時」の必要性度がそれぞれ異なる。
受験塾の便宜の無い地域はどうしても必要という声もあるだろうが、「塾に行きながらゼロ校時に行くの負担だ」という声も聞く。
ゼロ校時に通えば受験塾を受けなくても済むならともかく、現状ではゼロ校時で受験塾を完全に代替することは不可能である。
そうなると本音ではゼロ校時は欠席して、その分受験塾に集中したいのだが、そんなことは言い出しにくいという生徒もでてくる。
いずれにせよすべては、現在の県教委の誤った指導による「違法状態」をすべてクリアした後の論議であり、あくまでも法令遵守が当面の解決すべき問題である。
コメント欄にはPTA会員や現役教師と思われる「当事者」たちがコメントしているが、あくまでも法令を遵守しながら沖縄の子どもたちの学力向上という視点から建設的なバトルを期待したい。
ゼロ校時問題は当事者の教員、保護者が前向きに議論すればいずれ解決すると思われるが、ここで問題なのは自分の過ちを決して認めない県教委とこれを支援して、問題を矮小化しようとする沖縄紙の隠蔽体質である。
当日記は引き続きこの問題に注目していくつもりなので、良識ある教員の内部告発などの情報提供を期待する。
情報は⇒ ezaki0222@ybb.ne.jp
なお情報源の伏せることは確約いたします。
※たかじんのそこまでいって委員会に惠隆之介氏がゲスト出演の予定です、視聴可能地域の方はご注目下さい。(沖縄では不可です)
2012年7月1日放送(予定)
夕方4時25分〜5時20分
【おまけ】
地元紙が沖教組(教員組合)に甘い、というよりお仲間と看做していることは再三の述べたが、昨日(30日)の沖縄タイムスに次のような見出しのベタ記事が掲載されている。
買春容疑教諭不起訴
那覇地検、理由明かさず
那覇地検は29日、ことし2月の当時17歳の高校生高校2年生の少女を買春したとして、児童買春・児童ポルノ法違反の疑いで逮捕、送検され、処分保留で送検され、処分保留で釈放していた宜野湾市に住む小学校教諭(45)を不起訴処分にした。同地検は処分理由を明らかにしていない。
なぜ破廉恥教員を起訴しないのかは不明だが、「パンドラ訴訟」の証人尋問を敵前逃亡した前泊沖国大教授は、沖縄県の起訴率は99%などと大嘘をついていたが・・・
前泊先生、こんな無知を晒すようでは敵前逃亡も仕方の無いことだろう。(失笑)
同じタイムスの紙面にはこんなベタ記事も・・・。
条例違反容疑
警察官を送検 県警
県警は29日、県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕した・・・(略)
このような事件は必ずベタ記事あつかいだが、同じ事件でもこれが米兵が起こした事件だったら「県民大会」の騒ぎだっただろう。(笑)
沖縄タイムスのダブスタ報道は珍しくもないが、「当て逃げかひき逃げか」でコメント欄をにぎわしたこんなエントリーがあった。
⇒毎度、沖縄タイムスのダブスタ報道!2010-08-17 06:59:47
日曜日なので脱線し再掲するので、よろしかったら読んで想いだして下さい。
以下都部加筆した引用です。
☆
今年(2010年)の三月に米兵が酒気帯びで起した当て逃げ事故を、沖縄タイムスが「ひき逃げ」と報じたことに疑念を呈したら、コメント欄が盛り上がった。
当て逃げに見えても被害車両にけが人がおれば、「ひき逃げ」と報ずるという沖縄タイムスをしつこく援護する常連さんがいたからだ。
だが、沖縄タイムスの主張は、その場限りの言い逃れで、加害者が米兵の場合に限り人目を引く「ひき逃げ」と差別報道をすることを自ら暴露してしまった。
全く同じ条件で沖縄人が起した事故を「ひき逃げ」ではなく、「当て逃げ」と報道した事実があるのだ。
その詳細は沖縄タイムスが差別報道!に記してあるが、要約し引用するとこうなる。
引用文に入る前に何度も繰り返してきたことを、しつこくくり返す。
日本語の分からない方々向けの一種の儀式ですので飛ばしても結構です。(笑)
米兵の事故・事件に絡むエントリーで、筆者は容疑者が米兵という理由だけで歪曲報道される卑劣な沖縄メディアの報道姿勢を批判するのであり、米兵の事故や事件そのものを擁護する気は毛頭ない。
悪質な事故・事件を起した犯人は、米兵、沖縄人を問わず厳しく断罪されてしかるべき、これは改めていうまでも無い。
で、引用文に入る。
<米兵が起した「ひき逃げ」の報道と同じ日の沖縄タイムス(2010年7月9日)に、次のような記事があった。
酒飲み当て逃げ
容疑の男を逮捕 嘉手納署
酒気帯び運転でバイクに追突し、現場から逃走したとしたとして、嘉手納署は8日、道交法違反(酒気帯び運転・事故不申告)の疑いで、那覇市辻の会社員、上地栄太郎容疑者(22)を現行犯逮捕した。 追突されたバイクの運転手は、右ひざを打撲したという。 同容疑者は酒を飲んだことは認めているが、バイクへの追突については「何かにぶつかったような気がする」とあいまいな供述をしているという。(沖縄タイムス 2010年7月9日)
二つの「事件」は同じ追突事故で、事故の状況は次の条件のどれを取っても全く同じである。
(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人
ただ一つ違いを挙げれば、片方は容疑者が米兵で、一方が容疑者沖縄人という違いである。
沖縄タイムスは人種によって報道の姿勢が大きくことなる、つまり人種差別主義者であることを自ら暴露したのが二つの追突事故の報道である。
沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。
一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも「当て逃げ」と報じている。
これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。>
◇
3月に起きた米兵の交通事故を、8月になっても大見出しで報じる沖縄タイムスはしつこく続報を報じていたのだが、沖縄人が起した同種の事故にもこのように執拗に報道するのか。
否である。
ひき逃げ米兵を起訴、身柄引き渡される、那覇地検 2010年8月13日
今年3月、名護市辺野古であった米軍車両によるひき逃げ事件で、道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告、救護義務違反)と自動車運転過失傷害の容疑で書類送検されていた在沖米海軍の女性3等兵曹ウェンディー・フォスター容疑者(26) ... 米兵を書類送検へ 辺野古ひき逃げ 2010年7月9日来週にも県警方針 車両実験など終了
終戦記念日の昨日の沖縄タイムス社会面の目立たぬ場所に次のベタ記事があった。
バイクに衝突 けがさせ逃走
酒気帯び容疑の男逮捕
宜野湾署は13日、酒を飲んで車を運転し、オートバイに衝突して男性にけがをさせ逃亡したとして、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、救護気味違反)の疑いで、中城村北上原の自営業、瑞慶覧朝盛容疑者(53)を現行犯で逮捕した。 同署の調べでは、瑞慶覧容疑者は13日午後9時ごろ、中城村北上原の剣道29号で、酒気帯び状態で普通貨物乗用車を運転してオートバイに衝突、乗っていた男性(24)を転倒させ、擦過傷を負わせた上で、逃走した疑いがある。 同署によると、目撃者からの通報を受けて現場付近を調べたところ、瑞慶覧容疑者は現場から約1?離れた場所に車を停車させ、車内に座っていたという。 飲酒検知では、基準値の約2倍アルコールが検出されたという。(沖縄タイムス 2010年8月15日)
◇
まぁ、次々と同じような事故が起きるのも呆れるが、これも赤文字で示したように沖縄タイムスが主張する「ひき逃げ」の条件を全て満たしている。
おまけに酒気帯び運転まで問題の米兵と全く同じではないか。
沖縄タイムスがいうところの「ひき逃げ」報道の次の4点セットである。
(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人
ん? 実際は5点セットで、(5)は米兵が条件だって。
だったら沖縄人の場合は「ひき逃げ」の栄誉?を得る資格が無いことになる。
やはり、サンマは目黒に限る・・・ではなく、「ひき逃げ」は米兵に限る、というわけだ。
読者をバカにしているとはまさにこのことだ。
敢えて引用と同じ文を用いて、沖縄タイムスのダブスタ報道を批判する。
沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面と社会面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。
一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも「当て逃げ」と報じている。(今回は衝突とだけ報じて、「当て逃げ」とも書いていない)
これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。
沖縄タイムスよ、恥を知れ!
ん?カエルの面に小便、と言う言葉もあるか。
★
桜坂劇場特別企画
シンポジウム「教育とは!」
日 時: 2012年7月8日(日)午後1時30分開場
午後2時より「スパルタの海」上映開始
午後4時より シンポジウム「教育とは」開始
午後6時終了
場 所: 桜坂劇場
〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3-6-10 電話 098-860-9555
登壇者: 南出喜久治(弁護士)
伊藤玲子(「建て直そう日本・女性塾」幹事長)
戸塚 宏(戸塚ヨットスクール校長)
金城テル(沖縄県婦人平和懇話会会長、元はなぞの保育園園長)
手登根安則(FM21パーソナリティー、前県立高校PTA会長)
稲垣純一(沖縄県専修学校各種学校協会副会長)コーディネーター
チケット代: 前売り2,000円(無くなり次第終了)
主 催: 桜坂劇場
共 催: 体罰を考える会、全国勝手連連合会
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所
このアイテムの詳細を見る